バッド・ムーン・ライジングバッド・ムーン・ライジング
(2009/01/21)
バッド・ムーン・ライジング

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いよいよ白蛇待望の新作が来月末に発売される。
umeさん情報で何曲か聴く事が出来て、聴いた印象だと「1987」路線である事は間違いなさそうな雰囲気。中にはブルージーな楽曲も含まれてたので、全く同じにはならないだろうけど、HR然とした楽曲が聴けるのは非常に楽しみである。

その今回の白蛇のギタリストでもあるダグ・アルドリッチが以前在籍していたバンド、バッド・ムーン・ライジングを久々に引っ張り出してきた。
ダグの元バンドと言うと、白蛇に入る寸前までいたディオやバーニング・レイン、バッド・ムーン・ライジングの前身バンドであるライオンを挙げる人が多いと思うけど、私にとっては結構思い入れがあって、私がHR/HM系のライブに行った最初のライブがこのバンドだった。当時は中野サンプラザでやったんだよなあ...今思うと、ちょっと信じられない気分でもあるけど。

ライオンの釈然としない解散劇、それに伴う疑惑のマーク・エドワーズ・ベネフィット公演と、当時はBURRN!誌上で結構取り上げられていたのをよく覚えていて、そんなにライオンというバンドは良いバンドなのか?と。
そんな中、元ライオンのニューバンド!という触れ込みでBURRN!の表紙になったのを機にこのアルバムを聴いたのだけど、ライオンの音が英国的な雰囲気だったのに対し、若干アメリンな雰囲気が漂うかな?と思った。
しかし、「IS THIS LOVE」の雰囲気によく似た「OLD FLAME」や、エンディングを飾る「WAYWARD SON」、スケールの大きい「DARK SIDE OF BABYLON」あたりは、カル・スワンの歌唱もあって英国的に聴こえるのが嬉しい。
またマイケル・シェンカーをゲストに迎えての「BUILT FOR SPEED」や、ライブのオープニングだった「SUNSET AFTER MIDNIGHT」の様な疾走感溢れるHRは素直にカッコイイし、ちょっとLAメタルっぽい「FULL MOON FEVER」や「LIE DOWN」もキャッチーで良い。

それに、このアルバムをプロデュースしたMACKなる人物はあのイット・バイツの「EAT ME IN ST.LOUIS」やクイーンの「HOT SPACE」を手掛けた人で、両バンドが好きな私にはかなりポイント高し(笑)。

残念ながら、この後3rdアルバムまでリリースされるものの解散。今では1st~3rdのBOXセットとして輸入盤で発売されているけど、私的にはこの1stアルバムのみで十分かな?
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ちょっと今回は趣向を変えて、アルバム1枚分を紹介するまでもなく、楽曲のみを紹介しようかと。まあ、あからさまに言えば”それ1曲のみ”って事だけど(笑)。

「WORKIN' SHOES」 TORA TORA
http://www.youtube.com/watch?v=hkWzUaQUC_I

まずは先日のデンジャラス・トイズのレビューを書いていた時にふと思い出した、トラ・トラ。私は当時1stアルバムの「SURPRISE ATTACK」を買ったのだけど、ちょっとブルージーな雰囲気がカッコ良く、適度にへヴィ、適度に聴き易いサウンドがなかなか良かったのだけど、如何せん楽曲の練り込みがあと一つ足りないのが致命的だった気がする。
その後、2ndアルバムをリリースして解散してしまったけど、何かひっそりと消えてしまったのがHR/HM洛陽の時代を象徴してる様だったなあ。


「FATHER、MOTHER、SON」 THE SCREAM
http://www.youtube.com/watch?v=5XZVagWRg5k&feature=related

これまた懐かしいザ・スクリームの1stアルバムからのバラード。知っての通り、ヴィンス・ニールが抜けた後のモトリー・クルーに加入するジョン・コラビが在籍していたバンドで、当時そのニュースを聞いた時点でこのアルバムを購入したのを覚えている。
Voがこの声でどうモトリーが変わるのか?という疑問が付いて回ったけど、このアルバム自体は普通にカッコイイ曲演ってるなあ...と。むしろバンドに加入しないでこっちで勝負した方が良いんじゃないか?とすら思ったけど。因みに、ギターはレーサーXのブルース・ブイエ。早弾きで名を馳せた人がこんなブルージーなソロ弾くのか...と当時は驚かされたな。


「SHE'S A LITTLE ANGEL」 LITTLE ANGELS
http://www.youtube.com/watch?v=uZxiTZQT028

当時ピュアロックでオンエアされて一発で気に入った曲。明らかにボン・ジョヴィを意識しまくりの音だけど、イギリス出身という事もあってキーボードがニューウェーブっぽい雰囲気だったり、当時はまだメンバーも若かったのが音に反映されていたのが良いポイントだと思った。Voも結構良い声してるし、ドラマーが後にペイジ・プラントのツアードラマーに抜擢されたりと、今思うと結構実力派でもあったのでは?


