やってしまいました。チープ・トリックのソニー時代の旧譜がBSCD化紙ジャケリマスター盤で再発されるという情報を聞いてからちょっと考えてみて、どーせ買うならディスクユニオンでボックス付き買った方が良いだろう...って事で、久々の高額購入。数年前に輸入盤で同じ枚数のボックスセットが発売されてて、値崩れを待ってたらいつの間にか生産終了となって逆にプレミア価格になってたという失態を犯したので(一時期¥7000くらいまで落ちたのに、¥30000超えになった時は正直「やっちまった」と/苦笑)今回は未発表曲も大量に入ってるとの事だし、結果オーライだったとは思うけど12枚組で¥26000超えはやっぱ考えちゃうよなあ。
しかも、ここに来てサンダーの来日公演が来年1月に決定して、今回は公演毎にセットリストを変えるらしいので2日行くつもり。
お陰様で、暫くCD買えません(苦笑)。まあ、新作で欲しいモノは今のトコ復活したブラック・カントリー・コミュニオンと、久々のジェフ・スコット・ソートのソロ作くらいしかないのが救いだけど。なので、暫くはこのブログも旧譜中心になりそうですね。

さて、早速今まで聴いてなかったデビューアルバムをようやく聴く事が出来たので、今回は1stアルバムをチョイス。1977年...今から40年前(!)の作品。そう考えると、ロックの歴史ってもう相当な年月が経ってるんだなあ...と実感。しかも今の時代に後追いで聴いてるのも何か変な気分(笑)。

ベスト盤では数曲聴いてるけどアルバム全体で聴くのは今回初めてで、聴いてみた感想は一言で言うと「ロックしてるなあ」と。
私が彼等との最初の出会いは、トム・ピーターソンが復帰して「THE FLAME」(邦題:永遠の愛の炎←しかし、今思うと凄い邦題だな...)が全米No.1でバンドも復活した時だったので、その当時に後追いでこのアルバム聴いてたらかなり印象が変わってたと思うくらいロックしてる。「THE FLAME」はどちらかというとAORに近いノリだし。
元々このアルバムはジョン・レノンにプロデュースを依頼してたらしいのだけど(つーか、何でバンドとジョンに親交があったのかはよく知らないけど、ジョンとロビンを除くメンバーは一緒にセッションしていて、ジョンのボックスセットにその音源が残ってるのは有名な話)もし実現してたらどんな感じになってたのか興味あるなあ。

でも、デビュー当時から言われてたビートルズとの類似性はこのアルバムではそれほど感じられなかった。メロディアスな楽曲はバンドの代名詞と言われるくらいだから十分分かるんだけど、例えば「HOT LOVE」やワイルドハーツがカヴァーした「HE'S A WHORE」辺りはパンキッシュなノリで、バーニーのあの風貌でこんな曲叩いてたと思うとちょっと笑いが(笑)...いや、非常にカッコイイ曲なんですけどね。
シンプルなメロディに骨太で荒削りな音像は後のポップ路線を余り感じさせない作りとなっているけど、これはエアロスミスを手掛けてたプロデューサーのジャック・ダグラスの影響が強いんじゃないかと。「THE BALLAD OF T.V. VIOLENCE (I'M NOT THE ONLY BOY)」なんかはそのエアロスミスに近い雰囲気を感じさせるし。

今回のリマスター盤では1曲目が「HOT LOVE」だけど、元々バンド側は意図してたのは「ELO KIDDIES」だったらしく、どーしてこういう事が起きたのかというと、当時LPの表記ではA面B面というのに対しサイド1とサイドAという表記だった為に、初CD化の時にレーベルのミスで「HOT LOVE」が1曲目になったという事らしいけど、こんな面倒な表記をする事自体混乱するだろうに(苦笑)。
曲順の違いは結構色んなアルバムで見受けられるけど、こういうのってその時に手にしたモノによってそれが基準となるから印象も変わってくるとは思う。両方共良い曲だからオープニングには違和感はないんだけど。

ボーナストラックは10曲収録されていて、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァー曲とかはトム・ピーターソンのボーカルで正直退屈なんだけど(あくまでも私の主観です)特出したいのは次作に収録される「I WANT YOU TO WANT ME」(邦題:甘い罠)のアレンジ違いバージョン。コレはオリジナルやライブバージョン聴きまくってた耳にはかなりカッコイイ出来に聴こえた。正直メロディが甘いなあ...といつも聴いてて思ってたんだけど、このバージョンは全体的にソリッドな感覚でかなり気に入ったな。

ツメの甘い部分もあるけど、デビューアルバムとしては完成度は高いのに何故かアルバムはチャート200位内にも入らなかったという話だけど、バンドのファンにはこのデビューアルバムこそ最高という話もよくネットで目にする。バンドの基本的な部分は既に出来上がっていたとは思うけど、私的にはやっぱ全盛期の頃のアルバムを評価しちゃうなあ。勿論、良いアルバムには間違いないのだけど。


「HOT LOVE」


「ELO KIDDIES」
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WORLD WIDE LIVE / SCORPIONS (1985)

REVOLVE / DANGER DANGER (2009)

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グラハムボネ太郎

チープ トリックの凄さは

駄作なしってこと。というか全部いいというか、それが今でも続いてることっていうか。
リック ニールセンの才能恐るべしですよね。
ちなみに私が好きなアルバムは、80年代前半のいわゆる低迷期のアルバム達なんです。

2017年09月07日 05:10

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K.A.E.

私は彼等のアルバムは数枚しか聴いてなくて旧盤を少し集めてたんですが、今回の再発がボーナストラック付きのほぼ完全版に近いんで、清水の舞台から飛び降りる勢いで買っちゃいました。旧盤よりもやっぱ音が良くて感動しましたよ。
まだ数枚しか聴いてないですけど、改めて良いバンドですよね。今じゃこういうバンドは殆どいないから尚更ですよ。バーニーが離脱したのは惜しいですが、まだまだ続けられる勢いですよね。

私も低迷期のアルバムは好きですよ。「NEXT POSITION PLEASE」は昔から好きで既にレビューも書いてますし。もっと評価されても良いと思うけどなあ...

2017年09月08日 04:42

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某音楽馬鹿

全部集めたい人にとってはユニオンさんのボックス付きって便利で良いですよね。
それにしても何回再発すれば・・・ってボーナストラックも大量に付いてるし(笑)、こうして何度も買い直させる商法なんですね~(私はもう買いませんけど)。
作品自体は私も大好きです、言われてるように勢いのある曲が多くて楽しい作品だと思います。
個人的にはビートルズがどうしても苦手なんで(理由は分からんですが何度聴いても・・・)、チープ・トリックやイナフ・ズナフが代わりとして役立ってくれてます。

2017年09月24日 17:19

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K.A.E.

そうそう、ユニオンはホントにこの箱で儲けてる感じがしますね(笑)。まあ、上手く乗せられてるんですけど(苦笑)。因みにこのBOXセット、発売日には既に完売となってました。チートリ恐るべし!
私も旧規格CDを数枚所持してるんで、旧盤はお役御免で中古屋行きになりますね。ベスト盤も売っちゃって良いんですが、箱が年月経ってボロボロになってるんでアレは売れないだろうなあ...

でも、そんなに言われるほどビートルズに似てますかね?ポップセンスは通ずるモノがあるとは思いますけど、ビートルズにあんなパンクっぽい音出してたとは思わないしヘヴィの質も当時のビートルズのモノとはまた違うモノですからね。類似性は余り気にした事はないんですよ。私自身はビートルズはビートルズ...って認識で聴いてるからかも知れませんけどね。

2017年09月27日 03:49

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