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先日のホワイトアルバム聴いてたら懐かしいモノを色々と聴きたくなったんで、久々の連休を利用してウチのCD棚から色々と引っ張り出してまったりと聴いていたのだけど、特にこのアルバムが懐かしく感じたので今回はこれをチョイス。スティングのソロとなってからの初のライブアルバム「BRING ON THE NIGHT」。リリースは1986年。

1986年...ポリスのベスト盤が発売されて、そこに「DON'T STAND SO CLOSE TO ME '86」(邦題:高校教師86)なる新録が収録されていよいよバンドが再始動か!?と言われてた時期だったけど、私はこれに狂喜し早く新作を...とずっと待ち侘びてたのだけど、実際のトコはバンドは既に崩壊していて、当時のFMファンにアンディ・サマーズのインタビューが載ってそこには「いいかい、バンドはもう既に終わったんだよ」というコメントで一気に落胆させられたのをよく覚えている。

まあポリスからの流れで、ソロ作1st「THE DREAM OF THE BLUE TURTLE」(邦題:ブルー・タートルの夢)は大好きだったし、次にどんな事をやってくれるのか楽しみにしてくれるミュージシャンだったのは違いなかったけど、やはりポリスのアンサンブルが大好きだったのは歪めない。ソロはジャズミュージシャンを起用して随分と大人びたサウンドになって高校生が聴くには渋過ぎだろと思ったのも事実だし、同時期にHM/HRの隆盛期があった訳でHM/HRと並行して聴いてた私は一体何なんだ?と(苦笑)。

ともあれ、ポリスの再始動が無くなったお陰でソロに専念する事になったけど、その前年のツアーで録音された音源を元にライブアルバムを発表したのが本作という訳で、当時私はアナログ盤で購入しました。しかし当時のジャケは写真のジャケとは違うモノで、スティングの絵がど真ん中にバーンと描かれているモノ。私はアナログ盤のジャケの方が全然良いと思ってたのに、後のCD化で何でこんなジャケになったんだ?とホントにがっかりした(後の再発紙ジャケではこのオリジナルジャケに戻ってるので、実際買い直したいくらいだ)。

内容の方は1stソロからの楽曲は勿論の事、ポリスからの楽曲もチョイスされて、カヴァー曲も1曲披露されている構成。面白いのは、1stソロでシングルカットされた「IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE」や「FORTRESS AROUND YOUR HEART」、「RUSSIANS」などが収録されていない事。ソロ作が売れてバンドが崩壊した後のライブ盤で、こうしたヒット曲を収録しないで他の楽曲で構成したライブ盤なんてこれまでに前例があったのだろうか?
しかもポリスの楽曲でもこれまた大ヒットした「DON'T STAND SO CLOSE TO ME」(邦題:高校教師)や「EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC」(邦題:マジック)、「EVERY BREATH YOU TAKE」(邦題:見つめていたい)が収録されておらず、意外とマイナーな楽曲が収録されている。
幾ら捻くれ者のスティングでも、こうした内容にするには楽曲に相当な自信がないと出来ないと思うけど、当時のスティングにはそれを作れるだけの力と勢いがあったのだと思う。今思うと結構凄い事だよなあ。

また演奏陣のプレイも眉唾モノで、さすが敏腕プレイヤーばかりで構成された演奏は聴いていて迫力を感じる。ジャズ界隈のミュージシャンは殆ど知らないけど、ジャズプレイヤーという概念を抜きにしても素晴らしいと思うし、またロック寄りのアプローチをしているお陰か退屈さは全く感じないのも素晴らしい。メドレー形式の中間部のプレイではインプロゼーションっぽいプレイが展開されるのも面白い。
お気に入りは、冒頭のポリスメドレーである「BRING ON THE NIGHT~WHEN THE WORLD IS RUNNING DOWN YOU MAKE THE BEST OF WHAT'S STILL AROUND」、これまたポリスの「DRIVEN TO TEARS」、「ONE WORLD~LOVE IS THE SEVENTH WAVE」、「I BURN FOR YOU」、「CHILDREN'S CRUSADE」あたりかな。
まあポリスの楽曲に偏るのは大ファンなので仕方ないけど(笑)「I BURN FOR YOU」なんて、ポリス時代にスティングが出演した映画の挿入歌だったモノを引っ張り出してくるセンスにはホント恐れ入った。

このアルバムと同時期にツアーの様子を収めたドキュメンタリーもビデオで発売されて、それもDVD持ってるけど余り観る事はないなあ。何故ならポリスのスティングとソロでは印象が全く違うアプローチで意識が完全にソロでやっていく雰囲気になっているからポリスが大好きだった身としてはちょっと寂しくなってしまうのだ。次作の頃にはこの路線を更に突き詰めていく感覚で、スティングにも幾分余裕が感じられるのがまだ救いなんだけど、この時期の映像は何処か緊張感すら感じるんだよなあ。
でもホントに久々に聴いてやっぱ良いアルバムだなあ~と再認識。今の時期にもぴったり合う雰囲気だし、久々にソロ作聴き返してみようかな。


「BRING ON THE NIGHT~WHEN THE WORLD IS RUNNING DOWN YOU MAKE THE BEST OF WHAT'S STILL AROUND」


「I BURN FOR YOU」
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THE BEATLES (WHITE ALBUM) / THE BEATLES (1968)

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某音楽馬鹿

このライヴの頃ってスティングさんは筋肉ムキムキの時でしたっけ?、実はこのライヴは持ってません、そのうち買おうと思って後回しにしてて気づいたらまだ買ってなかったという・・・。
今はSpotifyで聴けるので更に購入が遅れそうです・・・、一番いい時期の作品だしスティングさんの作品は全部集めたいなぁて思ってるんですけどね。

そういえば最新作のレゲエ・アルバムも買ってなかったし!。

2018年10月15日 21:12

comment avater

K.A.E.

そうです、この後2ndアルバムがリリースされて日本でビールのCMに出て黒のタンクトップでベースをブンブン弾いてましたよね。

このライブ盤、ホントに演奏が凄いですよ。全員バカテク揃いで、しかもライブ感が損なわれていないので臨場感ありますしね。是非チェックしてみてくださいな。私もジャケ違いの紙ジャケ盤欲しいくらいですし。ただ映像版はいらないかな?持ってるんですが何故か殆ど観ません...

シャギーとコラボしたアルバムは悪くないんですけど何かピンと来ないんですよね。まあ、無理して買うほどでもないかな?と思ってますが、気が向いたらチェックしてみようかな?

2018年10月18日 04:07

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