とりあえず、思いついたモノ3曲だけチョイスしました。また何か思い出したら第2弾やります!

いけないチェリー・パイいけないチェリー・パイ
(2004/07/22)
ウォレント

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まだまだ出てくる80’Sメタル...ってな訳で、このバンドも久しぶりに聴きましたよ。いやあ懐かしいですねー、ウォレント。

実は1stアルバムの頃からチェックはしてたけど、その頃はかなり否定的に見ていたなあ。理由は単純、アイドルバンドだと思っていた為。ルックスに加えて、楽曲も女子供向けだと思っていたし(と、当時子供だった私が言ってみる/爆)確か初来日のクラブ公演でフェンスが崩れ将棋倒しになり、あわや大惨事になる寸前だったとかで「やっぱアイドルの人気は凄いんだな」と勝手に納得したりしていたし。

そんな勝手に植えつけたイメージを、少し肯定的に変えてくれたのがこの2nd「CHERRY PIE/邦題:いけないチェリーパイ」(←ナイス邦題!/笑)。
ジャケット見た時は「ああ、やっぱ狙いはそこかー」と思ったモノで、これならCDチェックしなくても良いや...なんて思ってた時、当時TBSで早朝放送してたMTVで「CHERRY PIE」のクリップが流れて、何気に聴いてたらメロディが耳に残ってしまい、何時の間にか口ずさむまでに...(大汗)
「そ、それならアルバム聴いてみようじゃないか」(←ここでもまだナメてかかっている)と買って聴いたら、コレがよく出来たアルバムで驚かされた。「UNCLE TOM CABIN」や「BLIND FAITH」あたりではちょっと哀愁を感じさせる部分もあったりで、バンドのイメージと合ってない気がしたけど楽曲はカッコイイし、必殺のバラード「I SAW RED」も売れ線狙いが見え見えなんだけど、その思惑に見事ハマってしまったり(笑)、「BED OF ROSES」や「MR. RAINMAKER」では華やかな爽快感に包まれる...と、半分近く好きな曲ばっかじゃん!(笑)

しかし、続く3rdアルバムではかなり硬派な音作りでこれまたイメージを変えたのだけど、これは正直好きになれなかったな。イメージ的にはポイズンが2nd~3rdアルバムで見せた変化を期待してたので、こうも違うと失望しかなかったな。

未だにバンドは存続してるみたいだけどVoのジェイニー・レインは脱退して、ブラック&ブルーのVoが入ったとの話らしい。イメージが違うけど、如何なモノなのだろうか?
そのジェイニー・レイン、何処かで最近の写真見たけど物凄くデ●ってしまって昔の面影は何処へやら...あの体系ならバンドにいなくても良さそうだけど(爆)。

「CHERRY PIE」のクリップ
http://www.youtube.com/watch?v=GdDxz2bkfhE

「I SAW RED」のクリップ
http://www.youtube.com/watch?v=9dnIlky9DQ8


Dangerous ToysDangerous Toys
(1990/10/25)
Dangerous Toys

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やっと、我が愛車が車検から戻ってきた。
お陰でカセット生活から抜け出したのだけど、結局1週間乗ってたので結構な数のカセットを聴いた。その中にはもう既にCDを売ってしまいカセットのみで残しておいたモノもあるので、これを機に聴いてみたのだけど、久しぶりに聴くと「やっぱ良いよなあ」と感慨深くなってしまう。

そんな風に思ったのが、このデンジャラス・トイズ。80年代当時のHM/HR隆盛時を体験してる人はお分かりだと思うけど、この80年代後期はホントに色んなメタルバンドが登場した。
さすがに全部は聴いていないけど「MTVヘッドバンガーズ・ボール」などで頻繁にオンエアされていたモノを積極的に聴いていて、このバンドもよくシングル「TEAS'N PLEAS'N」のクリップが流れていた。確か「ピュア・ロック」でも掛かってたっけ。
まず聴いて真っ先に思ったのが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのガンズ&ローゼズのアプローチに似てた事。Voはストレートなハイトーンを使っていたし、ギターも髪の短いスラッシュみたいだし(笑)、楽曲も「WELCOME TO THE JUNGLE」みたいに変な歌い方してるし(あ、でも声質的にはセバスチャン・バックの方に近いかも)。

