連休なので音楽を聴く時間がたっぷりあって非常に有意義なんだけど最近は少しHR関係から離れてた事もあって、片っ端から気になったモノをチョイスして聴きまくってる。
ただ、ウチのコンポが壊れたのをずっと放置にしてるので、そろそろ安いモノで良いんで新しいコンポを買おうかな?と店頭へチェックしに行こうと車に乗り込んだら、何とフロントガラスに30cmほどの大きなヒビが入ってるのに気が付いた。
昨夜出掛けた時には気付かなかったのに...と思いながらも、さすがにちょっとマズイなと思いディーラーへ直行し見積もりを取ってもらったら¥100000弱。ちょっとコンポどころじゃないじゃねーか!?と。
車両保険で直すかどうか相談する為保険屋に電話するも、担当者は翌週まで休みとの事なんでちょっと悶々とした気分に。
そんな訳で、連休気分を思いっ切りブチ壊してくれて最悪ですわ...

ってな訳で、昨日のグレン・ヒューズともデュエット経験のあるジェフ・スコット・ソートが在籍していたタリスマンの3rdアルバム「HUMANIMAL」を今回はチョイス。発表は1994年。
1st、2ndと北欧メタルの名盤扱いで順調に活動していたけど、発表当時はこのアルバム2種類のモノが存在していて日本盤とEU盤とでは曲順と収録曲が違うモノだった。何でも日本向けの内容とEU向けの内容を考えてたとの事。まあ、後にパート2という事でEU盤を国内盤でリリースする事になるのだけど。
ここで大体察しが付くと思うけど、メロディアスなHRを好む日本のリスナーは音楽性の変わった3rdアルバムを受け入れてくれるのだろうか?という意味合いで国内盤をメロディアスな曲重視で編集したみたいだけど、当時はグランジ/オルタナの終焉がそこまで迫ってる時点でのこの音楽性の変化...狙っていたのかどうなのか分からないけど、1stや2ndアルバムからのファンはこの変化に相当戸惑ったのではなかろうか?

当時のBURRN!のレビューや記事なんかでも結構書かれていたので当時はこのアルバムは買わなかったのだけど、2004年にリマスター盤として2枚組で再発されたモノを後に買って聴いたら、そりゃ確かにこの変化には驚く訳だわ...と。一聴した時は期待外れとも思ったくらいだし。
1stアルバムでの北欧メタル的な透明感は完全に姿を消し、代わりにヘヴィでファンキーなグルーヴを重視したHRに変化し、2ndアルバムからの数曲はこの音楽性の変化への布石を感じられたりもしたけど、まさかここまで大幅に変えてくるとは思わなかった。マルセル・ヤコブのベースってここまでファンキーだったっけ?と意外に感じられたし。
今改めて聴くとそれほど内容は悪くないし、このテの音楽に理解のある人ならタリスマンの新作という概念を捨てて聴けばまず問題ないのではなかろうか?

ジェフは、後に自身のソロ作でこのテのスタイルを追求するからこの変化はジェフの意向なのかも知れないけど、こういう経緯を知らないでアルバム買った人はマジで失望したんじゃないかな?ヘヴィでファンキーなのが悪いって事じゃなく、余りにも音楽性を変えすぎたという意味で。
でも、後にジェフとマルセルでタリスマンを復活させる前にヒューマニマルという名前で名義でアルバム1枚リリースしてるくらいだし、彼等には思い入れのあるアルバムなんじゃないかな?と。


「HUMANIMAL」


「D.O.A.P.S.」
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久々にグレン・ヒューズの新作が8年振りにリリースされるという。
その間にブラック・カントリー・コミュニオンやカルフォルニア・ブリードなどの活動があったんでそれだけの期間を待たされた印象はないんだけど、それ以前の活動はソロをメインにジョー・リン・ターナーとのヒューズ・ターナー・プロジェクトがあったくらい。HTPは2枚のみだけど(ライブ盤入れると3枚だけど)ソロ作は完全復活した「FROM NOW ON...」から数えると、意外とハイペースでコンスタントにリリースされてきたのではなかろうか。
そんなソロ作の中で、今回は2005年発表の「SOUL MOVER」をチョイス。

ソロ活動をコンスタントに行なってきたにも関わらず何故かそんなに大した話題にならないグレンではあるけど、私はグレン・ヒューズの音楽は大好きだ。
しかし、同じ洋楽HR好きな友人達に聴かせると彼等の評価は散々なモノで「曲がつまらない」とか言われる始末。まあ人の趣味恰好にケチをつける事はないけど、何をもってつまらないと言わしめるのかよく分からないのが私の見解だ。

