幾ら夏本番だからといっても、この暑さは異常でしょ...毎年暑い×2言ってるけど、今年はホントに身体に堪える暑さだわ。そりゃ熱中症で死人が出るのも分かる気がするな。

という訳で、給料支給の週末であっても、毎日の激務で何処にも行く気力のない中年は(笑)クーラーの効いた部屋でダラダラ過ごすのがこの夏の正しい使い方なのかも(笑)。まあ、節約を心がけなきゃと言いつつも新型iPodに心奪われてる様ではまだまだ精進が足りないよな(でも、今使ってる第4世代iPodはもうバッテリーがヘタってきたんで、そろそろ買わなきゃイカン時期でもあるのだけど...)。

で、そんなウダウダした日曜の午後を埋め合わせてくれる音楽は、今年新作も出した久々のTOTOの6thアルバムである「FAHRENHEIT」。発表は1986年。

私的には、数あるTOTOのアルバムの中で3rdアルバムと同様に余り頻繁に聴かないアルバムでもあるのだけど、理由はというとバンドの音楽性の迷いみたいなモノを感じられてしまうから。
前作「ISOLATION」で加入したファーギー・フレデリクソンが直ぐに解雇されてしまい、後任にジョセフ・ウィリアムスを加入させたのは良いものの、音楽性は前作のハードロック的な面は鳴りを潜めてしまい、代わりに当時のシカゴ辺りに通ずるAOR風味をプラスして、更に当時のテクノロジーを駆使してモダン化にさせた印象が、バンドのこれまでとは違った面を見せ付ける形となってしまったので、前作が好きだった私にはクオリティは高いものの物足りなさを感じてしまうのだ。

ジョセフ・ウィリアムスのボーカルは、器用にポップなナンバーもバラードも無難にこなせるシンガーなので文句はない人選だと思うけど、同時期に最終選考に残ったのがあのエリック・マーティンだったのは意外だったな。もしエリックが加入してたらイメージが全然違うアルバムになったと思うけど、どー考えてもバンドとのアンサンブルが合うか?と問われると違う気がする。楽曲を書ける訳でもないので、実際に加入しても1枚のみで解雇だったんじゃないかと。

でも余り聴かないと言っても、アルバムの冒頭を飾る軽快な「TILL THE END」や、ボビー・コールドウェルが歌いそうな「WITHOUT YOUR LOVE」、レゲエ風味の「SOMEWHERE TONIGHT」や、ラストのジャジーな異色曲「DON'T STOP ME NOW」辺りは好きな曲なんで、アルバムを全く評価をしていないという訳ではなく、単にTOTOのアルバムとしてはちょっと地味な部類と感じてるだけの事です。

また、このアルバムは結構有名なミュージシャンが参加してるので話題にもなってるけど、中でもマイルス・デイヴィスの参加は意表を突かれた感じ。デヴィッド・サンボーン、ドン・ヘンリー、マイケル・マクドナルドと層々たるメンツの中で完全に浮いてる(笑)。まあ、素晴らしい曲なんで結果オーライですけどね。

でも当時から不思議に思ってたのが、デビュー作からの旧知の仲だったボビー・コールドウェルには何故ボーカリストのオファーをしなかったのだろうか?音楽性も近いし、仲も良いのにどーしてだろう?と常に思ってたなあ。ボビーにしてみればソロ活動の方が居心地が良かったのかな?


「TILL THE END」


「WITHOUT YOUR LOVE」
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STRIKES


車検の時期がやってきて、いつもお世話になってるディーラーに持っていったのだけど、今回は車変えて初めてなんでせいぜい¥90000くらいだろうとタカ括ってたら、何と予想外の¥120000弱。
まあ、新古車で買った車だから色々と不足してる部分もあるのだろうけど、エアコンフィルターくらいは最初から付いてるモンだろうと思ったら付いてなかったみたいだし、他にはバッテリーが7割くらい残ってるのに「夏は結構使うんで」と問答無用で交換させられたりと、そりゃディーラーも色々と大変なのかも知れないけど、顧客の都合も考えないで儲けに走る主義は気に入らないな。
まあ、オイル交換3回無料ってオプションがあるから約¥20000の赤字と考えるべきなんだけど、ちょっと納得いかない。次は別なトコにしよう。
そんな感じなんで、一気に貧乏になってしまったんで今年後半は貯金と節約に徹する事になりそう。今のトコ、欲しい新作が少ないのが救いかな。暫くは旧譜や中古で十分かと。

