先日偶然ネットで見付けてしまい、どーしても聴きたくなってしまったブートというのはバッドランズでした。
バッドランズは、以前レビューしたDVDの「MOUNTAIN VIEW 1989」のライブが最高だったんで、いつかライブ音源の方も欲しいなあ...とずっと思ってたんだけどコレがなかなか見付からなくて、しかも結構昔のバンドだから今後もう出てくる事もないか...と半ば諦めてたんだけど、これの内容を見た時は即座にポチってましたね(苦笑)。

以前ブートで出てた「DEMOS & UNRELEASED TRACKS 1988-1991」というモノと「LIVE AT THE CHANNEL, BOSTON MA OCTOBER 18,1989」というブートのカップリング盤だけど、それらの音源はYOU TUBEで検索すると直ぐに出てくるので内容はまずそれらで確認した。

そもそも活動期間の短かったバッドランズにこれだけの未発表音源があった事に驚いた。タイトルだけでも「RECKLESS LOVE」「GET READY」「LET IT BLEED」「SHAKE DOWN」「HEAVEN」「SOUL LIVES IN THE HEART」「IN THE HEAT」「BADLAND」「ON MY WAY」「TIME GOES BY」「WANT LIVE WITH YOU」と実に11曲。中にはテイク違いも入ってるのも2曲ある(「SHAKE DOWN」「WANT LIVE WITH YOU」)。
これらの未発表曲が何時頃録られたモノなのかははっきり分からないけど、タイトルにある通り時期的には1st~2ndアルバム期に録られたモノかと。「BADLAND」や「IN THE HEAT」、「SOUL LIVES IN THE HEART」なんて1stアルバムに入っててもおかしくない様な雰囲気だし、またジェイクのギターをかなり全面に押し出したスタイルなので、普通に収録されていればアルバムの雰囲気も大分変わったのではなかろうか?
また、後に幻の3rdアルバムとして発表された「DUSK」の中から「TRIBAL MOON」「LORD KNOWS」「THE FIRE LASTS FOREVER」の3曲も収録されている(「LORD KNOWS」は別テイクも収録)。
ブートなので勿論音が汚いモノもあるけど、全体的にはちゃんと聴けるモノなので(以前のバッド・イングリッシュのブートよりはマシなレベルかと)当時の彼等の演奏が聴けるのは貴重ですね。
デモは、あくまでもデモレベルなので特出する事もないかと。レイ・ギランの歌い方も随分抑えた歌唱になっているし、参考程度のモノと捉えてもらえれば。

で、私が期待してたライブ音源だけど、勿論音はそれほどよくないけど当時の熱いライブが聴けるだけでかなり満足。1stアルバム時のライブなので、曲目も「HARD DRIVER」「BALL AND CHAIN」「DEVIL'S STOMP」「DANCING ON THE EDGE」「RUMBLIN' TRAIN」「DREAMS IN THE DARK」「WINTER'S CALL」「HIGH WIRE」の8曲に、ジミヘンの「PURPLE HAZE」のカヴァーのみ。

以前も1stアルバムのトコで書いたけど、どうもあのプロデュースがいまいちに思えてしまって、ライブ映像を観てしまったら更にその思いが強くなった事もあるので、こうしてライブ音源を聴くとホントにカッコ良いバンドだったんだなあ...と、実に惚れ惚れしてしまう。
「WINTER'S CALL」の後半のギターソロなんて、ホントに痺れるくらい最高だし、アルバムの倍以上は荒々しいスタイルなので、如何にもハードロックを聴いてる感覚がホントに堪らない。

今からでも遅くはない、音源残ってるなら是非音をクリアにして正規盤として売って欲しいよなあ。しかも、他のブートにはレイ・ギランのハイスクール時代の音源が収録されたモノまで存在してるみたいで、さすがにそこまでマニアではないから購入は考えるけど(笑)。”正規盤出したら絶対に買う”という音源が存在するのはレコード会社にも少しは知って欲しいかと。


「BADLAND」


「WINTER'S CALL」
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先日買ったブートCDのレビュー書こうと思ってたら、ずっと期待度が高まってたこのCDが昨日届いてしまったんでこっちを先に(笑)。オリジナルアルバムとしては3年振りの新作登場となった”可愛いメイドさん達”プリティ・メイズの「KINGMAKER」。

