Planet EarthPlanet Earth
(2007/07/23)
Prince

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凄い久しぶりに殿下の新作を購入した。
後ろ向きな言葉だけど、80年代の爆発的な人気の頃からアルバムは必ずチェックしていたけど、いつ頃からか何故かプリンスに対する興味が無くなってしまった。
例のレーベル問題や改名騒動などのお陰で、音楽の事が二の次になってしまった感もあって改名した”元殿下”の作品は殆ど聴いていなかったりするし(K-1のテーマで耳にするくらいだった)。

それがいつの間にかまた元に戻して、アルバムをまたちょこちょこ聴く様になったけど、「RAINBOW CHILDREN」や「MUSICOLOGY」などは、昔のプリンスとは違う今のプリンスが聴けるものの、安定した音楽性に面白味が感じられなかった。
前作「3121」からの「BLACK SWEAT」を聴いた時に、昔ながらの強烈なファンクに「おおっ!」と唸ったものだけど、一方で「TE AMO CORAZON」の様なしっとりとしたムーディーな楽曲に「...え?」と戸惑いを感じて、復活と言っても未だに懐疑的だった。

で、今回のアルバムでは、まずイギリスで新聞のオマケにこのアルバムを無料配布という前代未聞のとんでもない事をやってのけて驚かせ、それだけ今回のアルバムには自信を持ってるのかな?と思った事と、umeさんのHPの書き込みで「GUITAR」を聴いてみたトコ、素直に「カッコイイ」と思い、今回久々に買ってみた。

全体的にはすっきりしたイメージが強いかな?強烈なファンク系は「CHELSEA RODGERS」のみで、他はもっとポップ寄りで凄く聴き易い印象。「GUITAR」が突出した感があるけど、「LION OF JUDAH」や「THE ONE U WANNA C」みたいなバンド形式の音が復活してるのが素直に嬉しいし、「SOMEWHERE HERE ON EARTH」では何故かマリリオンの「HOUSE」を思い出させた(意外と思われるかも知れないけど、ホーンとピアノの音色が想起させた。勿論、ボーカルは全く違うけど/爆)。ラストの「REVELATION」の希望を感じさせる終わり方も良い。

何処かのレビューで「プリンス独特の毒が感じられず拍子抜け」的な事が書かれていたけど、私自身はこういうアルバムも良いんじゃない?と思うけどなあ。結果的には暫く聴き込める、満足のいくアルバムなんで、前作「3121」もチェックしたいと思う。
殿下も来年で50歳(!)。容姿も才能もまだまだ衰えを知らんのか、この人は?



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オデッセイ(紙ジャケット仕様)オデッセイ(紙ジャケット仕様)
(2008/08/27)
イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース

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先日のHELLOWEENと同じ年に発売され、散々聴きまくったアルバムだったな。
この年はホントにHM/HRの豊作で、他にもMETALLICA「...AND JUSTICE FOR ALL」や、IRON MAIDEN「SEVENTH SON OF A SEVENTH SON」、OZZY OSBOURNE「NO REST FOR WICKED」など今でも結構聴くアルバムが発表されていて、ホントに良い時代だったなあ...とつくづく実感。

さて、イングヴェイ。正直、彼の音楽は好きでもインタビューなどで読む限り、彼自身のアティチュードは大ッ嫌いで(笑)「何でこういう考え方しか出来ないのかな?」と普通に思ったりするのだけど、そんな人がこんなに凄い音楽演ってるのが不思議でしょうがない(笑)。
しかし、これだけ長い間アルバム出してきて最近はネタが尽きてきたかな?と思うし、しかもイングヴェイ特有の早弾きも音楽シーンに出てきた時は革命的で、多くのフォロワーを生んだモノだけど、早弾きに拘る為にメロディや曲が二の次になってしまい、印象に残るのは「凄えー早く弾けるよなあ」という感心のみ(笑)。
お陰で本家自身も「早く弾けるだけでハートの無い音楽」みたいなレッテルを貼られてしまうのはいい迷惑だったろうなあ。