だけど、ただのフォロワーではなくちゃんと個性も出していて、一言でいうならこのバンドの強みは「勢い」。とにかくノリ一発に近いのが好きだった。テキサス出身って事もあってかガンズよりももっと凶暴なイメージがあるし、後に出てくるパンテラっぽいスラッシーな部分もそこそこあるし。
当時は結構注目されていて、確かジューダス・プリースト、アリス・クーパー、メタル・チャーチなどと一緒のフェス(オペレーション何たらってタイトルのパッケージだったと思う)に出演してた。
とりあえず2枚目も無事国内盤発売されて、当時CD買ったのだけど(HELLACIOUS ACRES/邦題:悪魔の遊園地)音が骨太になって、完成度は2枚目の方が高かったのを覚えている。

如何にもB級メタルを感じさせるジャケ、それに私のトラウマでもあるピエロ(確か某音さんのトコに書いたと思うけど、某マク●ナ●ドのピエロが小学校の先生にクリソツで、マジ怖かったのを覚えている)をキャラに使ってるトコに妙な興味が沸いて(笑)買ったのが運のツキ、まさかこの歳になってレビュー書いてるとは思わなかったなあ。

今回、色々調べているウチに、何と2003年に来日してたとは全く知らなかった。当時まで活動してたとは驚いたけど(後に解散したらしい)ちょっと観たかったなあ。

「TEAS'N PLEAS’N」クリップ
http://www.youtube.com/watch?v=vKhLd4b7zs0

「SCARED」クリップ
http://www.youtube.com/watch?v=LmXM5jpyTS8&feature=related

欲望のターゲット欲望のターゲット
(2005/11/30)
スローター

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今週は我が愛車が車検に出ていて今は代車を借りているのだけど、その代車のカーコンポがカセットなのでCD-Rが聴けない。
なので、昔のカセットを引っ張り出してあれこれ聴いているのだけど、最初に出して聴いたのがこのアルバム(邦題:欲望のターゲット)。

1990年というとメタルブームも一段落した時期で、翌年にはニルヴァーナがブレイクしてグランジの隆盛が始まるのだけど、そんな中に出てきた新人バンドという不運な部分も感じさせるけど、デビューアルバムにしてこの完成度は当時は驚かされたモノだ。

私はこのバンド、当時の友人が教えてくれて「ちょっと聴いてみてよ。ギターがジョージ・リンチみたいだから」と言われて、そんなに期待しないで聴いてみたらドッケンというよりもモトリー・クルーに近い音だったので拍子抜けしたけど、それでもギターはかなり弾きまくっていて「なるほど」と感心。
ただ、マーク・スローターのVoは最初は馴染めなかった。聴いた事ある方ならお分かりだと思うけど、とにかくあのハイトーンのキンキン声が耳に痛いのだ。いや「YOU ARE THE ONE」や「SPEND MY LIFE」みたいに比較的中音域で歌ってるモノは良いのだけど、「LOADED GUN」やバラードの「FLY TO THE ANGEL」でさえあの高音はちょっとイラついてくる事もしばしば...

それでも「EYE TO EYE」~「SPEND MY LIFE」の流れは完璧だし、後半の流れも中々良い。よくありがちなLAメタルの作風ではあるけど、特徴であるキャッチーなメロディは一度聴けば耳に残るのがこのバンドの強みだったと思う。

結局、このデビューアルバムを超えるアルバムは作れなかったけど、それでも当時のHM/HRの中ではよくリピートした作品だったな。

「SPEND MY LIFE」クリップ
http://jp.youtube.com/watch?v=8Ao8KYp0rGs

「UP ALL NIGHT」クリップ
http://jp.youtube.com/watch?v=1qvGwZj_ztA

ColoursColours
(2003/08/30)
NEXX

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実はこのネタで昨夜書いたのだけど、エラー連発で投稿できず、いきなり全部消えてしまったので、もう一度書き直しです...(涙)。

久しぶりにこのデビューアルバムを聴いて「そーいや、このバンドの話は最近さっぱり聞かないなあ」と思い、そろそろ新作でも作ってるのか?と思い検索してみたトコ、何と昨年6月に解散したというではないか。
おいおいおい...楽しみに待っていたのにそりゃねーよ。確かにスペインのバンド情報なんてまず入ってこないし、しかもメジャーなバンドでもないから尚更で、前回レビューした2ndアルバムはそこそこ評判も良かったのに...

