ジェネレイション・スワイン(紙ジャケット仕様)ジェネレイション・スワイン(紙ジャケット仕様)
(2005/10/26)
モトリー・クルー

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やっと今日から6日間、正月休みに入りました。残業続きで交代制の仕事なんで時間のズレが酷いので、この連休はゆっくりのんびり過ごすつもり。元旦に実家帰って、翌日の厄払いに行くくらいしか用事もないんで、ちょっと散財しそうな雰囲気はあるけど(笑)。

で、先日「もう買わない」と宣言したHMVのアウトレットから70%引きセールのメールが届いたので、何気に見てたら探してたアメリカのプロレスDVDが激安で売られてたので、迷わずポチってしまい(...あの宣言は一体何だったんだ?)他にも...とチェックしてたら、このCDも紙ジャケ+ボートラ収録という事で¥840にて捕獲。
約1週間掛けて(この遅さは相変わらず...)今日ウチに届いたので、早速聴いてみた。モトリー・クルー、1997年発表の通産7枚目に当たるオリジナルアルバム「GENERATION SWINE」。

当時も発売日に直ぐ手に入れたんだけど、当時は楽曲がどうこうと言うよりもヴィンス・ニールがやっと復帰したという事実の方が驚いたモノで、あれだけ長い間お互いに貶し合いしてたので絶対にもう4人揃う事はないだろうと思ってたから、まさかのヴィンス復帰は大事件だった。
ヴィンス復帰の経緯は、彼等の自伝「THE DIRT」を読んで大体の筋は分かったのだけど、ヴィンスもバンドも両方共、お互いを欠いた作品がヒットしなかった事が原因でヨリを戻したという単純な話じゃなかったのは意外だったな。最初のミーティングではお互い喧嘩腰だったみたいだし。

で、バンドの方はヴィンスのいない間ジョン・コラビと1枚作ってたけど、このアルバムも元々はコラビが歌う予定だったモノを、ヴィンスが戻ってきたので結果ヴィンスが歌うハメになったモノなので、随所にコラビっぽい雰囲気を感じさせるという何か妙な感覚が残ってしまった様な気がする。「ANYBODY OUT THERE?」や「FLUSH」なんかは特にそれっぽい。
しかし、ヴィンスが歌えばやっぱモトリーっぽい雰囲気になるのは当然なので「A RAT LIKE ME」や「BEAUTY」、「AFRAID」や「GENERATION SWINE」を聴くと「ああ、やっぱ彼等は戻ってきた!」と感じさせる。

だけど、このアルバムは思った以上にヒットはしなかった...原因は中途半端なプロダクションのお陰だろうなあ。今回聴いてて思ったのは、プロデューサーのスコット・ハンフリーは明確なヴィジョンが無かったんだろうと感じた。インダストリアルっぽい音にオルタナっぽい雰囲気、でもバンドはHR/HMバンド...とくれば、何処に向かってるのか全く見えなくなるは当然かと。

せめてヴィンスが製作の初期段階に携わっていれば少しは変わっていたとは思うけど、当時はバンド内でも派閥が起きてたみたいで、ミック・マーズはスコット・ハンフリーに遣り込められて出番削られたお陰で何時辞めてもおかしくなかった状況だったみたいだし、トミー・リーがスコット・ハンフリーに吹聴されて周囲の意見を聞かなくなってしまったりと(トミーは結局、この後に自分のユニット作ってアルバム出して、結局脱退したし)まとまっていない状況がモロに反映されていたと思う。

という訳で、一番の功罪はスコット・ハンフリーで決まりかと(笑)。ミックがボーナストラックの「KISS THE SKY」が好きだとインナースリーヴで語ってるけど、元々この曲は「FLUSH」の原型で、「FLUSH」ではギター削られ過ぎてあんな形になってしまったけど、こっちの「KISS THE SKY」の方がよりハードで全然カッコイイ作りだと聴いて思った。やっぱ時代に沿ったモノに仕上げたのは間違いかと。

でも、前作のコラビ・クルー同様、先入観無しで聴くとカッコイイと思わせるのはさすが修羅場を潜り抜けてきたバンド...と感じさせる。PV集のDVDでニッキー・シックスが「この2枚は今からでも聴き直してくれ」と言ってたけど、ホントにちょっと時代が早過ぎたんだろうなあ~。

