ラン・フォー・カヴァー(紙ジャケット仕様)ラン・フォー・カヴァー(紙ジャケット仕様)
(2008/10/29)
ゲイリー・ムーア

商品詳細を見る


HMVでの「輸入盤3枚買ったら25%オフ」セールで注文した、今年最も期待しているパラダイス・ロストの新作が一向に届く気配がない。サイトでは既に「通常出荷」になっているのに...物凄く楽しみに待っているのに、何だか「お預け」喰らってる感じでモノ凄くもどかしい気分だ(苦笑)。

このまま待っていても身体に毒なので(笑)CD屋にて代わりの代用品を探してみたけど...新譜よりも旧譜の方に目が行ってしまうのは何故だろう??
2枚購入して、1枚は揃えるまで毎月1枚ずつ購入するつもりであるロリー・ギャラガーの紙ジャケCD(タイトルは近いウチにレビューするつもりなので今は内緒で。早速聴いたけど超強力でビビった!)。で、もう1枚が今日のネタであるこのアルバム。

以前、CDで持っていたのだけど、数年前のリマスター/ボーナストラック有/低価格の魅力に釣られ、当時の現行盤は即中古屋に売ってリマスター盤を買う機会を窺っていたのだけど、今更ながらになってしまった(大汗)。こういう時じゃないと買うチャンスがなかなか無いだろうし...(他のHR時代のアルバムも、まだ4枚リマスター盤買わなきゃイカンので大変だな...)

音質に関しては「ワイルド・フロンティア」のリマスター盤でも実証済みだったので文句無し。特にこのアルバムに関しては、HR時代の中でもシーケンサーだのシモンズのシンセドラムだのモダン化した音作りだったので、リマスターによるクリアな音質には正に打って付けだと思う。

当時のレビューでは「全体的に散漫」という意見が多くて結構叩かれてた記憶があるのだけど、私にとっては全く見当違いだと思っていて、これは「バラエティに富んでる」と解釈している。そんな事言ったら、名盤「ワイルド・フロンティア」でも「FRIDAY ON MY MIND」なんかはアルバムのカラーに噛み合っていないだろうし...(まだ持ち出すか?/笑)

グレン・ヒューズ好きの私としては全曲彼のヴォーカルで聴いてみたかったのが本音(さすがに「OUT IN THE FIELD」だけはゲイリーのヴォーカルじゃないと意味ないが)。特に「REACH FOR THE SKY」での堂々たる歌いっぷりは見事の一言。
ヒューズ/スロールの雰囲気を持つ「RUN FOR COVER」も良いし「LISTEN TO YOUR HEARTBEAT」の都会的なイメージも好きだ。これも賛否両論あるけど「EMPTY ROOM」のリメイク(?)も、前作のヴァージョンよりも好きだったりする。
因みに、このリマスター盤にはシン・リジィの「STILL IN LOVE WITH YOU」のカヴァーが入ってるのだけど、さすがに本家は超えていないけど、ゲイリーのヴァージョンもなかなかの味わいがあって良い。

総評:HR時代最後のアルバムになった「AFTER THE WAR」よりも聴く機会が多いアルバムだったりする。どっちがどう...という事ではなく、単に好みの問題だったりするワケで...それでも、意外な意見だったりするんだろうなあ...
スポンサーサイト

FAIR WARNINGFAIR WARNING
(2009/12/31)
FAIR WARNING

商品詳細を見る


暫くHR/HM系から遠ざかっていたので、久々にこのアルバムを引っ張り出して聴いたのだけど、ホントに良いアルバムだなあ...と実感。

MR.BIGやLIONなどによく表現された、いわゆる「BIG IN JAPAN」的なバンドだったけど、アメリカやイギリスではともかく、何で本国ドイツでは全く受けなかったのかが不思議でしょうがない。
当時はグランジ・オルタナ勢が隆盛を極めていた時代であっても、こうしたメロディアスHRの需要はいつの時代でも残っているモノだと思っていたので、本国では数ヵ所のクラブ周りだったというのがちょっとショックだったな。