新曲4曲+の過去作からのセルフリメイク作「LOUDER THAN EVER」が変則的なアルバムであったにも関わらず結構な頻度で聴いていて、そのセルフリメイクの再構築は上手く成功してると思っていたので、多分この新作も同じスタイルを踏襲してくるだろうなあ...と予想はしていたのだけど、その予想は見事的中した素晴らしい内容だと思う。

「LOUDER THAN EVER」収録の新曲4曲が結構アグレッシヴなスタイルだったので、今回の新作を最初に一聴した時は随分メロディアスに感じたモノだけど、よくよく考えてみるとこのバンドは昔からこういう感じだったし、そこに近年のヘヴィな音像が合わさって独自のスタイルを築いているのだから、結局は何も変わってないと(笑)。

しかし、このジェイコブ・ヤンセンというプロデューサーとは本当に相性が良いと思う。「PANDEMONIUM」からの付き合いだけど、ヘヴィなモノからメロディアスなモノまでバンドが持ってる良い部分を上手く引き出してるなあ...とつくづく感心したし。
それに、今回は何より楽曲がかなり良い。「PANDEMONIUM」や「MOTHERLAND」も良い楽曲が数多く収録されていたけど、今回は殆ど捨て曲無しに近い充実度だと思う。特に前半5曲の流れはホントに素晴らしい。後半も勿論良曲が立て続きに来るので、私的には文句無しの名盤かと。ジャケットがダサいのが悔やまれるけど(苦笑)。

このアルバムの製作前に、バンドに馴染んでいたと思っていたキーボードのモーガン・サンダガーが脱退してしまったので少し危惧していたけど、実際にはそんなに影響はなさそうだしこの新作でもキーボードの比率が高いので、また新たなメンバーが加入すれば問題ないかと。
これは今回も来日公演の期待が高まるばかり。今回も上手くタイミングが合えば是非ライブに足を運んで、このアルバムの楽曲がライブで映えるトコを早いトコ聴きたいぞ...と思いながら、その時まではこのアルバムにどっぷり浸かりたいかと。


「FACE THE WORLD」


「HEAVENS LITTLE DEVIL」




雑談版ブログの方にも書いたけど、今月は何かと出費の多い月で、車のフロントガラス交換(約¥74000)に始まり、新しいコンポ購入(¥34800)、偶然見つけてしまったブート2枚+新古品CD購入(¥10000)...どー考えても使い過ぎだけど、まあ頑張って働く為の糧になれば良いや...と思うしかないようなあ(苦笑)。車は毎日使うモノだし、コンポも15年近く使ってきたモノでもう限界だったし、ブートはいつ無くなるかも分からない代物だし...と考えると、致し方ないのも止むを得ないのだ(という言い訳だけど/笑)。今月末から新作CDが結構出てくるし、財布と相談しないとエラい事になりそうな予感...

まだ最近購入したCDを全部聴き終えてる訳ではないし、新しいコンポも音が綺麗で嬉しいので今日の休みを利用して久々に音楽三昧。好きなアルバムも数枚聴いて、その中に最近購入したまだ聴いた事なかったバンドのCDもチョイスした。それが今回のお題であるビ・バップ・デラックスのオリジナルアルバムCD集「FUTURIST MANIFESTO 1974-1978」(写真のジャケはこのCD)。

ホントは紙ジャケ仕様の廉価盤5枚組も発売されていて、最初はそっちを買うつもりだったのだけど、よくよくチェックするとこのCD5枚組の方はボーナストラックが多数収録されていて、金額もアマゾンのマケプレにて¥1175+¥340という、紙ジャケ廉価盤5枚組よりも半額近く安い破格値だったのでこっちに鞍替えする事に。以前、こういうスタイルでマイケル・シェンカー・グループやUFOのCDも発売されていたのと同じモノですな。
しかし、アルバム5枚となると一度にレビューも大変なのでアルバム毎に分けてレビューしようかと思い、今回は4thアルバムで彼等の最高傑作と言われている「MODERN MUSIC」をチョイス。発表は1976年。

そもそも何でこのバンドを知ったのか?というと、某巨大掲示板のイットバイツのスレを読んでたら彼等の事が書かれていて「特に似てる訳じゃないけど、変拍子を多用したスタイルは近いかも」という話がちょっと気になり、バンドを調べてみたトコこんなお得なCD集が出てるなら...と購入してみた訳だ。

イギリス出身の彼等が活動していた70年代前半の音楽シーンはちょうどグラムロック全盛期で、その亜流として音楽シーンに登場してきたみたいだけど、実際に聴いてみるとそれほどグラムロックに傾倒した音楽ではなく、デビュー当時から既にポップなロックバンドというスタイルが確立されていたと思う。それがアルバム毎に感覚が研ぎ澄まされて、4thアルバムでタイトル通りモダンなスタイルの一つの完成形を見たのではないかと。