だけど、このアルバムには他のアルバムとは決定的に違うモノがある。
ジョー・リン・ターナーの存在。このアルバムの貢献者は間違いなく彼だと思う。今までのイングヴェイの歴代シンガーの中で、マーク・ボールズやマイク・ヴィセーラなど歌唱力のあるシンガーが軒を連ねたけど、存在感ではイングヴェイとタメを張るくらいだし、既にRAINBOWで実力を証明済みなので正に打ってつけだったと思う。

残念ながら(というか当然の結果か?)アルバム1枚とツアーのみで脱退(解雇?)してしまったけど、楽曲は過去最高の出来だと思うし(プレイは、交通事故の影響の為かちょっと粗い気がするけど)どーしてこの路線で推し進めなかったのか今でも疑問に思う。「RISING FORCE」なんか、イングヴェイの楽曲で1~2位を争う出来なのに...

最近、とんとご無沙汰な感じの巨匠だけど、アルバムもそんなに話題にならなくなってきた今、別にジョーとまた組めとまでは言わないから(苦笑)楽曲だけでもこの路線で演ってくれないかな?

守護神伝-第二章~エクスパンディッド・エディション(紙ジャケット仕様)守護神伝-第二章~エクスパンディッド・エディション(紙ジャケット仕様)
(2009/12/23)
ハロウィン

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暫く忘れていたけど、今日久々に聴いたらやっぱ良いっすね!文句なく、HELLOWEENの最高傑作でしょう。もはやジャーマンメタルの括りなんか関係なく、「HMとは?」の問いに答えを出す1枚ですね。

やはり当時からかなり期待は高くて、前作の成功から今作が待ち遠しかったのだけど、一通り聴いた時は「前作を軽く超えてしまった」と感動したくらいで散々聴いたなあ。
マイケル・キスクが入ってからのHELLOWEENは間違いなくワールドワイドにレベルアップした訳だし、もしそのままカイ・ハンセンがボーカル専任だったらここまでの成功は絶対に無かったハズ(私自身、カイのVoは全然好きではなく、キスク加入前のCDも聴いたけど直ぐに売ってしまったくらいだし、GANMA RAYでラルフ・シーバース脱退後にカイがボーカル専任する...と知った途端、GANMA RAYは見放したくらいだし/笑)。

とにかく前作よりも楽曲がズバ抜けて良かった。前作には無かったタイプの「RISE AND FALL」や「DR.STAIN」みたいなコミカルな曲があるお陰でアルバム自体バラエティに富んだ事だし、従来の硬派なパワーメタル路線である「EAGLE FLY FREE」「I WANT OUT」「MARCH OF TIME」などはバンドの代表曲でもあり、名曲と呼んでも差し支えないないだろう。
また前作の「HELLOWEEN」タイプの大作も、アルバムタイトル曲で見事に踏襲し、それをまた更に昇華させているトコにバンドの成長が見えたりする。

私が不思議に思うのが、当時CD/カセットのみの収録だった「SAVE US」が本編から漏れたのだろうか?アルバムの中でもかなり大好きな曲なのだけど...

しかし、この後のアルバムでは...カイの抜けた穴は大きかったし、その分キスクのやりたい放題度が高くなってしまい、硬派なHMは一旦姿を消す事になったしまったのは残念だった。出来ればこのメンツと路線であと数枚アルバム作ってくれたなら...と、今でも思ってたりするのだけど。

1984(紙ジャケ)1984(紙ジャケ)
(2008/04/23)
ヴァン・ヘイレン

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先週のサンダーのライブ前のBGMで、いきなりレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが掛かっていて???になったモノだけど、その後はZEPだのAC/DCだの結構渋めの選曲でテンションも上がってきた。だけど、このアルバムから「TOP JIMMY」と「GIRL GONE BAD」が掛かった時は、久々に聴いた事と相成って、あーいうライブ会場の大音量で聴くと雰囲気満点で「こんなに格好良い曲だったっけ?」と、改めて知らしめられた。

