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遂にマリリオンのライブを体験出来て、ホントに感無量であります(感涙)。待ったのがホントに長かった...

結局両日観に行ったんですが、ライブ前に某巨大掲示板では新作全曲+αになるだろう...という予想があったけど、いざ蓋を開けてみると初日は新作からは半分くらいで残りは旧作からの楽曲、2日目は新作から4曲の組曲のみで残りは旧作からの楽曲という構成になった。新作も勿論素晴らしい出来なんだけど、せっかく23年振りの来日公演なんだからそれまでの楽曲も聴きたいなと思ってたので、この選曲には概ね満足。何故”概ね”なのかというと、他にも聴きたい楽曲が山ほどあるんで(笑)。そう考えると今回2日間行ってホントに大正解だったと。

元々彼等はマリリオン・ウィークエンドという3日間の週末ライブにてセットリストを大幅に変えてプレイするイベントを開催してるので、次回の来日公演の際には是非ともプレイしていただきたいなと。だってフィッシュ期の初期4枚は当然としても、Mr.hことスティーヴ・ホガースが加入したアルバムでもプレイしてない楽曲が今回あったので、セットリストを変えるというアナウンスを事前に行なえばコアなファンは全部観たいでしょ。チケット代も決して安くなかったけど(\12000)正直彼等のライブが観られた事実を考えるとキツいけど行って良かったと思える内容だったし。
是非、また日本公演を実現して欲しいモノです。来てくれたバンドは勿論、呼んでくれたクラブチッタにも感謝です。サンダーみたいにファンの言葉を直接繋げるイベントなんかやってくれると嬉しいけどなあ(リクエストとか)。

そんな彼等のライブを観たばかりで興奮冷めやらぬ中、ずっと彼等の曲を帰宅してから掛けっぱなしなんですが、今回はこのアルバムをチョイス。通産13作目、2004年発表の「MARBLES」。

以前も書いた話だけど、このアルバムの2作前の「MARILLION.COM」からバンドは以前所属していたEMIとちょっとした契約を結んだみたいで、アルバムを作る資金は自分達で調達するから、その代わりに出来たアルバムのプロモーションをお願いするという話だったらしいけど、実際に効果があったのかは定かじゃない。で、そのアルバムを作る資金をどうするか?というと、ネットでクラウドファウンディングというファンからアルバムを先行予約してもらって、その代わり色々な特典を付けてファンに還元するというスタイルで、このアルバムもその手法が用いられた。
当時はファンクラブの先行予約でこのアルバムの完全版とされる2枚組が購入出来て、しかもそのアルバムのサンクスリストに自分の名前が載るという、ファンからしたら嬉しい事この上ない話だった(当時umeサンが名前載った、って言ってましたね)。

私は一般流通された1枚組を当初は購入したのだけど、umeサンから是非この2枚組をオフィシャルHPから買うべきとお薦めされたなあ。でも、私のクレジットカードはJCBでオフィシャルHPから使えなかったし、当時はクレジットカードの個人情報の流出問題があった時期なので恐くて購入出来なかった。
そしたらumeサンが2枚組にしか収録されてない曲を聴かせてくれたのだけど、中でも大作の「OCEAN CLOUD」が物凄く素晴らしい出来なので、やはり1枚組だと物足りなさを感じてしまったモノだ。

それから数年経ち、いつの間にか2枚組verの方も一般流通されてアマゾンで簡単に手に入る様になったので改めて購入出来たのはホントに良かった。そのお陰でいつの間にかレビューから外れてしまったんだろうなあ...前作「ANORAKNOPHOBIA」のジャケがらしくないのと、意外と地味な作風という事もあって余り手に取る事はなかったので、このアルバムにもそんなに大きな期待はしてなかった。

しかし、当初の1枚組を聴いた時に冒頭の「THE INVISIBLE MAN」はともかく、3曲目に配置された「YOU'RE GONE」のキャッチーさには軽い驚きがあった。何か久しぶりに凄く聴き易い楽曲だぞ...と思ってたら案の定シングルカットされて、しかも全英チャート7位というバンドにとって17年振りの快挙を成し遂げた。また「DON'T HURT YOURSELF」も聴き易く(これも後にシングルカットされた)一般的なキャッチーさとバンドのやりたい事が上手く両立されている印象を受けた。なので、1枚組の方は上手くまとめたな...というのが印象に残る。

で、後に聴いた2枚組の配置は前述のシングル2曲はディスク2の方に置かれて、ディスク1の方には1枚組に収録されなかった「GENIE」「THE ONLY UNFORGIVABLE THING」「OCEAN CLOUD」を配置したお陰で大分印象が変わった感じ。やはり、それまで聴き込まなかった楽曲が入ってるから、ちょっと新作を聴いてる気分になるし。
お気に入りは「DON'T HURT YOURSELF」「YOU'RE GONE」「FANTASTIC PLACE」「OCEAN CLOUD」「NEVERLAND」あたりかな。

