The Power StationThe Power Station
(2005/04/26)
The Power Station

商品詳細を見る


先日、久々にレンタル屋でDVDを借りて、某音さんのHPでも触れられていて、私自身も以前から気になっていた映画「アメリカン・サイコ」を観た。
感想コメントは映画版ブログに近々書くとして、この劇中で主人公が80’Sの音楽マニアらしく(設定が80年代だからか?)ヒューイ・ルイスやジェネシス、ホイットニー・ヒューストンなどを語るシーンが出てくるのだけど、そこに「俺は今、ロバート・パーマーが聴きたいのに」という台詞が出て、「あ、そーいや暫く聴いてないな」と思い、パワー・ステーションを引っ張り出してみました(笑)。

私がロバート・パーマーを知る切っ掛けになったのはこのユニットのお陰で、当時人気絶頂だったデュラン・デュランのジョン・テイラーとアンディ・テイラーが発起人となり、ドラムにシックのトニー・トンプソンを加えたのがパワー・ステーション。
デュラン・デュランに関しては、洋楽聴き始めた頃もあって結構聴いていた時期だったけど、この2人が何で他にユニット組んでいるんだ?と不思議に思ったモノだけど、出来上がったアルバムを聴いて「これじゃ、サイモン・ル・ボンには歌えないわ」...と素直に納得(笑)。
デュラン・デュランよりもソリッドで、シックのブラックフィーリング溢れる感覚に、ロバート・パーマーの渋さが光る...という、かなり洗練された音で直ぐにへヴィローテーションと化した。

最近まで知らなかったのだけど、このアルバムは8曲という少ない楽曲だったのに、映画「コマンドー」のサントラに提供した曲やらリミックスを集めて1枚のアルバムに詰めてリマスター化し、また当時のビデオクリップを収めたDVDも付けて再発されていたので、早速買ってみた。
リマスターでよりソリッドな音像になったし、DVDも「COMMUNICATION」のビデオクリップを観てなかったので満足(ビデオクリップ自体は大した事ないけど/苦笑)。

思えばロバート・パーマーも、トニー・トンプソンも、プロデューサーのバーナード・エドワーズ(シック)も故人になってしまい時の流れを感じさせれるけど、当時の音楽シーンの中でも異質な輝きを放っていた本作は、今でも十分説得力はあると思う。
スポンサーサイト

The Great Radio ControversyThe Great Radio Controversy
(1990/10/25)
Tesla

商品詳細を見る


先日の某音さんのコメントで思い出してチョイスしました(笑)、テスラの2ndアルバムにして私が最高傑作と信じて疑わない「THE GREAT RADIO CONTROVERSY」。

この時期のテスラはホントに脂が乗りきっていて、色んなトコで勢いを感じさせる事が多かった。
当時の「ピュアロック」ではKNACチャートの中に必ずこのアルバムの曲が入っていたし、MTVの「ヘッドバンガーズ・ボール」でも、このアルバムが発表されてから事ある毎にビデオクリップが流れていたし。

当時の話では、1stアルバムのツアーでアメリカ大陸を2週半した結果が付いて来た...と語っていたけど、幾らなんでもアメリカ2週半のツアーってどんなツアーだよ?と驚いたモノである。
前作も良いアルバムだったけど、やはり新人バンド独特の青臭さが残っていて(と言っても、2ndが出てから気付くモノだけど)楽曲の練りが足りない感じがして、何処か淡白な印象を受けたけど、この2ndではそれが見事に解消されて、スケール感が増した。

また決定的な楽曲も、前作では「MODERN DAY COWBOY」くらいしかなかったのだけど、このアルバムでは「HANG TOUGH」「LOVE SONG」「THE WAY IT IS」、シングルカットはされなかったけど「BE A MAN」「PARADISE」などの力強いナンバーが揃っていて、当時のアルバムとしては長いトータルランニングにも拘らず、全く飽きがこない作りだったのには得した気分だった。

私が思うのは、テスラの音楽には「逆境に負けない」雰囲気に満ち溢れている感じがして、自分が何か辛い時とか気分が凹んでいる時に聴く事が多い。昔、インタビューで「バンドが売れるまでにかなり極貧な生活をして、一個のハンバーガーを5人で分けた事もある」という「一杯のかけそば」も真っ青の話を知ってしまったからかも知れないけど。