初期では、バンドの中心人物であるビル・ネルソンのギターが音楽スタイルの比重を多いに占めていた感じだけど、中期ではギターの比重よりも楽曲重視に移行してきた感じで、大分聴きやすくなった印象を受けた。モダン・ミュージックというタイトルにも現れているとおり、このアルバムでは当時のスタジオの技術をフルに活用した様で、次作では遂にエレクトロポップに音楽性を変える事からちょうど過度期に当たる作品ではないかと思う。
メロディも何処か甘い雰囲気が漂う感覚で、それでいてロックバンドとしてのスタイルは失っていない事から私的には初期のクイーンに近いモノを感じたな。

このアルバムは当時全英チャート12位を記録したアルバムだそうで、本国ではそれなりの人気を博していたのが分かる結果に。確かに面白い音楽だと思うし、このテのモノは最近久しぶりに聴いたんで凄く楽しめた。バンドの最高傑作と言われる意味もよく分かる内容かと。ポップでメロウなちょっと変わったスタイルの音楽が好きな方には是非聴いてもらいたい作品だと思うけど、今回彼等の音楽を初めて聴いてみて、個人的にはもっと世間の評価が高くても良いバンドじゃないかな?と思ってたりするんだけどなあ...


「ORPHANS OF BABYLON」


「DANCING IN THE MOONLIGHT (ALL ALONE)~HONEYMOON ON MARS」




久しぶりのマリリオン新作です。
前作「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」が2012年発表だったから、約4年振りの新作となる訳だけど、何だか待たされた感が余りなかった気が。
彼等は私のフェイバリットバンドなんで、新作が出ずとも定期的に聴く習慣が付いてるのだけど、聴くアルバムもその時の気分によって結構変えている。「BRAVE」あたりは聴く時に集中して聴きたいので聴く頻度がそれほど多くないのだけど(でも、一時期は毎日の様に聴いてたんで、ジャケットの女性みたいに人相悪くなってたんだろうなあ.../苦笑)最近よく聴くのは「CLUTCHING AT STRAWS」「SEASONS END」「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」「MARBLES」が多くて、その他のアルバムも思い出した様に聴いている感じかな。

なので、彼等のキャリアの長さからアルバム数も相当な数になっていることから(今回で通産18作目)新作は勿論嬉しいけれど今までの作品で事足りてる事もあり、それほど待たされた感覚がないので、コレは嬉しい悩みとでも言うべきかちょっと複雑な心境かも(笑)。
前作は輸入盤がリリースされた後に国内盤のリリースが決定したのでタイミング悪いよなあ~と思ってたら、今回は同時発売とはいかなかったけど国内盤も1週遅れで発売されたので、迷わず国内盤を購入。何故ならマリリオンは歌詞も重要なので、どんな内容なのかちゃんと読んでみたいと思ってたんで。

ともあれ無事新作が届いた訳だけど、今回のアルバムはトータル17曲だけど組曲形式が3つあるので全6曲とカウント。コンセプトは、人が生きていく上で感じる恐怖を現代の社会や政治や経済などの情勢に当て嵌めて、彼等独自の切り口を描き出している。
彼等の母国であるイギリスは、EU離脱が決定している事からこういうテーマになったのかも知れないけど、社会や経済の問題は何処の国でも問題は山ほどある訳で、決して対岸の火事ではないと思う。

テーマが難しい問題だからといっても、彼等の楽曲には何ら変わりはなくいつものスタイルなのだけど、組曲形式なだけに前作ほどメリハリのある構成ではなくミドルテンポを貴重とした楽曲が続くので、より焦点が定まってる印象を受けた。
相変わらずスティーヴ・ホガースの歌声は深みを増してるし、スティーヴ・ロザリーの叙情性豊かなギターもここぞという所で炸裂しているのはお見事としか言い様がない。メロディの美しさも相成って、正にマリリオンを聴いてるという気分にさせてくれる。

今回はイギリス・アメリカ・ヨーロッパと大規模なツアーを展開するらしいので、それならここ日本にも是非...と気分になるのだけど、ホントいい加減来て欲しいんですよ。今回のアルバムは全英4位という久々の好成績となったらしいので、この勢いに乗ったタイミングで是非日本に来て欲しいと願うばかりだ。


「THE NEW KINGS」