私がこのバンドを知った切っ掛けはCD発売当時のBURRN!のレビューで、私の好きな北欧バンド、エイリアンの曲調に似ているという理由だけで思いっきり興味が沸き、しかも女性Voのメロディアスハードポップと聞いて、そのテの音が好きな私にとっては買うしかない!と。
でもメジャーレーベルではないCDだったので、ネットで探すのも一苦労で、結局東京行った方が早いと判断、ディスクユニオン新宿HM/HR館にて中古盤で無事捕獲成功。

しかし、それまでスペインのバンドなど一度も聴いた事などなく、しかもレビューを見ただけで肝心の音も聴いてない状態でいきなりCD買うのはかなりの冒険だな...と思ったけど、考えてみれば昔は結構ジャケ買いなんかよくやったし、最近そーいう事を忘れてただけなんだよなあ、と。

で、聴いてみたトコ、コレが予想を上回る出来で非常に満足。そりゃ”超大型新人”でも何でもないし、しかもメジャーではなくインディに近いB級バンドだけど(ヨーロッパでは、メロディックロックの総本山であるNOW & THENからのリリース)そのフィールドでいきなりこれだけのモノを出してきたのはなかなかの実力なのではないか?
音楽性は確かに北欧系の音に近いかな?エイリアンっぽい部分もあるけど、キーボードが多いのでヨーロッパのイメージにも少し被るかも?
確かにこの1stアルバムではパトリシア嬢のVoの線の細さが気になるけど、声の伸びも良いし、バックの演奏陣もギターやドラムが結構頑張っているので、後は全体的にスケール感が増せばメジャーでも十分通用する音楽性だと思うし。続く2ndアルバムで、そのスケール感が増したので次作ではどんな感じになるのだろうか...と楽しみにしてたのに。
しかし、解散とはホントに勿体無いなあ。このテのバンドは最近出て来てなかったので期待してたんだけどなあ...

「REMEMBER」
http://www.youtube.com/watch?v=sd4NM_3vIrU&feature=related

PROJECT XPROJECT X
(1998/06/30)
Phenomena 2

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前回のヒューズ/スロールを久々に聴いて、それ以来グレン関連のモノばかり毎日聴いている。
ソロ作もまだ全部揃えていないし、他の様々なプロジェクトに参加したモノも数多く存在するので、全てを網羅するにはかなり時間が掛かりそうだけど、根気よく地道にチェックするしかないな、こりゃ。

という訳で、そんなグレン関連のアルバムを紹介。80年代中期に元白蛇のメル・ギャレーの復帰アルバムとして弟のトム・ギャレーが立案したロックオペラ、フェノメナ。グレンの他にもコージー・パウエルやレイ・ギラン、ジョン・ウェットンやニール・マーレイ、更にはブライアン・メイや山本 恭司などのそのテの音が好きな方々には垂涎のメンツが揃って期待に応える音をプレイしているプロジェクトの、その3作の美味しいトコ取りしたベストがこのアルバム。

私はグレンの存在を知った時に1st、2ndを購入したけど今はもうこのベストしか残っていない。私的にはベスト持ってりゃ十分かな?と思ったモノで。
そう思わせるだけあって、楽曲はほぼ捨て曲無し。このメンツを見ても分かる様に、メロディアスなHRを基本ベースに英国的な雰囲気を兼ね備えた感じで、英国では当然人気も高く、当時は映画化の話まであったという(1stのジャケットはボン・ジョヴィの「RUNAWAY」のクリップよろしく、「炎の少女チャーリー」みたいな感じでもあるし)。
そんな楽曲を歌の上手いグレン・ヒューズを筆頭に、レイ・ギラン、ジョン・ウェットンなどが歌うのだから堪らない。1曲のみだけど、以前レビューにも書いたオライアン(←求む、尋ね人)が歌ってるのもポイント高し。

1st収録の「KISS OF FIRE」のイントロを聴いたデヴィッド・カヴァデールが「頂き!」と言って「GAMBLAR」を書いたのは有名。ま、クレジットにはメルの名前もクレジットされてるから問題ないけど。

しかし、これだけの大勢のミュージシャンが参加しておりながら散漫な印象は殆どなく、むしろ統一感があるのはコンセプトアルバムである事の強みなのだろうか?
それに味をシメてるのかどーか分からないけど、最近発売された3枚組コンプリートやまたもやグレン参加の4thアルバム(トニー・マーティンも参加)まで色々登場する始末。色々聴けるのは嬉しいんだけど、収拾付かなくなるので余り乱発はしないで欲しいなあ...