BURRN!からの情報で買ったクチだけど(というか、当時はBURRN!でしか扱っていないバンドだったし)レビューに書かれていた通りの音で、BON JOVIをもっと若々しくした感じのメロディアスでフックのある楽曲が目白押し、一度聴いただけで直ぐにハマってしまった(...でも、メロディアスHR系のリスナーでこのバンドが苦手という人は余り聞いた事がないし)。

お気に入りはほぼ全曲...と行きたいトコだけど(笑)、中でもスケールのデカい「WHEN LOVE FAILS」、初来日のライブでのオープニングにも使われた疾走感が気持ち良い「OUT ON THE RUN」、感動的で号泣モノのバラード「LONG GONE」「THE CALL OF THE HEART」「TAKE ME UP」(って、バラード全部じゃん!)そして、切っても切れない関係なZENOのカヴァー「THE HEAT OF EMOTION」(コレは本家よりも好きだ)あたりかな。

しかし、別にシングルヒットがなかろうが、メジャーなシーンで全く受けないだろうが、良い楽曲が詰まってるアルバムならそれに勝るモノは無い...という典型的なアルバムだと思う。しかも、それをデビューアルバムで成し遂げてしまった事に凄く意味があると思う。
再結成してくれたのは素直に嬉しいけど、このアルバムのクオリティに近い楽曲はもう書けないのだろうか?次作に期待!!

FAITHFAITH
(2004/04/07)
ジョージ・マイケル

商品詳細を見る


ひえー、年号書いたらもう20年経つのか?このアルバムが発売されたのが。WHAM!から数えるともっと長くなるし...

これだけの年数が経っているのに、ジョージ・マイケルのアルバムはそんなに出ていないのは如何なモノだろう?例のレコード会社との契約破棄問題で暫く身動きが取れなかったとはいえ、その間に幾らでも曲を書く時間はあっただろうに。
それに、ジョージ・マイケル自身がこんな風になるとはWHAM!時代から知ってる人は予想も付かなかった事だろうな。同じ事がマイケル・ジャクソンにも言えるけど、あっちは話題になってナンボ的な感じがするから致し方ないけど、こっちはリアルでオカシイんじゃないか?とすら思う。エルトン・ジョンと絡んでからやたらとそっち方面の話題が多いし(後にゲイとカミングアウト)挙句の果てには公園のトイレで”公然わいせつ”で逮捕。しかも、麻薬所持で逮捕...
幾ら何でもやり過ぎでしょう!歌も上手いし、ルックスも良い。なのに何で変な話題ばかりが先行してしまうのか?

このアルバムの発表時は、WHAM!を解散してどんな方向に進むのかがポイントだった訳だけど、このアルバムの完成度の高さは全く予想していなかった。コレがあのアイドルだったヤツのアルバムとは思いもしないほどソウルフルで、少し大人びた感じには聴いた時は驚かされたモノだ。

しかし、当時高校生の私は「I WANT YOUR SEX」のタイトルだけで、シングルを買いに行けなかった程の純朴だったんだよな...(今は別に何とも無いけど/笑)。でも、アルバムがバカ売れしたお陰で、アルバムは普通に買えたのは良かったけど。

先日も話に出したばかりだけど、このアルバムではバラードタイプの「FATHER FIGURE」、ゴスペルっぽい雰囲気の「ONE MORE TRY」、当時のチャートによくありがちなダンサブルな曲「MONKEY」、シングルチャートNo.1の「FAITH」、クールな「 HAND TO MOUTH」などがお気に入り。

しかし、最近めっきり話題が無いけど元気なんでしょうか?フレディ・マーキュリー・トリビュートの時の堂々たる歌いっぷりを観る度に、ホント勿体無いなあ...と思うんだけど。

Dirty WorkDirty Work
(2009/07/14)
The Rolling Stones

商品詳細を見る


いよいよ公開が迫ってきた「パイレーツ・オブ・カリビアン~ザ・ワールド・エンド」。
そこに以前から出演が噂されていたキース・リチャーズが、遂にカメオデビューを果たすので、この映画とキース、両方とも好きな身としては今から非常に楽しみなのだけど、考えてみりゃ今の今までストーンズのアルバムをレビューしていなかったではないかっ!(クローズする前のブログの時には書いたんだけど)

