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約5年振りの新作となったアリス・イン・チェインズの、オリジナルアルバムとしては通産6作目となる「RAINIER FOG」が発売されたので、早速購入し今回のチョイスとなった。

前作から5年というインターバルも意外だったけど、ウィリアム・デュバールが加入して3作目というのも月日の流れを感じた。確か2006年に加入してるから早くも12年も経ってるのか...しかも来日公演は2014年だったからあれからもう既に4年も経ってると。そりゃ歳も取る訳だわ(苦笑)。

来日公演を観た時に、そのウィリアムの存在感はレイン・ステイリーほどの強烈なモノではないにせよ、きっちり自分の役割を果たしていたと思う。そのお陰でバンドとしての一体感が感じられて、あんな陰鬱な音世界でも何処かポジティヴな雰囲気すら感じさせたのは妙な感覚だったな。

前作から微妙に音の雰囲気が変わってきていたのは感じてたけど、このアルバムを最初に一聴した時の感想は「随分と普通の音作りになっちゃったなあ」というモノだった。勿論ジェリーが書く楽曲はAIC以外の何者でもないモノだけど、レイン在籍時にあったドロドロして捻っていた狂気を感じさせる音はまず殆ど感じられない。

ただ、そういった印象を抜きにして聴くとウィリアム加入後の3作の中では一番完成度が高いアルバムだと思う。すなわち楽曲のムラが感じられないのだ。過去2作は楽曲の出来に結構差を感じたモノだけど、今回のアルバムは突出する楽曲はなくとも一気に聴ける感じなので非常に聴き易いかと。トータル10曲というのも集中して聴くにはちょうど良い長さだし。
お気に入りは、先行で発表された「THE ONE YOU KNOW」「RAINIER FOG」「FLY」「SO FAR UNDER」「NEVER FADE」辺りが私的にベストかな。

さすがに「DIRT」みたいなアルバムはもう作れないと思うし作る必要もないけど、聴く側が初期のイメージさえ引き摺らなければ今回のアルバムは十分アリなんじゃなかろうか?もういい加減レインの幻影から離れるべきだと思うし、もはやグランジのイメージなんか微塵も感じない訳だから、彼等が進化し続けて提示するモノを素直に楽しむのが一番良いと思う。さて、今回のアルバムで再来日公演は実現するのだろうか?


「THE ONE YOU KNOW」


「SO FAR UNDER」
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TUNGUSKA / TREAT (2018)

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comment avater

某音楽馬鹿

アリス・イン・チェインズの新作はかなり気に入ってます。
昔のアルバムと比べると割とあっさりしてるので人によっては賛否あるかと思いますが、初期作品みたいな重苦しさが随分と薄れてると思うので何度も繰り返し聴けてしまいます、昔の作品は何度も聴いてると鬱になりそうなんで・・・。

私的にはK.A.E.さまの感想と全く同じで、言いたい事全部書かれちゃった!・・・みたいな?(笑)。

2018年09月24日 16:24

comment avater

K.A.E.

今回のアルバム、最初に聴いた時は余りの聴き易さに「...もしかしてハズレ??」とか思っちゃったんですが、何度も聴いてるウチにジワジワ来る感じですっかり気に入りましたね。本文の方に「レインの幻影から離れるべき」と書いてますが、レインを未だに追ってたのは私だったのかと(苦笑)。そういった事柄を抜きにしてもやっぱ曲作りが上手いバンドだと思いますよ。ただプロデューサーが初期の人だったらもっとヘヴィになったのかな?とは思いますね。

でも、シアトル界隈のバンドの中で彼等が今でも生き残ってるのは何か意外な感じですよね、一番最初に解散しそうだったのに。レイン没後に暫く沈黙期間がありましたけど、復活してまだ活動してくれてるのは素直に嬉しいですよ。

2018年09月28日 06:18

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