テン・サマナーズ・テイルズテン・サマナーズ・テイルズ
(1998/11/26)
スティング

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結局私は行かない事にしたけど、遂に復活ポリスのライブが来月に迫り、先日「インサイド・アウト」といううドキュメントDVDを観たばかりもあって、ちょっとポリスを聴いてるのだけど、考えてみりゃ未だにスティングのレビューを1枚もしていないではないか?好きなミュージシャンなのに、忘れてるとは何事だ?

という訳で、ホント久しぶりに引っ張り出して聴いたけど、数あるスティングのアルバムの中でもちょっと異質の部類に入るのではなかろうか?
というのも、このアルバム全体に流れる妙に明るく、そしてポップな楽曲が揃っているトコに、ポリス時代から追ってきたモノとしては違和感を感じてしまうのだ。特に前作「SOUL CAGE」が父親の死を引き摺って製作された内省的な作品だった事もあってか、よりその明るさが強く感じられるのだ。

別に聴き易いのが悪いと言ってる訳ではなく、クオリティはそこらのミュージシャンよりも遥かに高いと思うけど、スティングの新たな面を見た気がして、それを発売当時は素直に受け入れられなかっただけの話だったのだ。勿論、今は好きなアルバムの1枚ではあるけど。

また、これまでの作品と決定的に違う部分は、スティング個人のパーソナルな部分からのアプローチで作られたのではなく、あくまでストーリー仕立てで作られている事。つまり様々なキャラクターを使って、それらを物語形式にして楽曲に仕上げている。それがこの楽曲のキャッチーさに繋がってる様に思える。
「レオン」のエンディングで流れる「SHAPE OF MY HEART」や、「リーサル・ウェポン3」の挿入歌である「IT'S PROBABLE ME」が映画で使われているのも、こうしたストーリー仕立ての楽曲がコンセプトと一致するからなのだろう。

しかし、ポップだからといって従来のスティングらしさが薄いのかという訳ではなく、やはりこの人の作る独特の雰囲気は健在。「SEVEN DAYS」のワルツの様なリズムや「EVERYBODY LAUGHED BUT YOU」のスパニッシュっぽい雰囲気が心地良い。

しかし、ポリスの活動が一段落したらスティングの向かう先は何処に行くのだろう?まず、こういうアルバムは2度と作らないんだろうなあ...
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ランニン・ワイルド(ロードレイジ2009)ランニン・ワイルド(ロードレイジ2009)
(2009/04/22)
エアボーン

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HMVでの発売前からのプッシュ、そしてumeさんも発売前から押していた噂のエアボーンのデビューアルバムが、遂に国内盤で発売された。

実は、HMVでのコメントを見ただけで購入は決めていたのだけど、umeさんのBBSでYOU TUBEにアップされている事を知り、まあシングルくらいなら聴いておいても良いかな?と思い、早速聴いたらもう爆笑モノ。
というのも、エアボーンの音楽性を語るには必ずこのバンドの名前が挙がるというAC/DC直系の音だったから。サビの部分なんてそのまんまだし(笑)。コレ聴いてAC/DCを想起しない人は、AC/DCを聴いた事がない人くらいなモノだろう。

でも、ただパクリという訳でもなく、何処かオマージュ的なモノを感じるのがまた良い。本人達の音も本家と比べると、もっとHMサイドに寄った音作りだし。
その昔、キングダム・カムがレッド・ツェッペリンそっくりという音像でデビューし、その結果同業者達から総スカンくらい、ゲイリー・ムーアから「LED CLONE」というコケにされた曲まで作られた過去があるけど、このエアボーンに関しては同業者達がどう思うのかちょっと興味あるなあ...このテのバンドは、音自体変えようが無いし...(苦笑)

