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最近、なかなか目ぼしいモノが無かった廉価盤ボックスセットに、遂にフィル・コリンズがラインナップに入ったので買ってみた。リマスター盤8枚組で¥2400弱。1枚約¥300以下というレンタルよりも安い金額設定なのでお財布にも凄く優しい。
今の時代フィル・コリンズを改めて聴く機会はなかなか無かったし、元々「...BUT SERIOUSLY」以降は全然聴いてなかったので、「...BUT SERIOUSLY」だけは2枚組リマスターが出た時に買おうと思ってたから、ホントにラッキーだった(ただ単にお金無かったから買えなかっただけなんですけどね/苦笑)。
そんな彼のソロ活動の絶頂期に当たる、通産3枚目のアルバム「NO JACKET REQUIRED」(邦題:フィル・コリンズⅢ)をチョイス。発表は1985年でしたか。CDは今までこのアルバムしか持ってなかったので、全然レビュー出来ませんでした...

当時の彼はソロ活動・ジェネシス・プロデューサー・ライブエイドやプリンスズトラストなどのライブ活動など、依頼された仕事は断らないというスタンスで活動していたお陰で「世界一忙しい男」という名称(?)まで頂いていた時期で、ライブエイドなんかコンコルドに乗ってアメリカステージとイギリスステージの両方に登場するほどの大活躍ぶりだったし。
私は当時、彼がジェネシスのメンバーだという事は全く知らなかったので、ソロシンガーのイメージが強くて「AGAINST ALL ODDS(TAKE A LOOK AT ME NOW)」(邦題:見つめて欲しい)(←ポリスの「見つめていたい」と混同しやすかったなあ)のヒットで知ったクチなので、後にジェネシスで「INVISIBLE TOUCH」をリリースした時に「何でフィル・コリンズがいるの?」と不思議に思ったほどだ。

なので、本格的に彼を知ったのはこのアルバムからで、当時のベストヒットUSAのCMで「ONE MORE NIGHT」が使われてたり、アース・ウィンド&ファイアーのフィリップ・ベイリーとのデュエット「EASY LOVER」がヒットしたりと、メディアに露出するにつれ”今が旬なミュージシャン”というイメージが強かった。極め付けが、朝の情報番組で「SUSSUDIO」が掛かった時で、即座にレンタル屋にレコード借りに行きましたなあ。

「ONE MORE NIGHT」は、当時の私は中坊という事もあってアダルト過ぎたし、しかもあのジャケのフィルの顔が汗かいてて結構エロい感じだったので(笑)特にピンと来なかったけど、今聴くと結構メロウな雰囲気にもポップな感覚があるんだなと思った。まあ、オールディーズが好きな人だから、こういう曲はジェネシスではやれないからソロ作で...って事なんでしょう。

このアルバムでのお気に入りは、スティングとデュエットしてる「LONG LONG WAY TO GO」。「マイアミ・バイス」にも使われた曲で、結構印象的なシーンで使われてたので今でもこの曲を聴くとそのシーンを思い出すほどの思い入れがある。
あと「TAKE ME HOME」のPVで日本で撮られたシーンもあって感慨深いし、またこの曲にはあのピーター・ガブリエルがバックコーラスで参加してるのも意外だった。

今聴いても凄く良く出来たポップアルバムだと思うし、細部にわたって上手く作られた作品だと思った。当時から音の良かったアルバムなので、リマスター効果は音の抜けが良くなって軽い印象を受けたかな?
ジャケットのフィルの顔が年齢を感じさせて、何もここまでやらなくても...とは思ったけど、元々サービス精神が旺盛な方だからこういう企画もノリノリでやるんだろうなあ、多分(笑)。

引退宣言を何度もやっては復帰するという、何だかプロレスラーの引退詐欺みたいな事やってるけど(苦笑)一時はドラムが叩けなくなる位の体調不良だったらしいからこういう言葉も必要だったんだろうけど、歌も上手い人だから普通に体調良い時にひょっこり出てきてくれる位で良いんじゃないかと。さすがにもうこういうアルバムは作らないとは思うけど...


