ティーン・ダンス・オーディナンスティーン・ダンス・オーディナンス
(2005/06/22)
A

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唐突な話だけど、夏になると何故かAが聴きたくなる。理由は単純、如何にも夏にぴったりの音だから。なので、最近はi-podに全アルバム入れて聴きまくってるので、そのAの現時点での通産4作目にして最新作、もしくは最終作であろう「TEEN DANCE ORDINANCE」をレビュー。

暫くバンドの詳細が聞こえて来ないな...と思ってネットで調べてみたトコ、数年前にひっそりと解散したものの、昨年あたりに再結成されてライブ活動は行ってるらしいので早く新作を期待したいけど、如何せんなかなか情報が流れてこないので、余り期待しないで待つのが良いのかな?

私がハマったのは2nd「A vs MONKEY KONG」と3rd「Hi-Fi SERIOUS」で、この2枚はホントによく聴いたので(そして今週も!)勿論それに続くこのアルバムにも期待したのだけど...残念ながら余りハマる事はなかった。

正直いって期待外れだった、と。当時、今は亡き渋谷のHMVにて「THE RUSH SONG」のシングルCDを問答無用でゲットして意気揚々と聴いてみたトコ、シリアスになり過ぎていつもの”らしさ”が欠けていた感じがしてちょっと嫌な予感はあったのだけど、それが見事に的中してしまったカタチとなった。
楽曲のメロディも何か前作で聴いた様な感じがあったり、サビの盛り上がりの希薄さが物凄く残念なのだ。

でも決して駄作という訳ではなく、バンドの成長として見るのが普通なのではないか?と。演奏も上手くなってるし、ちょっと複雑な展開も増えて、明らかに前作までとの流れがはっきり分かれてしまっている事がリスナーに響かなかったと。私的には楽曲の半分は良くて、半分は失敗...的な感じかと。

まあ折角再結成してるのだから、汚名挽回という意味でも新作作ってくんないかな?しかし彼等の再登場を現在のシーンが望んでるかどーかははっきり言って微妙なトコだけど...果たして、どーなる事やら。


「THE RUSH SONG」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=YrCxbKrA4SA

「BETTER OFF WITH HIM」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=UUFpo7bFyOc&playnext=1&list=PL87EE51005FDA9D74

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アースリング(紙ジャケット仕様)アースリング(紙ジャケット仕様)
(2007/06/06)
デヴィッド・ボウイ

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数年前にツアー途中で心臓の手術をしてそのまま表舞台からひっそり消えてしまったデヴィッド・ボウイ。先日、ボウイの伝記を書いている作家が「もう彼は引退同然」と語った事でちょっと残念な気分になった。
ただ、まだ救いはあるみたいで「表舞台に舞い戻ったらそれこそ奇跡だ」とも語ってるんで、少しの期待は持っていたいけど、ボウイももう既に高齢だし、もう無理に活動して欲しくないというのも彼のファンなら理解出来ると思う。同世代のミック・ジャガーが今更ながら(笑)新バンド結成したりしてまだまだ精力的に動いてるのを見ると、ちょっと悔しい気分にもなるけど。

そんなボウイの作品の中でも、近年の異色作と言えるのが1997年に発表された「EART HL I NG」。文字の表記が所々にスペースが空いてるけど、ジャケにそう表記されているのでそのままの表記で。

世紀末を目前に、ボウイが時代の先を見つめたのはドラムン・ベースを基調としたテクノロックだったのは、当時結構驚かされた。同時期にU2も「POP」で同じくテクノ路線に傾倒したけど、まさかボウイもそれに追従するとは思わなかったし、何より楽曲を聴いてボウイの個性が薄れるかと思いきや、かなり自己主張が強かったのも驚きの一つだった。
U2の場合は、何の前触れもなく突然変異みたい感じで「POP」をリリースして「はい、これが今の僕達です」と言ってもただ困惑するだけだったのに対して、ボウイの場合は前作「OUTSIDE」でそれなりの予兆はあった。退廃的なインダストリアルっぽい雰囲気で時代に融合していた前作に比べると、今作は明るく思いっ切り弾けた印象すら受けた。