楽曲も、デビューアルバムだから気を遣ったのか、このバンドの本質なのかキャッチーで分かり易いモノがズラリと並ぶ。なので、何処から聴いても普通にノれてしまうので曲順なんてどーでも良いくらいだ(爆)。
特に気に入ってる曲は「STAND UP FOR ROCK 'N'ROLL」「TOO MUCH, TOO YOUNG, TOO FAST」「DIAMOND IN THE ROUGH」「BLACKJACK」「WHAT'S EATIN' YOU」 「GIRL IN BLACK」「HEARTBREAKER」「HELLFIRE」。つまり、殆ど!って事(笑)。こんな感覚は、タイプは違えどバックヤード・ベイビーズの「TOTAL 13」以来かと。
早くも、私の気持ちはライブが観たい!単独で来ないかなあ...

先日のオール・エンズといい、このエアボーンといい、今年に入ってまだ1ヶ月なのにスルメ盤が2枚も出てきたのは嬉しい驚き。今年はHM/HR系の良作揃いだと良いんだけどなあ。

All EndsAll Ends
(2007/12/11)
All Ends

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久々にHM/HRの血がたぎるCDを発見!

昨日は有給貰って、東京へ久々にCD漁りの巡礼へ出向いたのだけど、このCDは何の注目もしてなく、単にアキバのタワーレコードで「バカ売れしている」という、試聴コーナーに入ってた別のCD(ミュージシャンやタイトル名は忘れてしまったけど、ジャケットが某音さんが泣いて喜びそうな(笑)ゴス風味満点の白いバックに女性の写真)←OTEPというバンドの「THE ASCENSION」というアルバム)を聴いて、ちょっと私には合わないかな?と思っていたら、その中にこのCDが入っていて、聴いてみたら即アタマをぶっ飛ばされた...と。

国内盤まで待つかな...と考えたのだけど、多分その間に名前も忘れてしまうだろうし、それ以前に国内盤が出るかどーかも分からない状況だったので(調べてみたら来月発売との事)とりあえず押さえておくか、と購入。

まず構成がエマとティナという女性Voが2人という、ちょいと珍しい編成。どんな感じなのかというとVoパートを分け合って歌ってるので、ごちゃごちゃした感じではないのが聴き易い。しかもこの2人、インナーの写真ではかなりの美形(私的にはティナの方が好み/笑)。
肝心の音は、これまた買うまで全く知らなかったのだけど、元々はイン・フレイムスのサイドプロジェクトとして始まったらしく、実際イン・フレイムスのギタリストであるビヨルンとエマは兄妹との事。
ただ、本業が多忙になってしまった為、イン・フレイムス組は後方でバックアップに徹し、新たにメンバーを入れて今の構成になったとの事。

なので、イン・フレイムス色が強いのは当たり前だけど、女性Voという事もあって印象は正統派HM/HRみたい。演奏だけ聴くと「IN REQUIEM」でのPARADISE LOSTっぽい雰囲気も(まあ、あそこまでの壮大なスケール感は無いけど)。

とにかく、このテのバンドにしてはメロディが凄く良い。冒頭を飾る「STILL BELIEVE」なんか、セバスチャン・バックが歌ったら物凄くカッコ良さそうだし、シングルの「WASTING LIFE」もキャッチーだけどエッジが際立ってる楽曲で、しかも本国スウェーデンチャートではトップ10に入ったとの事。
ただ、バラードがやはりというか、お決まりというかエヴァネッセンスっぽいのはご愛嬌か?

だけど、新人バンドにしてはかなりのクオリティ。ジャケットがニルヴァーナのベストみたいに黒バックにバンドロゴだけというシンプルなモノなので、ホントに売る気あんのか?と。それとも、楽曲に自信があっての事なのか?