最近の活動ペースは随分と落ち着いてしまった気もするけど、こういう時代に流されないバンドはいつの時代も残ると信じてるので、このアルバムを超えるくらいのモノを作ってくれたらなあ...と思ってる。

So Far, So Good...So What!So Far, So Good...So What!
(2004/07/27)
Megadeth

商品詳細を見る


先日のワイハのライブで東京へ行った際、ずっと探してたCDがHMVで売ってたので即買い。
しかし、何故今更...???と思いでしょうが、実はリマスター盤の輸入盤で、しかもCCCDではないモノをずっと探してたのだ。
CCCDに関しては、もう冗談としか思えないフザけた代物だと思ってるので、どんなに素晴らしい名盤であってもCCCDであるなら絶対に買わない、というポリシーすら持っているので(笑)こうした輸入盤のみで通常盤があるのなら絶対にそっちを探すのである。

「MEGADETHのリマスター盤が出る」と聞いた時から、このアルバムだけは絶対に聴きたい!と思っていた。とにかくオリジナル盤に関しては、音が荒いというか篭った感じがするので、リマスターでどれだけクリアな効果が出ているのか楽しみだった。しかも、デイヴ・ムステイン監修の編集まで行なわれている...と聞いては気になるのも仕方ないトコ。

で、聴いた感想は、音のクリアさに関しては問題ないのだけど、再編集に関しては正直必要ないかな?と。特に「IN MY DARKEST HOUR」のオープニングでのスローな感じで始まるのは、とって付けた様な感じでオリジナルの方が良いと思う。
あと全体的にリヴァーブが掛かってたのに、それが今回のリマスター盤では消えているので、それだけでも印象が変わるモノかと驚かされた。オリジナル盤を散々聴いた者には、コレに慣れるのは結構時間がかかりそう。

今も昔もそうだけど、MEGADETHの全アルバムの中で私はコレが一番好きなんで、楽曲に関しては文句なし。オープニングがインストってトコも良い構成だし、SEX PISTOLSの「ANARCHY IN THE U.K.」もカッコ良く、「LIAR」や「SET THE WORLD AFIRE」などのリフが強烈なモノや名曲「IN MY DARKEST HOUR」や「HOOK IN MOUTH」なども最高。
トータルタイムも8曲40分弱と短めだけど、一気に駆け抜けるスラッシュメタルとしてはこのくらいの方が疾走感があって良い。

知っての通り、この頃のMEGADETHはかなり不安定な状態で、両デイヴはヤク中真っ只中の時期で「クスリを買う金欲しさの為にコマーシャルにした」なんて発言してたけど、そんな状態でよくこんなアルバムを作れたモノだとホントに感心。当時の映画「メタル・イヤーズ」での、明らかに言動がおかしい両デイヴの姿を見て、「こりゃ、ホントにヤバイな」とビビったくらいだし。
またこの時のギタリスト、ジェフ・ヤングもGIT出身者だけあって、かなりテクニカルなギターを披露していてカッコ良かったな。しかし、加入の噂のあったANNIHILATORのジェフ・ウォーターズが加入してたら一体どんな感じになってたのだろうか?物凄く興味あるんだけど...

MEGADETHが最も過激で、最も尖がっていて、最も凶暴な音を出していた時期のアルバム。今の時代においても、全く色褪せるどころか現代のイカれた世の中にも融合しそうなアルバムであると思う。

フィッシング・フォー・モア・ラッキーズフィッシング・フォー・モア・ラッキーズ
(1996/05/25)
ワイルドハーツ

商品詳細を見る


昨夜は久々にワイルドハーツのライブを観た。ホントに最高っ!もう最初っから最後までアタマ振って、腕振り上げて、声張り上げて、今日1日は身体のあちこちが痛かったけど(声も変だった/笑)心地よい痛みというか、何だか最近忘れていたモノを思い起こせてくれた気がする。

