HIStory: Past, Present and Future, Book IHIStory: Past, Present and Future, Book I
(1995/06/20)
Michael Jackson

商品詳細を見る


ホントに驚きましたねえ、マイケル・ジャクソン急逝。
先週は夜勤で、朝起きたと同時に友人からメールが入ってタイトルに「キング・オブ・ポップ」と書かれてあって、内容は全く関係ない話だったので「このタイトル何?」と思ってTV観たら、こぞって報道しているので「えーっ!?」と驚いた訳で...
その夜に放送された追悼番組も録画して観たけど、余りにもお粗末な作りで途中で消した。まあ、それまでの報道のまとめはまあ良い。問題はマイケルに思い入れの無い芸能人が、本人とは関係ないコメントばかりで余りにもイラついたので。ちゃんとまともに作れよ、フ●テ●ビ#

実は、私は洋楽を聴く切っ掛けとなったのはマイケル・ジャクソンとビリー・ジョエルからで、初めて買った洋楽のシングル盤は「BEAT IT」だった...と書けばもうお分かりでしょう。当時、全盛期の真っ只中でグラミー賞総ナメにする前あたりにハマっていったのだ。
後に「BILLIE JEAN」と「WANNA BE STARTIN' SOMETHIN’」のシングル盤も買ったけど、結局「THRILLER」アルバムも買ってしまうのだけど、中学生の少ない小遣いから他に目移りしないでマイケルばっか買ってたのは、今思うと我ながら凄い熱狂ぶりだな、と(笑)。

「BAD」まではちゃんと聴いてたのだけど、「DANGEROUS」はスラッシュ参加と知っていながらも手は伸びず、当時からハマってたHM/HR関係ばかり聴いていた。それからマイケルの奇行の数々の報道のお陰で完全に興味を失ってしまった。でも、映画の「ムーンウォーカー」は観たし、メガドライブで発売されたマイケルのゲームもプレイしてたけど(爆)。

これは1995年発表の、1枚は「DANGEROUS」までのベスト、もう1枚は新作という変則的なアルバムだけど、改めて聴くとマイケルが何故キング・オブ・ポップと呼ばれる所以がよく分かる。ロックでもソウルでもなくポップ。ここがポイントだと思う。

正直、ディスク2の当時の新作の方は余り聴いておらず(妹ジャネットとのデュエット「SCREAM」はカッコ良かったけど)ベストの方ばかり聴いてたけど、思い入れは「ROCK WITH YOU」かな。「OFF THE WALL」収録のソウルナンバーだけど、古臭くても何処か懐かしい気分にさせてくれる。私が今でも(ちょっと古臭い)ソウル系が好きなのはこの曲が影響してるのかも?

しかし、まさかこういう風に亡くなるとは思ってもいなかったんで、こうしてレビュー書いていても全く実感が湧かない。今、全世界で軒並みマイケルのアルバムやDVDが売れているらしいけど、追悼盤とか未発表曲集とか絶対に出てくるだろうな。現存のCDを買おうとは思わないけど、来月発売の紙ジャケは直ぐに売り切れそうなんで、早めに手を回した方が良いのかな?

色んな人達が追悼の言葉で「もう2度とこういう人は現れない」と言うけど、本当にそう思う。私を洋楽の世界に導いてくれたマイケルには改めて感謝したいと思う。REST IN PEACE...

「ROCK WITH YOU」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=7hK3Y1Ehv9c

「SCREAM」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=vNl2Pm9-7Vk&feature=channel
スポンサーサイト

パーマネント・ウェイブス(永遠の波)(紙ジャケットSHM-CD)パーマネント・ウェイブス(永遠の波)(紙ジャケットSHM-CD)
(2009/06/24)
ラッシュ

商品詳細を見る


やっと、ラッシュの国内盤が紙ジャケというカタチで再発された。
いくら彼等は凄いっ!と力説しても、国内盤が発売されていない国でライブはやらないと思うし、また彼等には偉大な功績があっても、それを伝えるメディアが存在しなければ結局は知られざる存在になってしまう訳で、この国は彼等に対して完全に乗り遅れたカタチとなってしまった。

紙ジャケが発売されて購入するのは彼等の熱心なファンくらいなモノだろうけど、熱心なファンは既にアルバム全部揃えているだろうから、改めて買うかどーかも怪しい。だから、ここでメディアが力を入れるべきなんだろうけど、ルックス重視や話題性重視に踊らされているシーンに今更彼等をプッシュするのはまずありえない。ホント、歯痒い気分だなあ...

