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いつだったか忘れたけど、以前のタワレコのセールの時にこのブルーレイが¥1500くらいになっていて、ちょっと観たいけどその時は別なモノが欲しかったので次に残ってたら買ってみようか...と思い、その次のセールの時にチェックしたら更に¥500くらい下がってたので(笑)じゃあ買おう!という事で購入した、ジャーニー初の映画作品となった「DON'T STOP BELIEVIN' : EVERYMAN'S JOURNEY」(邦題:ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン)を観てみました。

知っての通り、現在のジャーニーのボーカリストはフィリピン出身のアーネル・ピネダが務めており、加入の切っ掛けとなったのがギタリストのニール・ショーンがボーカリストを探し続けてYOU TUBEをチェックしていたトコ、アーネルの歌ってる映像を観て「これだ!」と思い彼をオーディションに誘ったというエピソードだったけど、その事の顛末を映像化したのがこの映画となった。
とはいえ別にアーネル自身が演技してる訳ではなく、ドキュメントみたいな作りなのでこれを映画と呼ぶにはちょっと違う気がするけど、実際に映画祭に出品されているので系統としては以前のアンヴィルの映画みたいな感覚なんでしょう。

観てみた感想は、思ってたよりも話が淡々と進んでいく感じで、アーネル加入までの顛末は最初の20分くらいで語りつくされていたのにはビックリだった。え?だってコレがこの映画の売りじゃないの??って思ったけど、その後はバンドに加入してツアーをこなしていきながら徐々にバンドに馴染んでいくアーネルの姿が最後まで続くといった感じだった。
そりゃ、マニラでコピーバンドのボーカルやってた素人が本家からバンドに誘われて、いきなり何万人の観客相手にパフォーマンスするなんて体験は普通じゃ考えられない話だし、だからこそのアメリカンドリームという意味でこの映画を撮りたかったんだろうなという意図がよく分かる。

またアーネル自身は相当な苦労人で、貧乏で家族が崩壊し住む家さえなかったから葬式に出て歌い、そこでお菓子やコーヒー貰って飢えを凌いだという話は正に”食べる為に歌う”という生活で、それでも歌う事しか出来なかったからずっと音楽から離れなかったというのは本当に純粋な人なんだろうなあ~と。
そんな彼がニールから電話を貰ってオーディションを受けても、本人は絶対受かる訳がないけどジャーニーのメンバーに会えたからそれで十分満足だといって謙虚な姿勢で臨んだけど、実際にはメンバーに気に入られて合格。ツアー中でも「未だに夢の中にいるみたいだ」としきりに言ってるし、自身の立ち位置もよく分かってるみたいで、リスナーが「スティーヴ・ペリー以外は認めない」とか誹謗中傷が書かれたネットの書き込みなんかは理解出来るとしながらも、自分を信じてくれている人達の為に頑張るという発言は本当に強い人なんだなと感心した。

そりゃスティーヴ・ペリーの代わりなんている訳がないし、肝心の本人がバンドから脱退を決めた時点でもう既に復帰はない訳だから「本人と違う」なんて話は当然だし、しかもアーネルが入る前にはスティーヴ・オウジェリーやジェフ・スコット・ソートが在籍していて、ペリーとは違うニュアンスを持ったシンガーと組んでいるんだから、ここに来て「本人と違う」なんていうのは的外れもいいとこかと。
そのオウジェリーの話にも少し触れていて、彼は喉の感染症を患ってしまったお陰でツアー途中でリタイアしてしまったというのはホントに残念だったと思う。でもこうやって過去のメンバーにスポットを当てているのは良いんだけど、残念ながらジェフの話は一切出て来なかったし、ペリーの脱退理由も明確にしてないのはやっぱ何か問題あるのかな?
個人的には、何故かシカゴのジェイソン・シェフがバックステージを表敬訪問していてアーネルに「僕も君の気持ちがよく分かるよ」と言ってるシーンは何か説得力があったな。あと、ステージで共演してるアン・ウィルソンには別の意味でびっくりしたけど。

「夢も希望もない世の中だけど、夢を信じる事だけは諦めないで」というポジティヴなメッセージを含んだ意味で良い映画だと思う。ただ、成功というのはお金を稼ぐだけで満足なのか?という疑問も含まれていて、誘惑が多いこの世界の中でアーネル自身は地に足を着けた発言をしているのも大したモノだと思う。
因みにこの映画とは別にアーネルを主人公とした伝記的な映画も製作中との事で、やっぱ「ボヘミアン・ラプソディ」の線を狙ってるんだろうか?まあ、良い話だし現代のシンデレラストーリーなので感動作になりそうかな?


