エコーズ~啓示 ザ・ベスト・オブ・ピンク・フロイドエコーズ~啓示 ザ・ベスト・オブ・ピンク・フロイド
(2001/11/05)
ピンク・フロイド

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こんだけ長い間レビュー書いてるのに、今まで何故か敬遠してたのと(自分自身が)イマイチな評価しか出来なかったピンク・フロイド。
9月に全アルバムがリマスター盤一斉発売となるみたいだけど、それを前に自分なりに少しまともに聴いてみよう...と、10年前に発売されたベスト盤「ECHOES」(邦題:エコーズ~啓示)を中古で購入。

フロイドの場合、ベスト盤はあくまでも代表曲を収録したモノだけらしいので、オリジナルアルバムを聴く事をお薦めする...とよくレビューなんかで書かれているけど、このベスト盤に関してはメンバー自身が積極的に関与して、楽曲の並び構成や曲間の繋ぎなど細かいトコまでに拘って作り上げたという話らしい。

私はフロイドのオリジナルアルバムでは「ATOM HEART MOTHER」と「THE DARK SIDE OF THE MOON」と「THE WALL」くらいしかまともに聴いた事がなく、特に「ATOM HEART MOTHER」は私が20歳前の頃に当時の友人と地元の日光へドライブに行った際にその友人がBGMとしてこのアルバムを選択したのだけど、コレが眠くて×2...(苦笑)
そんな虚ろな私を見て「この良さが分からないなんて」と友人が激怒(笑)。そりゃ当時の私はHM/HRにどっぷり漬かってる最中だったから、このテの音には殆ど興味が無かったし。
でも、バンドの成し遂げた活動についてはいつも一目置いてはいた。「THE DARK SIDE OF THE MOON」はかなりの長い間ビルボードのアルバムチャートに居座り続けたし、活動停止するまでのどの作品も威厳を保ち続けたという事自体、リスペクトすべきかと。

で、このアルバムに関しては代表曲は勿論ほぼ収録されており(何故か「ATOM HEART MOTHER」からは収録されていないので)このバンドがどんなスタイルなのか?と知るには、本当にうってつけの作品であるかと。
私的には1枚目の「THE GREAT GIG IN THE SKY」から「SORROW」の流れが素晴らしいと感じた。それに、時代順に収録されていないのに、何故か古臭さを全く感じさせず自然に聴けるのがこのバンドの凄さかと。ロジャー・ウォーターズが抜けた後に若干スタイルが変わったバンドの楽曲も、全く違和感なく聴ける。

とりあえず、このベスト盤を聴いてこのバンドの凄さはよく伝わった。次はオリジナルアルバムだろうけど、何から手を付けて良いのやら...(笑)頑張ってBOXセット買っちゃおうかな?


「THE GREAT GIG IN THE SKY」↓
http://www.youtube.com/watch?v=MLHvohd8SJg

「KEEP TALKING」↓
http://www.youtube.com/watch?v=r-XtvR6-ckg
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チャイナタウン<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)チャイナタウン<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
(2011/08/31)
シン・リジィ

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ちょっと間が空いてしまいました。
何故か先週末からプライベートも仕事も忙しくなってしまい、週初めにして早くもちょっとバテ気味です...あと3日も仕事行かなきゃイカンのか?

そんな感じなんで、なかなか自分の時間も持てなくとも購入したCDを少しずつ聴いている最中で、特にデラックス・エディション盤が一気に発売されたシン・リジィは、アルバム毎に聴いていると何に何の曲が入ってるのかが分からなくなってしまい(笑)代表曲では何のアルバムに収録されているか分かるけど、マイナーな楽曲に関してはイマイチまだ把握出来てない感じ...
そんな中でも、このアルバムだけは何故かすんなり全曲把握出来た。1980年発表の「CHINATOWN」。