ともあれ、先日ブックオフで彼等のDVD「R30」をやっと手に入れて、それを観て以来ラッシュ熱が高まっているトコなので、このアルバムをレビュー。1979年発表のオリジナルアルバムとしては通産7作目となる「PERMANENT WAVES」。

年代順にアルバムを聴いていくと、このアルバムで彼等は劇的な変化を表したと思う。楽曲のコンパクト化である。
彼等はアルバム4作毎にライブアルバムは発表して新たな音楽性を求めるという法則があったのだけど、この作品と前作の間には決定的な違いがあって、それまでは大作主義だった楽曲がこのアルバムでは「NATURAL SCIENCE」1曲のみに留まり(3部構成)、シングルになった「THE SPRIT OF RADIO」は彼等初のヒットとなりトップ10に顔を出す。アルバムも全米最高4位を記録。このアルバム以降、暫くの間は発表したアルバム全てトップ10内にランクインしている。

このブログのタイトルにもなっている通り(笑)「THE SPRIT OF RADIO」は勿論の事、私のPCのメールアドレスも「FREEWILL」(笑)、「SNAKES & ARROWS LIVE」に久々に収録された「ENTRE NOUS」、大作でありながら全く飽きさせない展開の「NATURAL SCIENCE」など(って殆どだけど)大好きな楽曲も多い。

間違いなく彼等の転換期であり、そして後の基本的な方向性を確立した作品である...しかし、何でこういう曲書けるんだろうなあ...

「THE SPRIT OF RADIO」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=fbd7-nIlLlQ

「FREEWILL」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=YpCASVFyQoE

「ENTRE NOUS」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=DH-tdIk8PYI&feature=related

最近、ちょっと旧譜を聴き漁っていて、色々と発見があったので久々にチョイスといきますかね。

SUMMER / NUCLEAR VALDEZ (1990)
http://www.youtube.com/watch?v=GFCJ48r2coY

このバンドは確かBURRN!でレビューされていて、結構な高得点だったのでとりあえず聴いてみるか...ってな感じで購入したのだけど、なかなかの掘り出し物だったのを覚えている。ジャケットの綺麗さも高ポイントだったのだけど、日本盤は彼等の故郷であるマイアミの空と海の夕暮れに、ノイズみたいな縦線が幾つも連なっているモノに対して、輸入盤は変なオヤジの丸眼鏡にメンバーショットが入ってる、ダサい事この上ないモノだった。
しかし、肝心の音の方はHR誌で紹介される感じのモノではなく、もっと土着的というかラテンの雰囲気を兼ね備えた力強いロックで、私的には「WAR」の頃のU2を思い出した。何処か切なく、何処か懐かしいというそんな感じの楽曲かと。

RED RAIN / PETER GABRIEL (1986)
http://www.dailymotion.com/relevance/search/peter+gabriel/video/xq6yt_red-rain-peter-gabriel_music

「SO」は以前レビューしているけど、その時にこのPVを探していてYOU TUBEじゃ見つからなかったので貼れなかったのだけど、ようやくデイリーモーションで発見。
このPV、以前「SO」までのPVを集めたクリップ集がVHSで売っていて、それを購入した時に観て一番好きなPVだったのだけど(ホントは「SLEDGEHAMMER」狙いだったのだが...)、このVHSは後に売ってしまったのでなかなか観れず「やっぱ売らなきゃよかったかな...」と後悔してたのだ。
モノクロの映像がなかなか凝ってて(ピーターの顔が半分しか映らない感じとか◎)「SLEDGEHAMMER」とか「BIG TIME」の様な凝り過ぎな感じではない、あっさりとした雰囲気が曲とマッチしていると思う。

YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY (1985)
http://www.youtube.com/watch?v=oZXLcPWKQyU

