以前から聴いてみたいと思ってた、ローマ字で読むと”ダンガー・ダンガー”(読まないって)もとい、デンジャー・デンジャーの現時点での最新作「REVOLVE」をやっと入手する事が出来た。中古の国内盤でも¥2000くらいだったのでちょっと考えたけど、なかなか見付からなかったんで逃したら何時手に入るか分からなかったので今回捕獲しておいた。2009年発表って、結構年月経ってますねえ。

何故以前から聴いてみたいと思ってたかというと、今年の初めにボーカルのテッド・ポーリーが新バンド:トーキョー・モーター・フィストを聴いた時に凄く良いメロディアスハード系なアルバムだったので、それなら本家の方はどんな感じなのだろうか?という興味が湧いたから。調べてみると、初期のアルバムも売れただけあって良い出来みたいだし(某音サンやボネ太郎サンもお薦めしてましたしね)後期も大分落ち着いたとはいえ相変わらずメロディの質は良いみたいなレビューを目にしてたので、とりあえずの1枚でこのアルバムにしたと(初期のアルバムはジャケットが結構ダサいのが.../苦笑)。このジャケは普通にカッコイイと思うけど。

という訳で、このバンドの事は殆ど何も知らないんだけど(苦笑)デビュー当時の派手なイメージとは違う、意外ときっちりとした音作りが耳に残る印象を受けた。キャッチーなメロディの中に少しだけ哀愁を感じさせて、それが湿っぽくなく逆にカラッとした爽やかなイメージは如何にもアメリカのバンドらしいなと。
とにかく前半1曲目から5曲目までの流れが素晴らしい。いや後半もその流れをキープしていて良いんだけど、メリハリの付いた選曲が非常に上手いと思った。切なさを感じさせる「KILLIN' LOVE」から一転、キャッチーなサビが心地良い「HEARTS ON THE HIGHWAY」は正にメロディアスハードのお手本といった感じで凄く気に入った。

このアルバムがどの位売れたのか知らないけど、時代が時代ならかなり売れたんじゃないかと思う。今のシーンじゃ絶対に無理だろうけど、80年代のHR/HMブームなら間違いなく名盤に数えられそうなアルバムかと。やっぱ曲作りが上手いバンドは強いなあと改めて思った。
しかし、このバンドのメインライターはベースのブルーノ・ラヴェルとドラムのスティーヴ・ウェストが担当しているらしく、この2人を一緒に曲作りさせるには相当な苦労が伴うとか何とかで、残念ながらこのアルバム以降新作を作る気配がない。

でもまあ、過去作を殆ど聴いてないんで、まずは過去作を辿るのが先で良いかな?と。ブルーノ・ラヴェルにはザ・ディファイアンツなる新バンドもあるし、このアルバムもまた評価が高いんで聴くのが楽しみだ。


「HEARTS ON THE HIGHWAY」


「KILLIN' LOVE」
スポンサーサイト




ここ最近はずっとポップだったりプログレばっか聴いてたので、久々にハードロックに戻ってコレをチョイス。ヴィヴィアン・キャンベルが結成したバンド:ラスト・イン・ラインのデビューアルバム「HEAVY CROWN」。発表は昨年の2016年。

そもそも何で今更このCD買ったのかというと、たまたまディスクユニオンのサイトを覗いてチェックしてた時にDVD付き限定国内盤が新品¥2100で売られてたので、それなら聴いてみようかとポチった訳。
しかし、国内盤はあのワードレコーズでDVD付きは定価¥3800+税。幾ら何でも高過ぎでしょ!?これなら絶対輸入盤のDVD無しを選ぶリスナーは多いと思う。この金額で国内盤買う人達ってヴィヴィアン・キャンベルのファンくらいしかいないと思うけど、果たして日本にヴィヴィアン・キャンベルのファンはどのくらいいるのだろうか?ファンの方には申し訳ないけど、そう大勢いるとは思えないんだけど...って言いつつも、グレン・ヒューズの時はDVD付き国内盤買っちゃいましたけどね(苦笑)。まあ、あの時は割引率が高かったからまだ買えたんだけど、定価だったらファンでもやっぱ購入は控えるかな。

このバンドを結成した理由は、ヴィヴィアンが再結成シン・リジィ(と書くには余りにも別モノ過ぎるんだけど/苦笑)のツアーに参加した時にギターを弾きまくって快感を覚えて「もっとギターを弾きまくりたい」という欲求から、以前ディオで一緒だったバンドメンバーのヴィニー・アピスとジミー・ベインに声を掛けてバンド結成となった運びらしい。因みにボーカルはロニー・ジェイムズ・ディオ...という訳にはいかないので(ロニーが存命でもありえない話かと)元リンチ・モブのアンドリュー・フリーマンが務めている。因みにプロデュースはドッケンのジェフ・ピルソンが担当している。