先日ヴィンスがツイッターで「来年2月にバンドを抜ける」と発言したらしいけど、今度はニッキーが同じくツイッターで「バンドの終焉が近い」と発言した事から、もうホントにヤバいんだろうか?ミックも病が深刻らしいし、もうバンドとしてやり尽くした感もあるから、一度区切りを付けてまた大々的に復活してくれれば良いんだけどなあ。


「AFRAID」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=iG_j1v60YJA

「KISS THE SKY」↓
http://www.youtube.com/watch?v=qtT6siahYmw&feature=related

「SHOUT AT THE DEVIL '97」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=x3CNZ7iod9s
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スクールズ・アウト(紙ジャケットSHM-CD&2011年リマスター)スクールズ・アウト(紙ジャケットSHM-CD&2011年リマスター)
(2011/12/21)
アリス・クーパー

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ちょっと間が空いてしまいました。
年末になると残業も増えて、しかも2交代制だったりするから体力も気力もヘロヘロ状態...今日はやっと残業から開放されて、明日で仕事納め。
クリスマス3連休も、25日にはNHK-FMにて「今日は一日:HR/HM三昧」が放送されてたので、聴き流しもちょこちょこあったにせよ、きっちり約11時間堪能しました。

もう始まって直ぐに今回はリクエストを入れてみて、最近私が熱を上げているラッシュの「FAR CRY」をリクエストしたのだけど、残念ながらラッシュで掛かったのは「TOM SAWYER」。まあ定番中の定番曲でちょっと残念だったけど、曲後に「ラッシュにリクエスト頂いた他の方達は...」で、見事名前を呼ばれましたよ〜!(勿論K.A.E.で)
中にはHM/HRの括りではキビしいモノがあったけど、そういうモノもひっくるめて楽しいひと時を過ごせた。知らないバンドを知る良い切っ掛けになるし、また改めて私はメタルがホントに好きなんだなって事も再認識したし。 また、2ちゃんの実況板を見ながら聴いてるとまた楽しい(笑)。
今回の私的ハイライトは、TESTAMENT→LAAZ ROCKIT→OVERKILLの怒涛のスラッシュ3連発の時は夜10時近くなっててもボリューム上げましたよ~(笑)。

しかし、幾らFMラジオとはいえ、天下のNHKにてデス系やドゥーム系がオンエアされるとは...一昔前なら大事件だろうけど、随分と時代も変わったな〜と。
来年も第5回が放送されると思うので、「プログレ三昧」と同様に今から楽しみ。次もリクエスト確実だな(笑)。

さて本題。某音サンやumeサンのサイトに書き込んだので、もうお分かりかと(笑)。そう、初の紙ジャケ発売になったばかりのアリス・クーパーの72年発表の通産5作目となる「SCHOOL'S OUT」。
アリスは、以前レビューした「TRASH」で初めてリアルタイムで聴いたので、それ以前の作品は「UNDER MY WHEELS」みたいな代表曲くらいしか聴いた事がなかった。
なので、今回の紙ジャケ化を機に聴いてみようか?と色々調べた結果、ジャケが相当手の込んだこの作品を購入してみたと。

知っての通り、ジャケのデザインは学校の机をイメージしたモノで、ちゃんと中身も開く。そして中にはディスクを包み込んだ紙製のパンティが封入。しかも通信簿まで付いている拘り様。
何故、学校の机の中にパンティが?という疑問はさておき、こうした遊び心は当時としてはかなり斬新だったのではなかろうか?お陰で他のCDよりもちと値段も高かったし。

肝心の中身の方は購入前にYOU TUBEで色々サーチした結果、色々バラエティに富んだ内容で興味を持ったのも事実。
某HR/HM系のサイトでは、アリスを最初に聴くにはこのアルバムはお薦め出来ないみたいな事が書かれてたけど、それはアリスにHR的なノリを求めていると肩透かしを食らいますよ...的なモノだと思う。

全体的にはアリスのライブと同じく、構成のしっかりしたショーを見せられている様なノリを感じた。ミュージカルみたいだという意見も多いけど、確かに近いモノを感じるかも。だからといってコンセプトアルバムか?と言われるとそうではないと思うし、HR的というよりもグラムロックの手法に近いモノがあるかな?
お気に入りは、楽しい雰囲気が伝わってくる「SCHOOL'S OUT」、如何にもグラムロック的な「GUTTER CAT vs. THE JETS」、妙な展開が逆に心地良い「MY STARS」や、ストーンズっぽいノリの「PUBLIC ANIMAL #9」あたりかな。

しかし、未だにまだ現役貫いているトコは凄いと思う。デビューして40年経ったらしいけど、ホント何処まで行くんだろうか、この人ってば。


「SCHOOL'S OUT」TVライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=4_I4ylzbrTE