ライブでも「YOU'RE GONE」「FANTASTIC PLACE」「NEVERLAND」がプレイされた事から楽曲の充実度も凄く高いと思うし、「OCEAN CLOUD」「NEVERLAND」みたいな大作を擁しながらも決して敷居は高くなく、むしろすんなり耳に入ってるのが心地良い。やっぱ2枚組が完全版という意見には素直に納得ですな。

しかし、今まで観たライブの中でもホントに感動出来る素晴らしいライブだったな。是非再来日を希望するバンドとなりましたね。ホントに幸せな週末でした。暫くマリリオンロスとなって彼等の楽曲ばっか聴く事になりそうだ(笑)。


「DON'T HURT YOURSELF」


「OCEAN CLOUD」
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先日のチャカ・カーンのアルバム聴いてた時に、当時よく聴いてたモノを色々と聴きたくなったので久々にホール&オーツの「BIG BAM BOOM」をチョイスした。リリースは1984年。

実は後から知った事だけど、このアルバムって彼等にとっては通産16作目にあたる作品で(ライブ・ベスト盤入れて)それでも当時の人気は凄まじいモノがあった。リリースすればシングル・アルバムの両チャートには必ず名前がある感じだったし、音楽性も初期の素朴なモノから時代の流れを上手く取り入れて変化させていく事に長けていたお陰で長年続けてこられたのだろうと。残念ながらこの作品を機に彼等のピークは徐々に落ちていってしまったけど。

ヴィヴィッドなジャケットにも表れてる通り、彼等が持つキャッチーなポップ感覚に彼等にしては珍しいダンスビートを上手く融合させたお陰で、当時はまだ洋楽をそれほど知らなかった私でも洋楽の入口には十分魅力的だった。
躍動感溢れる短いインスト「DANCE ON YOUR KNEES」から間髪入れず1stシングルの「OUT OF TOUCH」へスムーズに移行するのが凄くカッコイイ。また「OUT OF TOUCH」も如何にも彼等ならではの楽曲で、当然の如く全米No.1を獲得している。続く「METHOD OF MODERN LOVE」も2ndシングルで全米5位、シンプルなバラードの3rdシングル「SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID」(邦題:言わずにおいで)は全米18位、ジョン・オーツがボーカルを取る4thシングル「POSSESSION OBSSESSION」は全米30位とシングルチャートでも猛威を振るい、アルバムも全米5位まで上がりダブルプラチナムを獲得してる事から、彼等の全盛期の集大成的な意味合いも感じられる。

楽曲に強みがある人達なので、それが時代の音と融合すればそれなりに売れるのは間違いないのだけど、今思うとかなり時代に寄り添った音楽性だったと感じた。ただ、彼等が上手かったのはやり過ぎていないという事。クイーンの「HOT SPACE」みたいにそれまでのイメージを崩してまでのめり込む訳でもないし、元々彼等は古いR&B系にも理解があったのでこういうダンサブルなスタイルにも十分適応出来たのかと。

余りに売れ過ぎたお陰か、次作「OOH YEAH!」に続くまで彼等にしては珍しく4年のブランク(途中ライブ盤やダリル・ホールのソロ作が入った影響で)が入り、また「OOH YEAH!」もこのアルバムとスタイルが近い事も影響してか、その間の音楽シーンの変化に付いていけなくなった結果、活動自体にも影響を示す事になってしまったのはホントに残念だった。「OOH YEAH!」も良い作品なだけに。

未だに現役ながらも活動はかなり消極的になってるのが気になるけど、これだけ長い間活動してると2人の距離感もこの位の方が上手くいくのかも。ダリルはネット配信の「DARYL'S HOUSE」で相変わらずプレイしてるし、ジョンの方もソロを細々とやってる感じだけど、彼等が次に作品を出す日は来るのだろうか?気長に待ちたいとは思ってるけど...