スタンディングの会場だったので人の密度が異常に高かったのだけど、結構狭いライブハウスで、一番最後尾で観ても全然余裕で見える位置だった。
しかし、私の前にライブが始まっても微動だにしないヤツが目の前にいて「私の前に来た事を後悔させてやる」とばかりノリまくって(爆)「後ろでうるさくてウザイ奴」を演出してやりました(笑)。
そりゃ、ライブでどーしようが人の勝手だけど、バンドに集中してなくてミキサー台ばっか見てたりして楽しいのか?って思いますよ。せっかくのライブなんだから楽しまなくちゃ!逆に私の隣にいたおねーちゃんは、私に競う勢いでノリまくっていて、見ていて嬉しくなっちゃいましたよ。やっぱライブはこーでなくっちゃ!

さて2度目になるワイハのアルバム紹介は、私がワイハを初めて聴いたアルバム「FISHING FOR LUCKIES」。
色んなトコで「ポップなメロディに、ザクザクしたギターリフが乗る」「メタリカmeetsビートルズ」という触れ込みで気になってたので、このアルバムを聴いたのだけど、正しく言い当て妙で、直ぐにその前のアルバム買いに走ったくらいハマってしまい、暫く毎日聴いていた。
昨夜のライブでは、残念ながらこのアルバムからはシンプルな「SICK OF DRUGS」と物凄い早口言葉の「CAFFEINE BOMB」しかプレイしなかったけど、欲を言えば変拍子が炸裂の「INGLORIOUS」とかパンキッシュな「SOUL SEARCHING ON THE PLANET EARTH」が聴きたかったな。

このアルバムは、元々ファンクラブオンリーで作られたFISHING FOR LUCKIES」をベースに、新曲を何曲か付け足したモノなのだけど、思ったより統一感は悪いどころかかなり良い。
また、この新曲ってのが5曲入ってるのだけど、コレをジンジャーは1週間で仕上げた...というのだから凄い。まあ、2分前後の曲もあるからホントに良いリフだけを繋いで作ったってな感じなんだろうけど、それでもキャッチーさは失われていない。

現在のワイルドハーツが失ってしまったモノがココには沢山詰まっている...と言ったら言い過ぎだろうか?早くも3月末に新作が発売されるらしいけど、もっとへヴィーに、もっとキャッチーに....と願わずにいられない。

Blow My FuseBlow My Fuse
(1988/09/27)
Kix

商品詳細を見る


このアルバムが出る前年、そしてこの年とホントにHM/HRの隆盛を誇った時代で、ホントに沢山のバンドやミュージシャンが現れて、そして消えていった訳だけど、このKIXはブームに乗っかってアルバム発表したら、バラードの「DON'T CLOSE YOUR EYES」が全米TOP20内にチャートインするくらいの大ヒットを飛ばしてしまい、見事に名前を売る事が出来た珍しいケースだった。

何故か分からないけど、私はこのアルバムは何も考えずに購入した。ジャケットのB級っぽさも良い塩梅だし、確か当時のBURRN!で「遂にKIXがシーンに浮上する最大のチャンスがやってきた。コレを逃すともう無理だろう」的な事が書かれていて、最近のバンドじゃないのか?くらいにしか思わなかったのである。
で、聴いたらコレがカッコイイ!よく引き合いに出されるAC/DCっぽさもよく分かるけど(歌詞に「TNT」だの火薬系、電気系が出てくるのもよく似ている/笑)、AC/DCよりももっと都会的なセンスがあるし、洗練されている。正に縦ノリの音楽で、ノリ一発で録った様な雰囲気も良い!

そして、この大ヒットのお陰で初の日本公演も行なわれ、私は残念ながらクラブチッタまで行けなかったけど、後に当時の「ピュアロック」でその時のライブ映像を観たのだけど(そして未だに落としたビデオ持ってる)ホントにこのバンドはライブが真骨頂だった。TVで観ただけでその熱気が伝わってきそうなモノで、私がライブ映像として崇めているハノイ・ロックスのマーキーライブに匹敵するくらいのモノだった。コレを生で観たかったのが未だに悔やまれる。