もう既に5回目聴いてたりする。暫くの間、長い付き合いになりそうなアルバムだ。

「WASTING LIFE」のクリップ↓

http://www.youtube.com/watch?v=s8PTDcBXkAI

アイ・オブ・ザ・ストームアイ・オブ・ザ・ストーム
(1997/03/21)
ストーム

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ジャーニーの新ボーカルを探す際、ニール・ショーンはYOU TUBEでチェックして探し出したという。
ジャーニークラスの大物バンドでもネットで情報を得るというのは時代が変わった証なのだろうけど、昔はよくオーディションで新メンバーを決めるのが普通だったハズ。
以前もちょこっと書いたけど、スティーヴ・オウジェリーが加入する前にオーディションで候補を絞って、ゼロ・コーポレーションからソロ作を出して「スティーヴ・ペリーそっくり」と言われたヒューゴもオーディションを受け、歌声を聴いたジョナサン・ケインは「コイツを入れるのはバカげてる」と言わせた逸話もあるくらいスティーヴ・ペリーそっくりだったいう。
まあ、上手く歌えるのは当然としてもコピーはいらない、という事なのだろうか?ただ、スティーヴ・ペリーそっくりに歌えるだけでも相当凄い事だと思いけど...

そこで、本日のお題であるザ・ストーム。このバンドはジャーニーそっくりという評価が必ず付いて回る事で有名だけど、それもそのハズ、元ジャーニーが3人もいたのだから(グレッグ・ローリー、スティーヴ・スミス、ロス・ヴァロリー)。
音は勿論ジャーニー直系の音で、ケヴィン・チャルファントのボーカルも時折スティーヴ・ペリーの影をチラつかせる部分もあるけど、決して似てるとは思わないな。それはギターのジョシュ・ラモスも同じ事で、トーンがニールにそっくりの時が多々ある。

このアルバムは2ndアルバムなのだけど、1stの方は現在入手困難で、私はたまたま西新宿輸入盤地帯でカット盤を手に入れる事が出来たけど、好みの面で言えばこの2ndの方が完成度は高いと思う。1stはラットでおなじみのボー・ヒルがプロデュースを担当しているせいか、音が軽い気がする。

このアルバムがリリースされた時には既にバンドは存在しておらず、ジャーニー再結成が絡んだお陰でそのまま消滅してしまったのだけど、こんなに高水準のアルバムを出しておきながらあっさり消えてしまったというのはホントに勿体無い。完成度から言えば「TRIAL BY FIRE」よりも高いんじゃないか?とすら思える。今日、久々に聴いたらやはり捨て曲は見当たらないな...というか、以前聴いた時よりも何か良いぞ。こんなに良かったっけ?(笑)

現在も国内盤で手に入るので(中古CDで探せばもっと安く!)ジャーニー好きのumeさんには是非トライしてもらいたいですね。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/322764 (←HMVの試聴サイトです)

リベレイション・トランスミッション(初回生産限定盤)(DVD付)リベレイション・トランスミッション(初回生産限定盤)(DVD付)
(2006/06/14)
ロストプロフェッツ

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ここ最近は新譜は殆ど買ってないで、もっぱら旧譜ばかり買い漁るクセが付いた気がする。
新しいミュージシャンは余り耳にする事も無いし、情報もそれほど気にしている訳でもないから、余程鳴り物入りで出て来たとか話題になってるとかじゃないと手にする事がないのだ。

このロストプロフェッツも、デビューアルバムが出た当時は全く知らなくて、2ndの頃はジャケットが何気にカッコイイので試聴機で聴いてみたら余りピンと来なかったのを覚えているのだけど、この3rdアルバムでは何気にスカパーの洋楽チャンネルで「ROOFTOPS」のクリップを観て一発で気に入り、じゃあアルバムを...と思い購入。

まず裏ジャケのメンバーの写真が2人がイケメン、残りはもっさり系(笑)なので「ああ、ボーカルのルックスで売れているバンドなのかな?」と思いきや、演奏力は思ってたよりもしっかりしてるし、バンド同士仲が良いという同系列(なのか?)のマイ・ケミカル・ロマンスよりもアグレッシヴで好感が持てた。メロディに関しても、サビを皆で口ずさめる盛り上げ方とかが抜群に上手いと思う。UKのバンドらしいけど、英国的な雰囲気は皆無なトコも面白い。
音がやけに良いなあ...と思ってたら、何とボブ・ロックがプロデューサーだった。この人の仕事って、良い時とダメな時がハッキリしてるのでなかなか評価しづらいのだけど、コレに関しては問題ないと思う...というか、この人のお陰でアルバムにメリハリが出来たんじゃないかと思う。