ので、久々にアルバム引っ張り出して聴いてみたけど、あの当時のHM/HRシーンを引っ張っていたのは間違いなくこのバンドだったと思う。
このアルバムが出る前年のUSフェスティバルのヘッドライナーを務めた事でギャラが破格になった...的な話を雑誌で読んだ事もあって、当時はまだHM/HRの洗礼を受けていなかった私にとって「HM/HRとは?」の格好の対象になった事は間違いなかった。また、マイケル・ジャクソンの「BEAT IT」のギターソロをエディ・ヴァン・ヘイレンが担当していたという事も、ヒットチャートばかりを追っていた私に興味を持たせたモノだったな。

そんなタイミングで「JUMP」が全米チャートのトップに登り詰め、シングル買って散々聴いたモノで、当然アルバムも入手。
シングルチャートばかりをチェックしていた私が初めて聴くHM/HR系の音楽。「JUMP」のポップさは今思うとヒットして当然の結果だと思うし、キーボードを大胆に取り入れた新機軸の音楽性は後に多くのフォロワーを生み出す結果となった訳だし、またエディの凄みが十分に感じられる「HOT FOR TEACHER」や、キャッチーで如何にも真夏にぴったりな「PANAMA」「TOP JIMMY」なんかは、HM/HR系を初体験するには十分過ぎる内容だ。

このアルバムから既に20年以上も経ち、「JUMP」が某携帯会社のCMソングになったりして時代は変わったなとも感じさせられるけど、既にデイヴ・リー・ロスがバンドに復帰を果たし、エディの息子が加入した新生バンドは一体どーなんだろう?と。
マイケル・アンソニーの高音コーラスが無いのは寂しい限りだし、デイヴの歌唱やヴォルフギャング(エディの息子)の力量など不安も多いけど、とりあえずは聴いてみない事には話にならない事だし...とりあえずはライブ盤でも新作でもアルバム待ちって事ですな。

Live at the GreekLive at the Greek
(2000/07/04)
Jimmy Page & The Black Crowes

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先日のサンダー川崎公演の際、言わずもがなCD屋巡礼を敢行してきたのだけど、欲しいモノが全部が全部買える訳でもないので色々物色しながら購入したのだけど、ディスクユニオン御茶ノ水HM/HR館で、新品¥1500という半額以下で購入出来たのがこのアルバム。因みに発売は2000年。

日本公演も予定されていた(ペイジの腰痛でキャンセルになってしまったが)ブラック・クロウズとジミー・ペイジのZEPの楽曲をプレイしたライブ盤なのだけど、一体どういう経緯でこうしたライブが行なわれたのかよく分からない。接点がある様でない感じだし、ブラック・クロウズに関してはサザンロック系のバンドとコラボした方がしっくりくる様な気がするのだけど...

発売当初からずっと聴きたかったのだけど、何故か後回しになってしまい今まで逃していたのだけど、実はもう一つ理由があって、それはこのアルバムに御大がフル参加しているのにも関わらず、いわゆる代表曲や有名曲が余りプレイされていない事にある。
ZEPは一応オリジナルアルバムは全部持っているけど、そんなに頻繁に聴いている訳でもなく(最近は、例の再結成話で結構聴いてはいるけど)ロックの歴史上で語るのに重要なバンドであるから「勉強」の為に聴いた感じなのだけど、そんな勉強の為に聴いた有名曲が余りプレイされていないCDを買うのは、若干腰が引けてたのだ。

有名曲は「CELEBRATION DAY」「HEARTBREAKER」「NOBODY'S FAULT BUT MINE」「WHOLE LOTTA LOVE」「MISTY MOUNTAIN HOP」くらいなモノで、あとは地味めな楽曲で占められている(何曲かはカヴァー曲も含まれている)。