とはいえ、何故このアルバム?と思うだろうけど、私にとってのストーンズのアルバム初体験がこのアルバムだった。
実は前作「アンダーカヴァー」の時にはリアルタイムで引っ掛かってるのだけど、中学生が買うにはかなり勇気のいるエロいジャケットに気が引けて(笑)シングルで我慢したモノだった。

で、このアルバムの時期って、確かストーンズ解散説がかなり噂になってる時期で、ジャケットでもキースがど真ん中に位置して、端にミックがキースに蹴りを入れてる様にも見えたりする(それに対抗するが如く、キースもミックに急所蹴りみたいなアングルで写ってる/笑)。

実際、レコーディングも大変だったみたいで、ミックはソロの方に執着していてバンドの方が殆ど疎かだったみたいで、代わりにキースがバンドを主導していたらしく、そこに加えてこの2人の確執も表面化(って、いつもの事だけど/爆)、6人目のストーンズであったイアン・スチュアートの死、しかもアルバムが発売されてもミックのソロのお陰でツアーは無し...挙句の果てにはキースまでソロ製作に走ったので、ストーンズは暫しの間活動が止まってしまうくらいの問題作でもあった。

そんな状況で作られたアルバムでも、キース主体だけあってかなりロックテイストな仕上がりになっていたのは良かった。同時期にミックのソロアルバムも聴いたけど、豪華なメンツの割りには疑問符が付く出来だったので「やっぱ本家だよな!」と、当時は諸手を挙げて歓迎したモノだ。

当時のキーボード主体の流行など関係ない「HARLEM SHUFFLE」の渋さにやられ、「ONE HIT」のビデオクリップで、ミックとキースの小競り合いがやたらとリアルに見えて、「TOO RUDE」でレゲエを演ってしまう懐の深さ。
熱狂的なストーンズ信者には受けが悪いアルバムだけど、初体験の身としては「これが王道ってヤツか」と唸らせるだけの力を持っていると思う。

このアルバムの最後に入ってる、キースがVoを取ってる「SLEEP TONIGHT」がまた泣ける曲で...イアン・スチュアートのピアノがフューチャーされている為か、彼への追悼曲の様に聞こえるのも泣ける原因の一つなのかも知れない。

The SinglesThe Singles
(1998/09/22)
Corey Hart

商品詳細を見る


先日、umeさんのHPにてコリー・ハートを薦めておきながら、今更ながら私自身もコリー・ハート再評価の切っ掛けとなってしまった。

私が初めて彼の曲を聴いたのは、2ndアルバム「BOY IN THE BOX」発表時で、シングル「NEVER SURRENDER」がチャートを駆け上ってる頃だったのだけど、当時の音楽雑誌では「RECKLESS」がバカ売れしていたブライアン・アダムスや、同時期にシングルの「EVERYTIME YOU GO AWAY」がヒットしていたポール・ヤングあたりとよく比較されていたモノだけど、今思うとこの3人には大した共通点などなかったな(笑)。強いていうなら、ブライアンとコリーがカナダ出身って事と、注目の若手男性シンガーって事くらいだろうか?(あと、全員が「INTO THE FIRE」「BETWEEN IN THE FIRE」「FIELDS OF FIRE」という、「FIRE」というタイトルを使った事/笑)

この人の曲を聴くと、他の2人とは決定的に違うのは本人の音楽に対する誠実さが伝わってくる...って事。別に他の2人がそうじゃないという訳ではないけど、これほどまでに素直に伝わってくるのも珍しいと思う。勿論、楽曲にもそれは反映されていて、歌詞などを読むと「直向さ」「真面目」という印象も受けるし。

残念ながら3rdアルバム以降は大したヒットに恵まれず活動が縮小されてしまったけど、それでもこのベスト盤を聴くと、ヒットとは無縁あっても良い曲が収められている。さすがに今聴くと80'Sしてるけど。
umeさんにもお薦めした「I AM BY YOUR SIDE」(この歌詞はかなり甘いけど、凄く良い詞だと思う)、イントロがユーリズミックスの「SWEET DREAMS」にクリソツな(笑)「SUNGLASSES AT NIGHT」、哀愁を感じさせる「EURASIAN EYES」、エルビス・プレスリーのカヴァーで以前CMにも使われていた「CAN'T HELP FALLING IN LOVE」などが好きだけど、やはり何といっても「NEVER SURRENDER」が大好きだ。