知っての通り、このアルバムでギターを弾いてるのは、スノーウィ・ホワイト。ピンク・フロイドなどにセッションギタリストとして参加してたくらいで、そんなに目立った活動はしていなかった人物だけど、私のこの人の印象と言えば”地味”。これに尽きる!
まあ、前任者がゲイリー・ムーアとなれば比較するのも失礼な話なんだけど、ピンク・フロイドの音楽性とは完全に異なるスタイルのリジィにはやはり違和感があるというモノ。
このアルバムでのツアーの模様がDVDで発売されており、レビューで確認するとやはりスコット・ゴーハムとのツインリードは結構噛み合ってないとの指摘もあるみたいだし、またフィルのドラッグ癖がこの頃から深刻になったみたいで、その結果が後のバンドの方向性にブレが生じるという、バンドとしては徐々に衰退に向かっていった時期だったかと。

だけど、アルバム全体を聴いてみるとそこまで悪くはないといった印象で、むしろリジィの作品の中では人気作であるというのも頷ける内容。タイトル曲の重いリフなんか聴くと如何にもリジィ的な感じだし、全体的に躍動感のある勢いを感じさせる作りは若々しさすら感じる。

ディスク2の方は、シングルB面曲やライブ音源、サウンドチェック用の音源が収録されているけど、あくまでマニア向けかと。ライブはブートっぽい音質なのがちょっと残念かな。

しかし、リジィの経歴を見ると1年に1枚のペースでアルバム作っていたのはホントに凄い。正直な話、アルバム全体で捨て曲無しと思うのは「BLACK ROSE」や「THUNDER AND LIGHTNING」くらいなモノだけど、アルバムには必ず1~3曲はキラーチューンが入ってるのはやはりフィルの才能の賜物かと。今思うと、フィルはホントに生き急いでいたとしか思えないなあ...


「CHINATOWN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=gipG6jTb1Zs

「WE WILL BE STRONG」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=n7ivmeNv3lM

「DON'T PLAY AROUND」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=xxJF3MyISUQ&feature=related

TALK(紙ジャケット仕様)TALK(紙ジャケット仕様)
(2002/09/21)
イエス

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連休最終日。これまた特にやる事もなく、来週友人達に会って一緒にハリポタ最終章を観に行く予定なので、お金が使えず実に悶々とした連休だったかと。
しかし、近所のレンタル屋にて1週間レンタル¥50という破格値だったので、早速3本借りてきた。観たかったのがレンタル中で残念だったけど、ちょっと前に上映禁止運動で話題になって少し興味があった「ザ・コーヴ」があったので観てみたのだけど、コレはオスカー獲るほどの内容か?という感じでがっかりだった。
別に日本のイルカ漁を批判するのは構わないけど、この映画には(公には否定してるけど)シーシェパード(総帥まで出演)が絡んでいるみたいで、自分達の行動内容をただドキュメントタッチで見せてるけど、反組織となる日本の漁師のコメントが全く無いトコにまず疑問。
しかも、後からネットで調べてみたら結構ヤラセっぽい作りも暴露されており、こんなのが栄えある賞を獲るなんて随分と地に堕ちたモンですね。まあ、それはグラミー賞も同じだけど。
自分はイルカ漁に関しては全くの無知なので語るほどでもないけど、水俣病の話まで引っ張り出して語るのは如何なものか?と思うんですけどねえ~。

それはともかく、以前から音源は持ってたのだけどCDは持ってなかったんで安値を機に購入したイエスの「TALK」。昨日に引き続き1994年の作品。
最近、新たなボーカル入れて新作を発表したばかりだけど、随分と息の長いバンド活動で何より。この作品は、一時期に分裂した2つのバンドを統合し8人編成なった前作「UNION」に続く作品だけど、この作品に関わったメンバーは5人...つまり”90125”と同じ編成。
やはり8人編成ではかなり無理があったらしく、この作品でのキーパーソンであるトレヴァー・ラヴィンにしてみれば、かなり胃の痛い時期だったのでは?と勘繰ってしまう。
何故なら、本来バンドの核となるべく人達のいないバンド名で全米NO.1獲って、後からそのバンドのオリジナルメンバーが同じバンドに同化してしまったら、居心地の悪い状況なのは素人目から見ても十分に想像が付く。モノマネ番組にご本人登場...ってなみたいなノリかも?(ちょっと違うか/笑)

