ザ・ビッグ・ラド・イン・ザ・ウィンドミル(紙ジャケット仕様)ザ・ビッグ・ラド・イン・ザ・ウィンドミル(紙ジャケット仕様)
(2006/02/01)
イット・バイツ

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私が大好きなバンド:イット・バイツの、フランシス・ダナリー在籍時のアルバム4枚がSHM-CD化で紙ジャケ仕様、しかもボーナストラック入りで再発が決まって、今猛烈に感動している!当時のLP帯も再現!と書いてあったが、2ndアルバム以降はアナログ化されてないのでは?(私が知らないだけ??)
ボーナストラックは、当時のシングルのB面曲や未発表曲を収めたモノになるらしく、それなら全部買わねばイカンでしょう...という事で、早々とディスクユニオンで収納箱付き(しかも「ONCE AROUND THE WORLD」のジャケ仕様!)のまとめ買いセットを予約しましたよ。生きてて良かった(笑)。

前回の紙ジャケ発売の時は2006年。このブログを立ち上げた当時で勿論一番最初に「ONCE AROUND THE WORLD」をレビューしたのでよく覚えており、最初のリリース時から既に20年近く経っている事もあって、しかもリマスター仕様ならとこの「ONCE AROUND THE WORLD」だけは紙ジャケで入手しておいた。残りのオリジナルアルバム2枚は、当時の発売元だった東芝EMIの信じられないミスで、ファンの間でも「これはリコール対象だろう」という言葉も虚しく、そのまま予定数終了するまで発売された経緯があったのも勿論忘れていない。

その”信じられないミス”があった、彼等のデビューアルバム「THE BIG LAD IN THE WINDMILL」を今回はレビュー。1986年発表。
まず、その”信じられないミス”というのは、彼等のデビューシングルで、かつ最大のヒットシングルとなった「CALLING ALL THE HEROES」が収録されており、その曲の途中で1秒くらいのブレイク部分が入るのだけど、その後の音が全く入っておらず、そのまま次の曲へ進んでしまうモノだった。
コレはファンなら激怒モノの内容で、彼等を知らない人達がこのアルバムを聴いて「この曲はこういう曲なんだ」だと勘違いするのもちょっと腹立たしいし、何よりリマスター作業を行なった人がちゃんと曲を聴いてないのでは?という疑念すら感じる。こういうのはちょっとなあ...今回のリマスター盤ではそういう事がない様に非常に注意して欲しい(間違いなく永久保存盤と化すので)。まあ、前回のEMIが消えて今回はユニバーサルなんで大丈夫だと信じたい。

さて、このデビュー盤。自分の中では衝撃的だった2ndアルバムを聴いて、慌ててこのアルバムも買いに走ったのだけど、基本的な部分は2ndアルバムとほぼ変わっていない。ただ、2ndアルバムでは楽曲のスケール感やアレンジの練り具合が段違いなので、このデビューアルバムを聴くと少し淡白というか物足りなさを感じてしまう。
それでも演奏の素晴らしさはこの時から既に完成されており、彼等が如何に非凡な才能を持ってシーンに現れてきたのがよく分かる内容かと。

ただ、この時点で既に問題を抱えていたのは明白で、彼等をルックスが良い為にアイドルグループとして売りたかったのか、それともプログレバンドとしてはまだまだ未熟過ぎる...という風に、レコード会社がどうやって売っていいのか分からなかったという点だ。
ジャンル別、カテゴリー別に分けてその筋のリスナーに向けて売るのは間違っていないと思うけど、こういう”HRバンドとしては軽すぎる”だの”プログレにしてはポップ過ぎる”という風に、リスナーの批判を怖れて売れませんでしたというのが一番勿体無い方法だったんじゃないか?と。
彼等自身も、音楽誌でアイドルグループに捉えられた時には、反抗して髪を切りに行ったとかインタビューで語ってたけど、そういう具合にビジネス戦略が全く機能してなかったお陰で一部のリスナーにしか知られない存在になってしまったのが不幸だったと思う。