最近ではセリーヌ・ディオンのアルバムに関わってたみたいだけど、今のコリーは既に40代半ばのハズ。ビデオクリップでの初々しさからは全然想像も付かないけど、今のコリーにしか作れないアルバムも聴いてみたい。

ミルキー・ナイトミルキー・ナイト
(2008/08/20)
ステレオラブ

商品詳細を見る


このブログ始まって以来の珍事...何と、アルバムタイトルが英語表記で入らないという((無事、入りました/笑)。
正式タイトルは「COBRA AND PHASES GROUP PLAY VOLTAGE IN THE MILKY NIGHT」というタイトルで、邦題が「ミルキー・ナイト」という。因みにバンド名はステレオラブ。

umeさんのHPにて「寝る前に聴く音楽」という話で、私だったら何だろう?と思ったトコ、色んな曲が浮かんでumeさんのHPに書かせてもらったのだけど、アルバム単位だとステレオラブのこのアルバムかな?と。

このバンドを知ってる人は、かなり意外な選曲だと驚くかも知れないけど、何故かこのアルバム大好きなんですよ(笑)。
そもそも何でこのバンドを知ったのか?と言うと、このアルバムが発売された時期にTV東京で放送していた30分の洋楽番組をスティーヴ・ヴァイ狙いで観ていたら、何故かこのバンドの紹介があって、ビデオクリップを観ながら「ボサノバともテクノとも違う、何だこの音楽??」と物凄く興味を惹かれて速攻CDを買いに走ったのである。

で、アルバム全体を聴き通して思ったのが「素晴らしいポップソング」。ただそれだけ(笑)。ホントにそれしかいう事が無いくらい、完璧なポップ。
Vo.が女性で、しかもフランス語(だよね?)なので、ボサノバ的な曲調のイメージもあってかクレモンティーヌを彷彿とさせる。都会でお洒落な女の子が聴くイメージかな?(という、田舎モノの中年のイメージだけど/自爆)
音像はシンプルな割りには作り込みが為されていて、電子音が多いのでテクノやハウスっぽいけど、そこまで人工的な感じはなく、むしろグルーヴというかバンドで出してる音という感じがする。因みに音は物凄く綺麗。プロデュースのお陰かな?

このアルバムを気に入って次のアルバムも買ったのだけど、そっちの方はちょっとイメージが違う気がしたので(それでも何曲かは良い曲あったけど)売ってしまったのだけど、このアルバムだけは未だに手元に残して今もたまに聴いてるくらいの愛聴盤になった。

夜の寝る前に静かに耳を傾けるには良いアルバムだと思うので、興味のある方は是非HMVのサイトで視聴してみてください。別にこのテの音楽に馴染みがなくても、この音楽独特の浮遊感はクセになりそうですから。
それと、YOU TUBEにもクリップがあったので貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=xh3iqPrrDAw

黄金の軌跡(モット・ザ・フープル物語)黄金の軌跡(モット・ザ・フープル物語)
(2003/08/20)
モット・ザ・フープル

商品詳細を見る


ロリー・ギャラガーのアルバムを聴いて以来、昔のバンドの作品ばかり改めて聴く様になってしまった(苦笑)。
”温故知新”ってヤツですか?いや、こういう切っ掛けがないとなかなか聴かないCDとかあるから丁度良いんだけど。
そこで、久々に手を伸ばしたのが、私が生まれた年には絶頂期だったらしいモット・ザ・フープルのベスト盤(邦題:黄金の軌跡...となっているが、リマスター&紙ジャケ再発に伴って”モット・ザ・フープル物語”とサブタイトルが入ってたりする。ややこしいっての!)

