ヒューマン・ズーヒューマン・ズー
(2003/03/21)
ゴットハード

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先日のCOCCOの欄にも書いたけど、近所のTHUTAYAで新品CD¥980セールが未だに続いているので(笑)性懲りもなく、また2枚ほど仕入れてきた。
今日はそのウチの1枚、GOTTHARDの「HUMAN ZOO」を紹介。

GOTTHARDは「DIAL HARD」が注目されていた頃に知って、買って聴いたら好みの音なんだけどジャケが変だよなあ...とか、歌が上手いんだけど全体的に地味だよなあ...とか、余計なトコばかりが目に点いてしまい、肝心の音楽をじっくり腰を据えて聴く事がなかった様な気がする。
で、先日のBAD HABITのコメントでumeさんが語ってたのを思い出し、久々に聴いてみたくなったトコにこの激安盤を見つけてしまったので、コレ幸い...と(笑)。

「DIAL HARD」の頃に比べると大分落ち着いた雰囲気になって、アコースティックの音を効果的に使ってるので随分と爽やかな感じになったというのが第一印象。この路線、なるほど確かにBAD HABITの雰囲気に似ている。
それと、やっぱココのVoのスティーヴ・リーは上手い!ブルージーな雰囲気の曲にはピッタリの声質だと思うし、アンプラグドでも感動的に歌える人だと思う。
楽曲は、アーシーな雰囲気の「WHAT I LIKE」、感動的なバラード「STILL I BELONG TO YOU」「WHAT CAN I DO」、ブルージーな 「NO TOMORROW」、 爽快感が心地良い「WHERE I BELONG」 などがお気に入り。アルバム全体のバランスも物凄く良い。今更だけど、ライブが物凄く観たいぞ!

しかし、不覚だ。こんなに良いバンドだったと今まで見抜けなかったとは...まだまだ修行が足りんな(←何の?)。
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エイミー・マン・ライブ ~アット・セント・アンズ・ウェアハウス (DVD付)エイミー・マン・ライブ ~アット・セント・アンズ・ウェアハウス (DVD付)
(2005/08/24)
エイミー・マン

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この人を初めて知ったのは、RUSHの「HOLD YOUR FIRE」に入ってる「TIME STAND STILL」のバックボーカルに参加した時で、RUSHがゲストミュージシャンを使う事自体珍しいのに、一体この人物は?ってな感じで興味を持ち、やがて’TIL TUESDAYなるバンドでボーカル&ベースを担当する人だと知った。

しかし’TIL TUESDAYの音楽自体にはそんなに興味は持たなかったのだけど、それから十数年後してCD屋で何気にジャケットを眺めていたら、この人の「LOST IN SPACE」アルバムのジャケが妙に気になり、しかもあのエイミー・マンだという事で「そうか、ソロでやってたんだ」と気付いて、聴いてみようか...と思い、色々チェックした結果、このライブ盤で初エイミー・マン体験(何じゃそりゃ?)をしてみた。

この人の引き合いに出されるミュージシャンはビートルズ、ポール・マッカートニー、ニール・ヤングと大物ばかりなのだけど、正直私はそれほど彼等の影響を感じる事はなかった。強いて言うならアコースティックを基調としたアーシーな雰囲気だろうか?
だからといってこのアルバムがダメなのか?という訳ではなく、一息ブレイクしたくなる時にうってつけのアルバムだと思う。そう、彼女の音楽には「優しさ」「素朴さ」「癒し」を感じる要素が多々あるのだ。
しかし、歌詞に関してはその優しさの中に鋭さが光り、結構シビアな内容を歌っていたりするのも面白い。

とにかく’TIL TUESDAY時代とは全く違う世界を歩いている様だ。このCDにはDVDも付いていて映像でも楽しめるのだけど、この人はホントに根っからのミュージシャンなんだな...と実感出来る内容だった。スザンヌ・ヴェガもクールだけど、この人も十分クールだ!