それでも一気に聴けてしまうのは、正に楽曲の成せる技なのだろうか?クリス・ロビンソンの歌唱もプラントとは違うけどなかなか堂に入ってるし、演奏の方も御大がいる為かかなりタイトになっている。
よく他のレビューでは「ドラムが違う」とか見受けられるけど、そりゃ無理な質問で、ボンゾが叩いてる訳じゃないから望むべき事ではないと思うのだけどなあ。

そーいや、グレイト・ホワイトもZEPのカヴァーアルバム出しているけど、未だに買っていないので(今は別のカヴァーアルバムとのカップリングで発売されているからお得かも!)そっちも近いウチに買って聴いてみようと思う。


ヴィクターヴィクター
(1996/02/25)
ビクター

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ここのトコ、久々に聴いていなかったCDを片っ端から聴いていて、昨夜のサンダーのライブのお供にi-podの中はその久々に聴いていなかったCDを入れて電車内で聴いていたのだけど、このアルバムも買った当初は結構聴いていたのに、何故かCD棚に入り込んでしまっていた。

しかし、それまでのラッシュの長い歴史の中でメンバーのソロワークというのは一度も聴いた事がなく、しかも本業のバンドが70年代、80年代とコンスタントにアルバムを作り上げていたので、そんな余裕も無かったのだろう。唯一、ジャイアンツにいたクロマティのバンド、クライムにゲディ・リーが参加した事くらいだろうか?(しかし、友人とはいえゲディも随分どマイナーなモノに関わったモノだ/笑)

そのゲディが「COUNTERPARTS」のツアー終了後に育児休暇(笑)を申し出た為、ラッシュ初の活動休止があった際に、ヒマになったアレックス・ライフソンが作ったアルバムがこの「VICTOR」。
バンド名も「VICTOR」というのだろうか?ジャケットにはアレックスの顔写真に色々と加工(というか悪戯?)されて、左上にVICTORの文字のみ。
まあ、ラッシュのギタリストのアルバムだから音楽的にはラッシュの延長線上なんだろうな...と、聴く前にはそう思っていたのだけど、実際は半分アタリで半分ハズレ。

確かに「PROMISE」や「START TODAY」あたりはラッシュのアルバムで演ってもおかしくない感じだけど、「DON'T CARE」のいかにも当時隆盛を誇ったグランジ/オルタナ風な楽曲や、ギタリストだけあって「MR.X」なんかはジョー・サトリアーニの雰囲気も感じられる。
また「SHUT UP SHUTTIN' UP」の様に、自分の奥さんとその友人との会話を楽曲に取り入れてそのバックでギターを弾きまくるというイメージはスティーヴ・ヴァイの影響かな?
「THE BIG DANCE」では、何とインダストリアルっぽい音像。ホントに好きな事を片っ端から演ってる感じで、聴いていて楽しい。

歌もののボーカルにはI MOTHER EARTHのボーカルがメインで、「START TODAY」だけはかなりハイトーンで力強い女性ボーカル(調べてみたら、QUEENSRYCHEに楽曲提供したダルベロなるシンガー)が歌っている。2人とも良い仕事していてこのアルバムの要となっている。

ラッシュのイメージで聴くと肩透かしは間違いないけど、これはこれで良い仕上がりだと思う。ラッシュみたいに集中して聴くモノではなく、もっと肩肘張らずにリラックスして聴ける音楽なのが如何にもアレックスのアルバムだな...と感じさせる。また2作目とか作ってくれないかな?


ジェフ・ベック・グループジェフ・ベック・グループ
(2006/01/18)
ジェフ・ベック・グループ

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私はいわゆる「三大ギタリスト」と言われる方々の中で、ジェフ・ベックだけは何故か縁が無かった。CDを買うにも借りようにも、一体どんなタイプのギタリストなのかよく知らなかった為である。
私自身の勉強不足のせいでもあるのだけど、この人が最も活躍してた時期は70年代だったので、私が洋楽の世界にハマった時にはロッド・スチュワートと一緒に「PEOPLE GET READY」を競演してたのと、ジョン・ボン・ジョヴィの1stソロでギターを担当していた事くらいしか記憶がないので、それだけじゃどー評価して良いのかも分からず、結局そのままチェックしてなかったのだった。