彼のファンであっても「これはちょっと...」と思うアルバムがあるのも事実だけど、クオリティはそれなりに高いと思うし、HRもソウルもファンクも歌えるシンガーというのは彼やジェフ・スコット・ソートくらいなモノだろう。
そんな御大がこのアルバムで提示したのはヘヴィでファンキーでソウルフルなHRスタイル。つまり自身の得意なモノを詰め込んだ音楽性な訳だから、これがハマらない訳がない。見事なまでのブレのなさで、アルバム全体の完成度は彼の作品の中でも非常に高いモノかと。

当時はHTPに嫌気が差していたらしく、過去の焼き直しで活動を続けるよりも新たな音楽性で勝負したいという御大の意向が反映されていたのでこういうスタイルになったのだろう。確かにHTPは良かったけど、音楽性に関してはこういうのはそろそろ限界じゃないの?と思ってたし、グレンの色合いが強くてジョーの色が余り出てないのも結成当初から気になっていたので、このアルバムを聴いた時は悶々としていたモノがクリアになった気分だった。
「ディープ・パープルのリメイクはそろそろ止めようかと思ってる」と言いつつも、過去作には必ずと言っていいほどディープ・パープルのカヴァー曲が入ってたのに、このアルバムには収録しなかったのも良かったし(但しライブでは数曲プレイしてたけど)自身のルーツに沿ったのも違和感がないのが何より気に入った。

HTPやディープ・パープルが好きな人には顔をしかめる内容だろうけど、私はそれほど拘りがないからこのアルバムは素直に楽しめたし、彼の作品の中でも上位に位置するアルバムだと思ってる。メンバーにレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスを置いてある事から、このテの音楽性にハマってるのもポイントが高い理由かと。お気に入りは「SOUL MOVER」「SHE MOVES GHOSTLY」「CHANGE YOURSELF」「DARK STAR」「DON'T LET ME BLEED」。

今度の新作は自身の集大成的なモノ...と御大は語ってるので非常に期待してるのだけど、何とここに来てブラック・カントリー・コミュニオンが再結成されるかもしれないとの情報が。ジョー・ボナマッサが脱退したお陰で解散したと言われてたけど、そのジョーが御大に連絡して「またアルバム作ろうよ」と声掛けたらしい...マジでホントなんだろうな!?


「SOUL MOVER」


「DON'T LET ME BLEED」




今回のラウドパークに蠍団が来る!という情報を知って、今回は行かねば...と思ってたのだけど残念ながら仕事の休日が被らなかったお陰で無理となってしまった。今の仕事は夜勤専属で、休日のローテーションが毎月中旬に決まるからライブ日程となかなか合わせづらいのだ。

しかし、一度は観てみたいライブというのはどーしてこうもタイミングが上手くいかないのだろうか?といつも考えてしまう。いつぞやのオジーのなんちゃって引退ツアー(NO MORE TEARSの時)も当時の仕事の繁忙期で行けなかったし、「PUMP」時のエアロスミスはチケット持ってたのに台風直撃で行けなかった。
まあ以前よりも来日公演が減ってるし、来ても平日の1~2回公演くらいでチケット代も高いからもうそんなに拘るモノでもないんだけど、タイミングが上手く合わせられれば観たいライブに関しては積極的に行こうとは思ってる次第。今後は上手く合うと良いんだけどなあ。

さて、今回のチョイスは久々にHR関係に戻ってスピリチュアル・ベガーズの5thアルバム「ON FIRE」。発表は2002年。
ラウドパークには必ずと言っていいほどマイケル・アモット関係が名を連ねていたのだけど、今回は何故か入ってない。代わりに10月に単独来日公演が決まってるのだけど、単に今回は単独でライブやりたかったのかな?
正直言って今の彼等には余り興味がないのだけど、それは単にJBからアポロ・パパサナシオにボーカルが代わってしまい音楽性も自分の好みから離れていってしまったからなんだけど、実はこのアルバムからその布石はあったと思う。

私が彼等を知ったのは前作「AD ASTRA」からで、今でも彼等の最高傑作はこのアルバムだと思ってるんだけど、その前作で歌ってたスパイスがマイケルと不仲になってしまい脱退。後任にグランド・メイガスのJBが加入という経緯があったのだけど、このメンバーチェンジはそれほど重要ではない。私的にはスパイスの方が好きだけど、JBも上手いシンガーだしバンドのカラーにも合ってると思うし。
やっぱ、曲自体のクオリティがこのアルバムから下がってきた様な気がするのだ。

