前回のフィア・ファクトリーばっか聴いてたら、久々にミニストリーも聴きたくなって正にインダストリアル一色になった気が。まあ、最近は大雪降ったり給料日前という事もあって色々と”お寒い”状況も続いてる事なんで(笑)こういうのもたまには良いんじゃないでしょうか?

ミニストリーのアルバムを久々に聴こうと思うと、どーしても激しい方向性を持ったアルバムばっかチョイスしてしまう傾向があるんだけど、今回チョイスしたのはいわゆる「反ブッシュ三部作」と言われる作品群の最初の1枚目にあたる「HOUSES OF THE MOLE」。発表は2004年。

このバンドは長い活動の中でも振り幅の大きいスタイル改変を何度も行なうので、私的には好きなアルバムとそうでもないアルバムではっきり分かれる事があるんだけど、このアルバムに関しては明らかに好きなアルバムだ(まあ反ブッシュ三部作はどれも良いんだけど)。理由は単純、このバンドの持つ攻撃性が十分に活かされてるからだ。
今作は、暫くの間アル・ジュールゲンセンの片腕として活躍してたポール・パーカーが脱退した影響なのか、スラッシュメタルっぽい路線に接近してきた事もあって破壊力は満点。ミニストリーの名を知らしめる事になった「THE MIND IS A TERRIBLE THING TO TASTE」や「PSALM 69」の様な躍動感溢れるスタイルに戻ってきた感覚に近いかと。
ただ、そのまんまの同路線という訳でもなく、前述の2枚と決定的に違うのは打ち込み系ではなくてバンドアンサンブルを生かした音作りになっている事かと。インダストリアル風味は勿論あるけど、それにプラスしてヘヴィな音像が感じられるのはその影響が強い。

面白いのは本編の楽曲タイトルの全てが”W”に基づいてる事(ボーナストラックの23曲目は「PSALM 23」だから違うけど)。何かの意向があるのだろうけど、なかなか凝った趣向かと。
あとアルバム本編は9曲のみだけど、10曲目から22曲目までは無音状態で、23曲目に前述の「PSALM 23」が収録されていて(単に、冒頭にアメリカ国歌が付いた「NO "W"」のリミックスver)24曲目から68曲目までまた無音状態。最後の69曲目に「WALRUS」というボーナストラック(?)が収録されているのも面白い趣向。これは以前、ナイン・インチ・ネイルズが「BROKEN」で99曲目にシークレットトラックを入れた様な同じ事をやりたくなったんだろうけど、リスナーとしては面白いと思いつつも結構面倒くさいよなあ~と。しかも「WALRUS」自体は特に良い曲って訳でもないし(苦笑)。

私的には次作「RIO GRANDE BLOOD」の方が更にスラッシュ度が増して好きなのだけど、このアルバムはその序章というべきモノでもあって切り捨てる事は決して出来ないアルバムだと思う。まあ、冷酷で無慈悲なサウンドが戻ってきたという点で既に魅力的ではあるけど。
3月に久々に新作を発表するみたいだけど、今回はブッシュよりも賛否の多いトランプ政権という事でアル・ジュールゼンゲンの怒りも更に増しているかと思うので、音の方も非常に憎悪に満ちてるんだろうなあ。


「NO "W"」


「WARP CITY」
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ICON / PARADISE LOST (1993)

DEMANUFACTURE / FEAR FACTORY (1995)

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comment avater

某音楽馬鹿

このアルバムくらいを境にまた激しい作品出してくれてますよね。
私も全部の作品聴いてる訳じゃないんでアレですがこのアルバムは好きです、ダークな作品とか賛否両論で色々あるバンドですがやっぱりスラッシュ風の作品の方が熱くなれます。

ちなみに2012年のRelapseっていうアルバムは特にお気に入りです。

2018年01月28日 14:54

comment avater

K.A.E.

これも結構人によって賛否が分かれる音楽性だったりするみたいですね。私は勿論、某音サンもこのアルバムは好きと語ってますけど、例えばアマゾンレビューなんか読むとスラッシュ一辺倒のアルバムよりもバラエティに富んだ作風の方がお気に入りの人達もいるんですよね。だから、このバンドに何を求めるか?によって好みのアルバムも変わるんじゃないか?と思います。

「RELAPSE」も良いアルバムですよね。S.O.D.のカヴァーやブラストビートが炸裂してる「DOUBLE TAP」とかめっちゃ最高ですし。そーいやこのアルバムって前述のフィア・ファクトリーに雰囲気が近いと思いますね。

2018年01月29日 03:35

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