このバンドの曲を聴きたいと思った動機は実は幾つもあって、

1.デヴィッド・ボウイと親交があって、フレディ・マーキュリー・トリヴュートの時にもボウイと競演して代表曲の「ALL THE YOUNG DUDES」をプレイしていた事。

2.コントラバンド(シャーク・アイランドのVO、トレイシー・ガンズ、マイケル・シェンカーなどのごった煮バンド)のシングル曲が、このバンドの「ALL THE WAY FROM MEMPHIS」だった事。

3.メンバーが私の好きなバンドに色んな形で関わっていた事(グレイト・ホワイトの「ONCE BITTEN, TWICE SHY」はイアン・ハンター作、ワイルドハーツの1stにミック・ロンソンがゲスト参加、ハノイ・ロックスの4thでこのバンドのリズム隊がプロデュース...など)。

こんなに色んなトコに顔出しながらもイマイチ知名度が少ないこのバンドって一体??と、普通に興味持って手っ取り早いベスト盤を手に入れたのだけど、コレが如何にも英国的なパブロックの雰囲気が漂っていてカッコイイ。印象としてはフェイセズあたりに近いのかな?

ピアノの軽快な音が楽しさを増幅させる「ALL THE WAY FROM MEMPHIS」「HONALOOCHIE BOOGIE」、哀愁を感じさせるバラード「HYME FOR THE DUDES」「BALLAD OF MOTT」、泣きのギターから一転してポップな雰囲気が面白い「ROLL AWAY THE STONE」、そして言わずもがなの名曲「ALL THE YOUNG DUDES」などが良い。

暴力的なパフォーマンスが売りだったというけど、こんなに哀愁を感じさせるバンドが一体どんなバイオレンスを働いたのかちょっと興味あるけど(笑)普通に古臭い70年代を感じさせる音(褒め言葉です、念の為)が心地良く感じる私は、もうイイ中年なんだろうな(爆)。

このベストアルバムが発表されたのが1976年だったので、ベストと言っても10曲しか入っておらず、今のご時勢ではちょっと物足りないかも知れないけど、この短い曲順で一気に聴かせてしまう意味では爽快で良いのかも。
とはいえ、リマスターで新たな曲順のベストもどんな印象を持つのかちょっと興味あるな。

THE BEST 1000 コージー・パウエルTHE BEST 1000 コージー・パウエル
(2007/06/06)
コージー・パウエル

商品詳細を見る


前回のロリー・ギャラガー繋がりで「アイルランド」「ギタリスト」...そうだ!ゲイリー・ムーアのレビューを書こう...と思い、色々とアルバム引っ張り出して聴いてるウチに、何故かこのアルバムを手にしてた(笑)。
ま、ゲイリーは「ワイルド・フロンティア」と「Gフォース」をレビューしてるし、またいつでも書けるから今回はこっちをチョイスという事で。

しかし、この人も随分色んなバンドを渡り歩いたよなあ...と改めて思った。思いつくままでもM.S.G.、レインボー、ブラック・サバス、EL&P、ホワイトスネイク、ジェフ・ベック、ゲイリー・ムーア、イングヴェイ・マルムスティーン、ブライアン・メイなど様々で、ブルー・マーダーの初期にも関わってたみたいだし、シンデレラのレコーディングにも参加してたな。それに加えて自身のソロアルバムも何枚か発表しているのだから大したモノである。
こんなにバンドを渡り歩いていけたのも、彼自身の演奏能力の高さにあるのだろうけど、それにしてもコレだけの数を見ると、ちょっと尋常じゃない気が(苦笑)。

三頭政治時代のレインボーでリッチー・ブラックモアと喧嘩になったのは食べ物の事だったとか(笑)そのレインボーから脱退する最後のライブで、当時のボーカルだったグラハム・ボネットが最後に「コージー・パウエル!」と三回叫んだエピソードとかの逸話が好きだったな。

それはさておき、このアルバム。そもそもドラマーのソロアルバムとは全く見当も付かず、コージー自身が歌うのかな?と最初は思ってた。
それにどのアルバムから聴いて良いのかも分からなかったので、手っ取り早いベスト盤という事で入門編に丁度良いかも?と軽い気持ちで購入した。