「DON'T LOSE MY NUMBER」


「TAKE ME HOME」


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もう早くも今年が終わってしまう訳で...ここ数年間、1年の流れがめっちゃ早い感じもするけど、充実してるのかダラダラ生きてるのかよく分からん(苦笑)。まあ何事もなく健康に過ごせれば良い訳で、仕事しつつも自分の余暇を楽しめる状態ならばそれが幸せってモンなんでしょう。

来年になった途端、直ぐにサンダーのライブが控えてるので楽しみなんだけど、今回のライブは久々のクラブチッタでのライブで2日間観るつもりでチケットも早めに購入しよう...と思ってたら、偶然にもパワーロックトゥデイの先行予約の日が休日だったので、早速そこで購入。土曜日は100番台だったのだけど、金曜日の方は何と10番台!これは嬉しい。また最前列狙っちゃうぜ!!
何で今回2日間にしたのかというと、事前に今回のライブはファンからのリクエストをネットで受け付けるという事なので、早速チッタのHPからリクエストを入れた。複数可という事なので普段ライブで演らない曲を4曲(「CHAIN REACTION」「ROLLING THE DICE」「STUBBRON KINDA LOVE」「WHAT A BEAUTIFUL DAY」)。採用されれば嬉しいんだけど、さて如何に?

今回はそんなサンダーのアルバムの中でも最高傑作と言われる事の多い3rdアルバム「BEHIND CLOSED DOORS」を今回はチョイス。発表は1995年。

サンダーのファンである私はこのアルバムも当然大好きなアルバムなんだけど、当時聴いた時は前2作とは打って変わって暗めな楽曲中心でヘヴィな音に少々驚いた。当時のグランジ/オルタナブームに乗っかって、ミスター・ビッグやモトリー・クルーなど挙ってヘヴィな音像を打ち出した路線が多かったので「サンダーよ、お前もか!?」と。
またこの時期はバンドとしても結構微妙な雰囲気で、ベーシストのスネイクとダニーが大喧嘩の末スネイクをクビにした事から始まり、ルーク・モーリーがデヴィッド・カヴァデールから白蛇に誘われた事を切っ掛けにダニーと口論になり一時は険悪な関係にもなったという。
そんなムードの中製作されたアルバムなので、バンド自身はこのアルバムを余り気に入ってないという発言があったけど、そういった裏事情を知らずとも、普通に最高なブリティッシュハードロック作品だと思う。

しかし、このバンドに関しては根本的な部分は何も変わってなくて、いつも通りのダニー・ボウズの歌心を中心にした楽曲群だったので一安心。むしろ「RIVER OF PAIN」というサンダー屈指の名曲すら収録されているし、豪快なハードロックスタイルの「MOTH TO THE FLAME」「BALL AND CHAIN」、ノリの良いファンキーなスタイルの「FLY ON THE WALL」「STAND UP」「TOO SCARED TO LIVE」、地味ながらも渋さを感じさせるバラードの「I'LL BE WAITING」「'TIL THE RIVER RUNS DRY」「CASTLES IN THE SAND」などはさすがの出来。最高傑作に挙げる理由もよく分かる。
特に「'TIL THE RIVER RUNS DRY」は今回のリクエストにも入れたかったくらい大好きな曲で、明るく楽しい楽曲が好きな人達には不評なんだろうけど、歌ってる内容が夫のDVに悩む妻の苦悩...的な事もあって、こういう歌詞の部分にもバンドの成長を感じさせる。
こんな素晴らしいアルバムが中古で捨て値で売られているんだから世の中何か間違ってる気が...でもまあ、それで興味を持って聴いてバンドの知名度が上がれば良いんだけど。

因みに、2005年に国内盤のみでリマスター盤が発売されたのを今は所持していて、その後に英国で未発表曲やライブverなどを収録した2枚組スペシャルエディション盤をたまたまディスクユニオンで未開封盤が¥500(!)で売られていたので即捕獲。ラッキーだったけど、未開封盤が¥500で売られる程売れないのか?と少々複雑な気分でもあるけど...まあ、そんな事はどーでも良いか、こんな素晴らしいアルバムを知る事が出来ただけでも十分ラッキーなんだから。


「RIVER OF PAIN」


「CASTLE IN THE SAND」




マルコム・ヤングが逝去...帰宅前に来た友人からのメールで知って驚いたけど、数年前に認知症を患ってバンドを離脱した時点でマルコムの復帰は絶望的だったし、ブライアン・ジョンソンは耳の不調、フィル・ラッドは殺人依頼の容疑でバンドをクビ、クリフ・ウィリアムスは「ROCK OR BUST」のツアー終了時に脱退と、急にバンド自体が崩壊に向かっていったのは偶然とはいえ出来過ぎの話。先月には兄のジョージ・ヤングが亡くなったばかりで、続いてマルコムも逝去...アンガスの心境は堪ったモンじゃないだろうなあ。

帰りの車内で早速AC/DC聴いて追悼。で、帰宅してから夕飯食って今このアルバムを引っ張り出してまた聴いてる。1978年発表のバンド初のライブアルバムとなった「IF YOU WANT BLOOD YOU'VE GOT IT」。邦題が「ギター殺人事件 AC/DC流血ライブ」。ジャケそのまんまですね。