しかし、デビュー当時からのファンにはポップでキャッチーになった今作は不評だと聞く。何の情報もなく入った私にとっては結構良いアルバムだと思うけど、ポップでキャッチーの何処が悪いのだろうか?単にこのバンドのスタイルではない...という事なのか??
メンバーが今作を「クラッシュを演奏するボン・ジョヴィ」「デュラン・デュランとポリスが出会ったみたいな感じ」と称してるけど、正に言い当て妙かと。

「ROOFTOPS」のクリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2H2vGbI46Vs&feature=related

マジカル・ハットマジカル・ハット
(2006/01/21)
ビーグルハット

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確かBURRN!のコラムか何かで紹介されていたのを見て、それから暫く忘れていたのだけど、年末にふと思い出してメイデンやオジーのアルバムと一緒に購入した(笑)日本のポップバンド、ビーグルハットのメジャーデビュー盤。

確か、そこの紹介記事にはクイーンやビートルズ、10CCやELOを引き合いに出していて、完成度がかなり高い事を評価していたのだけど、如何せんバンドの名前は全く知らなかったし、インディーレーベルからの発売だったので(確かクワガタがミニクーパーを持ち上げてるジャケだったと思う)CDがまず店頭では見かけないから存在すら忘れてしまったのだ(注:その後アマゾンで発見したけど、中古で\8000の値が付いていた...)。

で、そのバンドがメジャーデビュー。しかも、そのレーベルがHR/HM系のマーキー/アヴァロン(!)。更にメジャーデビューに当たって、レーベル側が提案した新ボーカルにPILOTのデヴィッド・パイロンを起用。
PILOTは聴いた事ないし、初めて耳にするバンド名だけど、ビートルズ直系のバンドだったらしく、他にもキャメルやアラン・パーソンズ・プロジェクトなどでボーカルを務めてたらしい。お膳立ては十分に揃えてのデビューアルバムだった訳だ。

また色々調べているうちに、以前からバンドのファンだったらしいミカエル・アーランドソン率いるラスト・オータム・ドリームが、2ndアルバムで彼らの楽曲をカヴァーしたらしく、もしかしたらそれが元でマーキー/アヴァロンと契約したって事なのだろうか?このアルバムに入ってる「CASGABARL!」の歌詞の検証を、ラナ・レーンの旦那エリク・ノーランダーが担当しているのもレーベルメイトだし。

で、アルバムを聴くとコレが引き合いに出されているバンドや、エルトン・ジョンとかジェリーフィッシュなどのエヴァーグリーンなブリティッシュ・ポップ。音だけ聴くと、絶対に日本から出てきたバンドとは思えない程の洋楽嗜好な音だった。
ボーカルは言わずもがな素晴らしく、バンドに十分溶け込んでいるし、ギターは明らかにブライアン・メイの影響受けまくりの様な感じだけど(ギターのトーンがそっくりな時が多々聴こえる)楽曲によってはフルートが入ってたりするので、ロック風味は余り感じられず時々プログレ聴いてる感覚みたいだ。

何度も聴いた感想は、優れたアルバムには間違いないけど、ジェリーフィッシュみたいに偏執狂的な作り込みやロックテイストが好きな私には、ちょっと物足りないかな?
だけど、この完成度は只者ではないモノを感じさせるので、次作にも期待したいな。

ロック・オブ・ライフ(紙ジャケット仕様)ロック・オブ・ライフ(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
リック・スプリングフィールド

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いきなり私事で恐縮なんですが、今月でまた一つ歳を取ってしまう。
そして、ついでにあと2年で大台突入である。自分自身ちょっと信じられない気分で、日々の仕事を一生懸命こなしてる半面、その反動でプライベートでは適当に生きていても、1年過ぎれば誰でも歳は取る訳で(苦笑)ホントにこんな生き方で良いのだろうか?と、1年の内に何度考える事だろうか...