それはともかく、トレヴァー・ラヴィンが全ての楽曲に関わり、またプロデュースまでキメてしまう才能は普通じゃないと...しかし、このマルチな才能が批判の的にもなってしまったのはホントに残念。
全体的に緩急の付いたメリハリのある作風で、適度にゆるく適度に緊張感もあるバランスの良い作品かと。
私は熱烈なバンドのファンじゃないからこの作品は普通に大好きだけど、昔からのコアなファンからすると微妙な位置づけなんだろうなあ~。

当然の流れというべき感じでこの作品を最後にラヴィンは去ってしまうのだけど、ラヴィンはこの後映画のサントラ関係に行ってしまったので、自分のバンドでこのテの音楽性を追求してくれれば良かったのに...と常々思っている。まあ、ラヴィン一人で抱え込むのもちょっと微妙な感じなんで、それこそ信頼出来るパートナーがいれば...の話だけど。


「THE CALLING」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=aKVRQGHXnE4

「STATE OF PLAY」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=cEB_iMVyStU&feature=related

Cross PurposesCross Purposes
(2001/03/13)
Black Sabbath

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3連休で明日も休みだからのんびり出来て良いですなあ~。
特にする事もないので、ウチでゆったりとくつろいで(というよりもだらけてるけど/笑)レンタル行ってDVD借りたり、ブックオフ行って探しに行ってたりと。

で、近所のブックオフでこのCDが¥950で売ってたので即捕獲。東京行く度にディスクユニオンでチェックすると、保存状態も余り良くない感じで¥1000超えてるのでいつも躊躇してたのだけど、見つけたモノはかなり良い状態で帯は勿論、おまけのステッカーまで付いてた。前の保有者には感謝しきりですな。

しかし、この頃のバンドの状態は結構混乱してた感じで、オジー・オズボーンのなんちゃって引退ツアーのファイナルにオリジナルメンバーでのブラック・サバス復活を果たし、その事が引き金となって当時バンドに在籍してたロニー・ジェイムズ・ディオがヴィニー・アピスと一緒にバンドを脱退し、尚更オリジナルサバスの復活の機運が高まった時に舞台裏ではマネージメント問題が尾を引いて、結果的に再結成はポシャってしまい、結局トニー・マーティンを再加入させてこのアルバムを完成させたという...

そうした混乱が原因かどーかは分からないけど、私はこの作品はちょっと方向性に微妙なズレを感じてしまう。誤解がない様に言えばトニー・マーティンの復帰は素直に嬉しいし、作風も彼が過去に歌った「HEADLESS CROSS」や「TYR」のノリに近くて文句は無いのだけど、前作の「DE-HUMANISER」を通したお陰でヘヴィな感じが残り”どっち付かず”みたいな雰囲気になってしまったのかと。

後はこの当時のシーンはアリス・イン・チェインズの様なサバスのフォロワーの様なバンドが活躍していた事もあって当然オリジナルにも注目が集まる訳だけど、「VIRTUAL DEATH」では完全にフォロワーに影響を受けた様なスタイルで、オリジナルの凄みを見せてくれなかったのが非常に残念だったな。
それでも「I WITNESS」みたいな疾走感がある楽曲を始め、従来路線の「CROSS OF THORNS」やアイオミ御大の泣きが炸裂する「DYING FOR LOVE」あたりは凄く大好きで、こういうスタイルの楽曲で終始聴きたかったな。そうなれば評価はかなり高かったかも。

前作では「???」と全く理解出来なかったジャケットも、このアルバムでは暗く美しい雰囲気で大好きだ...けど、何で次作でまたあんなダサくて安っぽいジャケ作っちまったんだろうか???ホント理解出来ないなあ...

最近、このアルバムのツアーを収めたDVDが発売されたけど、イマイチ評判が悪いみたいなんでなかなか手が出せずにいるんだけど...まあ、トニー・マーティンはライブでは声が出ていないと当時から評判だったんで、余り期待しないで観ると良いのだろうか?これは金銭的に余裕がある時にでもチェック入れれば良いかな?