メジャーデビューしてから4枚目のアルバム「POWERAGE」リリース後のツアーの模様を収めたライブ盤って事だけど、今のバンドなら大抵そのアルバムのツアーならそのアルバムの楽曲がメインで後は代表作のみで構成されるのが大筋だけど、このアルバムでは「POWERAGE」からの楽曲は「RIFF RAFF」と「ROCK 'N' ROLL DAMNATION」の2曲のみ。
まあ、全部で10曲のみだから少ないと言っちゃそれまでだけど、他の楽曲は初期のバンドの楽曲の中でも外せないモノばかりというのがAC/DCの凄さを物語ってる。しかも「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」や「IT'S A LONG WAY TO THE TOP(IF YOU WANNA ROCK 'N' ROLL)」、「T.N.T」や「LIVE WIRE」、「SIN CITY」などバンドの代表曲ですら入ってない楽曲もあるのだからマジで恐るべし...って感じ。私自身は「POWERAGE」大好きなので「DOWN PAYMENT BLUES」や「WHAT'S NEXT TO THE MOON」などのライブverも聴いてみたかったけど。

当時のバンドの勢いをそのままパッケージにしたアルバムと言えば簡単だけど、バンドとしても天下を取る前の上昇気流に乗ってた時期のライブだからテンションの高さがハンパない。ボン・スコットの喉もすこぶる調子良さそうだし、勿論演奏陣のパフォーマンスもスタジオアルバムと比べると荒々しさが増して凄くカッコイイ。「AC/DCはライブバンド」という定説はこのアルバムでも十分証明してくれる。
このアルバムでのお気に入りは冒頭の「RIFF RAFF」。後年のライブでは余りプレイされない曲なので、こうしてライブで聴くと改めてカッコイイ曲だと思う。余談だけど、TVでマーティー・フリードマンがAC/DCの曲弾く時は「BACK IN BLACK」でも「HIGHWAY TO HELL」でもなくこの曲を弾くのは何故?
あと「BAD BOY BOOGIE」や「PROBLEM CHILD」も他のライブ音源と比べて演奏がタイトなんで、このライブverはかなり好きだな。

しかし、マルコムも亡くなってしまった今、アンガスがどういった決断をするのか分からないけど、もう既にバンドとしては一時代を築いた訳だし、ここでバンドが終焉を迎えても致し方ないと思う。むしろよくぞここまで活動してくれたと思うし、本当に「LET THERE BE ROCK」を体現したバンドじゃないかと。バンドの未来がどうであれ、私は今まで通りAC/DCをずっと聴いていく。それは絶対に変わらない事だ!


「RIFF RAFF」


「BAD BOY BOOGIE」




約5年振りですか、結構待たされた感じだけど十分過ぎる出来映えのジェフ・スコット・ソートの最新ソロ作「RETRIBUTION」を今回はチョイス。
毎回思うのだけど、国内盤のいわゆる”帯タタキ”の謳い文句にはホントに感心させられる。HM/HR系ミュージシャンのアルバムにはそれが特に顕著で、今までも歴史に残る様な名文句があったけど、今回の新作の帯にはこう書かれている。

「USAが生み出した世界屈指のヴォーカリスト”ジェフ・スコット・ソート”が全身全霊で魂を燃やし続け、徹頭徹尾ヘヴィ・メタルに拘り捲って創り上げた自身も認める最高傑作の誕生!!

...まあよくもこんなに煽りまくる文章もなかなかお目にかかれない(笑)。まあ、もっと物凄い謳い文句は幾らでもあるけど今時「徹頭徹尾」なんて言葉使わないよなあ...と妙に感心してしまった。「全身全霊で魂を燃やし続け」って文字も何かちょっとアレだし(苦笑)。まあ、こういうの結構好きだから良いんですけどね、何かホッとするというか。

ともかく、この帯にも書かれてる通り、私的には彼の最高傑作と言っても良いくらいの充実度を一聴した時に感じた。ここ数年ジェフは自身のバンドであるSOTOを結成してモダンヘヴィ路線を推し進めていたけど、私的にはジェフの個性や歌唱力を余り活かしてるとは思わなかったし、このテの音を無理にジェフが演らなくても良いんじゃないか?と思いアルバムは買わなかった。