70年代のブルーズベースでソウルフルなHRというスタイルは基本変わってないのだけど、前作にはそこにHMのエッセンスが散りばめられてたのでかなり攻撃的に聴こえたのに、このアルバムではオールドスタイルに拘ったのか単調でメリハリに欠けた感じで余り耳に残らないのだ。前作でポイントが高かったオルガンの音でさえあっさりしてる感じだし。
「STREET FIGHTING SAVIOURS」「YOUNG MAN, OLD SOUL」「KILLING TIME」「BENEATH THE SKIN」「LOOK BACK」と好きな曲もあるのだけど、全体的にはミドルテンポの曲が多いから自然と聴き流してしまうのだ。これは致命的じゃないかと。

そんな訳で、音楽性は好きな部類なのに何故か響かないという(苦笑)いまいち煮え切らないアルバムという位置付けなのだけど、それは単に私自身の好みの問題であって、次作ではリフ主体の曲が増えたお陰で大分盛り返したと思うのだけど、何度聴いてもこのアルバムはピンと来ないんだよなあ。このアルバム好きな人には申し訳ないんだけど。


「STREET FIGHTING SAVIOURS」


「LOOK BACK」




買おう買おうと思いつつも、金欠のお陰でなかなか手を出せなかったプリンスの近年3枚のアルバムをようやく入手出来た。国内盤が¥1000安くなってたのをネットショップで見つけたので、もはや勢いで3枚買っちゃったのだけど、殿下の作品はこれから何処からリリースされるのかも全く分からない雰囲気だし、そもそも彼の楽曲を管理する人もよく分からない事だらけなので暫くの間は再リリースされないんじゃないか?と。在庫があるウチに抑えておきたいというのもあったけど、殿下の作品はやはり1枚でも多く聴いておきたいというのが一番の理由だったりする。

その中でも一番気に入った「HITnRUN PHASE ONE」をチョイス。発表は昨年10月。まだ1年経ってないのね...
前年に自身の復活を意味する様な個人名義で1枚、バンド名で1枚を同時リリースして驚かされたばかりなのに、その翌年に突如発表されたこの作品。元々はジェイ・Zが運営する定額配信サービスのTIDALからのみのリリースだったのだけど、日本ではTIDALは全く関係無い話なのでコアなファンは相当悔しい思いをしたのではなかろうか?
それが結果的にCDでもリリースされるという事で何とかホッとしたのだろうけど、こういう売り方が今の主流と思うと音楽が気軽に聴ける時代じゃないのが少し残念。特に殿下みたいな世界的規模のアーティストなら特に。

冒頭のSEでデビュー作の「FOR YOU」から「LET'S GO CRAZY」のイントロに繋いで曲が始まる構成は非常にカッコイイ。でも、曲調は如何にも最近のR&B系の音で、最初はビヨンセか?と思ったくらい(苦笑)。しかし、こういう曲調でも殿下の個性は全く失われてなく、それはアルバム全体にも彼の存在感は大きく感じられる。
全体的には最近の殿下の曲にEDMやテクノのスタイルを散りばめた雰囲気で、比較的分かりやすい構成になっているのでアルバム1枚があっと言う間に終わってしまう感じ。ただ、EDMやテクノに理解が無い人には評価が分かれる作品じゃないかと思う。

意外だったのが、殿下はこれまで自分1人で作品に対するヴィジョンを持ってアルバムを作っているイメージだったけど、前作から起用しているプロデューサーとクレジットを分け合ってるという事。真意は分からないけど、これはEDMの様な最近の主流の音楽スタイルに、若い人達の感性を自分の作品に取り入れたいという意向だったんじゃないかと思う。
アルバム作り自体は長年の経験があるから問題ないけど、若い人達の感性だけは歳を取るとどーしても鈍くなるのは仕方ない事だし、それが歳を取る事の影響でもあるし。そのお陰で、随分とすっきりとした洗練された作品になったのは間違いないと思う。
全曲素晴らしいんだけど、中でも特に好きなのは「THIS COULD B US」「FALLINLOVE2NITE」「HARDROCKLOVER」「JUNE」が良いかな。