「DID IT ALL FOR LOVE」クリップ(ジョン・ウェットン)↓
http://www.youtube.com/watch?v=qz9UNyEKBjg

「KISS OF FIRE」曲のみ(「GAMBLAR」と比べると面白い)↓
http://www.youtube.com/watch?v=-dxXGLCb9yo&feature=related

「STOP」曲のみ(レイ・ギラン、山本 恭司)↓
http://www.youtube.com/watch?v=JiQXDAlOLWU&feature=related

ブラック・ローズ(紙ジャケット仕様)ブラック・ローズ(紙ジャケット仕様)
(2002/12/25)
シン・リジィ

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前回のジェフ・ベック関連のお陰で、紙ジャケ盤に何故か縁がある。

紙ジャケ盤に関しては、私は結構好きだったりするのだけど、ただ最近のミュージシャンの作品ではそれは止めて欲しい。最近、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの作品が紙ジャケ化されたけど、コレには全く興味はない。何故なら、CD時代のモノの作品の紙ジャケは意味がないし。
あくまでもレコード時代のモノが紙ジャケ化されると、レコードを知っている者としては帯だの内袋だの、今のプラケース盤には付属出来ないモノにちょっと興奮してしまうモノである(興奮するからと言っても、決して変態ではないのでご了承を/爆)。

なので、ジェフ・ベックなんかは正しくそれに当て嵌まるし、古い作品に関しては紙ジャケで発売されていると興味を持ってしまう傾向があるのだけど、運良くこのアルバムも紙ジャケで手に入れる事が出来た。シン・リジィの中で名作と言われる「BLACK ROSE A ROCK LEGEND」。

私はリジィのオリジナルアルバムを全て聴いている訳ではないので、バンド史上最高傑作と判断する訳ではないけど、少なくとも充実した内容ではある事に間違いない。先入観かも知れないけど、フィル・ライノットの盟友でもあるゲイリー・ムーアがフルで参加した作品という事もあって、かなりお気に入りだ。
オープニングにぴったりのノリが良い(ビデオクリップでのゲイリーの黄色ジーンズが凄まじい/笑)「DO ANYTHING YOU WANT TO」(邦題:ヤツらデンジャラス!!)、フィルの愛娘の事を歌った「SARAH」、必ずライブで演奏される「WATING FOR AN ALIBI」(モノクロのクリップがカッコイイ!)といったベスト盤には必ず収録される3曲収録でも分かる通り、とにかくキャッチーな楽曲が揃っている。
比較的マイナーな「TQUGHEST STREET IN TOWN」や「GET OUT OF HERE」みたいにキャッチーでありながらもへヴィな音というリジィならではの楽曲も健在。タイトル曲ではルーツでもあるケルト音楽に感化されている事もあり、名作に挙げられるのも十分頷ける。

しかし、ゲイリーがこのアルバムのみで脱退してしまったのは本当に残念。もう少しリジィでの作品を聴いてみたかったけど、そうなると自身のソロやG-フォースが無かった事を考えると痛し痒しといったトコだろうか?

ブロウ・バイ・ブロウ(紙ジャケット仕様)ブロウ・バイ・ブロウ(紙ジャケット仕様)
(2005/01/19)
ジェフ・ベック

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久しぶりに新品CDを購入。しかし、最近のミュージシャンや新作ではなくてこのアルバム(苦笑)。

以前レビューを書いた「JEFF BECK GROUP」の欄でも書いた事だけど、田舎のブックオフにふらりと入って中古CDチェックしてたら、いきなりジェフ・ベック関連の紙ジャケがずらりと並んでいて、それまでそんなに興味なかったのに「それじゃそろそろ聴いてみようか?」という事で、この日は前述の「JEFF BECK GROUP」を...そして、日を改めてジェフ・ベックのアルバムで名作とされている「BLOW BY BLOW」「WIRED」「THERE AND BACK」を購入しようと、意気揚々で家から約30kmある田舎のブックオフへ向かったのだけど、残念ながらこのアルバムだけはもう既に消えていた。
折角、紙ジャケで2作は買ったのに肝心なモノがプラケースじゃあ...と、ヤフオクなどで探しては見るものの、既に廃盤だったので定価以上の金額が付けられていて手は出せない状態...

仕方ないから根気よく探すか...と、地味に探しているトコに朗報。何とソニーが紙ジャケ盤の再発を発表して、そのラインナップに見事このアルバムも入っていたのだ。「今度こそ逃してなるモノか」と迷わず購入。
宇都宮市内のタワーレコードで買ったのだけど、それは何と前回の紙ジャケ盤で今回の再発盤のモノではなかった。在庫抱えてたならさっさと店頭に出してくれよ~、お陰で散々探し回ってしまったじゃんかー#

しかし、とりあえず買えて良かった。で、初めて聴いたのだけど、正直今の音楽を聴いてるモノとすれば当然の事ながら目新しい事は特にない。だけど、発売当時に聴いたら確かに凄さは感じるだろうし、名作と謳われるのも分かる気がする。お気に入りは最後の「DIAMOND DUST」。しっとり聴かせる美しい曲だ。
私はスティーヴ・ヴァイの「PASSION AND WARFARE」を思い出した。両方共、ギターの可能性を存分に引き出したアルバムだし、歌が入っていないインストアルバムだし。

紙ジャケには、当時のレコード盤の帯が再現されているのだけど、このアルバムの邦題が「ギター殺人者の凱旋」。...全然そんなイメージじゃないんですけど...