そんな時、先日スカパーのミュージックエアchで、たまたま見入ってしまった第2期ジェフ・ベック・グループの「DEFINITELY MAYBE」。この曲を聴いて、即思い出したのがゲイリー・ムーア。まあ、このテの音の基本がジェフなのだろうから、当然ゲイリーはフォロワーになるのだろうけど...
この曲の泣きのギターも素晴らしいのは聴けば理解出来るのだけど、ドラムが若き日の故コージー・パウエルが叩いていて、映像で観ると昔からあの独特の叩き方がカッコ良くて、ホントに若い時からスタイルが確立されてたんだな、と。

それで興味が沸いたので、早速アルバムを探したのだけど、何処の店にも見当たらない。ネットで買おうかと考えたけど、近々サンダーのライブで東京方面行くからその時にでも探すか...と考えてたのだけど、家から何十キロも離れた場所で偶然入ったブックオフに、稀少な紙ジャケを発見!しかもそのブックオフにはその稀少なジェフ・ベック関係の紙ジャケCDが殆ど置いてあったという、正に奇跡的な発見がっ!

「BLOW BY BLOW」や「WIRED」とか名前だけは聞いた事が超有名なアルバムも一緒に...と思ってたのだけど、何と持ち合わせが¥3000しかなく(お~い...)アルバム1枚¥1650だったので、結局この1枚だけ確保した。

音楽性はソウルやファンクなどのブラックミュージック系統なのだけど、ギターの聴かせどころが多い為か、前回書いたグレン・ヒューズのアルバムほど直系ではない。あと、リマスターだけあって音が30年以上も前の作品っぽくは聴こえないトコも良い。

しかし、このCDを嬉々ながらレジに持っていったは良いが、アホな店員が紙ジャケのビニールまで捨てて、あの黄色いブックオフの袋に帯と盤そのまま入れたのには唖然...どーやって保存するんだよっ!?(結局、ビニールは別のCD屋で購入しました/涙)

...しかし、「BLOW BY BLOW」や「WIRED」はやっぱロックを聴く者にとっては避けて通れない道ですかね?このアルバムのお陰で凄く興味あるんですけど...

フィールフィール
(2000/06/21)
グレン・ヒューズ

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さて、今日はちょいと異質なアルバムをチョイス。
以前もグレン・ヒューズ関連を幾つかレビューしましたが、彼のキャリアの中でも得意分野である事は間違いないファンク/ソウル系の音が色濃く反映されたアルバム「FEEL」。

発売当時は、完全復活を遂げた前作「FROM NOW ON...」の音楽性ではない、という事をBURRN!のインタビューで知っていたので、ある程度の意識はあったのだけど、まさかここまであからさまにやってくれるとは思いもしなかった。
前作のツアーメンバーが1枚限りで離れてしまった為、グレン自身のルーツを振り返りたかったのかも知れないけど、コレは当時かなり衝撃を受けたモノだったな。だって、あの北欧系HRから何でいきなりファンクやソウルになってるんだよ???って(笑)。

まあ、私はファンクやソウル系も嫌いではないので(但し、現在のR&Bはそんなに好きではない)これはこれでかなり楽しめたのも事実。1stソロである「PLAY ME OUT」ほど濃くもないし。しかも、夏を過ぎたちょっと涼しい夜に聴くのがなかなかオツだったりする(あくまでもイメージです)。

いつものHR路線はオープニングの1曲目のみ。あとは完全に御大の個人の趣味に走っております(爆)。
しかし、ちょっとお洒落で都会的な「DOES IT MEAN THAT MUCH TO YOU?」を筆頭に(しかし、当時のガールフレンドの名前を歌ってしまうのは如何なモノだろうか?/笑)そのままパーラメントのCMにでも使えそうな(つまりボビー・コールドウェルぽいって事)「SAVE ME TONIGHT」、ちょっとアンニュイさが残るファンキーな「COFFEE & VANILLA」、ゴスペルの影響も見え隠れする「SHE LOVES YOUR MONEY」、深夜のドライブに合いそうな「SPEAK YOUR MIND」などが気に入った。

最後に何故かパープル時代の名曲「HOLY MAN」のカヴァーが収録されているけど、確かに良い曲なんだけどアルバムの色には合っていない気がするので、正直蛇足かも?