前回、そんな事を思いながら聴いたアルバムはジョン・クーガー・メレンキャンプだったと思うけど、こういう今の自分と照らし合わせて聴く事の出来るアルバムがリック・スプリングフィールドの「ROCK OF LIFE」。
このアルバムを製作していた頃のリックは正に今の私と同世代。立場こそ違えど(当たり前だ!)シリアスに物事を考える年齢に差し掛かってきた事には間違いないのだろう。

このアルバムは某音さんのHPでも絶賛されてましたね。私は前作「TAO(道)」からハマったので、このアルバムは当然リアルタイムで聴いてました。
まず、マイケル”ヤキソバン”富岡がVJやってたMTVで、3年振りの新曲「ROCK OF LIFE」のビデオクリップを観て「今までのリックとは何か違うな」と思わせる硬派なロックだったので、こりゃアルバムが楽しみだ...と喜んでアルバムを聴いてみた。

だけど、その期待は別の意味で裏切られた...というのも、アルバム聴く前まではブライアン・アダムスの「INTO THE FIRE」の様な感じなのかな?という先入観を持っていたので、実際に聴いてみたらタイトル曲以外は一聴してガツンと来る楽曲がなかったのだ。
しかし、明らかにそれまでのリックとは違うのは、全体的に余裕のある音作りを施してる事。ヒットを飛ばした代表曲である「SOULS」や「LIVING IN OZ」の様な若さや疾走感はもうここにはないけど、それを補うのはベテランとしての余裕と土台のしっかりした演奏なのだろう。

因みに私はこの曲が一番大好きだ。歌詞も、本人が「最高傑作」と認めてる様に良いと思う。YOU TUBEで検索したらビデオクリップが存在していたとは全く知らなかった。

http://jp.youtube.com/watch?v=7jNHb9e3NEo

しかし、現時点でのオリジナル最新作である(とはいえ、もう4年前だけど...)「SHOCK/DENIAL/ANGER/ACCEPTANCE」のジャケットでのリックは、これが50代半ば???と思わせるルックスに驚かされたモノだけど、こういう人を見るとたかが30代後半で色々考えるのは野暮な話なのだろうか?(苦笑)...老け込んでる場合じゃないな!

ワイド・オープンワイド・オープン
(1996/02/21)
THE HEARTLAND

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...という訳で、umeさんのHPでちと話題になってるハートランドの2nd「WIDE OPEN」を紹介。

umeさんのBBSに「1st~4thまで聴いた中では、一番好きなのは1st」とコメント入れたけど、結果的に1stばかり聴く事が多くて、他のアルバムを聴く機会が減ってしまったので、今回盛り上がってる事もあり(笑)久々に2ndに手を伸ばしてみた。

この2ndは、私がハートランドを知る切っ掛けのアルバムだった。「BURRN!」や「炎」での輸入盤扱ってるCD屋の広告でベストセラーとよく目にしていて、気になってるトコにBURRN!のレビューで確か92点を献上されていて、ますます興味持ったのだけど、東京に行った時にチェックする西新宿の輸入盤地帯ではなかなか置いておらず、結局3rdアルバムが出ると同時にようやくこの2ndも国内盤の発売が決まって、めでたく手に入れる事が出来たのだった。

内容は、基本的に1stを踏襲した作りだけど、こっちの方が若干ポップでアコースティックを基調としていて、タイトル曲なんかはそれが最も顕著に出ている。
しかし改めて全体通して聴くと、やはりボーカルのクリス・ウージィーの歌の上手さが光っている。コレはハートランドの全部のアルバムを聴いても同じ感想かと。それだけ音の土台がしっかりしているという証拠だろう。
ギターも派手に成り過ぎず、あくまでも歌をメインにしている姿勢に好感が持てるけど、逆をいうとそれが全体的に淡白な作りになってるのも事実。やはり、ここが英国的なのかな?