ポップも聴く、プログレもいける、HR大好きってな具合な人なら間違いなく何処かに引っ掛かる音楽だと思うけど、それはリリースから30年経った今でも(!)全く変わっていない。
本来なら、同時期に同じ精神論を持ってシーンに現れたドリーム・シアターと同等の評価をもらってもおかしくないバンドだと思ってるので、非常に残念だったという気持ちで一杯だ。


「CALLING ALL THE HEROES」


「SCREAMING N THE BEACHES」


「YOU'LL NEVER GO TO HEAVEN」
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久しぶりの更新となってしまいました。
このお盆連休前からずっと激務に追われてて、体力的にかなりキビしい状態になってたので、雑談版ブログは続けてこっちは暫く休止にしようと。まず、音楽も同じモノばかりでまともに聴けない状況だったし、そんな中で色々書いても言葉も出てこないだろうと思ってたんで、この期間はゆっくり自分の回復に努めましたよ。
ま、ブログなんて自分の意識が”書くモード”にならない限り、無理して書いても疲れるだけですからねえ。自分の体調が万全の時に書ければ良いかと(苦笑)。

で、そんな間にもCD買ってる訳ですが(笑)、今回のお題でブルーズ・ピルズは国内盤発売前にも関わらず、HMVのサイトで紹介されてたジャケがブラック・クロウズのDVDのジャケに似てるレトロ加減が物凄く気になったんで、国内盤の発売を待たずに輸入盤で購入してしまいました。しかもDVD付き。
ただ、購入したのがタワレコの10倍ポイントセールだったのだけど、発売日が来ても全然音沙汰がなく、本当に発売されてるの?とチェックしたら未発送のまま。おかしいなあと他のCD屋でチェックしてみるも、別に発売延期になった形跡もない。ただ在庫がなく、取り寄せになってるだけだ。
そしたら、先週いきなりメールが届いて発売延期の知らせが。しかも発売日のそのメールが来た当日(苦笑)。ちょっと出来過ぎだろ!
まあ、その翌々日に発送となり無事届いてずっと聴いてるのだけど、このジャケからも想像出来るとおりこの現代に70年代辺りのレトロでビンテージなスタイルのHRを演っている。因みに出身はスウェーデンからだけど、女性Voのみスウェーデン出身で、他はアメリカ人とフランス人がメンバーに在籍してるので多国籍バンドなのだろう。

女性Vo、しかもレトロなHRスタイルとくればジャニス・ジョプリン辺りを想起させる雰囲気があるけど、私はそれほどジャニスに似てるとは思わないな。ジャニスは声が凄過ぎるし、あの歌い方も独特で個性的だからそうそう似てる人なんているとは思えないし。ただ、ブルーズスタイルのHRでここまで声をアピール出来れば十分合格点ではなかろうか。しかも映像観るとまだ若い感じだし。演奏は特に可も無く不可も無いといった感じで、こういうスタイルで上手くハマってるな...という印象かな。

全体的にはスタイルが統一されて分かりやすい反面、楽曲の練りが不足気味なのか曲が似通ってる部分もあるので、その辺がちょっと残念。ただ、先行シングルとなった「DEVIL MAN」やYOU TUBEでアルバム聴く前にチェックした「HIGH CLASS WOMAN」のインパクトは十分魅力的。普通にカッコイイ。おまけのDVDのライブも結構良いし。

今のシーンにこういうバンドの立ち位置があるのかどーか分からないけど、個人的にはかなり好きなスタイルなのでこの先がちょっと楽しみなバンドが出てきたなあ。早くも次作が楽しみだけど、今度はオルガンとか入れてもうちょっと幅が広がってくれると面白いかな?


「DEVIL MAN」



「HIGH CLASS WOMAN」