ご存知イーグルスのメンバーの彼のソロ。この時期はかなりサントラ関係の仕事に力を入れていたみたいで、「ビバリーヒルズ・コップ」にも「THE HEAT IS ON」を提供してヒットを飛ばしていたけど、この曲は私の大好きな「マイアミバイス」のサントラの収録(彼のソロ作「ALLNIGHTER」にも収録)。
顔がイカツいのに声が激甘というギャップが何とも堪らないのだけど(笑)この曲では今聴くとちょっと時代を感じさせるが、かなり渋めの大人のロックみたいな感じで、真夜中を感じさせる雰囲気は最高に良い。PVでも夜通し街の中を徘徊し、最後には明け方の街に繰り出すという終わり方もカッコイイ。

シューティング・アット・ザ・サンシューティング・アット・ザ・サン
(2003/03/05)
サンダー

商品詳細を見る


4月のサンダーのラストライブを観た直後に、持ってないオリジナルCDを一気に揃えてしまったのだけど、さすがに一度に通して聴くと、どのアルバムにどの楽曲が入っているのかよく分からなくなってしまったので(汗)とりあえず1枚ずつ集中して聴こう...と思い、まずはこのアルバムから。バンドが再結成を果たした記念のアルバム「SHOOTING AT THE SUN」。

何で発売当時に買わなかったのかちょっと覚えてないのだけど(多分、他に買うモノがあったからだと思うけど)当時は余り評価は高くなかった気がしたし、何より再結成を果たしたのに、このアルバムに伴う来日公演が無かったことも疑問に思ったりもしていた。
ライブでは何度も耳にした「LOSER」がオープニングを飾ってるけど、他の楽曲に関しては余り触れられていないし、その後のライブやベスト盤に「LOSER」以外はシカト状態なのがこのアルバムの印象を薄くしていると思う(4月のライブでは「A LOVER, NOT A FRIEND」を演っていたけど)。

そんな事を思いながら何度も繰り返し聴いていたら、地味ながらもかなり良質な作品だということが分かってきた。ま、サンダーのアルバムや楽曲ってそういうタイプなモノが結構多いけど...

私のお気に入りは「OUT OF MY HEAD」。この曲めちゃくちゃカッコイイのに何で取り上げないのか不思議でしょうがない。確かにサンダー特有のブルージーな雰囲気は皆無だけど、ちょっと都会的でありながらもベンのハモンドが良い味出してて私はかなり大好きだ。自分の車内で聴くCD-Rにも入れたし。

それとライブでかなり惹かれた「A LOVER, NOT A FRIEND」も良いし(特に中間部のギターソロが◎)、ほのぼの系のバラード「IF I CAN'T FEEL LOVE」「BLOWN AWAY」もかなり和む。「EVERYBODY'S LAUGHING」の軽快な明るさも、それまでの路線とは一味違うのが面白い。サビがキャッチーな「SOMEBODY GET ME A SPIN DOCTOR」も楽しい。

...と、結構聴き所が多いのに地味な作品扱いというのはホント勿体無い。このコラージュしたジャケも意外と気に入ってるし(彼等のジャケはちょっと理解不能なモノが多いので、ホントに珍しい事なのだけど/笑)。
サンダーに限らず、地味な作品を改めて再確認するのは意外な発見があって面白いかも知れないな。

「LOSER」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Rm-J4OWyucY

「SOMEBODY GET ME A SPIN DOCTOR」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=1pC6caGGE9c

FaceliftFacelift
(1990/09/04)
Alice in Chains

商品詳細を見る


先日、映画館にて「ターミネーター4」を観てきて、世紀末が舞台なのにラジオで掛かった音楽がアリス・イン・チェインズの「ROOSTER」。今回のT4に関しては、事前に全く情報を入れなかったのでこれにはマジで驚いた。しかも世紀末の世界に彼等の楽曲が妙にハマること...

