ロール・ザ・ボーンズ(紙ジャケット SHM-CD)ロール・ザ・ボーンズ(紙ジャケット SHM-CD)
(2013/09/25)
ラッシュ

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しかし、発表されてから約10日くらいで予約分完売って意外と人気あるんじゃないの??...とふと思った。
何が?って、今回のお題であるラッシュの事ですよ。
海外では絶大な人気を誇って、数年前にはロックの殿堂入りまでした超大物バンドなのに、我が国では1984年に一度だけ来日公演を行なっただけで後は殆どスルーされてるという、恐ろしいほどのマイナーなバンドという認識。

ところが、そのラッシュの新たなマテリアル:バンド結成40周年を記念してリリースされる映像集「R40」が、国内盤で発売されるというアナウンスから約10日で、リリース元のワーズ・レコーズのオフィシャルサイト以外での予約受付が殆ど終わってしまっているのだ。
まあ、ブルーレイとDVDを各500セットのみしか作らないという事もあるんだろうけど、発売前に殆ど完売とは。とても人気のないバンドとは思えない盛況ぶりじゃないですか。
まあ、これまでの映像作品は殆どDVDで持ってるので(「TIME MACHINE 2011」のみBDで買ったけど)、最新の「CLOCKWORK ANGELS TOUR」と「R40 EXTRA BONUS」のみで約¥2万はキツいなあ...と渋々考えてたのだけど、この煽りで慌てて探しまくって、何とか楽天ポイントが10倍付く店で予約出来た。
金銭面ではちと大変だけど、まあ国内盤買って少しでもバンドが日本に興味持ってくれて、来年噂されてるツアーで待望の来日を果たしてくれる事を祈りますよ。勿論、その間「R40」を堪能して。

で、今日はそんな彼等の1991年作品である「ROLL THE BONES」をチョイス。
私は前作「PRESTO」で彼等を知ったクチだったので、前作を相当気に入ってたからこのアルバムには非常に期待していたのをよく覚えている。しかし、前作と同じプロデューサー:ルパート・ハインを使っているのにも関わらず、若干変わったスタイルが提示されたのには驚いた。言うまでも無く、タイトル曲である「ROLL THE BONES」の存在だ。

ラッシュとしては珍しいラップを取り入れた作風という事で当時は相当賛否が分かれたみたいだけど、その時はまだバンドをよく知らない時期だったので、私的には「へえ、ちょっと意外だけど面白いじゃん!」ってな感じですんなり受け入れられた。だけど、年季入ってるファンからすれば「ラップだと!?」ってな具合になるのは当然だろうなあ。
後にゲディ・リーは「一部にラップを取り入れたというだけで、それ以上でもそれ以下でもない」と語ってたけど、単に曲間のアクセント的な意味合いだったんだろうなあ。

まあ、物議を醸すのはこの曲くらいなモノで、あとは当時のラッシュの音楽性をそのまま踏襲したモノ。前作ほど軽いイメージが無くなり、徐々にヘヴィさを取り戻しつつある印象を受けたくらい。
そんな感じなので好きな曲も多く、ライブのレパートリーにもなってる「DREAMLINE」「BRAVADO」「ROLL THE BONES」は大好きだ。
また歌詞が最高な「GHOST OF A CHANCE」が、私的なハイライト曲。アレックス・ライフソンのギターソロは、ニール・パートをも唸らせてライナーで絶賛されているのがよく分かる。後になってゲディは、インタビューで当時解散の危機があったらしく、この曲のお陰で続ける希望が持てたとも語ってた。
ラッシュに解散の危機があったなんて、後のニールの不幸の時以外は全く無かったんじゃないかと思ってたんだけど、やはりこれだけ長く活動してると色々な事で問題も生じてくるんだろうなあ。

私は前作がラッシュの存在を初めて知って思い入れのある作品で、次作「COUNTERPARTS」がバンドの中でも3本の指に入る傑作という事もあって、その中間に位置する「過度期」的な意味合いに捉えているけど、決して見過ごす事は出来ない作品である事は間違いないかと。


「ROLL THE BONES」



「GHOST OF A CHANCE」
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MasqueradeMasquerade
(2008/04/21)
Masquerade

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前回書いたワーク・オブ・アートの新作、何度もリピートして聴いてホントに素晴らしい出来だと痛感した。レビューには「メリハリが感じられない」だの何だの書いたけど、やっぱ1曲1曲のクオリティは相当なモノだと思う。季節もこれから寒くなってくるにつれてこの音がハマる雰囲気になるので、暫くはヘビロ確定。堪りませんなあ~。

で、今回はワーク・オブ・アートのちょっと前に購入した、同じ北欧出身のマスカレードの再発デビュー盤。発売は1992年なので、もう20年以上も前の作品になるんですねえ。ちょっとビックリ(笑)。
発売当時、国内盤はマイナーなHM/HR系を扱ってたゼロ・コーポレーションからリリースされてたのをよく覚えており、同じゼロ・コーポレーションのCDを買うと中にカタログが入っており、そこに必ずといっていい程このアルバムが載っていた(笑)。
でも何故か当時はスルーしちゃったんだよなあ。理由は分からなかったけど、多分他に欲しいモノが多かったからだと思うけど。それに、当時はこのテのバンドはホントに多かったから”その中の一つ”くらいにしか捉えてなかったと。

数年前にリマスター盤として海外でリリースされて、某音サンが取り上げてたのを見てそのウチ買わねば...と覚えてたけど、今回は国内盤の再発。HM/HR系雑誌BURRN!の30周年記念で、各レコード会社が過去のCDを再リリースする企画の一環らしいけど、輸入盤と金額も大して変わりなかったんで国内盤を買ってみた。数年前の再リリース時にボーナストラックが付いてたかどうか知らないけど、今回の国内盤には5曲のデモ音源が収録されている。

肝心の音の方は、典型的な北欧メタルなんだけど、同郷のTNTほどの透明感はないにせよ、その分エッジの際立ったHR的な音が感じられてよりバンドらしさを感じられる。演奏陣のテクニックもなかなかなモノであり、それでいてメロディアスな部分も違和感なく感じられる。
スピーディーな展開の「GIMME ALL YOUR LOVE」や「WILD CHILD」辺りは如何にもな北欧メタル然としていて文句ないんだけど、好みで言えば「SUDDEN LOVE AFFAIR」とか「DAWNING OF THE DAY」、「DANCING ON THE EDGE」辺りのミドルテンポの楽曲がツボにハマった。ちょっと変わったノリの「JUSTICE」もかなり良い。

2年後に初来日公演(確か、クラブチッタだったかな?)も行ない、続く2作目で当時流行だった(といっても、完全に乗り遅れだったけど/苦笑)ヘヴィ路線の音楽性に路線変更を行なったお陰で、バンドは迷走し解散。後に未発表曲を集めた3作目がリリースされたらしいけど、その未発表曲がこの1stアルバム路線の音楽性だったら聴いてみたいなあ。

北欧メタル系はインギーみたいなクラシカルな音楽性よりも、こうしたバンドらしさを感じられるHRの方が私の好みなので、まだまだ聴いてないミュージシャンも結構多いと思うけど、今回こうして再発されて聴く機会に恵まれ、また自分のコレクションに一つ加わったのはホントに喜ばしい限り。まだまだ勉強が足りないっすね。


「GIMME ALL YOUR LOVE」」


「SUDDEN LOVE AFFAIR」