それと、このアルバムに興味惹かれたのは、「THE LONER」のオリジナルが入ってる事。ゲイリー・ムーアの「ワイルド・フロンティア」に入ってるのはリメイクだったというのはライナーノーツを読んで知ったので、感動的なこの曲のオリジナルとは?と素直に興味持ったので聴いてみたのだけど、最初は「ゲイリーの方が泣きまくりじゃん!」と肩透かしを喰らったのだけど、何度も聴いてみるとこのオリジナルの方も良いと思える様になった。こっちの方はジャズやフュージョンっぽいイメージがまた曲を盛り上げているのが面白い。
また、忘れてはならないのが「SUNSET」。コレは掘り出しモノだったな!ゲイリー・ムーアの泣きのギターがホントに渋い。B'Zのギタリストのソロアルバムで取り上げたらしいけど、なかなかセンス良いチョイスだと思う。
他にも、仕事に疲れた時に聴くと癒される(正に今だ!)「DARTMOORE」、軽快な「SWEET POISON」、これまたゲイリーとのバトルが凄い「THE BLISTER」「KILLER」などがお気に入り。

しかし、壮絶な事故死(いかにも彼らしい最後だったと思う)からもう9年も経ってしまったとは...今でも不思議な気分だけど、もし在命していたら今頃とんでもないバンドに加入していたのだろうか?それとも亡くなる直前まで噂のあった、あの三頭政治バンドをリユニオンしていたのだろうか??

ステージ・ストラックステージ・ストラック
(2008/10/22)
ロリー・ギャラガー

商品詳細を見る


ちょいと前にスカパーの”ミュージックエア”でロリー・ギャラガーのライブが放送される...との情報をumeさん&某音さんから教えていただき、その時に初めて彼の音楽に触れたのだけど、こういう音楽の良さが本当に分かるのは一体いつ頃から何だろう?と、ふとそんな事を思ってしまった。
当然、どんな音楽でも聴いた年齢とかも関係なしに”ハマった時にハマる”のが普通なのだろうけど、例えば中学生が「ロリー・ギャラガーって良いよな!」とか何気に話してるとちょっと変な感じがするかも(笑)。

私はこの人の先入観として「ブルージー」「渋い」「古臭い」とのイメージを持っていて、興味はあってもなかなか手を出しにくいミュージシャンの一人だった。ちょっと聴いてみようか...と思っても、周りの友人・知人がアルバムどころか名前すら知らない人が殆どだったし、知名度もそんなに高い訳でもなかったのでレンタル屋にも置いてないし。

しかし、前述のお2人の話で俄然興味が沸いたのに加え、紙ジャケCDが再プレスされるとの情報があったのを切っ掛けに、まずはHMVのネット視聴で夜中の3時まであれこれ聴いてみて(爆)とりあえず、気になったスタジオ盤「DEFENDER」(←某音さんも一番最初に聴いたアルバムと言ってましたね!)と、「ロリーはやはりライブ!」という書き込みの多さに惹かれ、このアルバムをチョイスした。

文句なし!!の一言。曲を知ろうが知るまいがそんな事は関係なく、普通にノレる。しかも、ブルージーはブルージーなんだけど、どちらかというとこのアルバムに関してはHRのフィールドでも十分通用するのではないだろうか?それくらい熱いライブだ。「SHIN KICKER」「MOONCHILD」「FOLLOW ME」「BAD PENNY」なんか一発に気に入った!

映像を観て、楽曲を聴いて、ロリー・ギャラガーは孤高の存在なんだと知らしめられた気分だ。同郷のゲイリー・ムーアが一目置いていて、ミック・ジャガーやボブ・ディランが熱心にバンドに勧誘したり、トミー・ボーリンの後任ギタリストにも考えられていたという話らしいけど、それも十分に頷ける。
しかし、それらを全て断ってまで自分の音楽を貫いた彼には、ホントに憧れすら感じる。
リアルタイムは無理だったけど、これから未だ聴いてしない彼の数多くの作品に触れられる自分はホントに幸せ者かも!