そんな事を思いながらネットでフラフラしていたら、また彼等の話題とかち合ってしまい、何と14年振りの新作を9月に発表するらしい!
正直言って、不安と期待が半々...というのは彼等のファンなら理解出来ると思う。何故ならもうレイン・ステイリーはいないのだから。あのボーカルを新ボーカルが担うというのは相当なプレッシャーかと。でも、ジェリー・カントレルのソロ作はレイン不在でも十分聴き応えはあったので、とりあえずは彼等がアリス・イン・チェインズを名乗る以上、それ相当のモノを提示してくると思うので、過剰な期待はせずに待つことにしよう。

さて、そんな彼等のデビュー作「FACELIFT」。
彼等のとの出会いは実は音楽からではなくBURRN!からで、当時のメタルフェスだったクラッシュ・オブ・タイタンズでスレイヤー、メガデス、アンスラックスというスラッシュ四天王の3バンドが集結したパッケージに、何故かこのバンドの名前を見つけて「そんなに凄いのか!?」という期待感を煽ってくれた時に、当時の知り合いから「アリス・イン・チェインズは持ってる?」と聞かれて、ああやっぱ今話題のバンドなんだな...という事でこのアルバムを買いに行った経緯がある。

当時の印象では、まず「面白くなかった」(笑)。そりゃそーだ、何でこの音がスラッシュ勢とツアーしてんだよ?と完全に先入観で聞いてしまったからで、それでも根気よく何度も聴いているうちに今度は麻薬の様な中毒に(爆)。
何でだろう?スカッと爽快感がある感じではなく、逆に重い音をダラダラと引き摺ってる感じなのに何故か耳から離れないという変な感覚。「MAN IN THE BOX」なんてちょっとズレるとダサい感じなのに、変なキャッチーさもあるし。

このアルバムからは「WE DIE YOUNG」「SEA OF SORROW」の様なシングルカットされた楽曲も好きだけど、ブラック・サバスからの影響受けまくりの「LOVE, HATE, LOVE」や、彼等にしては珍しいタイプの「PUT YOU DOWN」あたりが好きだ。

デビューアルバムという事もあって若干青臭さが残るけど、既に個性が確立されている点はさすが。ニルヴァーナやサウンドガーデン、パール・ジャムなどのグランジ勢の括りで出てきたけど、そのどれらのバンドとも全く違う音楽性は正に彼等にしかできなかったと思う。もはや偉業(笑)といってもおかしくはないと。
後のアルバムに比べると一番聴き易いアルバムかと思うので、彼等を最初に聴くならこのアルバムをお薦めしたい。

「WE DIE YOUNG」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=YogdqYVLPYI

「SEA OF SORROW」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Dm98t-iGaN8

「LOVE、HATE、LOVE」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=l9jX1KAKp78

With TeethWith Teeth
(2005/05/03)
Nine Inch Nails

商品詳細を見る


正直に告白すると、このアルバムは発売日に買ったのにこれまでの間に数回しか聴いていませんでした(汗)。
理由は簡単、期待外れだったから。前作「THE FRAGILE」から約6年も掛かってコレかよ...と残念な気分になり、それ以降のアルバムに至っては全く買っていない。

「THE FRAGILE」の時にも感じた事だけど、もうNINに自分の好きな要素を見出すのは無くなってしまったのだろう...と。初期にあった、聴く者に衝撃と破壊力をもたらす楽曲は完全に鳴りを潜めてしまい、自己の内面ばかりに目がいってしまって、明らかに独り善がりの趣きに走ってしまったのが前作だったと思う。当時は何でこれが全米No.1になるんだ?と疑ったくらいだ。

で、このアルバムではそれまでのNINの作品の中では最も聴き易い部類に入るモノなので、NIN初心者が入るには打って付けに思えるのだけど、その妙なキャッチーさがバンドの全体像を明確にしていない気がして首を傾げたくなるのだ。「THE DOWNWARD SPIRAL」がNINの最高傑作と思っている人達にとっては尚更だと思う。

しかし全く否定的だという訳ではなく、やはりそこはトレント・レズナー、音の作り込みはハンパないと思う。私が買ったのはDVD-Dオーディオが付いた2枚組なのだけど、安物のDVDプレイヤーで聴いても音のキメ細かさがはっきり伝わってくるので、これを最高機種で聴いたら一体どーなるんだ?と。

楽曲は、前作では内に籠もる感覚が強かったのに対し、このアルバムでは幾らか外へ打ち出す感覚が聴けるのが大きな違いかと。私がNINに求めている「GETTING SMALLER」や「YOU KNOW WHAT YOU ARE?」の様な初期の感覚を思い出させてくれる楽曲が好きなので、地味な「WITH TEETH」や「EVERY DAY IS EXACTLY THE SAME」みたいに退屈な楽曲が、アルバム全体にイマイチな雰囲気を醸し出しているのかも?
そーいや、どこかの記事で読んだけど、トレントはNINを活動休止状態にする様な事を発言したらしいけどコレってホントなんですかね?

