すっかり忘れてた...というより全く情報も何も入ってこなかったお陰で、昨年10月にリリースされてたのに数ヶ月間知らないまま、たまたま偶然知ったネオン・インディアンの新作「VEGA INTL. NIGHT SCHOOL」を先日手に入れた。ずっとアンテナ張ってた割りに新作情報を逃してしまうとは何たる不覚...

彼(ネオン・インディアンとはアラン・パロモという個人のプロジェクト名)の2作目で、ネオン・インディアンの存在を知った「ERA EXTRANA」は物凄く好きな作品で未だによく聴いてるのだけど、リリースから結構な月日が経ってるので新作の話が一向に聞こえて来ないなあ...と思ってた時、友人のsaraサンが昨年の秋に香港にフェスを観に行くという話を聞いて、そのフェスの大トリがネオン・インディアンと聞いて驚いたのと同時に、何で新作も出ないでフェスなんか出てるんだ?と不思議に思ったのだけど、その時にはもう新作完成してたんですねえ(苦笑)。何で気付かないんだよ?と。しかも12月には来日公演まで行なっていたみたいだし。

その後、偶然アマゾンのサイトにて色々チェックしてたら、この作品が出てきて「何だ?」と思ったら新作だったと。しかも国内盤出てるのか?と調べたら、全く知らないオクターヴというマイナーレーベルからのリリース。そりゃ宣伝とかも出てこない訳だ。
因みに前作は、よしもとアール・アンド・シーというこれまたマイナーレーベルから出てたけど、今回は違うマイナーレーベルだし、今の時代レコード会社は何処もミュージシャンとは単発でしか契約しないのかな?

さて、内容の方は前作同様80sポップ+エレクトロ路線は変わらず。チルウェイヴというジャンルを作り出した先駆者の一人だけど、チルウェイヴ自体はその後に続くミュージシャンが現れなかったお陰で風化してしてしまった印象を受けるけど、他のチルウェイヴと呼ばれたミュージシャン自体が路線変更してるお陰で一過性のジャンルだった事がよく分かるかと。この新作も前作から4年も経ってたのかと驚いたけど、4年でジャンル自体が風化って音が出尽くした感がアリアリだよなあ...と思ったりして。

前作ほど斬新なスタイルではなくもっと歌を強調としたダンサブルなポップ路線で、私が想像していた路線とは異なったので「ちょっと期待外れか?」と思ったけど、何度か聴いてるウチに段々耳に馴染んできた感じ。ただ、インナースリーヴに書いてあった最高傑作という評価ではないと思う。高水準なんだけど、やっぱ前作の方が好きなんだよなあ。

ただ、一聴してネオン・インディアンと分かる個性は十分に発揮されており、着実にキャリアを築いてるなあという印象は受けたので、早くも次作に期待したいトコ。
という訳で、今回はレコーディングに3年も掛かってるんで今度はもっと短くしてください~。それとジャケットも今回はダサいんで、次作は何とかしてください~(苦笑)。


「THE GLITZY HIVE」


「SLUMLORD RISING」
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最近の新作情報を見ても”これだ!”と来るモノが少なくて、しかも手持ちのお金はもっと少ないんで(苦笑)新たな音楽を探すにはちょっとなあ...と思いつつもあれこれチェックしてるのだけど、偶然に知ったバンドがディスクユニオンの中古サイトにて¥720だったんで、問答無用でポチったブツが今朝メール便でウチにやって来ましたよ。

ザ・ソニック・エグゼクティヴ・セッションズ。全く聞いた事のないバンド名だったんだけど、これまた偶然にも持ってるCDに収録されていた。以前レビューした、ジェリーフィッシュのトリビュートアルバムの中で1曲参加していた(しかもアルバムから外れた「HELLO」という選曲も渋い!)。この曲では単にジェリーフィッシュの楽曲をプレイしました的な内容に過ぎなかったのだけど、彼等のオリジナル楽曲を聴いて真っ先に思い浮かべるのは、やはりジェリーフィッシュだったと(笑)。

三人組でウェールズという珍しい場所から出てきているけど、ゴテゴテした装飾過多のジェリーフィッシュよりもっとシンプルでありながらも、多重録音のコーラスを使い楽曲のキモとして聴かせどころを演出するトコなんかはクイーンの手法に近く、如何にも英国的な雰囲気が漂う洗練された感じ。
ロックバンドというよりは、前述のジェリーフィッシュや「PET SOUNDS」の頃のビーチ・ボーイズを意識したポップバンドであり、しかもスティーリー・ダンみたいなAOR的な要素も入ってるので、単にジェリーフィッシュのフォロワーと思っているとちょっと違うかも。

インナースリーヴ読んで驚いたのは、元々メンバーの一人が別バンドでレコード会社と契約してたのだけど、そのバンドがメジャーデビューが出来ずにレーベルミュージシャンのバックバンドで散々コキ使われて結果的に解散してしまうのだけど、そんな時に現メンバーの一人とスタジオでリハーサルしたのがこのバンドの始まりだという。
で、レコード会社との契約は無くとも、MY SPACEに次々と楽曲をアップしたのが切っ掛けで話題となって、やっとアルバム発売に漕ぎ着けたという事らしい。
今の時代、ただでさえCDが売れないのに流行り廃り関係なく、こうして楽曲だけで勝負するバンドが細々ながらもちゃんと存在している事自体、何とも嬉しい話じゃないですか。ただ、こういうバンドの情報は極東の島国ではなかなか手に入らないのが苦労するトコなんだけど...