ロニーが逝去後に結成されたという事で出来過ぎな話だとは思うけど、ヴィヴィアンがディオを脱退した当時は正直円満な別れ方をした訳じゃなかったし、ロニー自身晩年はヘヴン&ヘルでヴィニーと一緒に行動していた事もあったから、ロニー亡き後にヴィニーを誘うにはこのタイミングだったんだろうなあ。

ともあれ、このバンド名でこのメンバーだと想像するのは勿論ディオの1st~3rdの音楽路線だと誰もが思う事だし、実際に国内盤の帯には”ロニー・ジェイムズ・ディオの魂に捧げる鎮魂歌”と書かれていて、確かに当時の音楽性には近い路線だけど、声質や歌メロがロニーのそれとは違うボーカルのお陰でそのまんま踏襲してるというにはちょっと違うんじゃないかと感じた。
ジェフ・ピルソンがDVDでアンドリューの歌唱をグレン・ヒューズに近いと称していたけど、確かにグレンに似た雰囲気は持っているけど、あそこまで突き抜けた声を持ってる訳じゃないのでこの評価はちょっと分かれるかな。私はグレンのファンだけどアンドリューの歌唱力も結構良いと感じたし、このバンドの音に十分合っていると思う。

ディオのファンならロニー不在を感じて微妙に思うし、今じゃこのテの音楽性は古典的になってしまって目新しさも感じないんだろうけど、それだからこそ私は十分に楽しめたし気に入りましたよ。ミドルテンポの楽曲が多いって指摘もあるけどそれほど気にもならなかったし、ヴィヴィアンが公言してた通りギターを弾きまくってるのが何よりカッコイイ。
リヴァードッグスとはまた別モノの音楽性だし、勿論デフ・レパードのそれとも違う。良い具合に住み分けが出来て、様々なスタイルを楽しんでるのはヴィヴィアンにとって良い音楽活動なんじゃないかと。

このアルバムのリリース前にジミー・ベインが亡くなった事もあって思う様な活動が出来なかったみたいだけど、既に次作の構想があるみたいで、上手くいけば今年中にリリース出来るとの事(まあデフ・レパードの活動もあるから今年中は無理だと思うけど)。ジミー・ベインの後任は元オジー・オズボーンのフィル・スーザンで、キーボードには何とラナ・レーンの旦那で元エイジアのエリク・ノーランダーという布陣らしい。早くも次作が楽しみ...だけど、またワード・レコーズで出すの?(苦笑)


「DEVIL IN ME」


「STARMAKER」




いよいよあと2ヵ月後に待望のマリリオンの来日公演が観られると思うとワクテカが止まらない~(笑)。
私が観たくても来日してくれないミュージシャン3組のウチの1つであった彼等が(残る2つはプリンスとラッシュだったのだけど、ラッシュはツアー撤退、殿下は亡くなられたので結局観る事が叶わなかった...)23年振りに来日公演を行なうとなっちゃファンとしては絶対に行かない訳にはいかないと...ええ、2日間行きますよ!

気が付けば彼等の存在を知ってから随分な月日が経っているけど、未だに彼等の音楽は大好きで飽きる事は全くない。長いキャリアの中での作品群は気分によっては聴くのを躊躇うモノもあるけど、気分を落ち着かせたい時や浸りたい時には彼等の音楽は正に打ってつけなのだ。
昨夜は急に会社から有給取って良いよという言葉を頂いたので、就寝前に彼等の最新作「F.E.A.R.」を聴いてたら余りの素晴らしさに目が冴えてしまうという浸り過ぎ現象(?)が起きてしまう程だった。

そんな彼等の89年から95年までのEMI在籍期間に発表されたシングルの音源をひとまとめにした4枚組CD「THE SINGLES VOL 2 '89-95'」を今回はチョイス。発表は2013年。
たまたまHMVからのメールでセールのお知らせが来てたので暇潰しにチェックしてたら、このCDが¥1000で売られていたので迷わず捕獲したのだ。

89年と言えば前ボーカルのフィッシュが脱退し、現ボーカルであるスティーヴ・ホガースが加入して「SEASONS END」を発表した年で、95年は「AFRAID OF SUNLIGHT」を発表した年...その間にアルバム4枚発表してるので、その時期の楽曲がこの4枚組に殆どの割合を占めている。
私はマリリオンの1stから8thまでのCDはリマスターされた2枚組を所持してるので、その2枚目に収録された未発表曲やデモ音源と被るのでは?と思ってたのだけど、実際に被ってるのは半分くらいで残りは当時のシングルverやライブ音源などが収録されていたので、それなら¥1000でも十分お得な内容だと。