しかし、いい加減IRSレーベル時代のアルバムはデラックス・エディションで再発して貰いたいっすね。「TYR」なんか音圧小さいんで、今の音で聴くとかなり感動的になるハズなんだけど...


「I WITNESS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Fgzaxsh17JE


「CROSS OF THORNS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Iljo4Od0jmg


「DYING FOR LOVE」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=_uNt5xJDtSc&feature=related

ライヴ・アット・リヴァー・プレイト [DVD]ライヴ・アット・リヴァー・プレイト [DVD]
(2011/05/25)
AC/DC

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先日の交通事故の時、このDVDを購入して家路に着くトコだったので、事故の状況検分が終わって家に着いてさて観よう...という気分になれなかったのは言うまでもなく、とりあえず落ち着いた今、一通り観終わった。

昨年3月のライブにも行ったけど、この観客達の様な熱気はさすがになかったものの、一時期はツアー外しもあった国にしてはよく盛り上がったなあ~と感心したモンだけど、この映像を観てしまうと比べ物にならない気がした。ましてライブならラッシュでもメイデンでもクイーンでも何でも盛り上がる熱狂的な南米のファンだから致し方ないんだけど。会場全体を映像で観ると客が波打ってるのがよく分かるし、曲によっては暴動みたいなノリになってるし。

何故、この時期にライブDVDなのか?という問いなんぞどーでも良く、約9年振りとなった新作「BLACK ICE」に伴うツアーという事で記念に残して置きたかったのだろう。しかもブライアン・ジョンソンは還暦ですよ。その彼が普通にロックしてる。そして、結成から35年以上経ってるバンドがこれまでと同じく普通にロックしてる...もうそれだけ十分に価値のあるバンドなんですよ、このバンドは。

オープニングの”あの”アニメもばっちり収録、冒頭の「ROCK N ROLL TRAIN」からラストの「FOR THOSE ABOUT TO ROCK」で、ブライアンが「アルゼンチンに敬意を表す!」と言って締めるその瞬間までファンにとっては堪らないモノかと。実際、今観ながら書いてるけど、冷静じゃいられないし(笑)。
ただ、バンドの演奏と観客のシーンの2部カット割りがちょっと余計な気もするので、純粋にライブを楽しみたい人にはちょっと不評かな?私的には余り気にならなかったけど。あ、映像自体はDVDでも十分綺麗ですよ。

オマケ映像でちょっとしたツアードキュメントが入ってるんだけど、これがまたファンが濃い人達ばっかで(笑)全身タトゥーだらけのオヤジがAC/DC愛を語ったり、我が国からもこのライブを観る為だけに来たと語ったファンも登場して笑かせてくれる。
そんな中、地元のラジオ局でAC/DC愛を語る失業中の親と、息子の名が”ヤング”という親子がチケットを譲ってくれと頼むんだけど、DJが残念ながらチケットは手に入らなかったんだ...と語ると、親子の顔が悲しみで曇ったその直後にチケットを見せると親子号泣(爆)という、観てるこっちが和んでしまうシーンも入ってる。
そんな親子のエピソードの後に、メンバー達が延々牛肉の話ばかりしてるのがまたギャップがあって面白いんだけど(笑)。

しかし、一体このパワーは何処から来るんだろうか?実際来日公演で「T.N.T.」~「LET THERE BE ROCK」の流れで思わず「殺す気か」と呟いた私ではあるけど、本人達がそれ以上の力でロックしてるそのサマは本当にカッコイイ!逆に、自分の体力不足に泣けてくるよなあ...