前半にメリハリのある楽曲を持って来てるお陰か、後半はピアノを基調とした楽曲が中心なのでアルバム構成に疑問が残るけど、新人でこれだけの楽曲を書けるのは相当な実力だと思う。国内盤には5曲のアカペラバージョンが収録されているのだけど、このコーラスワーク聴くだけでも楽曲の骨組みが分かる様な感じだ。
しかも、私の買った中古CDには何故か非売品のオマケCDが付いていて、それにはイーグルスのカヴァー「TAKE IT EASY」が収録されていた。アルバム最後の曲「ALL IN ALL」がバンジョーを使ったカントリーっぽい楽曲だったので、このカヴァー曲には特に驚かなかったけど良い選曲かと。

良い掘り出し物を見付けて嬉しいけど、果たして今もバンドは存続しているのだろうか?時期的に見て、そろそろ新作の話が聞こえてきても良さそうだけど、何せ情報が入らないミュージシャンなんで殆ど分からないのが困りモノだなあ。MY SPACEにはちょこちょこ新曲を上げてるらしいけど、期間限定で直ぐに下げてしまうみたいだし。まあ、それまでの間このアルバムを聴き倒して待つ事にしよう。


「SOMEDAY MAYBE」


「CIRCLES」




そーいえば、結構長い間このブログ書いてるけど一度も蠍団の事を書いていなかった。
と言うのも、若かりし頃に蠍団のCDを売ってしまってカセットのみで持ってただけで、そのカセットも劣化して伸びてしまい、聴きたくても過去作は暫くの間廃盤と化しててCD買えなかったのが実情だった。そんな感じなので、このブログ始めてもCD持ってないんじゃ書けないし...という感じだった。

それに「FACE THE HEAT」辺りから彼等をそんなに聴かなくなってしまったのも原因で、リリース期間が延びてもコンスタントにアルバムは発表していても全然チェックしてなかった。それは、HRの範疇でありながらも「CRAZY WORLD」収録の「WIND OF CHANGE」の大ヒットで国際的バンドになり、当時ロック後進国だったロシアへ積極的に行ったりして、他国の活動が活発化したお陰でスケールのデカいバンドとなってしまったので、何だか遠いトコへ行ってしまったなあ...という一抹の寂しさを感じてしまったからだ。実際に「FACE THE HEAT」の来日公演を境に、暫く日本公演もなかったし。

そんな彼等が、昨年結成50周年記念で過去作8作品をデラックスエディションで発売した。リマスター盤+DVD付きなので、1作辺り¥3800+税とお高い金額のお陰で全作は買えそうにないけど、とりあえずライブ盤の「WORLD WIDE LIVE」と今回のお題である「SAVAGE AMUSEMENT」は購入した。
当初「WORLD WIDE LIVE」のみ購入したのだけど、私がよく利用するジョーシンの¥600分クーポン券が2月アタマで期限切れとなってしまうので、勿体無いからこのアルバムを後から購入した訳。今月は何かと出費が多い上に予定しなかったCD購入したお陰で、今月はかなり大ピンチに陥ってるけど(苦笑)まあ、安値で買えたから良しとしよう。

さて、このアルバムには色々と言いたい事が多い人も多いと思う。前作「LOVE AT THE FIRST STING」の大ヒットで、次作も同路線で来るだろうと予想してた人は多かったと思う。私もその一人だった。
しかも時代はHR・HM隆盛期の真っ只中だから、このアルバムは間違いなく蠍団にとってはエポックメイキング的な存在になるハズだったけど、実際には全米チャート5位という過去最高の記録を打ち立てた割りには、実際の評価はそれほど受けていない様な気がする。

アルバムリリースがやたらと延びたのも原因してるのか、前作と比べるとかなり洗練された印象を受けた。この付属してるDVDで彼等も語ってるけど、デフ・レパードの「HYSTERIA」の成功を横目で見ながらこのスタイルを目指したらしい。当時は全く気付かなかったけど、確かに近い方向性だと思う。
前作のハードなスタイルは幾分鳴りを潜めて、その代わりメロディを強調してバリエーションを豊かにした感じがするけど、より幅広いリスナーを獲得したかったのだろうか?

でも私自身はこのアルバムは結構大好きで、前作よりも聴いたなあ。この頃からHR/HMに興味を持ち出した事も影響してるけど、前作は大ヒットしたHRアルバムという認識で今作の方がより取っ付きやすかったという感じだったし。

バンドはアメリカ版モンスターズ・オブ・ロックにてトリ前の出演、この後にモスクワ・ピース・フェスティヴァルでも参加してバンドの認知度を深めていった時期でもあるので、ちょうど普通のHRバンドからワールドワイドな活動へ移る過度期の作品と考えると、このスタイルで正解だったんだろうなあ。

リマスター効果が素晴らしく、当時のCDよりもメリハリがはっきりしてる音作りは買って正解だし、DVDの方もPV集やインタビュー集、そしてロシアの活動を収めた当時発売されたビデオがそのまま入ってるのもお得。
また今回新たなボーナストラックでアルバムに収録されなかった5曲のデモ曲が非常にカッコイイ仕上がりで、コレは普通にアルバムに入ってたらもっと良かったのに...と思わせる内容。ついでにTHE WHOの「I CAN'T EXPLAIN」のカヴァーも収録。

しかし、今回改めて聴いてメロディが良いバンドはホントに強いと認識した。だからこそ、これだけ長い間活動出来た訳だし、未だに売れ続けてるのもよく分かる。解散撤回したんだから、そろそろ日本来て欲しいなあ。昨年ラウドパークに来るという噂があったけど、スケジュールの都合でダメだったとインタビューで語ってたのは残念...と思いきや、何と今年のラウドパークのトリ候補という噂があるので(伊藤正則さんがラジオで発言したらしい)蠍団が来るならラウドパークは参戦する事になりそうだ。


「RHYTHM OF LOVE」


「PASSION RULES THE GAME」