ウィンガー(紙ジャケSHM-CD)ウィンガー(紙ジャケSHM-CD)
(2009/09/23)
ウィンガー

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このアルバムは当時ホントによく聴いたなあ。
当時はバイトに明け暮れていた日々で、結構肉体労働だったので夏は殆どTシャツで仕事していたのだけど、その頃はHR/HM系のアルバムがバカ売れした時代。それに呼応する様に、私の生活もかなり影響されてHR/HM系のTシャツを買い漁っては、バイトに着て行き仕事をしていたモノだ(笑)。このアルバムジャケのTシャツも、染料部分が擦り切れるくらいまで着てました。
今思うと、とても当時の自分が、今の自分と同じ人とは思えないくらいド派手だったなあ...と(爆)。同じ事を今やってみろと言っても絶対に真似出来ないだろうな...と、このアルバムを聴きながらふとそんな事を考えてしまった。

当時、TBSで朝から「MTV HEADBANGERS BALL」が毎日(!)1時間放送していて、それで観た「MADALAINE」のビデオクリップにやられてしまった。
カメラ目線で踊りながらベースを弾くキップ・ウィンガーはそりゃモテるだろうなあ...と、同性の目から見ても思ったし、こうも不精ヒゲが似合うモノか...と真似して伸ばしたら、ただの疲れた人になっちゃう始末(爆)。
ただ、この人の強みはルックスのみならず、アリス・クーパーのバックバンドでの経験を持ち合わせて楽曲も素晴らしく「コレじゃ売れる訳だわ」と。
私はパワーバラードの「HEADED FOR A HEARTBREAK」が大好きで、当時のお好みテープを作る時には必ず入れていたモノだ。当時惚れていた女の子の事も、この曲聴くと思い出してしまう事だし(笑)。

ジミヘンの「PURPLE HAZE」とボーナストラックの「HIGHER AND HIGHER」はそんなに良いとは思わないのだけど、デビューアルバムとしては十分に及第点のアルバムでしょう。

キップ・ウィンガーのソロアルバムのボーナストラックだった「HEADED FOR A HEARTBREAK」のデモヴァージョンも結構良かったので、発売される(された?)デモ集CDも買ってみるかな?

セックス・アンド・レリジョンセックス・アンド・レリジョン
(2005/02/23)
ヴァイ

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スティーヴ・ヴァイがそろそろ新作を出すらしい...というので、久々にこのアルバムを引っ張り出して聴いてみた。

私の周りの洋楽聴く人達にとって”スティーヴ・ヴァイはどう?”と聞くと、余り良い顔をしない。「そりゃ、ギタリストとしては凄いけど、音色が好きじゃない」「何をやりたいのか分からない」「音楽自体が好みじゃない」「ホワイトスネイクをめちゃくちゃにした男」(←そりゃ、ヴァイじゃなくてカヴァデールだって/笑)と、散々な言われ様だ。
しかし、私はデイヴ・リー・ロスのギタリストで注目を集めた時から彼のファンだ。確かに、後追いで聴いた「FLEXーABLE」はアクが強すぎて「何じゃこりゃ???」だったけど、「PASSION & WARFARE」は文句なしの名盤だし、その後も数々のアルバムでお気に入りは多い。

中でも、このVAI名義で作った「SEX & RELIGION」は大好きなアルバム。バンドに参加する事が多かった彼が、初めて自分でイニシチアブを取りたいバンドを作る...という事で、一体どんなメンツを集めるのかが興味のポイントだったけど、凄いメンツを集めたモノだ。
ファンク畑のT.M.スティーブンス、当時まだ無名の存在だったデヴィン・タウンゼントはともかく、ザッパ人脈からのチョイスからなのか、テリー・ボジオとは恐れ入った。確かコージー・パウエルの言葉だと思うけど、テリー・ボジオを指して「地球を破壊する様な叩き方をする」と。類は友を呼ぶ...とは正にこの事ではないか?(笑)

テクニックの応酬はこのメンツを見ても分かる通りだけど、何よりも驚かされたのはやはりデヴィンの声。絶叫だけではなく、ちゃんと歌っているのがこのアルバムの強みであって、STRAPPING YOUNG LADみたいなスタイルだったら絶対に合っていないと思う。
それは作った本人も承知済みで、デヴィンはそれでも「所々で叫ばせてくれ」と頼んだらしい。それが邪魔にならないのだから流石というか...