「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」↓
http://www.youtube.com/watch?v=jBFC8xWHH9g&feature=related

「WHOLE LOTTA ROSIE」↓
http://www.youtube.com/watch?v=GxztDpiWXo4&feature=related

「T.N.T.」↓
http://www.youtube.com/watch?v=aX8L5WQR5PI&feature=related

以前からずっと気になってたモノで、たまたまディスクユニオンのサイトで中古を漁ってたら、ネット特売品という事で¥2200という安値で売られてたので早速購入。ちょうど2年前にあたる、サンダー解散ライブの模様を納めたDVD「AT THE END OF THE ROAD..LIVE IN LONDON 」。

サンダーの映像作品といえば、これまで国内ではCDでは2枚組で発売された「LIVE」とクリップ集、そしてクラブチッタでの結成15周年記念のライブ+ツアードキュメントがあったけど(まあオフィシャルサイトでは他にも売られてるみたいだけど)解散ライブという意味で、それまでの意味合いとは全く違う。

サンダーのライブを観た事ある人なら分かると思うけど、彼等のライブはビシッと決めるトコは決めて、その合間にお遊び感覚が溢れる楽しいライブが売りなのだけど、さすがに解散ライブという事もあって遊び要素は最小限に抑えられて(お約束のハリーのおちゃらけは皆無、それでも後半は観客との掛け合いに時間割いてるけど)気合の入ったライブとなっている。

私がこのライブDVDが欲しかった理由はただ一つ。サンダー最後の勇姿という意味もあるけど、ラスト作となった「BANG!」のライブが聴きたかったから。実際は「ON THE RADIO」1曲しか入ってないけど、あのアルバムが発表されて直ぐに解散宣言が出たお陰で、あのアルバムが結構蔑ろにされてる感じがあるので、良いアルバムなのに勿体無いなあ~と常々思っていたのだ(でも、あのジャケじゃ仕方ないかな~と思うけど/苦笑)。
内容に関しては文句無し。今まで観てきたバンドそのままだし、選曲も新旧織り交ぜて上手くまとめているし。欲を言えば「I'LL BE WAITING」や「AN ENGLISHMAN ON HOLIDAY」も聴きたかったかな。

このライブから2年経った今、今月末に英国のフェスで一度きりの再結成を果たすけど、このバンドに関しては再結成は何時でもウェルカムなので、ホントにシーンに戻ってきて欲しい。アルバム発表しなくても良いから、普通にライブだけでも続けて欲しいし。
「ON THE RADIO」で「俺達は今のシーンに居るべき場所が無いんだ」と歌ってるけど、このライブでの最後に5人が並んで挨拶した後に起こった大歓声を聞けば、サンダーが何処に存在すべきかが直ぐに分かると思うんだけど、それを本人達がどう感じてるんだろう?

「LOSER」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=5YOhXUCCP8M

「ON THE RADIO」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=8VSsLTQ4VLo

ダーク・デイズ・イン・パラダイスダーク・デイズ・イン・パラダイス
(2011/06/08)
ゲイリー・ムーア

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先日、シン・リジィのデラックス・エディション盤と一緒に頼んでおいたこのCDも一緒に到着。当時はゲイリー・ムーアの新機軸として注目され、賛否両論を引き起こした1997年発表の「DARK DAYS IN PARADISE」。今までCD持ってなかったのと、3ヶ月限定での旧譜¥1500価格&2002年デジタルリマスター盤という事で。

このアルバムが発表された当時、友人がいち早く購入したんで早速聴かせてもらったのは良いけど、それまでの間暫くブルーズアルバムばかり作っていた御大が、ここに来て何故この様な作品を作ったのか全く理解出来なかった。80年代までのHR路線には戻らず、かと言ってブルーズ路線もマンネリ気味となれば新たな領域に進むのも分からない気がしないでもないけど、それにしても...ってな印象だった。

従来の路線を感じさせる楽曲は「LIKE ANGELS」と「BUSINESS AS USUAL」の2曲くらいで、後はドラムン・ベースを主体としたテクノロジーを駆使した楽曲群。1曲目の「ONE GOOD REASON」からいきなりVoにエフェクト掛けまくりで意表を突かれる。
この当時のインタビューで御大は「ブルーズアルバムを作るにも、ネタが無かった」とか、お気に入りのミュージシャンにマッシヴ・アタックなどを挙げてて、路線を変更にするには十分な動機付けもあったみたい。また御大の娘が嵌ってたのもこのテの音楽という事で、自分でも試したくなったんだろうなあ。

