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こうも何処にも出掛けないのにお金が貯まらないのは一体何故?...って、こういうモノばっか買ってるからだろっ!ってな事で(笑)またもやらかしてしまいました。

そもそも、事の始まりはワーズレコードからの半額セールのお知らせメールで、色々探ってたら2~3枚欲しいモノがあってさて清算...となった時に何故か一点だけが半額値引きになってない。仕方ないからメールにて質問したトコ、その商品は半額セールには該当しないという事で(でも最初はちゃんとその対象品にはなってたので、途中で変えたのだろう)一度はその商品を抜いて清算しようと思ったけど、やっぱコレが欲しいなあ~という事でセール品を省いてこれ一点だけを購入したと。それが今回のお題であるギター和尚:ジョー・サトリアーニの15枚組BOXセット。
そりゃ¥1万超えの商品が半額なら相当なお買い得品になるなあ~と喜んでたんだけど、それでも値引きは無くとも1枚¥750くらいで買えてしまうのは良いなあ~と購入を決めた訳で、ワーズレコードから購入だと2015年発表の「SHOCKWAVE SUPERNOVA」の国内盤も付いてくるので更にお得。ここ最近の2作は既に輸入盤で手に入れてたので、これで彼のスタジオ盤はコンプ完了。

そんな訳で、今回は彼の3作目にあたる「FLYING IN A BLUE DREAM」をチョイス。発表は1989年でした。

そもそも何でこのアルバムなのか?というと、彼のアルバムを一番初めに買ったのがこのアルバムなんで思い入れが強いから。
前作の「SURFING WITH THE ALIEN」が大ヒットを記録して一躍有名になった訳だけど、私はその時期はそれほど詳しい訳ではなく、彼の弟子であるスティーヴ・ヴァイが事ある毎にサトリアーニの話を出していたので、その師匠が一体どんな音を出すのか興味があってこのアルバムを購入したと。

でも当時はそのヴァイの「PASSION AND WARFARE」を聴いた後に購入したので、このアルバムで聴ける音は完成度も高いしさすがヴァイの師匠だけあってプレイも素晴らしいんだけど、何処か優等生的な世界でそれほどのめり込めなかった。ヴァイの様な派手でエキセントリックな雰囲気は感じられず、もっと意表を突く音世界を期待してた私は何時の間にか聴かなくなってしまった。

で、こうして何十年振りに改めて聴いてみると全然良いではないか。単に当時はヴァイみたいな音世界を期待していただけで、それをサトリアーニに期待してただけの話だったと。ちょっとフュージョン風なノリのタイトル曲から始まって、色んなスタイルの音楽性を独自のフィルターを通して自分の色に染め上げるといった感覚で、アルバム1枚の中に色んなモノが詰まってる感じ。
ただ、一つだけ苦言があるのは、彼がボーカル務める楽曲が幾つかあるのだけど正直蛇足だと思う。ギタリストとしての才能は十分発揮されているのに、ボーカルが足を引っ張ってる印象を受けるのだ。後に彼はこの辺に気付いたのか、このアルバム以降は徐々に自身のボーカルの比率を少なくしてきたけど。

彼が音楽シーンに出てきた当時はテクニカルギタリストの最盛期で、彼やヴァイの他にもレーサーXで名を馳せてたポール・ギルバートを始め、ヴィニー・ムーアやジョーイ・タフォーラ、マイケル・リー・ファーキンスやマイケル・アンジェロ、そしてジェイソン・ベッカーやマーティー・フリードマンなど数多くのギタリストが存在してたけど、サトリアーニの凄いトコは最初っからギタリストであると同時に自身のコンポーザーとして能力に長けていた事だと思う。だからこそ今まで長い間活動を続けていられるんだろうなあ。

そんな彼ももう60歳を超えてしまい、それこそ”和尚”という言葉にも説得力が増している感じだけど、クールな存在である事は昔から何一つ変わっていない。チキンフットの方の活動は最近全く聞かなくなってしまったけど、新作を聴く限りまだまだ表現したい事が沢山ありそうだし、まだまだリスナーを楽しませてくれそうですな。


「FLYING IN A BLUE DREAM」


「BACK TO SHALLA-BAL」
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最近は、家⇔仕事⇔スーパー⇔実家というローテーションなんで、楽しみという楽しみが殆ど見い出せない。
まあ今は誰しもそんな感じの毎日なんだろうけど、私は元々夜勤生活なんで休日の夜中に何をするか?という事になるとTVゲーム・映画・音楽・ネットの4つくらいしか選択肢がない。日中だとこれにスポーツジムか温泉かドライブという感じになるので、この3つが抜けた今は結構ストレスが貯まっている。だから、小さな事に楽しみを見出すには素直に感動出来るモノに依存するのが一番かと。