またPVも印象的で「LITTLE WONDER」にはボウイがかつて過去に演じたキャラクター、ジギーやシン・ホワイト・デュークなどが登場して過去と現在を見事に共存させているし、「DEADMAN WALKING」ではごちゃごちゃした音像の中でのびのび歌うボウイが、混迷した現代とリンクさせた雰囲気を醸し出している。
「I'M AFRAID OF AMERICANS」では、リミックスを担当したナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーもPVに登場して、ボウイを付き纏う変質者を見事(?)演じてる。

もう既に過去に自分のスタイルを確立して成功させたミュージシャンが、それまでのスタイルをあっさり捨て去り、より新しい音楽性にチャレンジしていくという事は並大抵の事じゃないと思うのだけど(それをやった事によって自身のキャリアが終わるリスクが高い訳だし)ボウイはそれを簡単にやってのける。ホントに凄い...と、久しぶりに聴きながら改めて思った次第だ。


「LITTLE WONDER」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=UnTrbvg4wNg

「DEAD MAN WALKING」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=wOZrGHmMl4o&feature=related

「I'M AFRAID OF AMERICANS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=slKNd22GGaQ

Anderson, Bruford, Wakeman, Howe (2cd)Anderson, Bruford, Wakeman, Howe (2cd)
(2011/04/18)
Anderson Bruford Wakeman Howe

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本当にアッと言う間に終わってしまったお盆休み。人間、歳を取ると時間の流れが速くなるというけど、それはどーやら本当のことらしい。
今週は夜勤週で今日と明日行ってまた2連休だから良いとしても、やっぱかったるい感は歪めない。しかも相変わらず暑いし...

で、そのお盆休みにドライブのBGMで聴いてたのが「ANDERSON BRUFORD WAKEMAN HOWE」。イエスの新作もホントに素晴らしかったので、久々にこのアルバムも聴きたくなってリマスター盤の2枚組仕様のモノをディスクユニオンのサイトで中古購入。
ボーナスディスクの方は当時のシングルのB面曲やライブ、EDITヴァージョンなどで構成されているけど、冒頭のリック・ウェイクマンの音声解説は必要ないでしょ。
ジャケットの方も、バンド名の部分の裏の背景の色が黒い。私的にはオリジナルの方がすっきりしてて好きなんだけど...しかもレーベルが聞いた事ないレーベル(GONZO)。最初、ブートか?と思ったくらいだ。

しかし、ジョン・アンダーソンも随分と罪深き男だよなあ~と今更ながらに思う。確かに「90125」はそれまでのバンド活動において商業的成功という別次元に誘った作品であったにも関わらず、続く「BIG GENERATOR」が不発するや否や自分はとっととバンドを脱退して、このメンツ集めて従来の音楽性を更に推し進めた作品作ってしまったんだから。
「BIG GENERATOR」製作時は殆ど2人のトレヴァーが主導権争いしてた事もあって自分が蚊帳の外と考えてたのもこうした原因の一つだったとは思うけど、名前こそは違うけどメンツを見る限り殆どイエスだし、今では公式にこの作品もイエスの一つになってるのも頷ける話。まあ、ジョン・アンダーソンが歌っていればイエスの幻影は消せないのも事実な訳だけど。

でも、この作品がヒットしたという理由は古くからのイエスファンが彼等に付いた事が明確だし、商業主義に走った”本バンド”は早々見切られた感もあったと思う。だからこの後にとんでもない事が実現してしまったのだと。

しかし、このアルバムの完成度はかなり高い。メンバーに余り制限を持たせなかったのも吉と出たみたいだし、そーなると個人が自己満足に走る傾向にあるハズなのに、それが全く感じられないのも奇跡的かと(ビル・ブラッフォードなんか物凄く自己主張が強そうなのに)。

今聴いても全く古臭く感じない作りも見事。こういう背景がありながらもあっさりとこんなアルバム作っちゃう才能もホント凄いよなあ~。
某音さんも語ってた「ジョンさんと愉快な老人達」は今でも色々あるみたいだけど(笑)イエスの新作を聴く限り、まだまだ楽しませてもらえそうだ。


「BROTHER OF MINE」PV?↓
http://www.youtube.com/watch?v=5q3Mzk7DVTg


「ORDER OF THE UNIVERSE」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=P4WmSmfUE_8