残念ながら今はもう解散してしまい、バンドのブレインだったドニー・パーネル(B)は音楽界から足を洗ってしまったので再結成はないと思われるけど、Voのスティーヴ・ホワイトマンは現在FUNNY MONEYというバンドで活躍中。まだ聴いた事はないけど、KIXの音楽性を引き継いでいるらしいので、機会があったら聴いてみたいな。

ラヴレスラヴレス
(1998/03/21)
マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン

商品詳細を見る


今日はバレンタインデイ...ってな訳で、女性が男性に愛の告白をする日に、何とも血生臭いバンド名の、これまた愛のカケラすらないアルバム名を紹介(...って、実は狙ってました!/苦笑)

このバンドを知ったきっかけは、このブログでも以前紹介したバンド、ザ・アタリスのDVDを買って観てた時、ライブシーンでVoがこのバンドのTシャツ着てたのをチェックして、それ以前にアメリカン・ハイファイの曲(2nd「THE ART OF LOSING」収録の「THE BREAKUP SONG」)の中にこのバンド名が出てきて「そんなに有名なのか?」と思い、ネットで情報を仕入れたら「爆音ノイズ系」との事で「そんなに凄いモノなのか?」と、俄然興味が沸いたから。
そしたら偶然にも、近所の某巨大電気店で新品CDの安売りをやっていて、そこにこのアルバムが¥980で置いてあったので試しに買ってみた。

最初聴いた時は「う~ん、何じゃこりゃ?」(笑)。まず、言われる程の爆音ノイズではない。私がノイズ系で強烈と感じてるのはソニック・ユースの「DIRTY」なので、それと比べるとちょっと違うかな?と。系統とは全く関係ないけど、ワイルドハーツの「ENDLESS NAMELESS」なんかもちょっとノイズ系を意識したのかな?こっちの方がよっぽど「爆音ノイズ」だと思うけど...

それでも、このアルバムを何度もリピートしてしまうのは何でだろうか?ジャカジャカした音像の中を浮遊感漂うVoがふわふわと乗る感じは、何処かジェーンズ・アディクションを思い起こさせるし、ほんの少しピンク・フロイドも感じさせる気が。
また何曲かはキャッチーなメロディもあったりしてそういう曲は比較的聴きやすいけど、全体的に関しては、今でもやはり「何じゃこりゃ?」なのである。ホントに変な音楽だと思うけど、何度もリピートするって事は、知らず知らずのウチにハマってる...って事なんだろう。

何でも、このアルバムの制作費はインディーズレーベル会社を倒産寸前にまで追い込むまでのモノだったらしく、何処にそんなにお金掛かってるんだ?と不思議なんだけど、こんな変な音楽を作るのにはそれなりのお金も必要なんでしょう、多分(笑)。
そして、そんなにお金掛かってるアルバムを¥980で手に入れてしまった私って...(爆)

99.9 F°99.9 F°
(1992/09/08)
Suzanne Vega

商品詳細を見る


私がスザンヌ・ヴェガを初めて知ったのは、1987年に発表されたシングルの「LUKA」の大ヒットなのだけど、当時のバブリーな雰囲気を持った楽曲が多い中で、この曲はアコースティックを基調とした素朴な雰囲気が逆に新鮮で、またビデオクリップの作りも青白いトーンを活かした映像が綺麗で、スザンヌの魅力を伝えるのに十分なクリップだったと思う。
このビデオクリップに惚れた私は(笑)早速アルバムを買いに行き、そのアルバムにも心底惚れたので、それ以来全部アルバム買って現在に至ってしまった。
この「LUKA」が入った「SOLITUDE STANDING」(邦題:孤独)が一番、アルバムとしての完成度が高いと思うけど、今回は敢えて別のアルバム、1992年に発表された4thアルバム「99.9 F」(邦題:微熱)を紹介。

じゃあ、何故このアルバム?というと、このアルバムでスザンヌは新たな音楽性を打ち出したから。1stからずっとアコースティックにこだわってきた音作りが、3rdで若干バンドアンサンブルな雰囲気に変わっていき、「この次は一体どんな感じになるんだ?」と思ってたら、いきなりこのアルバムではインダストリアルまではいかないけど機械音を多用した音作りで、今までの方向性から大きく変化する事となった。
一歩間違えば自分のキャリアすら葬り去りかねない”賭け”なのに、あっさりとやってしまうスザンヌの思い切りの良さに、また惚れてしまうのである(←コレばっか/笑)。