「MY STARS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=T5jFzHv0_2k

「PUBLIC ANIMAL #9」スタジオライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=xgH8-osmH3o&feature=related

サイコティック・サパーサイコティック・サパー
(1998/02/21)
テスラ

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今週はクリスマスウィークっすね。
毎年...いやここ十数年思ってる事だけど、もうクリスマスにワム!だの山下達郎は止めにしてくれませんかね?アレ聴いて喜んでる人って一体どんな層なんだろう?
洋楽聴く人は絶対ワム!は無いだろうし、山下達郎のファンだってあの曲は絶対に外せない!って思ってる人は少数派だと思うんだけど...稲垣潤一は最近聴かなくなったし、ワム!のカヴァーやった織田裕二はその年だけで終わったのは救いだったなあ(それに乗せられたブッチ・ウォーカーって.../苦笑)。
昨年も書いたと思うけど、クリスマスだからといって聴く音楽を限定するつもりは毛頭ないので、いつもの如く好きな時に好きなモノを聴こうかと。今年はサバスのブラックボックスも手に入れたのでサバス三昧も良いだろうし(爆)25日にはNHK-FMにて”今日は一日:HR/HM三昧”も放送されるみたいだし、聴く音楽に困る事はなさそうだ。

さて、先日の某音さんのブログにて、テスラのセルフカヴァー集アコースティックアレンジのCDを購入されたとの事でレビューが載ってたけど、最近彼等のアルバム聴いてなかったので、久々に3rdアルバムの「PSYCHOTIC SUPPER」を通しで聴いてみた。

未だに私的に彼等の最高傑作は2ndの「THE GREAT RADIO CONTROVERSY」で揺ぎ無いのだけど、リアルタイムでこの3rdアルバムを待ち侘びたのは言うまでもない。
で、最初聴いた時の印象は正に「力作」。前作はジワジワと楽曲の良さを感じられる作風だったのに対し、このアルバムでは勢い重視というか、ノリで一気に聴かせる様な印象を受けた。
ジェフ・キースの歌唱力はより説得力が増して、演奏陣もグルーヴを軸に見事な演奏を聴かせてくれている。

このアルバムでの私的なハイライトは「SONG & EMOTION」や「WHAT YOU GIVE」などのバラード。前作でも「LOVE SONG」が一般チャートでも大ヒットしたお陰か、バラードにはやたら力が入ってる様に感じた。また「SONG & EMOTION」は、当時レーベルメイトだったデフ・レパードの故スティーヴ・クラークに捧げられた事もあって感傷的になる事必至。”切ない”という言葉はしっくりくる。

大体、このアルバムからは前述のバラード以外に「EDISON'S MEDICINE」「CALL IT WHAT YOU WANT」「STIR IT UP」あたりを自分のオリジナルベストCD-Rとして車内で聴いているのだけど、今回久々に通しで聴いてみて「TIME」や「FREEDOM SLAVES」あたりも随分カッコイイ楽曲だという事に改めて気付かされた。やっぱ、歳を重ねてから聴くと印象が変わる曲があるから、たまにはひっぱり出して聴かないとイカンなあ。

日本盤にはボーナストラックでカヴァー3曲収録されているけど、これはCD別に分けて欲しかったなあ。当時はこの3曲のお陰で、かなり長く感じていたので...ボーナストラックが入るのは嬉しいけど、アルバムの流れを消してしまっている様な気がして、コレだけはちょっと今でも頂けないと。


「EDISON'S MEDICINE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=-2zwBRa0YhA&feature=related

「WHAT YOU GIVE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=9vwHuCC6nP8

「CALL IT WHAT YOU WANT」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=gAq5dbz45gM

悪魔の落とし子悪魔の落とし子
(2011/12/21)
ブラック・サバス

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今週はかなりの激務だった。ずっと残業続きで、今日は半日のみ休日出勤。午後から歯医者で、メシ食ってレンタルで借りた「冷たい熱帯魚」を観賞。観終わって返却行ったら、¥50セールやっててまた2枚借りてきた(「マチェーテ」と「ギャグマンガ日和」という全然タイプの違うモノ/笑)。