22
(2011/06/14)
Black Country Communion

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今年の連休はお盆関係を除いて特にやる事もなかったので、以前から懸念してたブルーレイHDDレコーダーの購入をそろそろ...と考えてたら、昨日の電器屋の折込広告で狙ってたモノが少し安値になったので、思い切って購入。
まだ接続はしてないのだけど、今まで撮り貯めたビデオやDVDをブルーレイにして少ない枚数で保存出来るとなると、かなり便利になるなあ~と。ただ、市販されてるブルーレイが増えるか?と言うとちょっと疑問かな?先日のAC/DCの最新ライブもDVDで十分画像綺麗だったんで、安くない限りDVDで良いかなと思ってるし。毎月CDと同時に買うと金銭的に厳しいという事もあるんだけど(笑)。

さて、先日タワレコのネット通販で10倍ポイントやってた時に購入したブラック・カントリー・コミニュオンの2nd「2」。限定盤も通常盤と金額が余り変わらなかったので、限定盤買ったらエンボス加工のデジパック仕様でカッコイイ作り。
前作からのインターバルが9ヶ月...ってトコに物凄く意気込みを感じるのだけど、前作のレビューでも指摘した様にまた楽曲の弱さが露呈されてらどーしよう?と心配してたのも事実。
なので、購入前にYOU TUBEでPVチェックしてみてから購入決めたのだけど、コレが予想外に良かった。従来の路線との変わりはないのだけど、よりバンドらしくなったという印象に好感度アップ。前作は良くも悪くもグレン・ヒューズの色が強過ぎたんでバンドっぽくないのがキズだったので。

そのバンドらしくなったというのは、各メンバーの個性が十分に活かされてるから、と。今回はデレク・シェニアンのキーボードがかなり頑張ってる。前作のレビューではジョー・ボナマッサのプレイが地味と書いたけど、今回は個性を消さずに自己主張がしっかり出来ていて十分聴かせてくれる。

楽曲も前作よりはメリハリが付いて聴かせどころが多く、後半までダレる事がないのが良い。グレンのペンによる楽曲よりもバンドとの共作が増えたのも一因かも。次回作では全曲共作にした方が良いのかも。前作もプロデュースしたケヴィン・シャーリーも曲作りに参加してる事から、バンドの雰囲気は相当良いとみた。

敏腕揃いのメンツでも比較的地味な音のスタイルなので、日本で受けるかどーかは結構微妙な気がするけど(お陰で日本盤すら出ない始末...)好きな人には堪らない音楽性なので、ハコが小さくても是非ライブが観てみたいなと。やっぱ、本物の本気はカッコイイという事を知らしめてくれる1枚。


「MAN IN THE MIDDLE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=hy6WLBvBXaI

「COLD」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=_2eFjlJktDM&feature=related

「THE OUTSIDER」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=wQGUgjvp028&feature=related

フライ・フロム・ヒアフライ・フロム・ヒア
(2011/06/22)
イエス

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今回は珍しくタワレコの3倍ポイントセールが金曜~日曜までだったので、昨日やっとイエスの新作「FLY FROM HERE」を購入。
新作が出るとは聞いていたけど、既に6月には発売されていたんだ!?と手元に取って驚いた。しかもレーベルはマーキー/アヴァロン(まさかイエスクラスの大御所がココから出るとは思わなかったな)、SHM-CD+DVD付きまで出るとは...まあ、DVD観てもどーせ爺さんばっかだから(爆)DVDはいらないな...と思い、通常盤にした。

ホントに何の情報も入れてなかったし、しかも10年振りの新作という事もあって今のイエスには正直期待も何もしていなかった。ただumeさんと某音さんの評価が良かったので、それだけを頼りに買ったという訳だ。ロジャー・ディーンのジャケも相変わらず素晴らしいのも購入理由の一つだけど。

全曲聴いた感想は、随分と聴き易くここまでメロディアスな方向に進むとは思ってなかったけど、コレはコレで大変素晴らしいアルバムだと思った。今のバンドには緊張感よりもリラックスした雰囲気の方が合っているんだろうなあ。
リラックスと言っても決して緩くはなっておらず、壮大でドラマティックな構成は紛れもなくイエスそのものかと。また新ボーカリストのべノワ・デヴィッドの声質もジョン・アンダーソンと比べるとさすがに酷だけど、この音楽性には十分適応出来る声かと。umeさんの語ってた通り、クオリティを決して下げるレベルではないですね。