そんな貧乏人を救ってくれる(笑)数年前から結構発売されてる廉価版5枚組CD。これまでにシンディ・ローパーやZZトップ、バウハウスなど様々なミュージシャンのモノを購入してきたけど、一番の利点は過去の旧作を複数で新譜1枚分の値段で購入出来る事に尽きるかと。
例えば、名前しか知らなかったミュージシャンのCDが5枚も付いて¥2000前後だったら「じゃあ、ちょっと聴いてみようか?」って事になるし、過去作を売ってしまってまた揃えるのも気が引けるって場合にも簡単に買えるのが良い。

そんな感じで、今まで発売された廉価版5枚組CDの一覧をアマゾンで調べてたら、このバンドのモノは全く聴いた事ないなあ...と思い、金額も¥2000だったんで購入してみた。アメリカ南部のサザンロックの雄、ブラックフットだ。
この廉価版5枚組には3rdアルバムから7thアルバムが収録されており、バンドの活動が目立っていた時期のモノが目白押しだったので、入門編にはもってこいのブツかと。
その中から、今日は3rdアルバム「STRIKES」をチョイス。発表は1979年。

サザンロックといえば、有名どころだとレーナード・スキナードやオールマン・ブラザース・バンドが有名だけど、80年代半ばくらいまではこのブラックフットやモリー・ハチェット、38スペシャルなどそこそこ活躍した中堅バンドが存在してたのを記憶してる。
しかし、この時期以降、注目すべきサザンロックバンドが殆ど出てこなくなったのは一体何故だろうか?やっぱ古臭いイメージがあるのか、それともサザンロックの需要が無くなったのか定かじゃないけど、このジャンル自体が大物バンド以外は見向きもされなくなったのは間違いない。

私自身サザンロックを語れるほどの知識は持ってないし、大物バンド以外はそれほど興味もなかったのだけど、以前レビューしたブラック・ストーン・チェリーみたいにサザンロックをベースにしたHRは大好きなんで、それに近いバンドって他にいないのだろうか?と探ってたら、このバンドを思い出したのだ。

メンバー3人がインディアンの子孫という事もあって、風貌からして如何にも南部のバンドという雰囲気が漂っていて、肝心の音楽性も純度の高いサザンロックを演っている。
聴いてて思ったのは、意外と音が重たいという事。レーナードとかオールマンのイメージが先にあったお陰か、もうちょっと田舎臭い雰囲気なのかな?と思いきや、普通のサザンロックをベースにしたHRという印象なので、HR/HM系ばっか聴いてるモノとしてはかなり親近感の沸く音楽性だ。

もう最初から最後まで、何も無い田舎道を突っ走るだけのBGMにピッタリ(笑)。如何にもアメリカのトラック野郎共が好んで聴きそうな音だ。
冒頭の「ROAD FEVER」で疾走感を感じさせ、「LEFT TURN ON A RED LIGHT」で渋い哀愁に浸り、ラストの「HIGHWAY SONG」で綺麗に締める構成も見事。ゲイリー・ムーアもカヴァーした、フリーの「WISHING WELL」のカヴァーも収録されているのだけど、これも見事にハマっており、何の違和感も感じさせない。

今現在もバンドは存続しているらしいけど、メインだったリック・メドロックは現在レーナードに在籍しており、他のメンバーも亡くなったりしてるので、現在のバンドにオリジナルメンバーはいないそうだ。ライオットなんかもそうだけど、オリメンがいないバンドって一体どーなんだろう?って凄く微妙な気分...


「STRIKES」 FULL