そして何気に中古CD見てたら、レンタル落ちでサバスのCDがかなり落ちていたので、今日のお題である「BORN AGAIN」(邦題:悪魔の落とし子)を¥380でゲット。テイチク盤です。
この作品は今年になってデラックス・エディション盤が発売されたばかりで、お金のある時に買おうと思ってたのだけど、今月下旬にプラケースの1枚盤のみで¥1800で再発されるからそれを買おうかな?と考えてたので一瞬悩んだけど、今月は買うモノ多くて余裕かませないなあ~という事で購入に踏み切った。ディスクの方も借りた人が少なかったのか、意外と綺麗だったのが良かった。

私がサバスの名前を知ったのは、実はこのアルバムからでした...と言っても、実際に聴いた訳でもなく、当時プロレスラーの入場曲で「IRON MAN」使っているのをTVで観て「カッコイイ~!誰だこの曲?」ってな具合でサバスの名前を知り、雑誌でサバスの作品を探してたら当時発売されたばかりのこのジャケットを発見。中坊だった私は、このジャケを見て「聴いちゃいけないモノなんだろうか?」と迷ってしまったくらい、このジャケは怖かった。しかも邦題が「悪魔の落とし子」...イメージぴったりじゃあないっすか!
後で調べたら「IRON MAN」このアルバムじゃないし(苦笑)。

まあ何と言ってもこのアルバムのキーポイントはイアン・ギランでしょう!結果的にはディープ・パープル再結成に向かってしまった為にこのアルバムのみで脱退してしまったけど、双方のバンドのファンにとっては何とも興味深かったのではなかろうか?
私はリアルタイムじゃなかったからどーとでも言えるけど、当時は酷評された作品だったらしいっすね。ギランはサバスとはミスマッチだとか。

でも先入観なしで聴くと、これほど禍々しいサウンドにギランの声が合うとは思ってなかったなあ。先日、某音さんのサイトにて数曲聴いたのが初だったのだけど(遅っ!)正にジャケのイメージ通りの音で、オジーではないボーカルで狂気さを感じさせるのはこのアルバムだけかと(ロニーやトニー・マーティンは様式美だし)。

正直冒頭の「TRASHED」はパープルみたいで余り好きではないけど、その後が凄い。「DISTURBING THE PRIEAST」の狂った感覚、「THE DARK」から「ZERO THE HERO」の流れ、「HIGHWAY STAR」かよ?と思わせる「DIGITAL BITCH」、実にサバスらしいバラード「BORN AGAIN」、スピリチュアル・ベガーズの元ネタっぽい「HOT LINE」は聴き所かと。
まあ絶対にやらないだろうけど、「ZERO TO ZERO」なんかはオジーが歌ってもおかしくない感じなんでライブで演ってくれれば面白いのに。

しかし、このジャケの赤ちゃんってやっぱ実在してるんかな?(笑)写真加工されてるとはいえ、子供の頃から呪われてそうで嫌だなあ~(苦笑)。


「ZERO THE HERO」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=AOjI7NAuWFc&feature=related

「DISTURBING THE PRIEAST」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=W8Nfj8wk-0Y&feature=related

「BORN AGAIN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=czMNmGA0KY0

ハイドラ(紙)ハイドラ(紙)
(2005/03/02)
TOTO

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昨夜は会社のおっさん5人と忘年会みたいなモノに行って来た。
まあ、当初の予定は”安いトコでメシ食ってダベる”という趣旨のモノだったのだけど、何時の間にか一人のおじさんが仕切り出しちゃって、場所は勝手に飲み屋に予約するは、勝手にメンバー増やすはで、途中からウンザリしてしまった。
しかもウチから車で1時間以上、着いたら着いたで駐車場満杯で1時間くらい止められず、やっと席に着いたらもう皆ベロンベロンで会話にならないはで、一体どんな罰ゲームだよ?と?。
まあ、呑まない(呑めない)オレとしては、次回はもう無いな...という事ははっきりしたのでもういいや(笑)。

気を取り直して、今日はゆっくりのんびり家で過ごして音楽も色々聴き漁ってもうこんな時間に。
その中でも、紙ジャケ一挙購入したのに余りよく聴いていなかったTOTOの2nd「HYDRA」をチョイス。

デビューアルバムから約1年という短いインターバルで作られた本作。日本ではデビューアルバムが絶賛されたけど、本国ではバンドそのものが無視に近いモノがあって本人達はかなり苛立ちがあったみたいだけど、その反動もあってか前作よりも幾分ヘヴィになり、後のアルバムと比べてもかなりダークな雰囲気が漂い、コマーシャル性は余り感じられない作品となった。