でもまあ改めてよく聴くと、上っ面はデジタルっぽい雰囲気に覆われてるけど、骨格はR&Bっぽい感覚だったりC&Wっぽいモノだったりと、HRは演ってないけど”演奏ありきの上で”の作られているのがよく分かる。「WHERE DID WE GO WRONG?」の後半ではお得意のギターソロも延々収録されてるし、それなりに聴き所が多いのもよく分かる。

このリマスター盤にボートラが2曲収録されているのだけど、どちらも御大の過去の楽曲には無かったタイプで「BURNING IN OUR HEARTS」はジャミロクアイっぽいダンサブルなナンバー、「THERE MUST BE A WAY」は何とレゲエである。コレには驚きを隠せない。

御大の長い活動の中でも異彩を放ってる作品である事は間違いないかと。新たに聴き直してみて、ようやくこの作品の内容が理解出来たかな?と思う。続く次作でこの路線は止めてしまうけど、その次作はまだ未聴なんで是非聴いてみたいと思った。


「I HAVE FOUND MY LOVE IN YOU」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=91zponO35co&feature=related

「LIKE ANGELS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Apjm-zazd6s&playnext=1&list=PL94AC0C711A2E8C56

「ALWAYS THERE FOR YOU」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=CxoTLVjS8DA&feature=related

キャットニップ・ダイナマイトキャットニップ・ダイナマイト
(2008/03/19)
ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.

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色々と手間が掛かってる間にもCDチェックだけは忘れないのだけど、先週の水曜に届く予定だったシン・リジィのデラックス・エディション盤3枚が何故か今日届いた。
ネットにも書かれてたけど、最近のHMVの仕事が結構遅いという話はホントだったんだな。配送予定日から3~4日遅れて届くのはネットショップとしてはどーなの?ましてHMVは実店舗減らしてこっちの方に力入れるハズなのに...マジでそろそろヤバいってか?

それはともかく、近所のブックオフに行ってチェックもしてみたら、このアルバムが¥950で売ってたんで即捕獲。元ジェリーフィッシュのロジャー・ジョセフ・マニングJr.のソロ名義としては2枚目の「CATNIP DYNAMITE」。

ロジャーの最初のソロ「SOLID STATE WARRIOR」は、ジェリーフィッシュ解散後結構な年月が経ってからの発表となった訳だけど、このアルバムのインターバルは短くて、しかもその間に何故かマリブという別名義でアルバム1枚発表してるから、ロジャーの創作意欲は一体どーなってるのか?と。元バンドメイトのジェイソン・フォークナーとのTVアイズもこのアルバムの後に発表してるし。

で、インターバルが短いからアルバムの完成度がイマイチかというと決してそんな事はなく、むしろ手を変え品を変え...と言った感じで、1作目よりも更に独自の音楽性を突き詰めた印象を受けた。
1作目の方は全体的にコンセプトみたいなモノも感じられたけど、今回は本人もインナースリーヴで語ってる通り色んな面の彼の姿が見えてくるという感じで、なかなか興味深い。
正直、全曲捨て曲無しとまではいかなかったけど、ジェリーフィッシュの様なメランコリーなポップアルバムを期待してる人は、文句は無いと思う。私的にはジェリーフィッシュ後のインペリアル・ドラッグみたいな少しグラムロックっぽい感覚が強いかな?と思う。

殆どの演奏を自分でこなし、しかも作曲・作詞・アレンジ・プロデュースも担当して、正に本当の意味でのソロアルバムと言うべき作品。ジェリーフィッシュ時代にはもう一人アンディ・スターマーというブレインがいたけど、一人になってもこれだけの作品を作れるのは才能溢れるミュージシャンだって事を立証してる証拠かと。
本国では余りパッとしない売り上げだけど、そんな事は別にどーでもいい訳で、アルバムを聴いた人達のアタマの中で騒々しく彼の楽曲が鳴ってるだけで十分ハッピーな事なんだから。長い付き合いになりそうだ。


