毎年の事ながら、この時期というのはホントに時間の経つのがあっと言う間に過ぎていく感じがする。年末の意識が殆どないから、正月とかも直ぐだろうなあ

でも、クリスマスにジョージ・マイケルが亡くなるなんて思いもしなかったな。毎年「ラスト・クリスマス」が掛かると聴き飽きたお陰でホントに嫌な気分しか残らなかったけど、まさかこういうカタチで聴くとは思わなかった。今年のクリスマス前には一度も聴かなかったから尚更だし。しかも、偶然にもイブの日に「FAITH」を聴いてたので、偶然にしても程があるだろうと。久々に「FATHER FIGURE」が聴きたかったのでCD引っ張り出したのに...
ソニーとの裁判のお陰で10年近くキャリアを棒に振ったのはホントに勿体無かったと思うし、その間に行なったフレディ・マーキュリー・トリビュートでのパフォーマンスが絶賛されてたから、クイーンとそのままコラボしてればまた違ったキャリアになってたと思うとホントに残念。復活した時にはかつての勢いがなく、また本人の奇行がゴシップを賑わせ徐々にフェイドアウトという感じだけど、死後に慈善活動には積極的だったという逸話は、本人の優しさから来るモノなんだろうな。
...と、このままだとジョージ・マイケルの話ばかりになってしまうので、今回のお題を。

先月発売されて、なかなか届かなかったブラック・サバスの「PARANOID」のスーパーデラックスが約2週間後に到着した。怒涛の新作リリースがあったお陰で、待たされても聴くモノがあったのでそれほど待たされた感覚は無かったんだけど、今回タワレコで予約して発売日過ぎてから注文するみたいな販売方法は正直止めてほしいかと。予約してるのに入手出来ない可能性だってある訳だし、ちょっと不安だったな。まあ、無事届いたから良かったけど。

ご存知の通り、バンドの歴史の中でも重要な意味を持つ作品である事は間違いないモノが、今更スーパーデラックス盤とは一体?といった感じだけど、内容は2012年リマスター盤オリジナルverCD1枚、4chMIX verCD1枚、ブートで有名な1970年モントルーでのライブ盤CD1枚、「PAST LIVE」にも収録されている1970年ブリュッセルでのライブ盤CD1枚に、ポスターとか当時のツアーパンフとかブックレットが付いてる代物。正直いってコレクター向けのモノですな。

私はライブ2枚の為に購入した様なモノで、特にモントルーの方はブートで有名なモノだったので一度聴いてみたかったのだ。ブリュッセルの方は音が悪いのは知ってたけど、モントルーの方はそれよりも音が良いのが救いかな(と言っても、たかが知れてるレベルだけど/苦笑)。ただ、どちらも当時のライブの雰囲気を感じられるモノなので歴史的価値は高いと思うし、スタジオ盤とはまた違った良さも確認出来る。選曲が似通ってるのは2枚しかアルバム出してないから致し方ないけど。

私がサバスを初めて知ったのは、子供の頃にTVで観てたプロレス中継でロード・ウォリアーズというタッグチームが「IRON MAN」を入場曲に使ってたのを聴いたのが最初なのだけど、ブラック・サバスのアルバムを探してた時に見たジャケが「BORN AGAIN」のアレだったんでマジでビビった記憶がある(笑)。
まあ、近所の市立図書館で事無くレコード見付けて借りて聴いたのだけど、ヘヴィメタルという認識よりもハードロックじゃないの?という感覚だったのを覚えている。私の当時のメタルと言えばジューダスとかメイデンのイメージだったので、幾らサバスがメタルの起源とはいえ古臭い印象は拭えなかったし。

でも、1970年にこんな音出してたバンドなんて他にいなかっただろうしパイオニアであった事は間違いなかったんだろうな。それは今の時代に聴いても十分感じられた。
来年2月に遂にその幕を閉じる事になるけど、よくもまあこれだけの長い期間ヘヴィな音楽を作り続けてきたと思うとホント畏敬の念しかない、凄いバンドだと改めて思った。


「PARANOID」


「IRON MAN」
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今年のラウドパークの大トリを務め、実際にライブを観た人達から絶賛されていた蠍団ご一行。ホントは行くつもりだったのだけど、仕事と重なってしまったので結局観る事が出来なかったのは至極残念なんだけど、そんな鬱憤を晴らそうと何かライブDVDでも...とチェックしてたら、偶然にもMTVアンプラグドのCD3枚+DVD1枚のツアーエディションが送料込みで¥1600弱だったので早速ポチる。