そんな事を願いながら、私の大好きなマリリオンのライブ盤がディスクユニオンのネットショップにて安値で売られてたので捕獲したので、今回のお題は彼等の2011年に発表された「LIVE FROM CADOGAN HALL」をチョイス。ディスクユニオンのネットショップにてブルーレイ+CD2枚組の国内盤未開封品が¥2300。半額以下だったのでお得でした。

彼等のファンならご存じの通り、彼等のオフィシャルサイトにてライブ盤や映像作品はホントに数多く存在してるのだけど、全てを揃えるにはまず不可能なので、手に入れられるモノで興味があるモノだけは手に入れようと思い、これまで少しづつ取り上げてきたけど、このライブ盤は珍しく国内盤で発売されたうちの一つ。
以前レビューした「OUT OF THE BOX」ではマリリオン・ウィークエンドでのライブ、「ALL ONE TONIGHT」ではバンド+ストリングカルテットの変則ライブと日本では観られないスタイルだったけど、このライブではこれまた日本では観られないアコースティックライブの模様を収めた作品となっている。

前半は2009年にリリースされたアコースティックにて編曲された楽曲集「LESS IS MORE」から抜粋、後半はアルバムから漏れた楽曲をプレイしているので「LESS IS MORE」では聴けなかった楽曲がライブでアレンジされて聴けるのがこの作品の最大のポイントかと。
私はまだ「LESS IS MORE」のCDは持っていないのだけど、このブルーレイには音源として「LESS IS MORE」のハイレゾ音源が収録されているのも嬉しい。ウチの安物のブルーレイプレイヤーでも十分過ぎる程の綺麗な音ですね。でも、せっかくライブ映像があるから映像と合わせて聴くのがベストかな。

アコースティックセットという事で会場も「ALL ONE TONGHT」で使ったロイヤル・アルバート・ホールみたいなクラシカルな雰囲気のカドガンホールが楽曲のイメージにピッタリ、従来のライブセットとは違うシンプルなスタイルなので観客との距離感が近くアットホーム的な雰囲気が心地良く感じられる。バックスクリーンの映像やギミックなどは一切無いのでメンバー達もリラックスした雰囲気で楽曲に集中している感じに見える。

「LESS IS MORE」からの楽曲は比較的マイナーな楽曲から選曲されているので、新たなアレンジが加えられると新鮮すぎて新曲聴いてる様な錯覚すら覚えるけど(笑)後半の彼等の代表曲である「EASTER」「YOU'RE GONE」「BEAUTIFUL」をこうしたアレンジで聴くと更に楽曲の良さが際立っている印象を受けた。観客もその辺は分かっているみたいで、曲の出だしを歌うだけで「おおっ」となるのはバンドの楽曲が観客に浸透している証拠なのだろう。

アコースティックを退屈と思う人はイマイチなのかも知れないけど、バンドのファンであるなら彼等の新たな一面が観られるので十分楽しめると思う。こういうライブを素直に楽しめる様になったのは歳食ったせいなのか分からないけど(苦笑)静かな夜中にじっくり聴き込むには十分楽しめた。最近、こういうご時世なので心が荒んでいる感じだったのがこの作品のお陰で少し洗い流された気分すら覚える。英国はもっとマリリオンを評価しても良いと思うよ、ホントに。


「GO!」


「THIS TRAIN IS MY LIFE」




こう毎日が閉鎖的な気分の時に聴く音楽というのは、結局自分の気分次第で聴くモノが多いので大体はパターンが決まってしまうモノだけど、今日は休日でゆっくりしてたから気分的に余裕があったのでなかなか手に取らないアルバムを聴こう...という事で、ホントに久々にこのアルバムを引っ張り出してきた。久々過ぎてCDの白い部分が汚れてるし(苦笑)。スティングのソロ3作目となる「THE SOUL CAGES」を今回はチョイス。発表は1991年。

スティングはポリス時代からずっとファンで、前作「NOTHING LIKE THE SUN」まではリリース当日に必ずアルバムを手に入れて聴いてた程大好きだったんだけど、このアルバムを聴いて少し距離を置く事になった。勿論、彼が作る音楽はクオリティが高いし耳に引っ掛かる部分は必ずあるのだけど、このアルバムをリリース時に聴いた時はどういう訳か余り受け付けなかった。
前作の制作時にスティングの母親が亡くなってしまい、その半年後には今度は父親を亡くしてしまうという不運に見舞われた事も影響してか、このアルバムでは暗くその影が重くのしかかっているイメージがあるので、素直に聴いて楽しむという感覚が感じられないのが取っ付き辛い印象を与えているんだと思う。