私は明るい曲調よりも暗い曲調の方に惹かれるのでこの路線は大好きだけど、後にヒットする「ROSANNA」や「AFRICA」がこのバンドのイメージを良くも悪くも固定してしまったので、この様な路線に戻る事がなくなってしまったのが残念だ(「KINGDOM OF DESIRE」で再度ヘヴィ路線に転じたけど、このアルバムで聴けるモノとはまた別の意味でのノリなのもちょっと惜しい)。

このアルバムでのハイライトは、私的には冒頭のタイトル曲。7分半もある大作だけど、前作の集大成をこの1曲で聴かされる様な感覚は正に圧巻。リアルタイムでこのアルバム聴けた人はかなりインパクトあったんではなかろうか。羨ましい。
よくベスト盤に収録されている「ST.GEORGE AND THE DRAGON」や「99」も勿論素晴らしいけど、私的なポイントは「MAMA」の叙情性や「WHITE SISTER」でのHRっぽいノリは見逃せない。しっとりと聴かせて終わる「A SECRET LOVE」も素晴らしい。

このアルバムも本国ではそんなに評判にならなかったみたいだけど、何でこんなに完成度が高いのに売れないのか?とバンドも思っただろうなあ。後はプロモーションの方法とかが間違えてたとかそのくらいしか思いつかない。
バンドが演奏でゲスト参加していたボビー・コールドウェルもそうだけど、ただ歌が上手いとかただ演奏が素晴らしいとかで絶対売れるという確信がない、という見本的な作品かも(あんまり嬉しくない表現だろうけど...)。


「HYDRA」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Tm-QOO5CM64

「MAMA」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=IiQD05sbcq0

「WHITE SISTER」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qTzDbWORQXQ&feature=related

QuatermassQuatermass
(2007/02/02)
Quatermass

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未だにラッシュ熱は冷めないですが(笑)他のアルバムもちょこちょこツマミ食い程度には聴いてます...ってな具合で、そのラッシュのBDと一緒に購入した、その筋では有名なクオーターマス唯一のアルバム「QUATERMASS」をレビュー。

そもそも何でこんな大昔のアルバムなんか買ってるんだ?と思いでしょうが、元はと言えば以前ユーライア・ヒープのアルバムはどれから聴けば良いか?って事で悩んでた時に、HMVにて3枚組で¥1500くらいのベスト盤CDが輸入盤で売ってたので注文したのは良いけど、半年以上放置された挙句に入手不可という返事で落胆したのだけど、アマゾンやユニオンで中古出てこないかな?とずっと張り込んでたトコ、ようやくアマゾンの中古で見つけ、金額も¥1500くらいだったんで即注文。

同時期に某巨大掲示板のスレで「オルガンハードロック」の名盤は?との問いで、このクオーターマスを挙げる人が多かったので、早速YOU TUBEでチェックしたトコ、何処かで聴き覚えのあるメロディが...
そう、レインボーの1stでカヴァーしてた「BLACK SHEEP OF THE FAMILY」のオリジナルがこのバンドだったとそこで気付いた。
色々調べてみると、リッチーはこの曲がえらく気に入り、当時ディープ・パープルに在籍してた時にこの曲を是非カヴァーしようと提案したトコ、周りから却下されて腹が立ち(って、この人の話はこんな話ばっかだけど/笑)パープル脱退の引き金の一つになったとも言われてるらしい(まあギランとの不仲を正当化する理由の一つとも取れるけど)。
それはともかく、リッチーが何故この曲を気に入ったのかはよく分からないけど、驚いたのはこのバンドはギターレスなのでギタリストであるリッチーがこれをどう料理するつもりだったのか?という事。まあ、結果はあんな感じになっているけど、なかなか面白い解釈だと思う。

で、全曲聴いてみると、おおっ確かにオルガンがバリバリなってるではないか!しかも残りはリズム隊だけなので、ボトムがしっかり効いていて埃が舞いそうな古臭いHRを演っている。
しかも基本的な楽曲の流れがあるにせよ、そこは昔のバンドならではインプロ演奏に近いノリがあるので、HR的でありながらもプログレにも近いノリも感じられて非常にカッコイイ!
また1970年という時代(私が生まれた年だ!)でありながらも、音質は結構良い状態だったらしく綺麗に聴こえるのは驚いた。

ヒープの3枚組はもう既に届いているのだけど、全部で46曲あるのでまだ全曲聴いていない。ラッシュ熱もそうだけど、このアルバムも頻繁に聴いているのでなかなか先に進めないのは内緒の話だったりする(笑)。