蠍団のアンプラグドはたまたまケーブルTVでMTV観てた時に放送されてて、HDDに録画して観たら意外とアコースティックセットがハマってたので、以前から気になってたのだけど、まさかこんな安値で手に入るとは思わなかった。国内盤もこの位の大判振る舞いやってほしかったなあ...って、この仕様で出したら一体幾ら取られるやら...(苦笑)

さて肝心の映像本編は、見た目はさすがに歳相当な雰囲気になってきたなあ...とは思うけど、クラウス・マイネの歌唱力は相変わらずの安定感で、こういうシンプルなスタイルでのライブはバンドの本質が垣間見えると思うけど、蠍団に関してはHRスタイルの”豪”の部分は勿論、こういう”柔”な部分もかなりクオリティが高くて、さすが長年プレイし続けてるだけの事はあるなあと感心してしまった。

また彼等の場合は楽曲も良いから、アコースティックアレンジにしても楽曲がよく映えるのが特徴で、オリジナルと聞き比べてもそれぞれの良さを引き出してるのも素晴らしい。
比較的新しい「STING IN THE TAIL」から「IN TRANCE」「PICTURED LIFE」などの古い楽曲まで幅広い選曲もなかなか興味深く、バンドのメンバーもリラックスして楽しんでる様子が伝わってくる良いライブ映像だと思う。
CDの方は、そのライブ盤2枚組+スタジオver1枚の仕様だけど、スタジオverはライブ盤から洩れてる楽曲もあるのでちょっと勿体無い気が。例えば「SEND ME AN ANGEL」なんかライブverが素晴らしい出来なのに、何故スタジオverを収録しない?と。

何はともあれ、蠍団の懐の深さを思い知らされる素晴らしいライブ盤。でも、こういうの観ちゃうとバンドの終焉も近いのかな?と勘繰ってしまうけど、引退撤回までして未だに活動を続けてくれてるバンドに感謝するのが筋なんだろうな。改めて、ホントに凄いバンドだよなあ...


「SEND ME AN ANGEL」


「WHEN YOU COME INTO MY LIFE」




年末の新譜ラッシュのお陰ですっからかんとなった私は(苦笑)ちょっと前に中古で購入したCDをちょこちょこ聴いてるのだけど、それと併せて新作も聴いてるから、それこそ毎日色々聴いてるとやはり好みのモノに集中しちゃうので、ちょっと毛色の違うをチョイスした。それが今回のお題である元ハノイ・ロックスのギタリスト:アンディ・マッコイの1stソロアルバム「TOO MUCH AIN'T ENOUGH」。発表はチェリー・ボムズ解散後の1988年。

このアルバムはずっと聴きたかったんだけど、私がハノイの興味を持った時にはハノイばっか聴いててソロまでには手を伸ばさなかった。で、ふと気付いた時には既に廃盤、欲しくても全然見付からなくてもう既に諦めてたんだけど先日中古CDサイトを覗いてたらこのアルバムを偶然見付けて、しかも国内盤で¥450という破格値だったんで迷わずゲットしたんだけど、ランクBレベルと書いてあったのに思ったよりも状態は良かった。帯は無かったけどCD盤に傷はないし、音飛びもなかったんで非常にラッキーだったな。レンタル1回分で手に入れられるなんて(笑)。

まず、このジャケットが凄く好きだ。気だるそうな目でこっちを見つめてるアンディが、ハノイ時代と何ら変わってない雰囲気で何かホッとするんだよね。
楽曲に関しては大して期待はしてなかった。何故ならマイケル・モンローが凄過ぎた事もあるし、ハノイ解散後に発表したナスティ・スーサイドとのスーサイド・ツインズで歌は大して上手くないと知ってたからだけど(笑)ジョニー・サンダースとかイジー・ストラドリンの様なヘタウマなスタイルを貫いてるんだろうな...と大体想像は出来たし。
実際に聴いてみるとやはりそのテのスタイルで、如何にも本人の好みをただ好き勝手にやってみましたというノリで作っちゃった感覚がある。ただ前述の2人のソロの様な音楽性よりは、アンディの方がより多種多様な事をやってると感じた。
アンディの歌は相変わらずヘタだけど(苦笑)それが味になってるし、女性ボーカルを起用したりホーンセクションをハノイ時代よりも多用したりと色々面白い試みもやってるのが自由過ぎて良い感じ。