予告編
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地味JAM尊

クイーンには心躍らなかったけど

アーネルは素で観たいんすけど。
(職場で「クイーン推し」じゃないとダメみたいな雰囲気で嫌だったな~)

ヨシっ、ポチるか!

2019年10月12日 00:05

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K.A.E.

予想してた内容じゃなかったのが意外でしたけど、一般人がいきなり世界的に有名なバンドに加入してパフォーマンス...ってどう考えてもプレッシャー以外何モノでもないですよね。それをやり遂げたアーネルはホントに凄いと思いますよ。クイーンの映画とは全く別モノなので、ジャーニーのファンなら観ておいて損はないと思いますよ。

因みに私はタワレコのセールで安く手に入りましたけど、今ではブルーレイでも¥1500くらいの廉価版が出てるので、購入の際にはお間違えのない様に!

2019年10月16日 04:27

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UME

この映画は映画館で見て以来ですね。
最後のCITY OF HOPEの演奏が一番印象に残っています。
改めて見てみようかな?

JOURNEY繋がりで1つ情報です。
今年リリースしたジョナサン・ケインのMORE LIKE JESUSというアルバムがすごく良いです。
正直こういうのをJOURNEYでやってもらいたいという曲が満載です。
あと同じジョナサン・ケインのシングルで今年リリースしたSOMETHING GREATERって曲も名曲です。
全盛期のJOURNEYに匹敵するような曲を今でも書いてます。
私はAPPLE MUSICで聴いているのですが、AMAZONでは売ってませんね(汗)

ついでに数年前にリリースされたオウジェリーのWORLD OF OUR OWNという曲もすごく良いですよ。

2019年11月23日 00:05

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-

アーネルさんはホントに上手いですよね〜、でも最近のインタビューでメンバーさんが彼は最近声の調子が・・・って言ってたのが気になりますが。
あと、この映画とは関係ないですが、昔からのファンの中にはオウジェリーさんやジェフさんの頃の編成が「無かったこと」になりつつあるのが気になります、私はジェフ・スコット・ソートさんが大好きなので余計に・・・。

2019年11月24日 23:16

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某音楽馬鹿

↑、名前入れ忘れてました〜。

あと、UMEさまお久しぶりです、お元気でしたか〜

2019年11月24日 23:18

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K.A.E.

そうそう、最後にさらっと新曲入れてアピールしてるのは良いですよね。今、アーネルとこういう曲演ってますみたいな感じで。「CITY OF HOPE」は好きな曲なんでちょっと嬉しいし。つーかumeサン、映画館で観ましたか!

ジョナサン・ケインの「SOMETHING GREATER」と「MORE LIKE JESUS」聴いてみましたよ。何だか思ってたよりも今風な感じで若々しい印象を受けました。これってMVの影響もあるんでしょうが、ちょっとEDMっぽい雰囲気も感じられますね。ベテランミュージシャンがこういった楽曲を作るって結構意外に感じるし、凄く面白いかと。

オウジェリーの方は、やっぱ歌を中心に持ってきた楽曲で地味ですが良い感じですね。もっと表舞台に出てくれば良いのに、勿体ないですね。

2019年11月26日 00:41

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K.A.E.

アーネルのこういう映画を作っておいて、これで「彼は最近喉の調子が...」なんていってクビにしたらマジでふざけんなって感じですよね。アーネル自身は謙虚だからあっさり受け入れそうですけど、今度こそバンドが終わりそうかと。スティーヴ・ペリーが怒るのも無理ないかと。

でもオウジェリーやジェフの時代は無かった事ってのも酷い話ですよね。まあジェフの場合はアルバム作れなかったから彼がバンドに在籍してた事すら知らない人がいても不思議じゃないですが、オウジェリーは参加アルバムがあるんだからそれを「無かった事」ってちょっと信じられないなあ。そういう人ってスティーヴ・ペリーしか認めないんでしょうね。何だかなあ...

2019年11月26日 00:49

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