「THE HAND THAT FEEDS」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=bJN2SPUcXTQ

「YOU KNOW WHAT YOU ARE?」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=_L3RNFjspIs&feature=related

ディシプリン(紙ジャケット仕様)ディシプリン(紙ジャケット仕様)
(2004/02/21)
キング・クリムゾン

商品詳細を見る


さて、このブログでは初登場となるキング・クリムゾン。
最初に語っておくと、私はプログレッシヴ・ロックというジャンルは総体的に見て余り好きなジャンルではないと思う。
マリリオンが大好きなクセして何言ってるんだ?と思うだろうけど、マリリオンは一応プログレのジャンルに括られるけど、純粋なプログレファンからするとポンプロックと呼ばれているし、いわゆる4大プログレバンド(ピンク・フロイド、EL&P、イエス、キング・クリムゾン)のそれぞれの代表作を聴いてはいるものの、自分の感性に引っ掛かるモノは少ない事から、このジャンルとは余り縁はないのかな?と思っているのだ。

しかしそんな大御所4大バンドにも、いわゆる「問題作」「賛否両論」と呼ばれるモノが存在しており、名盤扱いされている作品よりもそっちの方が好きだったりするから、世間の一般論とは結構ズレているんだろうな(笑)。
そんな私なので、クリムゾンで好きなアルバムを挙げるとすれば、この「DISCIPLINE 」を挙げたくなる。

ロック好きなら一度は目にする色んな意味で衝撃的な(笑)ジャケの1stから始まり、調べていくと「RED」やら「IN THE WAKE UP POSEIDON」、「LARK'S TONQUES IN ASPIC」など彼等には聴くべきモノが多く存在しており、確かにバンドを代表する楽曲は良い曲なのだけど、アルバム全体で聴くとイマイチというか、続けて聴こうという気にはならないのが彼等の印象だった(聴き込みが足りないんですかね?)。

しかし、このアルバムだけは違った。トータルタイムが約40分という短さも影響していると思うのだけど、とにかく古臭いイメージを完全に払拭してモダンなイメージを強調させているトコに聴き易さを感じるのだ。
「ELEPHANT TALK」~「FRAME BY FRAME」の2曲で、完全にそれまでのクリムゾンとは別な印象を受けると思う。デビュー当時からのファンの人達は絶対に認めたくないんだろうなあ、これをクリムゾンと呼ぶのは。

その昔、エアコンのCMで象の泣き声をギターで再現し、お茶の間を唖然とさせた元トーキング・ヘッズのエイドリアン・ブリューが初参加しているけど、意外とバンドと合っていると思うし(これもオールドファンには信じられない事なんだろうなあ.../笑)この人が音楽性を変えた最大の理由なのかも。

「MATTE KUDASAI」なんて日本語で歌ってる歌詞も登場し、相変わらず変な音楽だと思うけど(笑)ミュージシャンの複雑でテク二カルなプレイとスピーディーな展開には舌を巻く事必至。これを1981年に出していたと思うと、ホントに大したバンドなんだな、と改めて思う。