それはレーベル側も承知してたみたいで、元々フロンティアーズレコーズから出す予定だったSOTOはレーベルから「この音楽性では出せないんで他を当たってくれ」と言われて別のレーベルからリリースされている。でも、今回のソロ作はまたフロンティアーズレコーズから出してるから、リリース前から期待は高かったのも事実。
実際にSOTOの様なモダンヘヴィな路線は鳴りを潜め、ヘヴィでありながらもメロディアスなHRスタイルに戻ってきたのは素直に嬉しいし、更にキャッチーさがプラスされて楽曲にメリハリが感じられるので、最後まで飽きずに聴けるのが今作の特徴だと思う。前作も良い出来だったけど、前作のレビューにも書いた通り全体的な流れがちょっとイマイチに感じてた部分もあったんで、そこが解消されたのは非常に聴き易く感じた。

お気に入りは「RETRIBUTION」「INSIDE/OUTSIDE」「FEELS LIKE FOREVER」「LAST TIME」「SONG FOR JOEY」「BREAKOUT」「DEDICATE TO YOU」。特に「LAST TIME」ちょっと哀愁を感じさせるHRナンバーでギターソロも含めかなり好きな曲だ。何処かラットっぽい雰囲気を持つ「DEDICATE TO YOU」もカッコイイし、「INSIDE/OUTSIDE」の跳ねる様なノリもテンションが上がって良い感じ。「FEELS LIKE FOREVER」や「SONG FOR JOEY」のバラードでは相変わらずの歌唱力で素晴らしい出来。

やっぱジェフにはこういう路線の方が合っていると思う。最近ビリー・シーンやマイク・ポートノイと組んだバンド:ソンズ・オブ・アポロの活動を中心にするみたいだけど、正直バンドよりもソロの方が全然良いんだけどなあ。まあ、ネームバリューが揃ったバンドだから、自身の知名度を上げる為にも疎かには出来ないんだろうけど、ソロはソロできっちり活動してくれれば文句ないです。ホント、良いアルバムだわ~。


「INSIDE/OUTSIDE」


「FEELS LIKE FOEVER」




チートリBOXが高額だった為CD購入を暫く控えてたのと、先週のマリリオンロスのお陰で(って、1週間ずっとマリリオンばっか聴いてるからブログ書く気すら起きなかったと)やっと他の音楽に手を出す事が出来ました(って、大袈裟な話じゃないけど)。
で、どーせ聴くなら余り馴染みのないモノを...と色々調べているうちにこのバンドに辿り着きました。イギリスのプログレメタル系バンドで、その名はヘイケン(ハケンではない)。彼等の4枚目にあたる「AFFINITY」を今回はチョイス。

全く知らないバンドだったけど、昨年リリースされたフロスト*の3rdアルバム「FALLING SATELLITES」と同時期に発売されたみたいで、フロスト*のCDをアマゾンで検索すると必ずこのアルバムのジャケが表示され、ネットの書き込みにもこのアルバムとの類似点(つまりモダン化)を指摘されていたりしてたので、そんなに名前が出るなら一度聴いてみるか...とYOU TUBEでチェックしてみた。

私的にはフロスト*とは別に似てる部分は感じないのだけど、言いたい事は何となくなく分かる。両方共テクノロジーを駆使したプログレメタルという枠組みで同列に語られるくらいなだけで、曲調や雰囲気は初期のドリーム・シアターのフォロワーに近いモノを感じた。ボーカルも歌える人材を使ってるけど、ジェイムズ・ラブリエほど力強さはなく、このボーカル何処かで似てる声を聞いた様な...と暫く考えてたら、そーいや以前このブログにも取り上げたディス・デイ・アンド・エイジのボーカルにそっくりだと気付いた。勿論、本人ではないけど発声と声質が似てるんだよなあ...

ボーカルの声質が結構透き通った線の細い感じなので、そこが好みの分かれる部分かと思う。メタルの印象で聴くと物足りないという事になるだろうけど(曲の中でもグロウルっぽい感じで歌ってるけど、デスメタル系のグロウルとは全く違うし)逆に言えばポップな印象も感じられるので、ボーカルを活かす楽曲が増えれば音楽性の幅は意外と広いのかも知れないかも。聴いていてストレスを感じないので、私的な好みではこういうスタイルの方が聴きやすくて良いと思う。

本人達は、このアルバムでは「90125」の頃のイエスや「DISCIPLINE」の頃のキング・クリムゾンの様なスタイルを参考にしたらしいけど、実際聴いてみると直接的な影響は感じられないけどキャッチーでテクニカル、そしてモダン化を意識しているのはよく分かる作りかと。
アルバム全体、最後まで飽きる事なく聴けるので暫くヘビロになりそうなアルバム。他のアルバムも似た様な感じなら是非旧作も聴いてみたいと思うけど、まずはこのアルバムを堪能してからかな?これは意外な掘り出し物かも??


「THE ENDLESS KNOT」


「1985」