当時このライブを観ていて、その時は残念ながらテリー・ボジオは脱退した後で観られなかったのだけど、何処かFAITH NO MOREのマイク・パットンを思わせるデヴィンのスタイルにはかなり衝撃を受けた。しかもヴァイと一緒にギターバトルまでやってしまうのだから尚更で、それは音の土台を固めるT.M.スティーブンスのベースにも同じ事が言えた。ああ、ここにテリー・ボジオがいれば...と何度思った事か!(苦笑)。

その後ヴァイ自身、デイヴ・リー・ロスと同じ轍を踏んでしまう事で(要は独占的になった)バンドはこの作品のみとなってしまう訳だけど、このバンドにはヴァイの主張が強い割には各自の個性が色濃く反映された作品という事で(スタイルこそ違えど)「EAT'EM AND SMILE」と似通っているのは皮肉だろうか?欲を言えば、このメンツであと何作か聴いてみたかったな...

Somewhere ElseSomewhere Else
(2007/04/24)
Marillion

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待ちわびましたよ、この時を...マリリオン待望の新作。

今日届いて既に2周目聴いてるけど、全体的に地味でシンプルなリズムの楽曲が多いのに、結構作りこまれている印象を受ける。ヘッドフォンで聴くと更に奥深いというか。

私はMY SPACEでダイジェスト版を1度聴いただけでメロディの綺麗さとかは十分に伝わってきたし、また前作みたいな大作ではないのなら「HOLIDAYS IN EDEN」みたいなポップな佳曲が多いアルバムなのだろう...と勝手に予想していたけど、聴いた雰囲気では(何処がどうと言われても説明が難しいけど)「ANORAKNOPHOBIA」に一番近いかな?と。

「THE OTHERS HALF」は、今の季節にマッチした華やかな感じで一回で気に入ったし、色んなトコの書き込みで評判が高かった「THANKYOU WHOEVER YOU ARE」の後半の盛り上がりは美しいの一言。
「A VOICE FROM THE PAST」の彼等独特の切なさも健在だし、「FAITH」でアルバムを締める構成は、彼らがブリティッシュバンドという事を証明している。
中でも一番のハイライトと感じたのは、タイトル曲の「SOMEWHERE ELSE」。この曲は聴けば聴くほどハマっていく感じで、楽曲の起承転結がはっきりしているのがまたポイント高し。

スティーヴ・ホガースの歌の上手さは相変わらずだけど、それプラス年を取った彼が出せる「表現力」が更に増した感がある。あと、マーク・ケリーのピアノが楽曲を効果的に活かしているのが印象に残った。

ホントにマリリオンが好きで良かった...と、素直に思えるアルバムだ。前作は大作だったので「聴くぞ」と意気込んで聴く感じだったけど、今回はリラックスして聴ける分聴く回数が多いかも?
...しかし、こんなに美しく切ないアルバムなのに何で国内盤が発売されないのか不思議でしょうがない。悲しいけど、来日公演なんて夢のまた夢かな...

Do It For LoveDo It For Love
(2003/02/05)
ダリル・ホール&ジョン・オーツ

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不思議とこのデュオの存在を、今の今までこのブログに書きそびれていた。不覚だ...私にとってこの2人は、自分の洋楽人生を語るに重要な存在なのだから。