そーいや当時、TV東京での「タモリの音楽は世界だ」にゲスト出演してこの曲を生で歌っていたのを観た事があるけど、ゲストと握手しながら歌う御大を見て、何だかディナーショーみたいなのでこういう事は止めてもらいたいな..と(爆)。

その後、同番組にまた(懲りずに/笑)ゲスト出演して、今度はデーモン小暮閣下とデュエットで「BURN」を熱唱していたけど、そっちはまだカッコ良かったな(但し、デーモンの歌詞はめちゃくちゃでルークのソロもピロピロの音で、色んな意味で苛立ったモノだったが/苦笑)。

バステッドバステッド
(2003/07/30)
チープ・トリック

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昨夜のハートと同じく、80年代で大復活を果たしたバンド、チープ・トリック。
勿論、取っ掛かりは全米No.1を獲得した「THE FLAME」なのだけど、アルバムを初めて聴いたのは次作であるこの「BUSTED」だった。

前作で全米No.1を獲得したので、勢いに乗って良いアルバムを作ってくるのは目に見えていたけど、ココまでやってくれるとは全く予想外だった。私が求めたチープ・トリックの音楽を見事に凝縮したアルバムだと思う。
「THE FLAME」は、外部のライターを使った作品であるにも関わらずロビン・ザンダーの声質にぴったりでバンドの代表曲になったけど、バラードという事もあってかちょっとAOR的で落ち着いた感じなので、ポップで元気な音を求める向きには良い曲だけど物足りなさも感じたものだった。

しかし、このアルバムではオープニングの「BACK 'N BLUE」、続く「CAN'T UNDERSTAND IT」の2曲から前作のもどかしさを払拭してくれた。当時でも良い歳こいたおっさん達なのに(笑)このロックなんだよ、コレ!と、こっちの気持ちを察して作った様で嬉しくなってしまった。
そして、2曲収録されているバラードも素晴らしく、ビデオクリップにはデヴィッド・ボウイの奥さんであるイマンが出演している「WHEREVER WOULD I BE」も良い曲だし、もう一つの「WHEN YOU NEED SOMEONE」も最高だ。
他にもシングルカットされた「CAN'T STOP FALLIN' INTO LOVE」や、タイトル曲である「BUSTED」の如何にもチープ・トリック流ポップさは健在。総体的に前作よりも若返ってる印象を受けたモノだ。

昨夜のハートの欄にも書いたけど、このアルバムと前作に関しては外部ライターの楽曲を多用してヒットに結びつけた感があるが、そんな事は気にならないほどチープ・トリックの楽曲になっている点はさすがベテラン。
残念ながら、最近はアルバムリリースの間隔が長くなってしまっているけど、それでも末長く活動して欲しいと思う。出来れば、この頃の音楽性に戻ってもらって(笑)。

Bad AnimalsBad Animals
(1990/10/25)
Heart

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いきなりだけど、私はこの時期になると何故かバラードばかりを聴く事が多い。
初秋という、暑い夏が過ぎて少し過ごしやすくなる季節にしんみりとしたバラードを聴くのがオツだと思ってるからだ(笑)。まあ、良いバラードは季節なんか問わずにいつでも良い曲には違いないのだけど...特に雰囲気が増すというか、何というか。

当然HM/HR系のバラードも良いけど、普通のロックやポップスなどにも良いバラードは多い。
そんな事を考えていたら、久しぶりにこのアルバムに収録されている「ALONE」が聴きたくなった。
ハートは、前作「HEART」での大復活劇で存在を知ったクチなのだけど、大ヒットしたこのアルバムは洋楽聴き始めの頃という事もあってかなり聴き込んだ。
そして、この「BAD ANIMALS」が発売される前にシングルカットされた「ALONE」を聴いてホントに感動した!ビデオクリップもカッコ良かったし「絶対にこの新作は素晴らしいに違いない!」と思い込み、学生で金のない私は発売日にレンタル屋に走ったのだった。