でも、ホントに声質といい、歌い回しといいエリック・マーティンそっくりだよなあ...インナースリーブに書いてあったけど、ミスター・ビッグの英国ツアーにサポートとして帯同した経験があったらしい。当人達はどう思ったのだろうか、ちと気になる(笑)。

サムホエア・イン・タイムサムホエア・イン・タイム
(1998/10/28)
アイアン・メイデン

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多分、今年初となるライブになるであろうアイアン・メイデンの6thアルバム。先日の「罪と罰」と一緒に購入したのがこのCDでした。2月のライブの予習にと購入。勿論リマスター盤ですぜ。

久々に聴いたけど、音のクリアさはそれほど変わらないかな?というのも、このアルバムって元々音が綺麗だったので、リマスター効果で劇的に変わるとは思っていなかったという先入観なのかもしれないけど。

私は次作のレビューで「7thが一番」と書いているけど、このアルバムもかなりの完成度を誇ってると思う。次作では曲構成が結構複雑になっていくが、その片鱗が見える「CAUGHT SOMEWHERE IN TIME」や「THE LONELINESS OF THE LONG DISTANCE RUNNER」なんかは最初に聴いた時は鳥肌モノだったし、クリップが歴代エディが総登場する「WASTED YEARS」のポップ加減も良い味出してるし、「STRANGER IN A STRANGE LAND」の哀愁度も最高。

しかし、当時は結構叩かれたんだよなあ...やはりシンセギターの導入がマズかったのか?当時はゲイリー・ムーアやジューダス・プリーストなんかもシンセギター使ってたけど、やはりコアなファンからは不評だったし。
ただ、メイデンに関してはアルバムコンセプトがジャケからも判る通り「近未来」のテーマにしてるので、そのテーマと相成ってのシンセギター導入は私的にはむしろ歓迎すべきモノなんだけど。
...そーいや、シンセギターって今は殆ど見なくなってしまったけど、やはり廃れてしまったのだろうか?最近は誰か使ってましたっけ??

でも、改めて「DE JA VU」を聴くと、今のメロスピ系バンドはこの辺の楽曲が元になってるのではなかろうか?あと、今思うと最もハロウィンっぽい雰囲気を持ったアルバムだとも思う(勿論オリジナルだけど/笑)。

あー、でも今回のライブでは一体どの曲演ってくれるのか凄く楽しみなんだけど。ホント聴きたい楽曲が多くて何でも良いんだけど、このアルバムからも何曲かチョイスしてくれないかな?

TYRTYR
(1990/08/20)
Black Sabbath

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正月の休みも今日で終了。案の定、休む前にはアッと言う間に終わっちゃうんだろうなあ...と思ってたら、ホントに直ぐだった。
私は一人暮らしをしてるので、昨日だけ実家に帰って、他は年末の疲れを取るのに使った様なモノだったな。
しかし、何もしないのも勿体ないので、久しぶりにブックオフへ何かないか?と探りに行き、しかもいつも行ってる場所ではなく、ちょっと遠く離れた場所の店舗で探ってみた。
そしたら、ここはHM/HR関係が結構充実しており、メイデンやエアロスミスなんかほぼ網羅されていた。田舎のブックオフのクセして恐るべし...