さすがに第一弾シングルとなった「ALL THIS TIME」では明るくポジティヴなイメージが先行しているけど、何処か寂しさを感じさせるメロディはそういう制作時の話を知ってしまうとやはり影響されているのかな?と勘ぐってしまう。また冒頭の「ISLAND OF SOULS」が落ち着き払った厳粛な雰囲気で朗々と歌い上げる感じなので、それが全体的なトーンを地味に演出してる感覚がある。美しい曲なのは間違いないんだけど、そう気楽に聴く雰囲気にはならないのがこのアルバムを聴く事を遠ざけている原因なのかも。

「MAD ABOUT YOU」や「WHY SHOULD I CRY FOR YOU」はシングルカットされたので聴き易い感じだけど、今回久しぶりに聴いて「JEREMIAH BLUES」や「THE WILD WILD SEA」の素晴らしさに気付かされた。前作みたいにジャズ寄りのアプローチではなく、その後のスティングの音楽性を確立したスタイルなので、このアルバムからバンドに参加したギタリストのドミニク・ミラーの功績もあるのだろう。

前回聴いたのが何時だったのか分からないくらい相当前に聴いたので、今回久しぶりに聴いて地味だという評価は変わらないけどこんなに良いアルバムだったのかと改めて感じた。当時の洋楽を聴いてた仲間に、私が幾らスティングのファンでもこのアルバムは苦手だと言ったら、その人は逆に大好きなアルバムと答えていたなあ。
まあ当時の私は20代前半でHM/HR系にどっぷり浸かっていた頃だし、自分の想像していたイメージからかけ離れてたアルバムだったから苦手という評価になったのだろうけど、今になって理解出来たのはやっぱそれなりに歳を取って感性が大分変わってきた証拠なんだと思う。このアルバムに限らず今の年齢だからこそ受け入れられるアルバムって、探せば結構出てきそうだよなあ...


「ALL THIS TIME」


「WHY SHOULD I CRY FOR YOU」




久しぶりにデヴィッド・ボウイを聴いてる。
4年前の唐突な逝去後、もう2度と新作が作られないという喪失感は感じられるものの、過去作をたまに聴くと新たな発見というか凄く新鮮な気分で聴く事が出来るのは、ボウイが自身の音楽性を時代と共に変化させていった経緯があったからだと思う。音楽性の振り幅が大きいミュージシャンは少なくとも存在するけど、ここまで色んなスタイルに挑戦したのはボウイくらいだと思うし、それだけの偉業を成し遂げていながら遺作となった「★」でさえも貪欲に新たなスタイルを取り入れて最後の最後まで探求心を無くさなかったのはミュージシャン冥利に尽きるのではないだろうか。

そんな事を思いながら、久しぶりにベルリン3部作が聴きたくなったので今回は「LOW」をチョイスした。発表は1977年。
カセットテープでしか持っていなかったのでCDで欲しいなと常々思ってたけど、追悼盤辺りで紙ジャケ再発来るかな?と思いつつも、一向に出る様子がないので仕方なく輸入盤でベルリン3部作+「STAGE」のセットである「ZEIT! 77-79」を¥2400くらいで購入した。廉価盤の影響なのか、ジャケの解像度がかなり粗い。でも、このジャケはホントにカッコイイ。ボウイのアルバムの中で一番好きなジャケかも。

1977年はパンクの嵐が吹き荒れてた時代だったけど、そんな中ボウイは荒々しいスタイルとは無縁の電子音楽にインスピレーションを得て独自の路線を変えていった。前作「STATION TO STATION」や前々作「YOUNG AMERICANS」で見せたブラックミュージックの傾倒からの路線変更、しかもインストルメンタルを半分アルバムに収録するというもはや何でもアリのスタイルで、これをリアルタイムで聴いた人は相当驚いたんじゃないだろうか?後追いで時系列順にアルバムを聴いても、どう考えてもこの路線に行くとは思えないし...そういうトコがボウイの怖れを知らない探求心の表れなんでしょう。

このアルバムでの功績は、ボウイ自身が長年薬物中毒に悩み苦しまされてきた事に対してようやく向き合った事と、ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノとのコラボが全てではないかと。その影響でコマーシャル的な雰囲気は余り感じられず、アヴァンギャルドというよりは先鋭的なイメージが強いスタイルは後のミュージシャン達にインパクトを与えたと思う。ザ・キュアーのロバート・スミスなんか「LOWをリリースした後にボウイは死ねばよかった」的な発言があったくらいだし(そんな事言う前にお前はもっと痩せろよ、このデブ!って思ったけど)。