アンディ自身「俺はジプシーだから」という言葉をよく使ってた事もあって、確かにジプシーみたいな雰囲気は十分に感じられたな。まあ、そのお陰でプロモーション来日の時にデカいナイフをずっと所持してて確か問題になったハズ(当時のBURRN!に書いてありました)。そのお陰か何だか知らないけどソロやシューティング・ギャラリーなどの活動が徐々にフェイドアウトして、ハノイ再結成時までは全く何して生きていたのか分からないのもジプシーっぽい(笑)。
本国フィンランドじゃ生ける伝説と化して銅像が建ってたり自伝を映画化されてたりするのに、当の本人があんな感じなのはリアル過ぎるからなのだろうか?...ホント、不思議な人だわ。


「I WILL FOLLOW」


「MY MISTAKE」




前回の予告通り、今回はブリティッシュHRの雄:FMの1stアルバムのセルフリメイク作である「INDISCREET 30」をチョイス。珍しく国内盤も発売されたから、今回はHMVの¥1000クーポンもらっていたのでそれを使って国内盤を購入。

再結成してから順調にコンスタントに作品を発表し続けて、更にボーカルのスティーヴ・オーヴァーランドは自身のソロ作や他のユニットで歌っていたりと、昔よりも活動的になってるのが何か妙な感じもするけど(笑)こうして活動を続けてくれている事に意味があるのでファンとしては嬉しい限り。
でも、まさか彼等もセルフリメイク集を出すとは思わなかったな。まあ、バンド結成30周年を記念しての企画盤みたいなモノなんだろうけど、当時から完成されていたモノに新たな解釈を加えるってどうなんだろう?と興味があったけど、大した変化はないだろうと思っていたら、案の定大した変化はない(笑)。
ただ、先日書いたフランシス・ダナリーみたいにレイドバックした様な雰囲気は全くない。かと言って、これまた先日書いたやっさんみたいに演奏が当時のモノと違うという事もない。そこはやっぱ30年バンドやってきた(まあ、途中解散してたけど)人達だから、今の録音技術で、現在のバンドの音を出してみよう的なモノに近いのかも。

当時の1stアルバムは時代が時代だっただけにキーボードの音が煌びやかな感じで、それに加えてメンバーの若さも相成って今聴いても凄く新鮮に聴こえたりするモノだけど、今回のリメイク集ではさすがに若々しさは感じられない代わりに円熟味が増して若干ヘヴィな感じでなかなか雰囲気は良い。私自身も、当時の1stよりも今のリメイクの方がしっくり来る感じなので(当時と比べて、メンバー同様歳も取ったので/笑)このリメイク集は成功かと思う。

2枚目の方は、当時のB面曲だった「LET LOVE BE THE LEADER」とか、ここ最近のEP盤のアルバム未収録曲が収録されているのだけど、以前購入したEP「ONLY FOOLIN'」からの2曲も収録されている(「RAINBOW'S END」「SHOT IN THE DARK」)。「SHOT IN THE DARK」はオジー・オズボーンのカヴァーだけど、オジーの原曲よりももっと抑えた演奏でなかなかカッコイイ仕上がり。

個人的には「LET LOVE BE THE LEADER」が何故アルバムからハブかれたのか未だに理解出来ないのだけど(つまり良曲という事だ)、この曲に限らずバンドにはアルバム未収録にも良い曲が多いのが特徴で、この2枚目にも収録されている「BAD THAT'S GOOD IN YOU」(オリジナルアルバムとしては最新作にあたる「HEROES AND VILLAINS」の国内盤ボーナストラックに収録)や「THAT GIRL」のアコースティックverなんかはホントに素晴らしい出来。国内盤ボーナストラックの「METRO, IN THE HEART OF THE CITY」はインストゥルメンタルだけど、タイトルから察する限り「METROPOLIS」の頃のアウトテイクなのかな?

しかし、一度解散したバンドとはいえ無事30年迎えてこんな記念アルバムを作ったのはちょっと信じられない気分。あとは一度で良いから日本の地を踏んでほしいと願うばかりだけど、クラブチッタ辺りでやればそこそこ客も入ると思うんだけどなあ...インナースリーヴの様な雰囲気のライブを是非味わいたいモンだ。