「DISCIPLINE」クリップ↓(...何だかなあ.../笑)
http://www.youtube.com/watch?v=1WSNraCN5Zg

「ELEPHANT TALK」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=76eoyyem2K8

Something StrongSomething Strong
(1997/11/10)
O\'Ryan

商品詳細を見る


umeさん、オライアン購入記念!...という事で(どんな記念だ?/笑)今回はオライアンの1stソロ「SOMETHING STRONG」を取り上げてみようかと。

私が2nd「INITIATE」をレビューしたのは今から約2年前の事。
(http://rush-yyz.at.webry.info/200705/article_2.html)
その間もそれ以前も、この2ndアルバムだけは結構忘れた頃に引っ張ってきては聴いているのだけど、元曲であるフェノメナ関連よりも聴く回数は圧倒的に多い。
理由は単純、オライアンの方がアレンジが優れているからで、元曲にある如何にもHR的なノリに対してオライアンのそれはAOR的なアプローチなので、普段のBGMとして気軽に聴けるのだ。

そんな2ndよりも更にAOR的なノリなのが本作で、もはやHRとは呼べない感じでもあるけど、この人の歌の上手さはこの時点で既に確立されているので安心して聴けるクオリティかと。2ndアルバムではグレン・ヒューズばりの歌唱だけど、楽曲に合わせてかこのアルバムではジョーイ・テンペストに近い雰囲気を持っている風に聴こえた。

2ndアルバムにも、フェノメナの楽曲に混ざって自身のオリジナル「EMAR MAY」と「SOMETHING STRONG」、「DON'T LET IT SLIP AWAY」が収録されていたけど、この1stアルバムにもこの3曲が収録されている。
どういった経緯なのかは知らないけど、この1stアルバムが今は亡きゼロ・コーポレーション、続く2ndアルバムはイーストベルジャパンというレーベルから発売されている事から(後にヴォイスプリント・ジャパンから再発)レーベルが変わった事で、新たにこの曲に焦点を当てたいと考えたのだろうか?因みに3曲共、違うアレンジで収録されている。

2ndアルバムが傑作なので、比較されると確かに青臭かったりと分が悪い立場にあるけど、全くの別物と捉えると十分クオリティは高いと思う。
私的なお気に入りは爽やかな「STRONGER THAN LOVE」(サビがチャゲ&飛鳥?)、軽快な「REACTION」、しみじみ聴かせる「DEEPER THAN THE OCEAN」。勿論「EMAR MAY」も素晴らしいけど、2ndのアレンジが素晴らしいのでちょっと地味かも。まあ、別Verと思えば全然OKなんだけど。

しかし、2ndアルバム以降音信不通となってしまったオライアン。フェノメナのベスト盤でオリジナルの「SLAVE」を提供してからは全く消息が分からなくなってしまった。何かマイナーなバンドに参加していたのはかろうじて知っているのだけど...情報筋求む!

「EMER MAY」(INITIATE Ver:曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=EHvEj2vUnmc

「DON'T LET IT SLIP AWAY」(INITIATE Ver:曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=jmcnHxsirCo&feature=related

フォーエヴァー・モアフォーエヴァー・モア
(2009/01/21)
テスラ

商品詳細を見る


前回の白鮫の新作が先にレビューしてしまったけど、このアルバムはその前に購入しており、しかもブックオフのセール期間中で輸入盤が

またまた奇跡の¥105!!パート2

先日の「ラスト・アクション・ヒーロー」の再来となった訳で(笑)。

で、テスラ。昨年に某音さんのレビューを読んで早く聴きたいと思いながらも、結局国内盤は今年に入ってから発売されて、しかもボートラ1曲のみ(これが地味な「MAMA'S FOOL」ってトコも何考えてるんだか...)。ちょっとなあ...と思いつつも、そのままフェイドアウトしていたトコに、この降って湧いた幸運(笑)。

前作「INTO THE NOW」が2003年発売だったから、約5年のインターバル。これを不思議と長いと感じなかったのは、やはり前作が余りにも地味だったからかと。このアルバムも、国内盤がかなり遅れて発売されたと記憶しているけど、折角の再結成にケチが付いてしまったのにも関わらず、肝心の音も地味極まりないモノで非常に落胆したものだ。せめて初期3作のノリで行って欲しかったのに。

で、その5年の間にラウドパーク参加という意外な(?)来日公演もあってバンドの気運が高いのを感じ取ってはいたけど、その良い勢いがアルバムに反映されているとCD聴いていて思った。
冒頭を飾る「FOREVERMORE」がミドルで攻めるタイプの楽曲なのでちょっと不安になったけど、続く「I WANNA LIVE」が往年の(笑)テスラ節全開の楽曲で、3rdアルバムに収録されていてもおかしくない楽曲にニンマリ。