だからといって、このアルバムが従来の路線と違うからダメなのか?という訳ではなく、むしろその逆で、今までの「アコギ1本で優しいメロディに乗せて淡々と歌う」スタイルから、「無機質な機械音に、これまた元々声質が素朴なスザンヌの声が乗る」と、コレが見事にマッチするのである。計算してたのかどーか分からないけど、この音楽性の変化は私的に大成功だと思う。
でも、すべての楽曲がそーなのか?というとそーではなく、例えば「IN LIVERPOOL」や「BLOOD SINGS」の様に従来の路線もちゃんと残ってたりする。特に「IN LIVERPOOL」はスザンヌの今までの楽曲の中でも名曲だと思う。

最近は頻繁に活動してる訳ではないみたいけど、たまに日本に来てライブやってたりするみたいなので、出来ることなら早くニューアルバムを期待してるのだけど、一体どーなんだろう?

Let It Rock: The Best of the Georgia SatellitesLet It Rock: The Best of the Georgia Satellites
(1995/02/10)
The Georgia Satellites

商品詳細を見る


ここ2~3日ブリティッシュHRの真髄を現代に聴かせてくるバンド達を聴いていたら、「じゃあアメリカンHRの王道を行くバンド達はどーなんだ?」と思い、ウチにあるCDをチェックし始めると、以前ブログに書いたヴァン・ヘイレンやテスラ、エアロスミスなど思い当たるモノは一応あるのだけど、テスラはともかく、ヴァン・ヘイレンやエアロスミスはビッグになりすぎちゃって”アメリカンHR"という括りには入ってるけど、そういうイメージ聴いてる感じではない気がする。

ハードロックという括りに入れて良いモノかどーか分からないけど、私にとって最も”アメリカン”を感じさせてくれるバンドに、ジョージア・サテライツを挙げたい。

私が当時、高校時代にバイトで稼いだ収入でステレオとTV、ビデオを揃えて「コレで”ベストヒットUSA”を録画して、ビデオ保存が出来るぞ!」と喜びに浸った最初の録画が”1987年度年間ヒットチャート”で、「KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF」が上位にあって、そのビデオクリップも初めて観た(今もそのビデオは持っている!)。
田舎道を爆走するトラックの荷台に載って演奏するメンバーがやけに”アメリカ”を感じさせて、別にイケメン揃いのバンドでもないのに(逆にむさ苦しい/笑)物凄くカッコ良く、また羨ましくも感じたモノだった。

また、「KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF」がヒットした切っ掛けが面白く、貧しいローカルバンド生活に嫌気が差し、出した結論が解散で、記念に録音したデモテープがイギリスのラジオのエアプレイで火が点いてしまい、「こいつらは何者だ?」って事で話題に登って逆輸入されて、あれよあれよ...という間に全米第2位(爆)。

結果、3枚のアルバムを残して再解散してしまうのだけど、その3枚からチョイスされた楽曲を収めたのが本作。中でも「BATTLESHIP CHAINS」「THE MYTH OF LOVE」「OPEN ALL NIGHT」「SADDLE UP」「ALL OVER BUT THE CRYIN'」などがお気に入り。
”ド田舎のAC/DC”と言われた彼等の軌跡、何処から聴いても”アメリカン”です!

Best of Thunder: Their Finest Hour (And a Bit)Best of Thunder: Their Finest Hour (And a Bit)
(2008/06/10)
Thunder

商品詳細を見る


ザ・アンサーのCDを聴いて(今日も外出時のお供でヘビロでした/笑)、最近のバンドでブリティッシュHR的なアプローチを持ったバンドってあっただろうか?と考えてたトコ、私のアンテナにはこのバンドしか引っ掛からなかった。
デビューは1990年なので最近の...というと語弊があるけど、私は昨年2月に(ちょうど1年!)ライブ観ていた事もあって、余り古いバンドのイメージはない気がする(といっても、もう結成17年目/爆)。
ま、何はともあれブリティッシュHRを感じさせるバンドがホントに絶滅寸前になってるのは言うまでもない事であって、個人的には今のホワイトスネイクがこの様な原点回帰を行なってくれると嬉しいのだけど...

