かなり久しぶりにクイーンを聴いた。切っ掛けはBSフジで土曜の深夜に放送されている伊藤正則さんのワードレコーズ宣伝番組を観てた時、番組の200回記念でワードレコーズのHPでセールやってるという宣伝を観て、早速チェックしたらクイーン関係のブルーレイが結構お安くなってたんで勢いで3枚購入したからで、他にもエイジアの1stのボックスセットが超破格値で売ってたので非常に迷ったんだけど(¥15000くらいのモノが9割引きだった!)やっぱボックスセットは場所取るし、アナログ聴けない環境でアナログ持っててもしょうがないと思って断念した。まあ、後で聴きたくなったらCD買えば良いだけの事だし。

そんな訳で、今回のチョイスは彼等のオリジナルアルバムとしては通産11作目に当たる「THE WORKS」をチョイス。発表は1984年。

ちょうど洋楽を本腰入れて聴き始めた頃で、当時はこのアルバムを聴く事はなく、シングルカットされた「RADIO GAGA」と「I WANT TO BREAK FREE」は当時のベストヒットUSAで散々観た記憶がある。女装をしたメンバー達のPVを観て「おかしくも笑えるバンド」という認識くらいしかなかった。コレが初めて聴いたクイーンの感想である。
しかし、後のライブ・エイドでのパフォーマンスを観て彼等に対する認識は一変した。ボブ・ゲルドフだか評論家だか忘れたけど「地球規模のジュークボックス」と評価し、ライブ・エイドの全パフォーマンスの中でも最高の評価を与えてたのには素直に納得した。当時、リアルタイムで完徹して観てクイーンだけは見入ったモンなあ。「RADIO GAGA」でのサビ部分での観客の掛け合いも、あの規模でやると凄く圧巻だったし。

ともかく、このアルバムはフレディ没後にCDを一気に大人買いした時に聴いたのだけど、アルバムとしては結構バラエティに富んでいるとはいえ彼等にしてはちょっと無機質に感じられた。前述の「RADIO GAGA」や「I WANT TO BREAK FREE」の様なポップな作風もあり、ブライアン・メイ渾身のHRナンバー「HAMMER TO FALL」もあり、PVが完全にフレディ・マーキュリーの世界観に彩られた「IT'S A HARD LIFE」(邦題:永遠の誓い)もあってさすがの作風なんだけど、いつも何か足りないと感じてしまう。

「MAN ON THE PROWL」は正直いらないと思う。クイーンのファンなら分かると思うけど、この曲は明らかに「CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE」の二番煎じだと感じたからだ。前作「HOT SPACE」で大体に路線変更したお陰で不評を買ったので、それじゃ前々作「THE GAME」の路線に戻そう...と思ったからなのかどーか分からないけど、これは正直蛇足だったと思う(この曲が好きな方には申し訳ないけど)。
マイナーな曲では、フレディ作の「KEEP PASSING THE OPEN WINDOW」(邦題:愛こそすべて)が何気に好きだ。当時は「ホテル・ニューハンプシャー」という映画のサントラを依頼されてたみたいで、タイトルは劇中で出てくるセリフだったらしい。そういった背景があったからかどうか分からないけど、クイーンにしてはかなりポップで少し異質な雰囲気を持ってるのが良い。ベースラインが好きなんだよなあ。
最後を締め括る「IS THIS THE WORLD WE CREATED...?」(邦題:悲しい世界)で、地味でありながらも綺麗に締めるのも如何にも彼等らしい。

当時は失敗作(と言われても仕方ないけど)の後という事で、従来のロック路線に戻ってきたという事で歓迎された訳だけど、ツアーで初の南アフリカ公演を行なったことでアパルトヘイトに対する風当たりが強い時期という事もあってバンドは相当非難されて、何かとツキのない時期だったみたいで、後の話ではこの時期のバンドの内情もかなり危険だったらしいし。
そんな状況であっても、後の作品で相変わらずクオリティの高い作品を発表し続けるのだからホントに凄いバンドだったんだなあ~と改めて思った次第。”無機質”だの”何か足りない”とは思っても、それはこのバンドだからこその話で、他のバンドだったらかなりのクオリティであるのは間違いないんだけどね。


「RADIO GAGA」


「I WANT TO BREAK FREE」
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SQUEEZE / FIONA (1992)

PLAY ME OUT / GLENN HUGHES (1977)

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グラハムボネ太郎

ソコソコ聴きます(笑)

ソコソコですけどね(笑)
私も「KEEP〜」は大好き。つうか、名曲ですよ!
このツアーでの来日が最後になってのが残念でした。受験生でしたけど武道館、代々木は全部見に行きましたね

2018年02月17日 06:25

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某音楽馬鹿

相変わらずフレディさんが濃くていらっしゃる!(笑)。

クイーンに関しては一通り聴いて作品もだいたい揃ってる状態で、良いのも理解してますが、やっぱりフレディさんの歌ってる顔を見ると生理的に拒絶する・・・っていう感じです、曲だけなら結構いけます。
今現在までで初期の作品と後期を克服したので(笑)今はこの辺の時期に挑戦してる所ですよ~。

2018年02月18日 16:59

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K.A.E.

このアルバムと次の「A KIND OF MAGIC」って、何だか片手間に作った作品のイメージが強いんですよね。やっぱ「HOT SPACE」の余韻を引き摺っていたのかな?と。

私はクイーンを一度も観る事は出来ませんでしたね。後追いでライブビデオ買いまくりましたけど、映像ですら引き込まれるんだからライブだったらもっとインパクト強かったんじゃないかと思います。ポール・ロジャースやアダム・ランパードではやっぱ別モノだと思いますしね。

2018年02月24日 05:58

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K.A.E.

う~ん、そんなにフレディって苦手ですか?(苦笑)PVやライブビデオなんかでも存在感がハンパじゃないから、逆に見ないと寂しいですけどね(笑)。ライブエイドの映像なんか、あれだけの観客を一度に引き付けた訳ですから相当なパフォーマーだと今でも思ってますよ。今現在にフレディと同等のパフォーマンスが出来るシンガーって何人いるんですかね?

私は初期から後期までどのクイーンも好きなんですが、やはり「HOT SPACE」だけは違うと思いますね。殆ど聴かないアルバムなんで、今度先入観無しに聴いてみたいと思ってます。

2018年02月24日 06:08

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