「THE QUICKENING」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=w-sQ9IyL7jA&feature=related

「TINSEL TOWN」↓
http://www.youtube.com/watch?v=VZum9Y7FIIM&feature=related

ハート(紙ジャケット仕様)ハート(紙ジャケット仕様)
(2008/10/29)
ハート

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ちょっと間隔が空いてしまいました。先週の土曜日に交通事故起こしてしまいまして、その対応に追われてなかなか時間が取れなかったのが本音です。

事故の方は、メイン通りを走ってたトコに細道から割り込んできた車を避けて隣車線の渋滞の車に突っ込むカタチで、結果的には私の過失って事に。こういう言い方も何だけど、そのまま避けないで割り込んで来た車にぶつけてしまえば、幾らか責任や過失の割り合いも変わってたんですが、目の前の車があるとやっぱ場景反射で避けちゃうんですよ。
ただ、対向車線に行ったらもっと大惨事になってた訳だし、その衝突した車の人も状況を説明したら理解してくれたのと、乗ってた人達に怪我が無かったのが何よりの救い。保険会社の対応も丁寧で、意外と早くカタが着きそうで何より。
しかし、さすが本厄...もうこれ以上嫌な事は起きて欲しくないっすね。

さて、音楽の方は前回のZEPをずっと引き摺って聴いていて、ネットで何気に情報を知ったロキノンの別誌で出てるZEP本を読んでたりするので(AC/DCも出てるみたいだから、後で買わなきゃ!)余り代わり映えのする感じではないので、せっかくの土曜日の夜に単純に”今の気分は?”で考えて、このアルバムをチョイス。ハートの復活作となった「HEART」。発表は1985年。

私が土曜日の夜中に楽しみにしていた「ベストヒットUSA」で彼女達を知ったのだけど、先にシングルカットされた「WHAT ABOUT LOVE」ではなく、2枚目のシングルカット「NEVER」のPVからだったと思う。そんなに洋楽の知識が無かった頃に、サビの部分がキャッチーで分かりやすいのが決め手になった感じだけど、アン・ウィルソンの堂々とした歌いっぷりが異様にカッコ良かったのも惹かれた理由の一つ。

で、3枚目のシングルカットで遂にチャート1位を獲得し、復活をアピールしたのが「THESE DREAMS」。まだ彼女達をよく知らなかったので「随分と歌い方が違うなあ~」と思ってたら、ギタリストの金髪のおねーちゃんが歌ってるじゃんか!?と。そしたら、アン・ウィルソンの妹さんだっていうから2度びっくり。だってアン姉さんよりも可憐で...(まあ、まだこの頃はアン姉さんもまだ大丈夫だったけど/...って何が?)。
「THESE DREAMS」も”神秘的”という言葉が当て嵌まる、綺麗なバラードで私もこの曲を聴いてレンタル屋に走りましたよ。

アルバム全体を聴いてみると、今思うとよく出来た産業ロックアルバムかと。この後徐々にバンド自身の思惑とは別の方向に進んでしまう訳だけど、まだこの時は「IF LOOKS GOOD KILL」や「SHELL SHOCK」みたいなハードな楽曲もあったし、何よりもバンドがどん底に落ちた状態だったから何が何でも復活してやる...という意気込みが十分に感じられる。外部ライターの楽曲に意欲的だったのも、アルバムの完成度が高くなった理由かと。

ホント久々に聴いたけど、確かに売れなきゃおかしい位の高水準な産業ロック。私が持ってるのはリマスターされてない廉価盤のCDだけど、当時のモノとしては音圧が高めなのに対し、次作「BAD ANIMALS」の当時のCDはやたらと音圧が低いんだよなあ。車内で聴くお気に入りCD-R作る時に物凄く作りづらいのはホント困りモンですぜ...


「NEVER」(夜のヒットスタジオ収録時)↓
http://www.youtube.com/watch?v=z8bieR1YplU&feature=related

「THESE DREAMS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=41P8UxneDJE