で、サンダー。オリジナルアルバムも何枚か聴いてはいるのだけど、CDで持ってるのはこのベスト盤のみ。しかも昨年のライブ時には、最新アルバムは全くチェックしていない状態でライブに臨んだのに、ライブが始まるやいなや、普通にノリまくってたのは一体何故だろう?(笑)そーいや、初来日だった東京ドームのカウントダウンライブの時も、完全にテスラとメタリカ狙いで、サンダーは全く聴いてなかったのに、この時も普通にノってたな。

やはり、ダニー・ボウズの歌唱に、ポール・ロジャースの幻影を感じるトコがブリティッシュを感じるのだろうか?少なくとも、ライブでここまで完璧に歌い上げるVoといえばグレン・ヒューズとジャック・ラッセル(グレイト・ホワイト)以外観た事なかったので、ライブでは本気で感動してしまった。それほどまでに上手い!

このベスト盤は初期3枚のアルバムから選曲してないので、この後何枚もアルバム出しているからそろそろまたベスト盤作っても良いと思うけど、やはり大手のレコード会社に所属していた時期でもあって勢いがある時代のベスト盤なので、良い楽曲が収められている。
私は「RIVER OF PAIN」や「DIRTY LOVE」の代表曲は勿論、ライブで観て更に感動した「IN A BROKEN DREAM」や、渋さが滲み出ている「LOW LIFE IN HIGH PLACES」なんかがお気に入り。

昨年観たばかりだけど、サンダーのライブは何度観ても楽しめるので、出来ればまた近いウチに日本に来て貰いたいな。もう集金でも何でも構わないからさ~(笑)。

RiseRise
(2006/12/05)
The Answer

商品詳細を見る


...すいません、狙いました...(笑)

そりゃ、umeさんも某音さんもお薦めバンドなら聴くしかないでしょう!ホントは今月半ばにワイルドハーツのライブを観に行くので、その時にCD屋を片っ端からチェックしようと画策していたトコに、このアルバムの賞賛の嵐では、この波に乗り遅れてはマズイ...と思い(笑)早速、今日の仕事帰りに買って、家に着くまでちょっと遠回りのドライブして聴きましたよ。

普通なら、こういう新人バンドのCDは視聴コーナーあたりでチェックしてから買うのがいつものパターンだけど、今回に限ってはお2人の意見だけで視聴しないで購入。これは間違いないだろう...と。

引き合いによくレッド・ツェッぺリンやフリーなどを出されているみたいだけど、確かに頷ける。しかもこの現代にこんな古臭い音楽演ってるなぁ...と、素直に感心。このテの感覚はブラック・クロウズのデビュー当時に何となく似ている気がする。いる所にはいるモンですなあ、こういうバンド。

私的には、アルバム1枚一気に聴けてしまうほどの完成度を誇ってると思う。しかもバラード系はともかく、1曲1曲がこのテのバンドにしては思ったよりもキャッチーで破壊的な力を感じる。アルバムタイトルは「APPETITE FOR DESTRUCTION」でも良かったのではないか?(爆)

早くもライブが観たくなった!来るなら、是非単独公演でやってもらいたいなぁ。フェス形式だと絶対に物足りないと思うし。出来ればこのアルバムが売れて、一つのムーブメントみたいな形になればちょっと面白い気がするんだけど...

DirtDirt
(1992/09/30)
Alice in Chains

商品詳細を見る


先日のレッチリのアルバムの翌年にはこのアルバムが出てたんだよなあ...と、年代チェックしてシミジミ思いました。
私にとっては、80年代の音楽が思い入れが強くて未だに引き摺ってるので、他の年代にはちょっと軽視する部分も少なからずあるのだけど、改めて思うと、90年代初頭もこんなに凄いアルバムが出ていたのを忘れていましたよ。
...というわけで、私の中では少なくともこのアルバムは間違いなく90年代を代表するアルバムの1枚だと信じてますね。

パール・ジャムの時にも書いたけど、当時のシアトル・ムーブメントのバンド達はどれも個性が強かったけど、その中でも一番のお気に入りはアリス・イン・チェインズだった。出会いがこのアルバムだったので、まず聴き終わって感じた事が「濃厚」。とにかく重い!