「BLACK SHEEP OF THE FAMILY」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=o_Zy1MecH9Q&feature=related

「GEMINI」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Efvq2mOOUOw&feature=fvsr

タイム・マシーン・ツアー 2011【Blu-ray/日本語字幕付】タイム・マシーン・ツアー 2011【Blu-ray/日本語字幕付】
(2011/11/30)
ラッシュ

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立て続けのラッシュです。
先週に届いたその日に鑑賞したのだけど、最近のラッシュのライブの構成である約3時間のライブなので長丁場は勿論の事、特典映像も付いているので全部観るには結構な時間が必要な作品となってました。

最近のバンドの流れである”1枚のスタジオアルバム後にツアー、そして映像作品をリリース”というパターンは今回も守られてるけど、面白い事にラッシュのライブ盤はツアー毎に定番曲以外は大体他の曲や新曲に取って代わるので、思ったよりも飽きずに聴ける(まあ定番曲でもそろそろもう良いんじゃない?ってのも個人的にはあるけど)。

今回の目玉は、ツアー自体の目玉であった「MOVING PICTURES」完全再現。マニアは「THE CAMERA EYE」とか「VITAL SIGNS」あたりに狂喜したらしいけど、私はそんなにこのアルバムに思い入れがない為かそんなにピンと来なかった。まあ、前述の2曲はライブで演奏されるのは珍しいから、それはそれで新鮮だったけどね。

私的に、今回復活して嬉しかったのは「TIME STAND STILL」「PRESTO」「LA VILLA STRANGEATO」あたり。期待してなかった「MARATHON」も、今回は久々に聴いたお陰かカッコイイ。
今のトコダウンロードのみ販売で(ただ公式サイトではCDも売ってるけど)一応、来年発売予定の新作に収録される予定の「CARAVAN」「BU2B」もライブで聴くと迫力倍増。両方共、リフ中心なのでヘヴィな音像で迫ってくる感じ。
あと復活した訳じゃないけど「SUBDIVISIONS」が前回のツアーよりも通常のピッチに戻っての演奏だったのが嬉しかったな。
アンコールで演奏された「LA VILLA STRANGEATO」は前奏がゲディのキーボードでちょっとお遊び的に始まって、いきなりガツンと来る構成には笑えたし、続く「WORKING MAN」でもいきなりレゲエのリズムから始まってワンフレーズかました後に通常の演奏に戻るというお遊びは過去に例が無かった為か、かなり面白かった。まあ、アンコールだから出来る遊びなんでしょうなあ。

笑えると言えば、今回も第一部と第二部のオープニングで3人揃って寸劇やってるのだけど、何で毎回アレックスだけ思いっきり変装するんだろうか?(笑)アレは絶対自分から名乗り挙げてるに違いないな、と(宴会部長かよ?)。

特典映像に、以前のドキュメンタリーでも取り上げられたジョン・ラトジー在籍時のライブ1曲と、初期の頃の「ANTHEM」のライブが収録されてるのだけど、ジョン・ラトジーの方は昔のTV録画みたいで画像も汚いからオマケ以外の何者でもないけど、「ANTHEM」の方は画像は白黒でも演奏は若い頃だけあって大迫力。今のスタイルでは絶対に無理なのでかなり貴重な映像かと。

今回のライブでの演奏の方は、ゲディの声が所々上擦ってしまう箇所があるけど、演奏の方はかなり激しいプレイが聴ける。「RUSH IN RIO」までは音のヘヴィさで幾分誤魔化してた(と言っても、そこはラッシュだから誤魔化すなんてレベルじゃないけど)感があったけど、今回はそのヘヴィさが後退し幾分クリアに聴こえて非常に聴き易くなってるのが特徴かな。

しかし、還暦近いバンドがまだ3時間近くプレイして観衆を魅了しているのは正に圧巻。その観衆を見ても実に老若男女が集う事から、真の意味での国民的バンドというのがはっきりと分かる。今の日本でこういうスタイルのミュージシャンが果たしているだろうか?...いませんね~(苦笑)
そういった意味でも、ラッシュには是非日本公演を...と言うのがファンとしての切実な願いであるから、バンドが解散でもしない限り、まだまだ希望は持っていたいと思う。


DVD予告編↓
http://www.youtube.com/watch?v=OswYwv5ga58


「BU2B」↓
http://www.youtube.com/watch?v=bq7R65CYyb4&feature=related

「PRESTO」~「FAITHLESS」↓
http://www.youtube.com/watch?v=ia7EIB-hYZo&feature=related