で、そのポイントとなったライブ音源の中でも一際私の心を捕らえたのは「WARM WET CIRCLE」と「THAT TIME OF THE NIGHT」、「SUGER MICE」などの4thアルバム「CLUTCHING AT STRAWS」から楽曲のライブ音源と、「SEASONS END」時の同アルバムからのライブ音源。特に「CLUTCHING AT STRAWS」の楽曲をMr.h(ホガースの事です)が歌ってるのは凄く興味深かった。
ライブDVDなどでちょこちょこ演奏されていたのは知ってるのだけど、Mr.hが加入した頃のライブは聴いた事がなかったし、また前任者のアクの強いボーカルスタイルをどの様に歌いこなしてるのか凄く興味があった。また4thアルバムがお気に入りという事もあるんだけど。

Mr.hが加入した頃のマリリオンはフィッシュの脱退を惜しむ声が多かったらしく、Mr.hに対しては個性がないという事で賛否があったし(少なくともBURRN!では)音楽性もそれまでのジェネシスに近いスタイルからの脱却を図った事も影響して風当たりは強かったけど、私は「SEASONS END」が初めて聴いたアルバムだったので、むしろこういうバンドなんだという事で違和感は全くなかったし、むしろフィッシュ時代の方が余りピンと来ないという変な人なんで(笑)そういう人にはこのCDは十分に楽しめると思う。

名盤「BRAVE」のver違いなども収録されているし”マリリオンとはどんなバンド?”という問いには、彼等の全てではないけど初心者に聴かせるには分かり易いCDじゃないかと。気に入った曲があれば、その曲が収録されているアルバムを聴いてもらえば良い訳だし、最近のアルバムとは違い比較的分かり易い楽曲が多いのもポイント高いと思う。

来日公演ではどの曲が演奏されるのか全く検討つかないけど、出来ればこの時代の楽曲も数曲プレイしてほしいなあ。思い入れのあるアルバムでもあるし。さすがに「BRAVE」再現なんてやれないだろうけど、最新作も相変わらず素晴らしいので、この23年間の鬱憤を晴らす様な素晴らしいライブを彼等には期待したい。


「EASTER」


「THE GREAT ESCAPE」




梅雨が明けて雨の日が結構続いてたんで今年の夏は意外と涼しい?と思っても、やっぱ晴れた日は暑い...でも、台風来てからはまた涼しいといった感じで、何だか今年はいまいち夏らしさを感じられない。
夏は嫌いなんでドライブに行く気も全く起きないし、引き篭もりに拍車を掛ける様にドラクエ11を集中プレイしてる事もあるので別に構わないのだけど、ここまま秋になりそうな雰囲気でもあるよなあ。

という訳で、夏が来たら何故かこの曲を聴く事が多いので、今回はこのアルバムをチョイス。ニュークリア・バルデスの「I AM I」。リリースは1990年。
当時から洋楽、特にBURRN!を読んでた人には随分懐かしいバンド名だと思うだろう。多分、日本でこのバンドを薦めてたのは伊藤正則さんであり、BURRN!であったのだから。私もそのクチでこのCDを購入したし。

バンド名だけ見ると”ニュークリア”と付いてるだけでハードコアとかスラッシュ系を想像しがちだけど(まあニュークリア・アソルトってバンドもいましたしね)実際にこのバンドはハードロックと呼ぶにもちょっと疑わしい、もっと土着的で何処か懐かしい雰囲気を持つロックだと思う。当時は一緒にツアーを回ったというフーターズやザ・チャーチにも似た様な雰囲気がある感じかな。

当時は全く知らなかったけど、このアルバムに収録されてる「SUMMER」(邦題:涙のサマー)が哀愁を感じられる名曲という事で凄く気になって、ジャケットも雨雫に覆われた夕暮れ時の海というシンプルな写真に惹かれ購入したのだけど、輸入盤は丸メガネを掛けた歯の欠けたオヤジのドアップに丸メガネのレンズにメンバーが写りこんでるというヤツなので、もし最初にこっちの方を先に見たら絶対に買わなかったと思う(笑)。