雑誌ではよく「現代のブラック・サバス」なんて言われていたけど、正にその通りの音。「重いリフの代名詞と言ったら、トニー・アイオミの右に出る者はいない」...とすら思ってたけど、このアルバムを聴いてジェリー・カントレルはいずれその座を奪うのか?と本気で思った。そもそも、こんなリフをどーやって思い付くのだろうか?

個性といったら、レイン・ステイリーのVoも忘れてはいけない。デビュー作で既にその個性は完成されていたけど、この2ndでは更に表現の幅が広がって磨かれている。呪文みたいなVoだけど、ちゃんとメロディに沿っているのが聴き易いトコだろうか?この後のアコースティックのミニアルバムでは違った表現の一面を見せていたし、3rdでは遂に行き着くトコまで行き着いた感じだなあ...と思った途端、亡くなってしまったのはホントに残念だ。

とにかく、このアルバムが間違いなく彼等の絶頂期である事は紛れもない事実だと思う。苦悩や絶望を歌ってリスナーを惹き付けた結果、トップバンドにのし上がったのは、このバンドならではだと思うし、また当時のアメリカの病んだ世の中の象徴だったと思う。

ブラッド・シュガー・セックス・マジックブラッド・シュガー・セックス・マジック
(1991/10/25)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

商品詳細を見る


今年3月にレッチリがドームでライブを演る...と聞いて、随分とメジャーなバンドになったモノだと、今更ながら思った。何でこんなに知名度が高くなっちゃったんだろうか?

私がレッチリをリアルタイムで意識したのは確か3rdアルバムの時で、このアルバムをエアロスミスのジョー・ペリーがフェイバリットとして挙げていて、それならどんなモノか...と色々情報収集していたトコ、確か「宝島」だったと思うけどそこには「LAの変態バンド」という触れ込みで、例の「蛍光塗料塗りたくりパフォーマンス」の様が載っていて、「こりゃ確かにイカレてるな」と感心した覚えがある。

そんな彼等が音楽的な変化を表わしたのが、91年発表の(上のタイトルには年代までは入りませんでした/笑)5th「BLOOD SUGER SEX MAGIK」だった。
もう誰が聴いても分かると思うけど、前作までの混純とした音作りは鳴りを潜め、このアルバムではもっとシンプルでずっしりとくる音像に、それまでのレッチリとは全然違うと肩透かしを食らったモノだ。
ギャンギャン鳴るギターに、破壊的なリズム隊、そこにブチ切れたVoが入るのがそれまでのセオリーだったのに、このアルバムではアンソニーの様々な歌い方だけでも変化の質が十分に分かる。それまでの彼等では「IF YOU HAVE TO ASK」や「I COULD HAVE LIED」の様な曲は作れなかったのでは?そして、何故前作からこの様なアルバムを作る事が出来たのだろうか??

「UNDER THE BRIDGE」の大ヒットのお陰でレッチリの名前は世間に十分に広まったけど、そこにはもう「LAの変態バンド」の面影などは微塵もなく、大物バンドの風格すら漂うスタイルになってしまったのは嬉しくもあり、また「LAの変態バンド」時代も好きだった私には悲しくもあったなあ...

私の甥にあたる子が、最近はレッチリに興味があるらしいので、先日レッチリの最新作をプレゼントしたのだけど、考えてみりゃ彼はこのアルバムが出た年に生まれたんだよなあ(笑)...そりゃ、私も歳も取る訳だ!(苦笑)

イート・エム・アンド・スマイルイート・エム・アンド・スマイル
(1997/12/15)
デイヴィッド・リー・ロス

商品詳細を見る


ヴァン・ヘイレン再始動の噂話が耐えない中、渦中の人(?)的存在のダイアモンド・デイヴは一体どー考えてるのだろうか?早いトコ復帰するならするでツアーでも新作でも活動してくれれば良いものの、一向に進んでいない気がするのだけど...さすがにもうハデハデなパフォーマンスは無理だろうから、どんなステージを今のヴァン・ヘイレンが見せるのか興味はあるのだけど。