この作品に続く「HITnRUN PHASE TWO」が今年発売された後に殿下は逝去してしまったのだけど、膨大な楽曲を持つ彼の事だからこのままPHASE THREEやFOURと続いていったんだろうな...と思うとホントに残念。近年の怒涛のリリースラッシュも自らの運命と呼応するがの如くだったとしか思えないし...もう畏敬の念しか感じない。彼の残した楽曲で、これからの人生を楽しむ事が出来るのはホントに幸せな事だと思う。


「THIS COULD B US」


「FALLINLOVE2TONITE」




久しぶりにオムニバス盤を新品で購入した。
昔はよく「聴きたい曲があるのに、アルバム1枚分買うには躊躇するなあ」とか「サントラ収録曲だけど、サントラ買うよりもオムニバス盤の方が選曲が良いじゃん」とかの理由でオムニバス盤を買う事はあったのだけど、今回に至っては前者の方。
という訳で、今回は「CROSSOVER ELEVEN : TIME AFTER TIME」をチョイス。

タイトル通りで察する通り、このアルバムは昔NHK-FMで夜23:00から1時間放送されていた「クロスオーバーイレブン」のCD企画盤。
私の中学生の頃の洋楽聴き始めは、それこそお金もないから安いカセットテープに何度もダビングを重ねて、聴いてたラジオ番組も”●●特集”だのリクエスト番組にハガキ送って、読まれないかとドキドキしながらエアチェックして聴いてたのが主流だった。そこからお気に入りのミュージシャンをチェックして知識を広げていったのだけど、高校生になると少し知識も増えてきて色んなスタイルに興味を持つ事になるのだけど、このクロスオーバーイレブンはかなり大人の雰囲気が漂うちょっとハイレベルなイメージが常にあった気がする。

就寝前に聴く事が多かったので、FM雑誌で放送内容をチェックしながら今日は聴こうと決めた時はちょっとしたドキドキ感が常にあった。コレは以前も書いた事があるけど、この番組は津嘉山正種さんのナレーションが良いアクセントとなってるので、このナレーションが何時止まるか...で、エアチェックの成功が決まるのだ(苦笑)。
ナレーションが終わりそうだ...とドキドキしながら録音ボタンに手を掛けるも、実はまだ続いてたり(笑)慌ててテープ巻き戻してる間に曲が始まってエアチェック失敗なんて何度もあった。今じゃこのナレーションが凄く心地良く聞けるけど、当時はかなり恨めしく思ったモノだ(苦笑)。

そんな私がこのCDを聴きたかったのは、オープニングで流れるアジムスの「FLY OVER THE HORIZON」とエンディングの「OUTUBRO」が聴きたかったから。23:00の時報の後にジワジワと響いてくるシンセの音がいつも妙な高揚感を感じられて、そこに津嘉山さんの「今日も1日が通り過ぎていきます~」というナレーションが入ると、当時は深夜だなあ~という感じがいつも味わえたモンだった。

懐かしさもあってこのCDを聴きたい...と思ってたけど、このCDには普段私には余り馴染みのないスタイルの楽曲が収録されているのも購入するポイントだった。ジャズやフュージョン系のミュージシャンが多くて、知ってる曲はアジムスの2曲以外はハービー・ハンコックの「ROCK IT」くらい。特に特出するべきモノでもないけど、普段馴染みのないジャンルをこういうカタチで聴くのは何だか凄く新鮮だし、またCD自体がラジオ番組のそれをなぞっているので(オープニングのナレーションから途中に入るナレーション、そしてエンディングのナレーションまで全て収録)一つの番組を丸々聴いてる感じで、ノスタルジックと相成る雰囲気が常に味わえるのが良い。

ちなみにこのCDはソニーミュージック編で、当時は選曲が違うビクター編もあったらしい(アマゾンにはソニー編しか在庫がなかった)。更に、よく新聞の折込広告の通販なんかで売られてるCDーBOXでもクロスオーバーイレブンのモノが売られた事があるらしく、今じゃ中古でも結構値が張ってる(城達也さんのジェットストリームがCDーBOXで売られてたのは記憶にあるけど)。

ボートラとして、アジムスの2曲が原曲(ナレーションが入ってないモノ)で収録されているので、これも非常に嬉しい。
私が80s系のお気に入りCD-Rを作る時には、1曲目に必ずヴァイパー・トレイルスの「DON'T WORRY BABY」を入れてたのだけど(笑)これで2枚目作る時には、1曲目と最後の曲はもう決まりましたね(笑)。深夜のドライブには手放さなくなりそう...


「FLY OVER THE HORIZON」 / AZYMUTH


「OUTUBRO」 / AZYMUTH