Epiphany: The Best of Chaka Khan, Vol. 1Epiphany: The Best of Chaka Khan, Vol. 1
(1996/10/31)
Chaka Khan

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意外かも知れないですが、結構チャカ・カーン好きなんですよ。
まあ、初めて存在を知ったのが、1984年に大ヒットした例の「チャカチャカチャカチャカチャカカーン~」というグランドマスター・メリー・メルのラップで有名な「I FEEL FOR YOU」(原曲はプリンス)だったのだけど、当時としては斬新なラップを取り入れ、しかもスクラッチ多用のダンスチューンがカッコ良かったのは間違いないけど、一番驚かされたのはチャカ本人の歌唱力だった。

当時のブラック・コンテンポラリーは、今みたいにラップが幅を利かせてる訳ではなく純粋にR&B・ソウル系が大半を占めていて、時代こそ感じるけど歌を基調としている楽曲が多かったので、好きな曲も結構多かった。
そんな中、チャカのアルバムは従来のR&Bに染まらず、案外ポップに聴ける楽曲が多かったのが私の耳に十分訴えるモノがあった。前述の「I FEEL FOR YOU」や「I KNOW YOU、I LIVE YOU」なんかは普通にポップだし、ブルース・ホーンズビーとのコラボ「LOVE ME STILL」や「THROUGH THE FIRE」の様なバラード、「THE END OF A LOVE AFFAIR」でのジャズ風味の楽曲でも、そのド迫力の歌唱は変わる事なく素晴らしい。

このアルバムはベスト盤で、チャカの90年代中期までのヒット曲を収めたモノなのだけど、当時の新録で何とフリートウッド・マックの「EVERYWHERE」をカヴァーしていたのには驚かされた。何故なら、絶対にチャカがカヴァーしそうな曲だと思っていなかったからだ。
しかし聴いてみると、コレがなかなか味わい深く、オリジナルよりもテンポを緩めてよりソウル系に近付けている見事なアレンジだと思う。

余談ではあるけど、最近はどーなのか知らないけど、何年か前にチャカの映像見た時は体がゾウみたいになっていてびっくりした覚えがあるけど、アレサ・フランクリンといいどーしてソウル系の女性歌手はあんな体系になってしまうんだろうか?余計な事だけど気になる。

スケアクロウスケアクロウ
(2006/10/18)
ジョン・クーガー・メレンキャンプ

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ホントに今週は80’sばっか聴いているな...(苦笑)

ヒューイ・ルイスの様な派手で典型的なアメリカンロックも良いけど、一方でルーツに根ざしたシンプルなアメリカンロックをやらせたら天下一品のジョン・クーガー・メレンキャンプ。
私はこのアルバムで彼を知ったのだけど、当時の派手な装飾に飾られたゴテゴテのサウンドが主流だった時代に、ここまで無駄な音を省いてシンプルな泥臭い音でアルバムを作り、それがチャートを駆け上がっているサマを目にして、アメリカの奥深さを感じたモノだった。

まず、ジャケットが良い写真を使っている。モノクロのジョンが農地で思慮深そうにうつむいているだけのモノだけど、このアルバムを見事に表わしている。大好きなジャケットで、当時はアナログジャケを部屋に飾っていたなあ。
そして、この人を語るに絶対に外せないのが歌詞。このアルバムでは間違いなく「SMALL TOWN」でしょう。

俺は小さな町で生まれた
そして、そこに住んでいる
そして、そこで死ぬんだろう

俺は自分が何処から来たのか忘れない
俺は自分を愛してくれた人々を忘れない
この小さな町じゃ、俺は自分自身でいられる
それに、俺の好きな様にやっていける

大都市に住んでる人には絶対に書けない歌詞だし、またジョン自身が自分の立ち位置を絶対に忘れないという強い意志すら感じる。
以前レビューした「THE LONESOME JUBILEE」では、ちょっと大人目線になった歌詞が特徴だったけど、このアルバムではまだ自身の若さからくる”痛み”みたいなモノが見えて、この人は自分に嘘をつけない真っ直ぐな人なんだな...と思ったくらいだ。

私はこのアルバムを聴くと、映画「アウトサイダー」の世界観を思い出す。田舎町で仲間達とツルんで、色んな事で悩み、そして成長するというあの世界。多分、ジョンも10代の頃はこんな生活してたんだろうと思わせるほどリアルにリンクするのが面白い。