まあ、何はともあれその「SUMMER」を聴いてみたら、なるほど物悲しいメロディが確かに哀愁を感じさせる。だけど、それ以上に良いのがボーカルの歌唱力。別に格段に上手いとかそういうのではないのだけど、力強い声にその物悲しいメロディが凄くマッチしてる。メンバーがキューバやドミニカからの移民というバックグラウンドというのも影響されてるんじゃないかと思う。
正直言って全曲良いとは思わなかったし、次作をリリースして解散したのも何となく分かる気がしたけど、それでも何故かたまに聴きたくなる不思議とクセになるアルバムなんだよなあ。U2っぽい雰囲気の「TRACE THE THUNDER」も好きだし、一歩間違えるとブルージーな演歌みたいな(?)「IF YOU KNEW THEN」も良い。

地味だけど力強さを感じさせるという意味で、インナースリーヴに書かれてたけど「雑草みたいなバイタリティ」というのは言い得て妙だと思う。派手ではないしバンドしての魅力も特別ある訳でもないけど、世の中を正直に見据えてそれを楽曲に昇華させていくその姿勢は、当時の音楽シーンでは余りにも真面目過ぎたんだと思う。だからこそ「SUMMER」みたいな曲が書けたんだろうけど。
一時期、このCD売ろうかな?と思った事があったけど、久々に聴いてやっぱ売らないで良かった。歳食ってからの方がジワジワくる感じなんで、これからもたまに思い出してこのCD聴くんだろうなあ。


「SUMMER」


「IF YOU KNEW THEN」




ドラクエ11が面白過ぎて、なかなかブログが手に付きません(言い訳)。
とはいえCDも結構購入してるのに、聴いてる時間がドラクエに取られてCD聴くのは通勤時の車内でのみ。仕事の休憩時間にはipodで聴いてるけど、大体聴くモノは限られてる感じかな。

まあそんな事も言ってられないので、その購入した中から久々に企画盤のヤツを今回はチョイス。80年代をリアルタイムで体験してる方には忘れられない7インチシングル盤・LP盤の他にもあった、12インチ盤の音源を集めて2枚組にした「80's 12inch SPECIAL」なるモノが中古盤で売られていたので捕獲しました。

地味JAM尊サンが書き込んでくれた80s系のミュージシャンのコメントを読んでいて、そーいや殆どの主要なミュージシャンは集めたけど、まだ購入してないモノがあったっけ?と思い、色々調べてるウチにこのCDに行き着いたと。
今でこそ、当時のアルバムがデラックスエディション盤として再発される時にこのテの12インチシングルverが収録される事が当たり前の様になってきたけど、それまでの通常CD盤には12インチverなんて殆ど収録されなかったり、聴きたくてもYOU TUBEに上がってない事も多かったんでこういうモノは意外と貴重だったりするモノなんだけど、このCDが凄いのは当時売れたモノの中でも結構マニアックな選曲に拘ってるトコ。
その選曲とは

A1 : ROCK ME AMADEUS / FALCO
A2 : THE LOOK OF LOVE / ABC
A3 : SHOUT / TEARS FOR FEARS
A4 : GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN / CYNDI LAUPER
A5 : RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
A6 : FRESH / KOOL & THE GANG
A7 : IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
A8 : PUTTIN' ON THE RITZ / TACO
A9 : TAINTED LOVE/WHERE DID OUR LOVE GO? / SOFT SELL
A10 : SUSSUIDIO / PHIL COLLINS

B1 : ONE NIGHT IN BANGKOK / MURRAY HEAD
B2 : RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
B3 : EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD / TEARS FOR FEARS
B4 : HERE COMES THE RAIN AGAIN / EURYTHMICS
B5 : OBSESSION / ANIMOTION
B6 : FADE TO GREY / VISAGE
B7 : MANIAC / MICHAEL SEMBELLO
B8 : 19 / PAUL HARDCASTLE
B9 : LESSONS IN LOVE / LEVEL 42
B10 : RASPBERRY BERET / PRINCE AND THE REVOLUTION

といった感じ。
因みに私がこのCDを買う決め手となった曲は、マレー・ヘッドとマイケル・センベロとポール・ハードキャッスルとアニモーション。マレー・ヘッドなんて、今知ってる人がどれだけいる事やら...(笑)。確かABBAの人が作曲したんだっけ?