「THAT GIRL」


「LET LOVE BE THE LEADER」




先日、某音サンのブログでも紹介されていた”やっさん”ことグラハム・ボネット・バンドの「THE BOOK」、ブログ読んでたら聴きたくなってしまい、輸入盤で手に入れてしまいました(苦笑)。年末の新作ラッシュの異常さのお陰でここ最近のチョイスは殆ど2016年作ばっかだし、この後にはFMの1stセルフリメイク集も控えてるくらいで、お金が続かないと言いつつも買ってしまうダメなヤツ...(苦笑)
それはともかく、やっさんのソロ作は今まで持ってなかったのは意外だった。これほど長いキャリアを持ってるにも関わらず、アルカトラズやMSGでチョイスはしてるけど、ソロ作には余り興味が無かったというかよく知らなかっただけか?(苦笑)

やっさん自体、凄いシンガーだという認識は今も昔も変わらないけど、レインボーの「ALL NIGHT LONG」のPVを初めて観た時のインパクトは忘れられない(笑)。当時のHM/HRシーンで短髪だけでも異質なのに、オールバックでグラサンにスーツという有り得ないスタイルで、口をひん曲げてシャウトする彼は明らかに一昔前のチンピラに見えた(爆)。でも、グラサンを取ると凄いハンサムというギャップもまた良かったし、極め付けは4オクターヴの高音というシンガーでもなかなかキツいレンジを青筋立てて歌うその様が何よりカッコ良かった。
まあ、このPVは全然セクシーじゃない女性が1人で踊ってるトコを、やっさんがチラチラ見ながら歌うという訳分からん構成もまた可笑しいんだけど、何気にツボっちゃうのは何故なんだろうか?コージー・パウエルのキレッキレのドラミングもまたカッコ良いんだよねえ。

そんなやっさん、スティーヴ・ヴァイ在籍時のアルカトラズの日本公演のライブビデオを観た事があったんだけど、そこでもやっさんの姿は強烈だった。ヴァイの変態プレイも相変わらずだったけど、やっさんがスーツにグラサンといういつものスタイルはともかく、そこで日の丸が付いた扇子を持っていちいちおちゃらけながら歌うのだ(笑)。カメラ目線で扇子片手にキメポーズ付けたりして(爆)。アレには「曲がカッコイイのにパフォーマンスが...」と思わずにはいられなかった。何処かのファンのブログで「宴会帰りのサラリーマンが飛び入りして弾けちゃった感じ」と称してたけど、言い当て妙かと(笑)。

インペリテリ後からブラックソーン、そしてソロと段々活動が地味になっちゃて勿体無いなあ...と思ってたらこのソロ作(一応バンド名義ではあるけど実質ソロでしょ)。思えばやっさんももう70歳に手が届く年齢になっており、インナースリーヴの写真を見る限り歳相当に老けたなと感じるけど、それでも未だに現役で有り続けるのは凄いな...と。
最近の楽曲はどんな感じなのか?という興味あったし、2枚組のもう1枚は自身のキャリアを総括するかの如く、過去に参加したバンドのセルフリメイク集という事で、やっさんもこのタイミングで自身の総決算を打ち出すのか?と思い、今回購入してみたと。

先ずオリジナルの新作の方は、思ってたよりハードロックしていたのが意外だった。この人って元々メタルは嫌いだと公言してた割りには結構ヘヴィなバンドで歌ってたので(苦笑)この年齢になって普通のロックとかAOR路線みたいなのにシフトするのかな?と思ってたけど、やはり自分に求められてるのを分かってるんだろうなあ。
それに声が思ってたよりも全然出ているのも驚きだった。確かに全盛期と比べるとパワーは落ちてるけど、それでも70歳目前の人がこのシャウトかよ!?と驚きを隠せない。曲調は如何にもオールドスタイルなハードロックだけど、無理にヘヴィに拘るよりはこの方が自然と良いと思う。

そしてセルフリメイク集の方は、無難な選曲で固めたなと。このバンドならこの曲というチョイスが絶妙だけど、やはり「JET TO JET」は無理なのかな?今のグラハムバンドのギタリストはそれほどテクニシャンではないけど、今までやっさんが組んできたギタリスト達が豚貴族や変態、虚言癖や光速スピード狂といった一癖も二癖もある人達なので(笑)どーしても地味で無難なプレイになってしまうのは致し方ないトコではなかろうか?でも、歌唱の方は「この曲にはこの声じゃなきゃ!」と唸らせるのはさすがです。

久々にやっさん熱が再燃しそうな感じを与えてくれた新作だと思う。最近はアルカトラズのボックスセットも発売された事だし、次はコレを狙ってみるかな?それと来年3月に来日公演があるそうで、もし休みと重なってたら足を運んでみたいな。まだまだ隠居しそうな雰囲気はなさそうだけど(笑)。


「INTO THE NIGHT」


「ALL NIGHT LONG」