全体的に軽やかで華やかなイメージを覆っているけど、ボウイ特有の何処か不穏な雰囲気も所々で感じられるのが良いバランスとなっていてさすが名盤と謳われるのも納得の出来栄え。インストルメンタルもイーノの持ってるアンビエントな雰囲気と微かに感じられるポップ感が融合しており、聴いていて飽きさせないのも素晴らしい。これは次作でも継続されている事からこの構成にはボウイ自身も満足していたのだと思う。

久しぶりに聴いて、いつの間にか忘れていたモノを思い出させてくれた感じがした。具体的に何が...って訳じゃないけど、今の閉塞感のある世の中でも音楽の中に楽しみを見出す喜びを改めて感じさせてくれる。いつも時代の先を見つめていたボウイならではの屈指の名作、40年以上も前に作られたにも関わらずいつまでも色褪せないよなあ...


アルバム全曲



コロナパニックのお陰で、せっかくの連休もスーパーへ食材買いに行くくらいしか外出出来ないのはキツい。いつものルーティーンが崩れて退屈なのはちょっとなあ...それでもお金が貯まらないのは一体何故なんですかね?(苦笑)

そんな暇を利用してこれまで買った音源を楽しむに限る!って事で、余り観る事ないモノにも手を出したら、そーいやこの作品ってまだ書いてないなと思いだしたので、今回のお題は私が敬愛するイット・バイツの再結成後のライブ映像「IT HAPPENED ONE NIGHT」をチョイス。発表は2011年。
ホントはこの作品は買うつもりがなかったんだけど、いつだったかディスクユニオンのセールで未開封品が¥2000台で売られてたので、その金額なら買っても良いか...って事で手に入れたけど、やっぱ彼等の映像を観る時はオリジナルメンバーのライブの方を観てしまうので、どーしても影の薄い作品になってしまってるのは仕方ないかな。

再結成第一弾の作品「THE TALL SHIPS」の発表が2008年だったのでちょっと間が開いてリリースされた作品だけど、実際に撮影されたのは2010年2月で地元カンブリアのライブなので熱狂的に盛り上がってるのか?と思いきや、実際に観てみると特に大きな盛り上がりではなく(苦笑)曲間は日本のライブ同様黙って観てる感じで、曲が終わると歓声が上がる程度。まあ、復活するまでに長い年月が掛かってるしオリジナルメンバーでの再結成ではないからこんなモンなのかな?と思うけど、意外と若年層も観客に混ざっているので地元バンドって事での注目度はそれなりにあったのかな?

以前も書いた通り、私は「THE TALL SHIPS」を聴くまでは再結成には否定的だったけどアルバムの出来が良かったんで”コレはコレでアリだな”という認識に変わったお陰で、実際にライブ観に行った時もこのDVD観ても違和感はそれほど感じなかった。演奏もしっかりしてるし、ジョン・ミッチェルやリー・ポメロイの新たなメンバー達も凄く貢献しているので新たなバンドのお披露目としては十分に見応えのあるライブになっている。

でも私が実際にライブを観た時に感じた「感心はするけど感動がない」という気分は、残念ながらこのDVDでも変わらなかった。オリジナルメンバーに思い入れがあって、しかも当時のライブ映像をDVDやYOUTUBEで観ると明らかに何か足りない感じがあるのだ。まあ、フロントマンが変わっているから以前のバンドと全く同じという訳ではないのは当然ながら理解してるのだけど、それでもジョン・ミッチェルにしか出来ないモノを見せつけてくれれば印象は変わってくると思うんだけど、やっぱ前任者のフランシス・ダナリーの存在が大きすぎるんだろうなあ。

ただこのDVDの構成は私が観たライブ同様、前半は再結成後の楽曲で後半が過去作からの楽曲で構成されているので凄く分かりやすいのは救いかも。前半で新ラインナップを慣らしながら後半で楽曲に集中するってな具合で再結成を認識する様な感じかと。
しかしこうして改めて観るとジョン・ミッチェルはやっぱ上手いなと。フロスト*でもミュージシャンの力量を見せつけていたけど、ソロ作も作っちゃうくらいのマルチな才能を持ったミュージシャンだし、ボーカルも楽曲の雰囲気を壊してないしギタープレイもほぼ完コピに近いから観てて全然ストレスを感じない。

残念ながらバンドは昨年の春に解散発表してるのでもう二度と新作が作られる事はないだろうけど、私にとって再結成自体が”良い夢を見させてもらった”という気分なので、これで自分なりにこのバンドにケジメを付けられたという意味ではホントに良かったと思う。実際にライブも観られた訳だし、たまにこのDVD観直してノスタルジックに浸るのも良いのかも知れないな。


「OH MY GOD」


「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」