80年代当時の情報源の一つであった「ベストヒットUSA」の常連だった彼等も、何とか今の時代まで生き残った。キャリアは70年代からだからホントに長い期間やってることになるけど、さすがに最近のチャートとかには顔は出さなくなったが、今の時代にも良い曲を提供し続けているのは嬉しい限り。
そんな彼等の、現時点でのオリジナルアルバム最新作がこれ。既に4年も経っていたのか...と今書いて気付いた(笑)。
アルバムリリース当時は、シングルの「MAN ON A MISSION」を「ニュースステーション」で生放送で演奏していたのを聴いて一聴惚れしたので即CD屋に走ったクチなのだが、前作も気に入ってたモノの、楽曲のバラツキが際立っていたので「今回もこんな感じなのかな?」と若干不安になったのも事実...
しかしアルバムを聴いてみると、多少の路線変更はあるものの、いつもと変わらないホール&オーツで安心したモノだった。むしろ全体のバランスはここ最近の作品の中でも良い方だし。

しかし、ホントにダリル・ホールは歌が上手い!もう50代なのに劣化してないのはさすが。ライブとかは(ミュージックエアの番宣でちらっと聴いただけど)さすがに高音とかはキビしい感じだけど、アルバムではそんなに気にならない。

楽曲は、年齢に合わせたちょっとアダルトっぽい雰囲気が目立つけど、これは普通に良い変化だと思う。前作が「自分達を客観的に見て作った作品」と語っていたけど、このアルバムは当時の等身大の自分達を反映した、久々の傑作だと思う。

クムイウタクムイウタ
(1998/05/13)
Cocco

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このブログで2回目の邦楽ですが、またもやCOCCOです(苦笑)。
今日は、ウチの近所のTHUTAYAでレンタル半額セールやってて(でもTVでCMやってたから、全国区ですかね?)「何か映画でも観ようかな?」と軽い気持ちで入ったのだけど、何やら、入口にCDの入ったワゴンの山が...
そこで、もうスイッチオン!ですよ(爆)。”新品CD¥980セール”と”¥1280セール”。両方チェックして、計3枚ゲット。どれもが以前、このブログで紹介したモノで「MOTLEY CRUE / MOTLEY CRUE(紙ジャケ)」と「ラプンツェル / COCCO」、そして今日のテーマである同じくCOCCOの「クムイウタ」。
レンタルDVDの事なんて何処へやら(笑)揚々と引き揚げて帰宅。

「クムイウタ」は2ndアルバムなのだけど、既にデビューアルバムで完成されていた音楽性を更に練り上げた楽曲が全体を占めた感じ。ただ、練り上げすぎたお陰で尖がった部分が削られちゃったかな?と。
アカペラの童謡みたいな楽曲から一転、重いギターの音で空気を変える「濡れた揺監」の流れは見事。奇をてらった感は歪めないけど、それでもこの変貌ぶりは素直にカッコイイ。
CMにも使われた「強く儚い者たちへ」でまったりとしたら、ロマンティックでちょっとプログレがかった(という感じに私は聴こえる)「あなたへの月」。この流れだけで十分元取れた感じ。
他にも、これまた童謡みたいで、音的にはJELLYFISHが演ってもおかしくなさそうな感じなのに、歌詞は買ってきた(貰ってきた?)ブタを丸々太らせて最後は全部一人で食べる宣言(?)みたいな「MY DEAR PIG」や、後半3曲のしっとり聴かせるバラードも良い。中でも「RAINING」の切なさを感じさせる雰囲気が大好きだ。

しかし、COCCOはCDでは1枚も持ってなかったのに今日2枚買ってしまったから、あと1stと4thも買わなきゃイカンなあ...(となると、1stと4thもレビューしなきゃイカンという事だ!)

アンダー・マイ・スキンアンダー・マイ・スキン
(2004/05/12)
アヴリル・ラヴィーン

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いよいよ3rdアルバムが発売されるアヴリル・ラヴィーン。
デビューアルバムからいきなり火が点いたミュージシャンだけど、1stの頃はアイドル的な印象しかなくて「すぐに消えちゃうかな?」なんて思っていたら、この2ndアルバムでは見事な成長を遂げたと言っても良いでしょう。