しかし、当時30代前半で「BETWEEN A LAUGH AND A TEAR」でのリッキー・リー・ジョーンズとのデュエットで、あそこまでの枯れたロックを聴かせるのは並大抵の事じゃ出来ないよなあ...恐れ入りました。

「SMALLTOWN」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=3eDkAG3R0h8

SportsSports
(1990/10/25)
Huey Lewis & The News

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前回のシカゴを聴いたら、このアルバムも聴きたくなってホント数年ぶりに引っ張り出した。
これはもう、ブルース・スプリングスティーンの「BORN IN THE U.S.A.」と並ぶ80年代のアメリカン・ロックを代表するアルバムと言っても過言ではないでしょう。私も当時散々聴きましたよ。

当時はチャートに目を通し、それこそラジオ・図書館・リクエストなどで片っ端から聴き漁って情報を得ていたので、このヒューイ・ルイスって人は何者なのだろうか?というトコから入っていった。
しかも、当時はマイケル・ジャクソンの「THRILLER」がバカ売れしてた頃で、アルバムチャートは暫くの間マイケルが独占していたのだけど、この「SPORTS」もずっと2位を離れずにいたのが気になって「そんなに凄いアルバムなのか?」と。
で、聴いてみたトコ、なるほどアメリカンなロックというのは正しくこういうモノを言うのだな!と納得。
オープニングの「HEART OF ROCK&ROLL」から、アメリカに行った事がなくても気分的には既にアメリカ的な感覚を教えてくれる。それはエンディングまでずっと変わらない。
そして楽曲も全てキャッチーなものばかりなので、何も考える事なく楽しめる。私的なお気に入りは「HEART AND SOUL」「WALKING ON A THIN LINE」「IF THIS IS IT」「BAD IS BAD」「FINALLY FOUND A HOME」。
特に「BAD IS BAD」は、当時は箸休め的なモノだと思っていたのだけど、今の歳で聴くとこういう曲が面白く感じるのだから意外なモノだ。
それに「FINALLY FOUND A HOME」なんか普通にビールのCMなんかに使えそうなイメージだ(というか、この人達の楽曲は殆ど使えると思う)。

続く次作「FORE!」収録の、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーの主題歌「THE POWER OF LOVE」でまたまた大ヒットを記録する訳だけど、それ以降はパッとせず、既にこういった楽曲が古く飽きられた感もある彼等だけど、さすがにもうこういうモノは作れないかな?

「WALKING ON A THIN LINE」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Qj6Q22dtMTM&feature=related

ハート・オブ・シカゴハート・オブ・シカゴ
(1989/12/10)
シカゴ

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昨日のフォリナーに続き、シングルカットする曲が殆どバラードなのでバラードバンドとして定着してしまった不運のバンド(それとも確信犯か?)シカゴのベスト。
しかもこのベスト盤、82年発表の「LOVE ME TOMORROW」(シカゴ16)から「19」までの正にシングルチャートでブイブイ言わせてた時代のモノで、「ONLY YOU」や「ALONG COMES A WOMAN」の様なアップテンポの曲も数曲あるけど、その殆どがバラード。恐れ入りました。

私が高校生の時に、同級生の友人が「18」のテープをくれたのがシカゴとの出会いで、それまではよくNHK-FMの”午後のサウンド”や"クロスオーバーイレブン”などで「25OR 6 TO 4」(邦題:長い夜)や「HARD TO SAY I'M SORRY」(邦題:素直になれなくて)がよく掛かっていたのを耳にしていた。
特に「HARD TO SAY I'M SORRY」は、80’Sやバラードのコンピ盤などには必ずと言って良いほど収録されていて、最近でもCMに使われたりと正直「またかよ」と思う事も多々あるくらいだ。
その「18」の感想を学校で友人と話してたら、そこへ後に中退してしまったヤンキーの同級生が「オレ、このバンド知ってる」と言うではないか。何でも、洋楽を聴いてみたくて手に取ったのが前作「17」だったそうだ。「キミならピストルズとかクラッシュの方じゃないかな?」とは、さすがに言わなかったけど(笑)。

しかし、久しぶりに全曲通しで聴いてみたけど、やはり良い曲が多い。バラードばかりなので甘ったるい雰囲気なのは仕方ないにせよ、それでもそういう気分の時には十分に盛り上げてくれるだろうし。
私のお気に入りは、やはり思い入れの強い「18」収録の「WILL YOU STILL LOVE ME?」。コレはホントに名曲だと思う。

そーいや、久しぶりにヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとのジョイント来日公演があるらしいけど、金額が半端じゃなく高い!明らかにターゲットは中年相手のコンサート(敢えてライブとは言わない)だから、足元見てるとしか思えないんだよなあ...(しかし、アマゾンではこのCDは中古で¥151で買えるけど/爆)