当時も今も評価は殆ど変わらないのだけど、前作「HEART」の方が好みだったりする。いや、当然楽曲のクオリティも高いし、素晴らしいアルバムなのは間違いないけど、コレは素直に好みの問題だと思う。
それは単に、前作には結構ハードなロックが数曲あったけどこのアルバムではそれが見当たらない。その分、より一般リスナーの受けを狙ったのかな?と。

それでも前述の「ALONE」、ナンシーがVoのポップな「THERE'S THE GIRL」、アルバムの冒頭を飾る「WHO WILL RUN TO YOU」などのシングルカットは、正に「売れなきゃおかしいだろ?」と思わせる楽曲だし、シングルカットされてない楽曲も負けないくらい良い曲目白押し。特に「I WANT YOU SO BAD」なんかは何でカットしないの?と思ったくらい素晴らしい曲だと思う。

このアルバムでも外部ライターの楽曲が目立つけど、そんな事は実際どーでもよく、アンやナンシーが歌えばそれだけでハートの曲になってしまう訳で。それは次作にして最高傑作である「BRIGADE」でさらに昇華する事を考えると、このアルバムは正に「試金石」的なアルバムだったのかな?と。

ALONEのビデオクリップ

http://www.youtube.com/watch?v=JCZLOIG3FRg&mode=related&search=

レターズレターズ
(2004/09/01)
ブッチ・ウォーカー

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偶然にも、3年前の今頃に発売されたブッチ・ウォーカーの2ndアルバム「LETTERS」。

このアルバムの前に、例のアヴリル・ラヴィーンの「UNDER MY SKIN」のプロデュースを手掛けていたので、当時は「このままプロデューサー業に専念するのかな?」と思い心配したモノだけど、このアルバムの発表でその危惧は払われたので多いに喜んだモノだった。

前作がマーヴェラス3の路線をモロに引き摺ってくれていたので「これなら別にバンド解散しなくても良かったのでは?」と思ったけど、あのテのロックが大好きな私は、マーヴェラス3よりもかなりの割合で前作を聴いたモノだ。

しかし、この2ndアルバムではかなり雰囲気を変えてきた。当時は「悪くないんだけど、ロックしてないな」と若干の失望を感じたモノだった。
全体的にアコースティックを基調とし、前作までにあった派手なパーティーロックは鳴りを潜めてしまい、もっとメロディを強調した音作りになってしまったからだ。別にコレはコレで悪くないんだけど、もっとロックしてるブッチが聴きたかったので、肩透かしも良いトコだった。

だけど、このアルバムでの1stシングルだった「MIXTAPE」の切なさは、一発で気に入ってしまった。

http://www.youtube.com/watch?v=bJU3jst3vh4

しかもアルバムのオープニングを飾る「MAYBE UT'S JUST ME」の押し付けがましくない爽やかさも気持ち良いし、

http://www.youtube.com/watch?v=tKMp980kKjQ

泣きの炸裂する「DON'T MOVE」も最高だ。

http://www.youtube.com/watch?v=TnlpHKQXCps

こんなにビデオクリップが作られていたのはYOU TUBEで検索するまで全然知らなかったけど、日本でのブッチの知名度を考えれば致し方ないのかな?...ちょっと残念。

アメリカンHi-Fiとのジョイントライブの時に初めてライブを体験し、このアルバムからの曲も数曲プレイしてくれたけどアルバムとは段違いのドライブ感で、何でアルバムでこれを活かせなかったのかな?と疑問を感じたくらいの素晴らしいプレイだった。

結論は「まあ、1枚くらいはこういうアルバムも良いか」なんだけど、やっぱブッチには派手なロックを演ってもらいたいな...というのが本音かな。