「OUT OF TOUCH」


「POSSESSION OBSSESSION」




暫く振りの更新です。2週間前くらいからちょっと体調を崩してしまい、仕事は一応こなしているんですが、疲労や腰痛や睡眠不足が重なってたのでネット自体暫く控えてました。まだ本調子じゃないんで少し更新が滞るかも知れませんのでご了承のほどを。

さて、以前から気になっててなかなか中古盤で見付からなかったビル・ネルソンズ・レッド・ノイズの最初で最後のアルバムとなった「SOUND ON SOUND」を手に入れる事が出来たので今回はコレをチョイス。発表は1979年。

以前レビューしたビ・バップ・デラックスのCDを購入した時に彼等に関する事をネットで色々調べていたら、このアルバムに行き着いた訳だけど、そのビ・バップ・デラックス解散後に中心メンバーだったビル・ネルソンが組んだバンドがレッド・ノイズ。詳細はよく分からないけど一応バンド名義になってるもののビルが殆ど一人で作り上げたという話らしく、ビ・バップ時代同様多彩な才能を見せ付けている。

まず冒頭の「「DON'T TOUCH ME(I'M ELECTRIC)」から驚かされる。ポップフィーリングはビ・バップ時代からずっと持ち続けていたモノだけど、それに電子音が絡んで歯切れの良いリズムとギャンギャン鳴ってるギターの比率が、何処かぶっ壊れた感覚を感じさせる。これをリアルタイムで聴いた人達はまず驚いたんじゃないだろうか?
全体的にロック、ニューウェイヴ、ポップ、テクノ、スカやパンクのエッセンスも少し感じられて、今で言うクロスオーヴァー的なスタイルを既にこの年代でやっていたという事実がホントに素晴らしい。どーしてこんなアルバムが今廃盤なのか不思議だよなあ。

YMOの「浮気なぼくら」にゲスト参加している関係でその筋の方達とは親交が深い様だけど、氷室京介さんや布袋寅泰さんが影響を受けたアルバムとして有名らしい。なるほど、布袋さんの1stソロ作に何となく近い雰囲気を感じる部分もある様な気がする。

私が今回手に入れたのは1999年盤だけど、その後ボートラ入れてリマスター再発盤があるみたいでそっちの方は直ぐに売り切れてレア盤となってるらしい。出来れば再発して簡単に音源が手に入る様な環境にしてほしいなあ...それくらい気に入ってしまったのだけど、ビ・バップ時代の方がまともに売られていない今の状況を考えるとちょっと難しいのかな?ホントに勿体無い...


「DON'T TOUCH ME(I'M ELECTRIC)」


「FOR YOUNG MODERNS」




前回のチャカ・カーンで久々にR&B系も良いなあ...と何かに目覚めてしまったので今回もチョイス(笑)。今回はEW&Fの通産10作目のアルバム「FACES」。リリースは1980年。

この人達のボックスセット買ったお陰で色んな時代のモノが聴けて楽しいのだけど、今のトコ知名度が70年代後半から80年代前半の作品が一番聴き易いと思ってる。
年代順に聴いてると、従来のR&Bスタイルから如何に革新的な事をやってのけたグループだったんだなあ...と今の時代に後追いの私が聴いてもそう感じていて、ネイティヴな人達からすると歌詞の面でも哲学的なモノを歌ってる事からこのグループは他の人達とは何か違うと感じる事も多いと思うし。

そんな彼等がヒットを飛ばしたのは当時のディスコブームで流れていた楽曲の数々だけど、このアルバムにはその前にヒットした「FANTASY」「BOOGIE WONDERLAND」の様な有名曲は入ってないし、アルバム自体も当時の人気からするとそれほど売れなかったという話らしい(それでも全米アルバムチャート10位でゴールドディスクを獲得してるけど)。

だけど、何故かこのアルバムはアルバム全体の流れが良い為か一気に聴けてしまう。しかもリリース当時はアナログ2枚組だったので全17曲(最後のパイプオルガンはオマケの様なモノだけど)という長さでも飽きさせない作りはさすが。
ここでもデヴィッド・フォスターの力を借りて製作された方向性が活かされていて、軽快でリズミカルな楽曲の中にもメロディをしっかり聴かせる楽曲も入っており、TOTOのスティーヴ・ルカサーも参加している点も見逃せない(しかし、当時のルカサーはホントにセッションワークが多かったんだなあと思わせる)。

ダンサブルな「LET ME TALK」や「AND LOVE GOES ON」の様な楽曲も好きだけど、「YOU」や「TAKE IT TO THE SKY」の様なしっとり聴かせる楽曲の方が今の季節にぴったりだし、今の自分の好みにも合ってるかと。しかし、デヴィッド・フォスターが絡んだ楽曲は一聴だけで直ぐに分かる存在感は凄いなと(笑)。「BACK ON THE ROAD」での冒頭のギターは直ぐにルカサーだって分かるのはご愛嬌?(だってEW&Fっぽくないし)

しかし、何で売れなかったのか不思議なくらい完成度の高いアルバムだと思う。タイトルの「FACES」という意味もモーリス・ホワイトがポジティヴなメッセージを込めてるし、何のマイナスの要素がないのに...。これからの季節のドライブにぴったりのBGMなんで、今度のドライブのお供はこのアルバムかな。


「LET ME TALK」


「YOU」