「WIIL YOU STILL LOVE ME?」のクリップ↓

http://www.youtube.com/watch?v=EJY_6Q5Z024

Definitive CollectionDefinitive Collection
(2006/04/03)
Foreigner

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それほど凄いバンドだとは全く思っていなかったのだけど、改めてベスト盤を聴いてみたら、さすがに今の時代には古臭く感じる部分はあるにせよ、良い曲を書いているバンドだったんだな...と。

私がリアルタイムで聴いたのは「I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS」がちょうど全米No.1を獲得した時で、まだ当時は中学生で少ない小遣いを握り締めてシングル買った記憶がある。今考えると、幾ら全米No.1になったとはいえ渋い楽曲買ってたな(笑)。
また、当時購入してたFMファンという雑誌の表紙が「AGENT PROVOCATEUR」ジャケだった事もあり、当時知らなかったバンドという事もあって興味を持ったんだよなあ。

しかし、ファンの方々からすればこの「AGENT PROVOCATEUR」アルバムからバンドの衰退が始まったとされているらしく、それ以前はバラードの「WAITING FOR A GIRL LIKE YOU」が大ヒットし、前述の「I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS」が全米No.1を獲得、続くアルバム「INSIDE INFORMATION」のシングル「SAY YOU WILL」(これも当時シングル盤買った)も当然バラードで大ヒット...完全に後のナイトレンジャーが陥った通りの展開で、正に先駆け的存在だったと(そんな先駆けなどいらないけど/苦笑)。

またルー・グラムとミック・ジョーンズが共にソロ活動を展開して、ミック・ジョーンズの方はそれほどでもなかったけど、ルー・グラムのソロはヒットを記録した事で味を占めたのかバンドを脱退し、フォリナー解散の引き金になったと(後にルー・グラムも復帰して再結成してるけど)。
今では元ハリケーンのケリー・ハンセンがVoを務めているらしいけど、まさかハリケーン→フォリナーという展開は全く読めなかったな。当時は全く思いも付かなかった事だろうし。まだジョー・リン・ターナーの方が可能性があったと思うけど。

と、経歴ばかりで内容に触れていないけど(苦笑)前述のバラード群は文句なしに素晴らしいし、ベスト盤という事もあって初期のロック色が強い楽曲もバランスよく聴けるのが良い。20曲も入ってアルバム1枚分とはかなりお得なアルバムである。

「I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS」のクリップ↓

http://www.youtube.com/watch?v=z9OGfBGOCpk

VoiceVoice
(2001/07/03)
Neal Schon

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以前ニール・ショーンのソロに関しては1stの「LATE NIGHT」をレビューしたけど、実はそれ以前にこのアルバムはよく聴いていた。
ま、聴きたくても何処にも中古CDが無くて、新宿で見つけて購入出来たお陰で聴く事が出来た訳だけど、この頃のソロとは違い、この「VOICE」(邦題:情熱の音色)では全曲カヴァー曲で構成されている企画モノに近い意味合いを持っている(噂ではレーベルとの契約消化の為に作られたという噂もある)。

しかし、全曲カヴァー曲だからと言って侮るなかれ、そこは天下のニール・ショーン。邦題通り、情熱溢れる音色を存分に聴かせてくれる。
カヴァー曲も古い曲から比較的最近の曲まで幅広く、マライア・キャリーの「HERO」やブライアン・アダムスの「(EVERYTHING I DO)I DO IT FOR YOU」、セリーヌ・ディオンの「MY HEART WILL GO ON」などの洋楽聴く人なら誰もが耳にしたであろう楽曲が、原曲を大切にしながらもニール独自の解釈でプレイしている。

中でも、比較的有名ではない(少なくとも私は聴いた事がなかった)ルーチオ・ダッラの「CARUSO」。これにはホントやられた。アルバムの冒頭という事もあってか、この1曲で勝負あった!とにかく泣ける。例えるなら、ゲイリー・ムーアがアルバムの冒頭に「THE LONER」を持ってくる様な感覚...と言ったら分かるだろうか?
それとボニー・レイットの「I CAN'T MAKE YOU LOVE ME」(邦題:夕映えの恋人たち)。これも秀逸。夕暮れ時や真夜中におセンチになる事必至のキラーチューンだ。

因みに、私はセリーヌ・ディオンのこの曲は正直大嫌いなのだが(セリーヌ・ディオンには恨みはないし、むしろ凄いシンガーだと思うけど、単純に売れ過ぎてタイタニックのイメージが固定化されてしまった為...同様にホイットニー・ヒューストンの「エンダーーーー、イアーーーー」って曲とエアロスミスのアルマゲドンの曲も)このニールのプレイでは、そーいった事が全然気にならないところが良い。さすがだ!