1~6までは組曲形式にはなってるものの余り関連性は感じられず、個々の独立した楽曲でも十分通用するレベル。私的には2~3の流れは結構好きだ。勿論後半の7~11までもクオリティは下がらずキープしているのも凄い(12は9の完全版なので省く)。これならジョン・アンダーソン不在を惜しむことはないな、と(でも、偏執狂のマニアは許せないんだろうなあ~)。

しかし、この爺さん達は一体何処まで進むつもりなんだろうか?(特にハウ爺、後半大活躍と言っても良いくらいかなり目立ってる気が...それに、ますますアインシュタインに似てきたし/笑)
あとどの位バンドが存続するのか(多分、本人達にも)分からないけど、今回これだけのモノを提示したという事はまだまだやれるという事を改めて立証した様なモノだから、出来る限り続けて欲しいなあ...


「WE CAN FLY」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=AKJwXLCnBKs&feature=related

「SAD NIGHT AT THE AIRFIELD」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=_9UgmGyyCGA&playnext=1&list=PL13713884B168EF8A

EuphoriaEuphoria
(1999/06/14)
Def Leppard

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モトリー・クルーが来日公演決定してクラブツアーを敢行...というのは結構な話だけど、チケット代が円高のこの時期にしては強気の¥10000超え。2階指定席に至っては¥13000...いつからこんなセレブなバンドになったんだ?と首を傾げるけど、稼げるウチに稼いでおけ的なモンなんでしょう。
今回は平日公演ばっかなんで最初っからスルーだったけど、仮に土日公演があっても行かなかっただろうなあ...お前らもAC/DC見習えって言いたいっす。あのセットであの金額は仕方ないと思うけど、クラブツアーごときでぼったくりでしょう!

他にもエアロスミスやラウドパークで白蛇が来るけど、一番観に行きたかったのが今回のお題であるデフ・レパード。残念ながら今の時点で土日公演が無いから無理だけど、追加で入れば絶対に行きたいなと。

で、彼等のライブはこの作品「EUPHORIA」のツアーで観てるんだけど、この時の半券まだ持っててその当時(今から12年前の1999年10月1日、東京国際フォーラム)のチケット代は¥7500。随分と時代も変わりましたなあ~。

ただこのライブ、印象が意外と薄く、決して悪いライブじゃなかったんだけど余り記憶に残ってない。ラストに意外な選曲だった「LET IT GO」をプレイした事くらい。だけど数多くの良曲を持つバンドだから、あれもこれも...というウチにアッと言う間に終わってしまった気がしたなあ。それだけ聴きたい曲が多くて「もう?」ってな感じだったから、あっさりした印象になったのかも。

このアルバム、前作の時代と融合したアルバム「SLANG」がコケたお陰で従来の路線に戻ってきて、しかも更に聴きやすくなったのは素直に評価したい。ジョー・エリオットは「前作を通過しなければこのアルバムはなかった」と発表当時に語ってたけど、それはあくまで音処理に関しての事だと思う(特にBACK IN YOUR FACE」)。楽曲のアプローチは明らかに「ADRENALIZE」に近い雰囲気。
軽快な「DEMOLITION MAN」「21st CENTURY SHA LA LA LA GIRL」、シングルカットされたキャッチーな「PROMISES」、お得意のコーラスが効いてる「BACK IN YOUR FACE」「DAY AFTER DAY」、相変わらずメロウなバラード群「GOODBYE」「TO BE ALIVE」「IT'S ONLY LOVE」など聴き所満載。これで売れなきゃおかしいでしょ?ってな作りはさすが。
中でも疾走感のある「KINGS OF OBLIVION」と歌詞がヘヴィな「PAPER SUN」は、彼等のロック寄りの姿勢を打ち出した楽曲でお気に入りだ。

やっぱLEPPSはこうでなくては!という良い見本の様なアルバム。まあ、この後に「X」でまたやらかしてしまったのはいただけなかったけど、LEPPSに限らず何で大物バンドは従来の路線を変えたがるのかなあ?それだけがいつも謎だったりする。


「PROMISES」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=8lOHNxae69E

「PAPER SUN」(LIVE IN JAPAN)↓
http://www.youtube.com/watch?v=aD5VmZjl0G4