そんなデイヴが、一番派手な時期でもあった1stソロアルバム。私はかろうじて「1984」からリアルタイムで追ってたので、「JUMP」の大ヒットで天狗になったデイヴが調子こいて作ったミニアルバム「CRAZY FROM THE HEAT」の様なアルバムだったら、デイヴを見放して既に「5150」で全米No.1を獲得していたヴァン・ヘイレンの方に傾くな...と思ってたのだけど、実際は大間違い。とんでもないアルバム作ったな...と心底思った。

間違いなく、その一端はこのアルバムで「スターダムにのし上がってやる」と言わんばかりの自己主張を表現している敏腕ミュージシャン達。
イングヴェイの後任ギタリストとしてアルカトラスで頭角を現していたスティーヴ・ヴァイ、自分のバンド:タラスで「ベースのエディ・ヴァン・ヘイレン」という異名を持っていたビリー・シーン、そして派手のパフォーマンスもさることながら実力もなかなかなグレッグ・ビソネット。
「YANKEE ROSE」や「GOIN' CRAZY」の派手なビデオクリップもデイヴのイメージにピッタリだし、ヴァイやビリーの「SHY BOY」や「ELEPHANT GUN」などの超絶プレイはホントに驚かされた。またヴァン・ヘイレン時代には無かったタイプの「LADIES' NITE IN BUFFALO?」や「BIG TROUBLE」なんかも、ちょっとアダルトな雰囲気で大好きだ。

残念ながら、次作のレコーディング終了後にビリー・シーンが脱退してしまった為に、この「世界最高のストリングセクション」は消滅してしまったけど、何故この時に来日公演が無かったのかが不思議でしょうがないし、理解も出来ない。ホントに一度ライブ観たかったなあ...

ディスカバリー(紙ジャケット仕様)ディスカバリー(紙ジャケット仕様)
(2002/03/29)
ダフト・パンク

商品詳細を見る


普段はロック系ばかりしか聴かないのに、たまーに何を思ったか違うジャンルの音楽を聴きたくなる時が結構ある。
なので最近は、レンタル屋であれこれ「名前は知ってるけどどんな音楽演ってるのか知らない」モノを中心に借りまくっているのだけど、そんな感じで聴いたアルバムがお気に入りになる事も結構ある。そんな経緯で知ったアルバムが、ダフト・パンクの2nd「DISCOVERY」。

今は売ってないのかな?当時は結構珍しく、本気で買おうとすら思ったソニーのAIBOのCMに使われていた「ONE MORE TIME」がかなりキャッチーで、その後に何処かの音楽chで観た「DIGITAL LOVE」のビデオクリップが、あの松本零士のアニメーションだったのも興味の一つだったので、じゃあアルバム聴いてみようか...と手を伸ばしたトコ「これほどまでに聴き易いアルバムだったのか?」と、一発で気に入ってしまった。

そもそもテクノ自体、そんなにのめり込むジャンルではなかったけど、このアルバムのお陰でかなり興味を持ったのも事実。他にもテクノ系の代表的なバンドを色々と聴き漁った結果、このアルバムが一番良いと思う。
真のテクノ好きの方々からは「1stの方が良い」という意見が多いけど、普通のリスナーだったら間違いなくこっちの2ndでしょ。

また、このアルバムは一つのコンセプトになっているらしく、前述の松本零士のアニメクリップも実はアルバム全曲がアニメで統一されていて、それは「INTERSTELA 5555」という映画になっている。
台詞は一切無し、ただ映像にアルバムの曲が丸ごと1枚分流れるだけのモノなのだけど、ストーリーは目で追ってるだけでも十分分かる内容になっている。突っ込みどころも多いけど(笑)それはまあ、ご愛嬌って事で...

しかし年代書いて驚いたけど、リリースされてもう6年近く経つのにはビックリ!テクノ系には元々近未来的要素が多いけど、このアルバムもそういう近未来的なセンスは何十回聴いた今でも未だに残ってるのは不思議だよなあ。