とにかく、楽曲が良すぎ!1stシングルだった「DON'T TELL ME」が、今までのポップパンク路線から外れたミドルテンポのバラード調の楽曲だったのにも驚かされ「この曲だと地味なのでは?」なんて疑ったモノだけど、楽曲の良さで勝負を賭けてきたという事はアイドルなんかじゃない意思表示なのか?なんて思ったりして。
しかもこの曲は、私の大好きなブッチ・ウォーカーがプロデュースとアヴリルとの共作。多分、ブッチが関わって無かったらこのアルバムは手にしてなかったと思うけど(苦笑)実際ブッチが手掛けた楽曲はアルバム中3曲しかなく、それ以外にも良い楽曲が沢山入ってるので結果的には良いアルバムなんだな、と。
アルバムのオープニングからいきなり切なさ炸裂の「TAKE ME AWAY」、「HE WASN'T」みたいなアヴリルお得意のポップパンク路線や、ブッチの前バンドだったマーヴェラス3が演ってもおかしくない「FREAK OUT」、2ndシングルでまたもやブッチが手掛けた「MY HAPPY ENDING」、元エヴァネッセンスのキーパーソンだったベン・ムーディーが提供した哀愁漂う「NOBODY HOME」などがお気に入り。

どーやら今回のアルバムにはブッチは関わってないみたいだけど、先行シングルの「ボーイフレンド」を聴く限り、相変わらずのアヴリル路線なので今回も期待して良さそうだ。
しかし、最近国内盤でよくやる”新作を発売してから何ヶ月か後にDVD付けて再発するスペシャルエディション”盤が、何だか今回もありそうなんで(既に前2作はスペシャルエディションやってるので”2度ある事は何とやら...”って事で)購入はちょっと様子見にしようかな?

The Seeds of LoveThe Seeds of Love
(1999/05/24)
Tears for Fears

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いきなり私事で恐縮だけど、今住んでるアパートの前は桜が満開で、ちょっとしたコースのある公園なので今朝の晴天を見た途端、デジ一眼を持って散歩がてらに撮影してきた。
撮影する時にも勿論i-podは手放せなく(というか、ココで使わなければ何処で使う?)こんな気分の良い日に何を聴こう?と考えて、さすがにパンテラは聴く気にならず(爆)先日買った、このリマスター盤をチョイス。

いやあ、実に素晴らしい!晴天の空の下で、満開の桜の花の眺めながら聴くと非常にマッチして、この季節にもってこいのアルバムですなー。以前もこのブログでベスト盤をレビューして賞賛したけど、あのアルバムはベスト盤という事もあって良い曲が収められているのは当たり前だけど、このアルバムも発売当時に聴いてベスト盤とタメ張るくらいに良い曲が収められていると思う。全部のアルバムを聴いた訳じゃないから迂闊な事は言えないけど、彼等の音楽的に最も良い時期だったのではないだろうか?(その後、解散してしまうのだから方向性に問題があったのかも知れないけど)

まず、オープニングに「WOMAN IN CHAINS」を持ってくるあたりがニクい演出というか何というか。こういう「地味だけど、じわじわと来る」楽曲は、フィル・コリンズの「...BUT SERIOUSLY」の「ANOTHER DAY IN PARADISE」に近い感じがする。

このアルバムは、大ヒットした前作よりも全体的にスケール感が増してサウンドにも奥行きが感じられたので、前作とはかなり印象が異なったのが第一印象。また、最初のシングルだった「SOWING THE SEEDS OF LOVE」は、いきなりビートルズっぽさ全開!で、一聴して大好きになった。でも、最近は「ADVICE FOR THE YOUNG AT HEART」の方が好きかな?
他にもシングルにはなってないけど「BADMAN'S SONG」や「YEAR OF THE KNIFE」あたりのキャッチーさや、感動的な「FAMOUS LAST WORDS」も良い。

元々発売当時から良い音だったけど、リマスターになって更に音が細かくなった感じ。しかも、ボーナストラック4曲付いて¥2000以下とはホントにお買い得な1枚だ。

俗悪俗悪
(1997/12/15)
パンテラ

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何故か急にふと聴きたくなったんで、物凄く久しぶりに聴いたけど、やはり強烈だった。
PANTERAは、今の年齢になってしまったらアルバム全曲聴くと疲れてしまうのだけど(爆)「聴きたい」と思って聴くとそんなに疲れないから不思議だ(←どっちなんだ?)