そんな中、今まで買いそびれてCDが廃盤になってしまったブツを発見!それが、今日のネタであるブラック・サバスの「TYR」。普段の旧譜CDの値段より若干高かったけど、コレ逃したら絶対後悔するので、迷わず購入。
...しかし、やっと手に入ったか...。それまではカセットで持ってたのだけどいつの間にか紛失してしまい、半年くらい前に市立図書館で発見したのでi-tuneには落としてあったのだけど、やはり現物持っていたかったので、事ある毎にチェックはしていたけど、まさかこんな田舎で見つけるとは。

さて、内容については聴いた事ある人は分かると思うけど、人々がブラック・サバスと聞いて連想する音とは若干かけ離れた音楽をこのアルバムでは演っている。
それでも、私はサバスの数あるアルバムの中でもダントツで好きなアルバムに挙げたりする。

まずトニー・マーティンのVoが素晴らしい事。勿論、オジーやディオも味があって良いけど、ここではアルバムの世界観の構築に一役買ってるのは、この人の声の力があってこそだと思う。
それにコージー・パウエルのとニール・マーレイの元白蛇のリズム隊も言わずもがな安定してるし、アイオミ御大もいつものへヴィなリフよりもメロディに重点を置いている感じがして、コレもいつもサバスとは一線を画す要因になっている。

楽曲に関しても捨て曲など見当たらず、アルバム全体のトータルバランスも凄く良い。中でも「ANNO MUNDI」「THE LAWMAKER」「JERUSALEM」「VALHALLA」「FEELS GOOD TO ME」ばどが大好きだ。

しかし、トニー・マーティンって最近はめっきり名前を聞かなくなってしまったけど、一体何処で何を...?このテの音楽やらせたら文句無しなので、またこういうアルバム作ってシーンに戻ってきてくれないかなあ...

罪と罰(紙ジャケット仕様)罪と罰(紙ジャケット仕様)
(2007/06/20)
オジー・オズボーン

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年末の激務から開放されて、昨日は思いっきり自由を満喫出来た。
CD屋にもゆっくりチェック出来なかったし、年末は前回のICEのアルバムばかり聴いてたので、給料も入った事だし朝イチでHMVとタワーレコード行って3枚購入。

とは言っても、新譜は1枚もなく(苦笑)これまで買いそびれていたモノを中心にチェックしていって、その中の1枚がこのアルバム(邦題:罪と罰←イカした邦題だ!)

オジーの数あるアルバムの中でも、オジー本人が嫌っていてリマスターも避けている(とはいえ、97年にリマスターされているが)いわくつきのアルバムだけど、半年くらい前に紙ジャケCDが発売されたのを機にどーしても手に入れておきたかった。

まあ、何故オジーがそこまで嫌っているのかも分からないでもないけど、私は全然良いアルバムだと思うし、出来ればこの路線をもう2~3枚やって欲しかったのが本音。
当時はLAメタル全盛時で、ラットやドッケン、モトリー・クルーが猛威を奮っていた事もあって、オジーも時代に沿った音を追ったんだな...くらいにしか思わなかったけど、オジーの中ではへヴィメタルというよりもポップ路線に進んだ方向性に納得がいかなかったんだろうなあ。だから、次作であんなリフ中心のへヴィなアルバムが反動で出来たんだろうし。

勿論、この色はジェイク・E・リーの存在なくして語れない!以前、ラフ・カットやラットに短期間在籍したりと、LAメタル出身者であるからこのテの音は得意だろうし、実際曲のクレジットはオジーになっているけど、実はジェイク本人だったという事が後のインタビューで暴露されて、オジーがこんなポップな曲を書くとも思えなかったから素直に納得がいったモノだ。

しかし、オジーがLAメタルを演ったから尊厳が失われる訳でも何でもなく、十分にHM・HRしていて最高なんだけど、ただ当時はアル中&ジャンキーだったらしいので、自身がクリエイティヴでなかった事に腹を立ててるらしいけど。
それに、ジェイクは間違いなくこのアルバムで自身のレベルを更に上げたし、楽曲は前作よりも良い曲が増えている。...唯一の難点はジャケがダサい事くらいしか思い浮かばない(笑)。

結局、この後にオジーとジェイクの蜜月は終焉を迎えてしまい、オジーはザック・ワイルドを発掘し、ジェイクはレイ・ギランとバッドランズを結成する事になるので歴史的には結果オーライなのだろうけど、オジーとジェイクをもう暫く見たかったというのは私だけではないハズだと思う。