その後も、さすがに全盛期の勢いは無いけど楽曲的にはかなり充実していると感じた。確かに数曲は地味な楽曲もあるけど、ジェフ・キースの声は相変わらず不変で、それがテスラを聴いていると感じさせる要因の1つにもなっているのは確か。

残念ながらトミー・スキーオはまた脱退してしまったけど、新たに入ったデイヴ・ルードというギタリストもバンドにフィットしている感じだし(インナーの写真見る限り、結構なイケメン)ホントにバンドは現在良い状況なんだろうなあ。

ただ欲を言えば、白鮫の新作で聴けた枯れたHRをテスラでも是非!といったトコだろうか。以前バンドにあった田舎風味がこのアルバムでは余り聴けないので、次作ではその辺もお願いしたいトコだ。

最後に一言。CDの裏ジャケ、スレイヤーのあの写真にクリソツなんですけど...(爆)

「I WANNA LIVE」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=tmT-aQ6EOz0&feature=channel_page

「FALLIN' APART」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=GWn91zbxCSY&feature=channel

ライジングライジング
(2009/05/27)
グレイト・ホワイト

商品詳細を見る


ちょっと前に輸入盤で発売されていたのが、やっと国内盤出たので買いました。久々の白鮫の新作「RISING」。

正直に告白すると、実は前作まだ買ってません(滝汗)。何だかんだで買いそびれてしまいまして...そんな私が何故復活作ではなく新作を購入してるのか?(答え→気になったから)

まあ本音をいうと、「LET IT ROCK」アルバムから兆候があったのだけど、それまで大好きだった白鮫なのに何故か音がつまらないと感じてしまったからで、「LET IT ROCK」でも「PAIN OVERLOAD」とか良い曲もあるのに、全体的にこじんまりしちゃったよなあ...と。続く「CAN'T GET THERE FROM HERE」に至っては、完全に失敗作じゃんとすら思ったくらいで。
まあ、メジャーレーベルをドロップされたからという訳ではないけど、魅力が無くなっているのがはっきり目に見えてるのはファンとしては辛い訳で、やはりというか案の定、一旦解散してしまったのは「しょうがないか」とすら思ったモンだし。
それが様々な理由が絡んでの再結成となった訳だけど、新作を聴いて、その解散前のグダグダ感を2度も味わいたくないな...というのが、新作を拒否ってた理由だった。なので、正直今回のアルバムも全く期待はしてなかった訳で...(ジャケもかなりB級を超えてC級臭いし/笑)

ところが、彼等はやってくれました!

確かに全盛期のエッジを利かせたHRではないけど、それまでの成功と挫折を味わった彼等だからこそ説得力が増した、良い塩梅に枯れたHRを演っている。
とにかく楽曲がホントに良い!全曲捨て曲無しとまでは言わないけど、とりあえず前半の流れは最高だと思う。後半にも「LAST CHANCE」みたいなエモ系のバンドが演ってもおかしくない感じの楽曲が入ってたり、それまでの白鮫のイメージとは若干違うアプローチも見せている。
私的なハイライトは3曲目の「I DON'T MIND」。爽やかなバラード系だけど、以前の様なブルージーな感じとは違う、どちらかというとウェストコーストっぽい雰囲気が漂うのが今の季節に合っている。歌詞もまた泣ける。

「ALL OR NOTHIN'」の様に、ジャックの歌にマークのギターが絡む楽曲を聴いているとホントに白鮫が帰って来た...と実感した。サンダーが去ってしまった今、このテの音で期待出来るのはもう彼等しかいない!と断言しよう。ホントはテスラがこんな感じになってくれると嬉しいのだけど...シンデレラも新作が一向に出ないし。

個人的には、文句無しで今年聴いた中では上位に位置する傑作アルバムの登場。それまでの白鮫の経緯を思うと、何だか泣けてくるなあ...

「ALL OR NOTHIN'」(曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=Johzblu2moA

「I DON'T MIND」(曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=lJ411d8j5o0&feature=related