最初、BURRN!でこのアルバムのインタビューを読んで興味を持って、アルバム買ったら正に「ぶっ飛ばされた」という表現がピッタリのアルバムだった。
当時はこのテのVoが苦手で(今でもデス系のVoが苦手だけど)半ば「挑戦」の心構えだったけど、何度も聴いてるウチにそれは克服出来て(笑)しまいには「カッコイイ」に変わるのだからおかしなモノで...
その「カッコイイ」原因の一つに、ダイムバッグ・ダレルのギターワークがある。アメリカ国内では以前から定評があったギタリストらしいけど、HM系のギタリストでココまで緩急をコントロールするギタリストはそうはいないし、テクニックについても申し分なしで、バンドを組んでる知り合いの人から「このギターの音はどーしても出せない」と聞いた事があったっけ。正に、独特の個性を持ったギタリストだと思う。

楽曲については、前作ではツメの甘かった部分もあったけど、このアルバムに関してはその甘い部分は一切排除し、さらに凶悪で怒涛の攻めを持つサウンドとなった。「THIS LOVE」なんてタイトルでも「何処が”LOVE”だよ?」と思わせる音の塊がすっ飛んでくるし(笑)。「MOUTH FOR WAR」のビデオクリップはめちゃくちゃカッコ良かったな。

間違いなく、90年代を代表するHMアルバムの1枚であり、その後のHM/HRシーンを変えたアルバムでもある。私にとっては、ストレスを発散する為の常套手段として使ってたりする(爆)。

Mr. BigMr. Big
(1994/06/16)
MR.BIG

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このアルバムが発表された1989年、HM/HR系のアルバムがバカ売れした時期が一段落したのを境に「原点回帰」を掲げるバンドが幾つか現れた。
オジー・オズボーンのバンドを脱退したジェイク・E・リーのBADLANDS、デヴィッド・カヴァデールと確執が表面化し解雇されたジョン・サイクス率いるBLUE MURDER、そしてデヴィッド・リー・ロスのソロアルバム2枚に参加し、脱退したビリー・シーン自らメンバーを探して作ったバンド、MR.BIG。

当時、雑誌では「スーパーバンド」の括りでこの3バンドを称していたのだけど、その呼び名に最も相応しいと思ったのがこのバンドだった。残る2バンドは、メンバーが結構地味だったりしてその呼び名はちょっと...と思うフシがあったのだ(各プレイヤーの知名度の話で、決してプレイヤーの技量の話ではない)。
ビリーの知名度・実力については語るまでもなく、そのストリングセクションの相棒に元RACER Xのポール・ギルバート、ドラマーに元IMPELLITTERIのパット・トーピー、そしてVoがソロで活動していたエリック・マーティン。

アルバムを聴く前は楽器隊が実力者ばかりで、エリックだけが知名度が低く何者か知らなかっただけに期待はしてなかったのだけど、JOURNEYのVo候補でもあった実力はこのアルバムを聴いて「なるほど」と唸らせるモノがあった(でも、エリックが仮にJOURNEYに加入していたら...と思うと、ちょっと.../笑)。ホントに巧い!しかも演奏に負けてないで、一番目立ってたりするモノだから尚更驚かされた。

バンドの円熟味が凝縮されているのは次作だけど、この1stアルバムは個々の活動で培われた実力をお互いに叩き付けた結果なのだろう、ちょっとスリリングな緊張感を感じるトコが大好きだ。全曲ハマったくらいだし!ビリー・シーンが自分の車のカーステにこのCDをずっと入れっぱなしだった、というのがホントによく分かる。

...しかし、ホントにこのアルバムの頃はバンドとしても良い時期だっただけに、この後のとんでもない結末には落胆させられたモノだったなぁ....どーして、こーなるのか?と。