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最近、何故かスザンヌ・ヴェガのアルバムを聴いている。理由は特にないんだけど、暫く聴いてないな...とCD数枚引っ張り出して聴いてたら、このアルバムの存在を思い出してコレも聴いてみたと。
スザンヌ・ヴェガの2ndアルバム「SOLITUDE STANDING」(邦題:孤独/ひとり)の冒頭を飾る「TOM'S DINER」を、色んなミュージシャンがカヴァーしてアルバム1枚分となって発表された異色作ともいえる「TOM'S ALBUM」を今回はチョイス。発表は1991年。

「TOM'S DINER」は、日本だとインスタントコーヒーのCMのBGMに使われた事で有名になったけど、私自身はそれ以前にスザンヌのアルバムを持っていたのでこの曲がコーヒーのCMで使われた事に対して「何てセンスのある選曲なんだ」と大いに感激したモノだった。
そもそも「SOLITUDE STANDING」は、この曲で始まって直ぐにその世界観に飲まれてしまうくらいのインパクトの強い曲だと私は思ってるんだけど、当時は私がどんなに「良いからアルバム聴いてみてよ」とお薦めしても、薦めた人達の反応は「暗い」「地味」「怖い」(?)といった感じで「どーしてこの雰囲気が分からないかなあ?」といつも残念に思っていた。まあ、人の感想なんてそれぞれだから別に理解しなくても良いんだけど、余りにシンプル過ぎる反応なんでちょっとなあ...

ともかく「SOLITUDE STANDING」を聴いた時は17~18歳の頃だけど、このアルバムがホントに大好きだったお陰でこういった企画盤も手にした訳だけど、当時はこうも「TOM'S DINER」ばかり聴かされるのはちょっと...と思ったのも確かだ。幾ら各曲アレンジを変えているとはいえ、原曲が余りにもアカペラのみのシンプルなスタイルだからバージョン違いばかりを延々聴いてる感覚なんだよなあ。
スザンヌ自身はこのアルバムについて「自分の子供達が世界中に飛び立って友達連れて帰って来た感覚」と語ってたけど、正にそんな感じ。男性ボーカルのverなんかは妙な違和感があると思うし、レゲエverみたいなモノは思いっ切り振り切った感じでオリジナルとは全く別モノだし、女性ボーカルでもメロディが微妙にズレてたりヒップホップ調になってしまったりして、結局はスザンヌのオリジナルが一番良いという結果に落ち着くけど(笑)でもまあ、参加ミュージシャンがそれぞれの世界観でこの曲をリスペクトしている感じが十分伝わってくる。

まあ面白いっちゃ面白いアルバムだと思うけど、この「TOM'S DINER」という曲がよっぽど好きな人じゃないと楽しめないという聴く相手を選ぶ代物かと。1曲だけ、後の3rdアルバム「DAYS OF OPEN HAND」(邦題:夢紡ぎ)に収録される「RUSTED PIPE」がフューチャリングDNAというカタチで収録されている。また、アルバムデザインや解説などはスザンヌ本人が担当しているのもポイント高し。


「TOM'S DINER」:MICHIGAN & SMILEY


「TOM'S DINER」:PETER BEHRENS
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地味JAM尊

何年か前にFall Out BoyがCenturiesって曲でサンプリングして全米10位まであがってましたね。未だに受け入れられる曲なんだな~と思いつつ、このアルバムは未聴・・・ってより存在知りませんでした。Michigan&Smileyのレゲエver.メッチャ気に入りました!この時期にピッタリですね。「ルカ」より代表曲になったのかな?

2018年05月21日 12:09

comment avater

K.A.E.

おおっ、最近でもFALL OUT BOYがサンプリングしてましたか!
私がこのアルバムの存在を知ったのは、当時日テレで放送してた深夜の洋楽番組(番組名は忘れてしまいましたけど、クリス・ペプラーがVJやってた記憶があります)でDNAフューチャリング・スザンヌ・ヴェガverが流れていてCD探しにいったんですよね。輸入盤しかなかった気がします。
シングルヒットしたのは「LUKA」ですが、この曲もスザンヌの代表曲扱いですよね。アルバムの冒頭でいきなりアカペラで流れてきた時はマジでインパクトありました。今聴いてもスザンヌの2ndは大好きなアルバムですよ。

2018年05月23日 06:15

comment avater

某音楽馬鹿

スザンヌ・ヴェガさんのこの曲はサンプリングに使われたりリミックスが出たりで人気ですよね。
私はリミックスまでは手を出してないのでこのCDは持ってませんが、この時期のスザンヌさんが一番好きでした、ちなみにFall Out BoyのはYouTubeでちょっと前に偶然聴いて色んな所で人気があるな~って思ってました。
基本的にこの曲ってラップ?なんでサンプリングに合うのかもしれませんね。

2018年06月03日 18:12

comment avater

K.A.E.

「TOM'S DINER」もそうですけど、何で向こうのミュージシャンはサンプリングに使う音楽が多いんですかね?日本じゃ余りサンプリングやってる音楽は少ないじゃないですか?(知らないだけかもしれないですが)

私もスザンヌは2ndアルバムの頃が一番良いですね。この時に日本に来てベストヒットUSAに出た時はホントに素朴な人でありながらも視点は物凄く鋭い感じが只者じゃない感じでしたし。
因みに、プリンスの生前のコメントを集めた本を読んでたら、殿下は「LUKA」をかなり気に入ってスザンヌに賞賛の手紙を送り、グラミー賞で演奏した時も一人だけスタンディングオベーションで賞賛したらしいですね。
こういうアルバムが作られる事を考えると、スザンヌはミュージシャンズ・ミュージシャンって言葉が凄く当て嵌まるのではないかと?

2018年06月07日 05:53

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