イニシエイトイニシエイト
(1995/08/23)
オライアン

商品詳細を見る


今回はかなりマイナーどころをご紹介。

1985年に発売された「PHENOMENA」というプロジェクトのアルバムをご存知だろうか?グレン・ヒューズ、コージー・パウエル、ニール・マーレイ、スコット・ゴーハム、ジョン・ウェットン、ブライアン・メイ、山本恭司などのミュージシャン達が集結して作られたアルバムなのだけど、全部で3枚のアルバムを作り、このテのプロジェクトは単発が多い中では長く続いたプロジェクトだった。
しかも音楽的にもなかなか優れていて、各ミュージシャンの個性が失われる事なく活かされていたのもこのテのプロジェクトには稀だったと思う。

そのアルバムに収められていた楽曲をカヴァーして、自分の楽曲も数曲プラスして作られたのがこのオライアンの2ndアルバム「INITIATE」。

そもそも、何でこの無名のオライアンがフェノメナの楽曲の権利を持っているのかが不明なのだけど、このオライアンという人物は、グレン・ヒューズがディープ・パープルに加入する以前にやっていたバンド・トラピーズにグレンの後任として加入し、後にウィッシュボーン・アッシュにも加入、そしてソロに転向...という経歴を持っている。
このフェノメナにもグレン・ヒューズが関わっている事で、彼に付きまとう「グレンの影武者」(笑)のイメージは拭えないけど、それは彼のヴォーカルスタイルがグレンのそれと近い事からそう言われても仕方のない事なのかも。それ故に、彼の歌は巧すぎる。
グレンのヴォーカルでは、彼のルーツでもあるソウルやファンクの影響で絶叫する事が多々あるけど、このオライアンはルーツにケルト音楽を持つらしく、もっと英国的というか欧州系の雰囲気を持つので、こっちのスタイルの方が好きな人が多いかも知れない。

で、肝心の楽曲は3枚のアルバムからのチョイスなので、いわゆる「良いトコ取り」だから安心して聴けるし、またアレンジも変えてより魅力的になってるトコも良い。
オライアン自身の楽曲も、当時深夜の宝石店のCMソングにもなった「EMAR MAY」はホントに泣ける。ただ、他の曲はポップ過ぎてフェノメナのHM/HR系とは合わず普通のAORなので、その点だけが残念なトコだ。

今では普通に中古CD屋で¥1000前後で売られているので、歌の巧いメロディアス系に興味があれば損はないので、是非御一聴を。

One SecondOne Second
(1997/08/26)
Paradise Lost

商品詳細を見る


いよいよ、待ち望んだパラダイス・ロストの新作が発売される。
このブログでも以前紹介した前作「PARADISE LOST」は、それ以前の数年間の新機軸の変化を経て完成させた本当の意味での復活作だったので、次なる期待も大いに期待していた。音楽的には前作を踏襲しているとの事なので、今から凄く楽しみだ!

で、そんな彼等の音楽的変化を徐々に見えてきた作品が、この「ONE SECOND」。因みに、私が一番最初に彼等の音楽と出会ったのがこのアルバムからである。
「ゴシックとは?」との問いに必ず名前が出てくるバンドだったので、メタル畑からのゴシック入門なら彼等が適切だろう...と踏んだのだけど、残念ながらその時は国内盤が全て廃盤状態...(
それが現在まで続いているのだから、ゴシックの需要なんてそんなモノなのだろうか?)
しかし、家から1時間掛けた町にあるブックオフで、「ICON」からこのアルバムまで中古で国内盤が帯付き半額だったので(だからブックオフは侮れないのだ!/笑)無論、全て即買い。

一般的に傑作とされている「DRACONIAN TIMES」からの流れでは、楽曲が淡白かな?と思わせる。「DRACONIAN TIMES」が「濃厚」なら、このアルバムは「上品な薄味」仕立てかと。
しかし、それまでの音圧や有無を言わせぬ存在感を前面に押し出した作風よりも、こういう冷たく醒めた、そしてちょっと隙間のある作風でゴシックを表現する作品の方が私には合ってる気がする。オープニングの「ONE SECOND」でのピアノの旋律が冷たい質感を感じさせたり、「MERCY」や「ANOTHER DAY」での醒めた感覚にはゾクゾクするくらいだ。

この国内盤にはボーナストラックが4曲収録されていて、その中の「HOW SOON IS NOW?」には驚かされた。そう、私の大好きなバンドTHE SMITHSのカヴァー曲だからである。
あのT.A.T.U.もアルバムでカヴァーしていたけど、彼女らのカヴァーはともかく(笑)パラダイス・ロストのイメージにもピッタリな曲なので素直に楽しめた。
...ホント、リマスターで再発してくれれば間違いなく買うのになぁ...