マイケル・センベロの「MANIAC」は、映画「フラッシュダンス」のサントラからのシングルカットで当時シングル盤も買うほど好きな曲だったなあ。12インチverは初めて聴いたけど、それほど特出するべきトコはないかな?原曲壊してないだけでも良いけど。

ポール・ハードキャッスルの「19」は、当時UKチャートでいきなり1位を獲得して全く知らない人がいきなりトップ獲るって何?って事で調べたら、ベトナム戦争でのアメリカ兵の平均年齢が19歳って事にショックを受けてこの曲を作ったって事をFMファンで知って(笑)更に興味を持って、当時地元にあった輸入盤置いてあるWAVEにてこの12インチ盤買った記憶がある。日テレの小林完吾さんのナレーションで作られたジャパニーズverもあったけど、さすがにそれは買わなかったな(苦笑)。

アニモーションの「OBSESSION」は、当時マイアミ・バイスの劇中で聴いて結構好きだったんだけど、後にゲームの「グランド・セフト・オート~バイスシティ」のカーラジオで聴こえた時は凄く嬉しかったなあ(笑)。如何にも80s!って感じの曲だし。

他にもファルコの「ROCK ME AMADEUS」は当時12インチ買ったよなあ~とか、ティアーズ・フォー・フィアーズの2曲は最近のデラエディ盤に収録されてるから(それに彼等のベスト盤は未だにたまに聴いてるので)余り新鮮味は感じないなあ...とか、こうして聴いていると色々と思い出すのが結構楽しい。殿下の「RASPBERRY BERET」なんて、こういうオムニバス系のCDに収録されるのはホントに珍しいのでは?

久々に80s系聴いて、血が求めてるというか何か安心するんですよ。ノスタルジックでもあるけど、当時思わなかった感覚が今新鮮に感じて新たな発見みたいになったりと、改めて面白い時代に洋楽に出会えてホントに良かったと思う。
出来ればこういうのは第二弾とか出して欲しいよなあ~。個人的にはダイア・ストレイツの「MONEY FOR NOTHING」とかスティングの「IF YOU LOVE SOMEBODY SET ME FREE」とかM.A.R.R.S.の「PUMP UP THE VOLUME」の12インチverが聴きたいんだけどねえ、今更だけど。


「ONE NIGHT IN BANGKOK 」MURRAY HEAD


「19」PAUL HARDCASTLE




今現在、スティーヴン・ウィルソン自身がソロ活動を重点に置いているので、ポーキュパイン・トゥリーの活動が停止してから暫くの年月が経っている。バンドの中心人物であるからバンドとソロの境界線をどの様に引いてるのかは本人じゃないと分からないけど、元々このバンドはSW自身が語るにはプロジェクトですらない存在であって、自分のスタジオで自分の好きな曲を作るだけの自己満足的なモノだったらしい。

とはいえ長い年月の間に結構な枚数のアルバムを作ってる事だし、メンバーが変わればそれなりの色も出てくる訳だからバンドアンサンブルみたいなモノも感じられて、初期と後期では音楽性自体が変わってしまったのは結局バンド活動と変わりなかったんじゃないかと思う。
そんな彼等の通産5作目にあたる「STUPID DREAM」を今回はチョイス。発表は1999年。

日本では8枚目のアルバム「DEADWING」が発売された後に知名度が上がったので、そのブレイク前中間期にあたる作品になる訳だけど、勿論「DEADWING」の音楽性とは別モノ。アコースティックをメインにしたメロディアスな作風で、至るトコに実験的な雰囲気すら感じさせるので、このバンドに興味のない人が聴いたら掴みどころの無い作品という評価になってしまうのではなかろうか?

ところが、私的にはこの不思議な感覚が凄く魅力的に感じられて、アルバム全体の統一感がクセになる。この雰囲気、何かのアルバムに似てるなあ...と思ったら、何気にSWとも縁のあるマリリオンの「MARILLION.COM」アルバムに近い感覚だと思う。そういやこのアルバムとも発売年月も同じ年だし、確かこのアルバムで数曲のミキシングもSWが担当してるので、そこから近いモノを感じられたのだろうか?

お気に入りは、ゆったりしたメロディに安堵感すら覚える(笑)「PIANO LESSONS」や「PURE NARCOTIC」、このアルバムの中では結構メリハリのあるスタイルの「THIS IS NO REHEARSAL」、ソロ作の「LUMINOL」の雰囲気に近い「TINTO BRASS」かな。ただ、全体的に穏やかで牧歌的な雰囲気なので、アルバム全体で聴くのが一番心地良いのかも。

「DEADWING」みたいに、テクニカルでヘヴィなスタイルが好きな人にはかなり物足りない作品かと思うけど、このバンドにイメージを求めない人なら何処かに引っ掛かるモノは感じ取れるとは思う。
今月発売のソロ作ではどんな作風を提示してくれるのか想像付かないけど、そんなイメージを持たない彼だからこその作品だから想像力に溢れてるんだろうなあ...とは思う。本当の意味でのプログレッシヴなんだろうな。


「PIANO LESSONS」


「THIS IS NO REHEARSAL」