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10年振りの新作...ってそんなに待たされた感がなかったオジー・オズボーンの通算11作目にあたる「ORDINARY MAN」がウチに届いたんで今回チョイスします。

オジーのオリジナルアルバムは「OZZMOSIS」以降は全く買っていなかった(4枚組の「PRINCE OF DARKNESS」は中古で購入したけど)。理由はこれといった事ではないんだけど、ザック・ワイルドの楽曲が一本調子に聴こえる事や、新たにガス・Gを加えても何か安っぽさが感じられて余り興味がそそられなかった(コレに関しては今現在の白蛇みたいな無理して若者にアピールしてるみたいなイメージが感じられたなあ)。

だけど今回はリリース前にガス・G不参加でザックも再加入してない、新たなギタリストはアンドリュー・ワットという事だけで凄く興味が湧いた。アンドリュー・ワットとの出会いはアルバムに収録されているポスト・マローンとのコラボ曲「TAKE WHAT YOU WANT」で一緒に仕事したのが切っ掛けらしいけど、私的にはグレン・ヒューズやジェイソン・ボーナムと組んだカルフォルニア・ブリードでのプレイがかなり印象的で、バンドは短命に終わったもののまだまだ若いミュージシャンだから何処かで出てくるとは思ってたけどまさかオジーと組むとは全く思ってなかったんで、これは非常に期待が高まった。

リリース前に数曲YOUTUBEで公開されてたけど、そこは聴きたいのを耐えてアルバムが届くのを待って(新鮮味が薄れるのを防ぐ為に)実際にアルバム全曲聴いて今回のアルバムはかなり気に入った。
正直言って、アンドリューのプレイはカルフォルニア・ブリードの頃とは全く違うノリだったのが意外だったけど、それでもツボを押さえた堅実なプレイはHMというよりはHR的なアプローチでかなり好感が持てたし、楽曲もかなりバラエティに富んでる内容で飽きさせない作りだったのも新鮮だった。

オジーがこのアルバムのリリース前のインタビューで「俺はまだ自分自身のサージェント・ペパーズ~を作ってない」と発言してたのが凄く引っ掛かってたんだけど、これまでリリースしたアルバムはそれなりにヒットを記録してたしオジー自身もHM/HR界では絶対的な地位を確立してるのに、今更こういう言葉が出るというのは自分の作ったアルバムに完全に満足してないんだろうなあと。ドキュメント映画で自分のMV観ても「気に入らない」「散歩でもした方がましだ」とかそんな言葉しか出ないのも、本当はHM/HRという枠組みから外れたオリジナルを作りたかったんじゃないかと思ったくらいで、それを今回ようやくほんの少しだけど実現出来たんじゃないかと思う。
なので、いつものHM的なアプローチを期待した人には正直期待外れなんじゃないかと。ネットの意見でもアンドリューにケチを付けてる人達もいるし、未だにザックに戻って来てほしいと願ってる人もいるみたいだけど、「OZZMOSIS」以降の音楽性にマンネリを感じてた私にとってこのアルバムはかなりの頻度で聴く事になりそうだ。

お気に入りは従来のオジーのイメージ通りでGNRのスラッシュのギターリフが最高な「STRAIGHT TO HELL」、「ALL MY LIFE」、「ORDINARY MAN」(エルトン・ジョン参加)、若かりしオジーとシャロンの姿を描いたMVが強烈な「UNDER THE GRAVEYARD」、「IT' A RAID」、「TAKE WHAT YOU WANT」。前述の「TAKE WHAT YOU WANT」は従来のオジーとは一線を画す音作りだし、正直アルバムの中でもかなり異質な雰囲気ではあるけど、こういう新機軸をサラリとやってのけたのを素直に評価したいし、エルトン・ジョンとのコラボも見事にハマってる。

最近はパーキンソン病を公表し自身の活動にもそろそろ限界が見えてきたのを自分自身が認めて、既に新たなアルバム作りに入ったという話が聞こえてきたけど、何だか生き急いでいる感じで凄く切ない。色々と問題ばかり起こしてきたオジーだけど、遂に自分自身と向き合って今の自分がやれる事に全力している姿は本気でカッコイイと思う。頑張ってほしいなあ。


「STRAIGHT TO HELL」


「UNDER THE GRAVEYARD」
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SAIL AWAY / GREAT WHITE (1994)

RISE / REVOLUTION SAINTS (2020)

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UME

私も久しぶりの傑作だと思います。
アルバムも流れも良いし曲も全体的に良いです。
アンドリューに関しては、私も同じくグレンヒューズとのバンドの頃から大ファンなので、今回は期待大でした。
相変わらず良いギターの音をしています。

どうやらオジーは次のアルバムの制作をアンドリューと開始しているようです。(伊藤政則のトークイベント情報)
まだまだ私達を楽しませてくれそうです。

2020年02月24日 22:20

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フライヤーズポンタ

へへへ、HM大好きのわたくしだって、一聴して気に入りましたよ。
ワットさんは今まで存じ上げなかったんですが、このギタリストが超ハマってるアルバムですね。ギターソロやエフェクターの使い方もすんごく惹かれるところが多々あります。
自分にとってのヘヴィロテにはなりませんが、今後も何度か聴きたくなるアルバムでした。アルバム通りの編成でライブがあっても、行きたいとは思いませんが、オジーさんには、オソレイリマシタ。

2020年02月26日 21:02

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K.A.E.

オジーのこれまでのアルバムって、コンセプトが明確だから一気に聴かせて終了というパターンが殆どだったんですが、このアルバムは結構バラエティに富んでて聴いてて飽きませんね。ギタリストがザックだったらこういうモノにはならなかったと思いますよ。
オジーがこの年齢になってこんなアルバム作るとは思ってなかったんで正直意外だったというのが本音です。
早くも次作の制作に入ってるみたいですけど、このスタイルなら期待大になりますね!ただ無理はしてほしくないなあ。

2020年02月28日 03:48

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K.A.E.

ポンタさんはアンドリュー・ワットは初でしたか。カリフォルニア・ブリードはスタイル的にはリヴィング・カラーみたいなオールドスクールなHRだったんで、ギターの音色もヴィンテージに拘ったスタイルだったからポスト・マローンとの仕事であんな感じにも作れるとは思いませんでしたね。最近はプロデューサー的な仕事が多いみたいですが、オジーとの仕事でまたギタリストとして表舞台に出てきて欲しいと思いますよ。まだ20代後半って末恐ろしい...

https://www.youtube.com/watch?v=nWHFRzcNpow

2020年02月28日 03:55

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某音楽馬鹿

私もアナログ盤予約して買いました〜
個人的にはザックさん居ないのは残念でしたけど曲良いのが揃ってて聴きごたえありました。
個人的にはNo Rest〜やNo More TearsNo More Tearsの頃に作っててもおかしくない作品かな〜って思います。
良いバラードもあるし激しい曲も聴きやすい曲もあってバランスのとれたアルバムですね。

2020年04月07日 23:46

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K.A.E.

え、某音サン的にはそう感じました??私的には80年代後期の頃とはさすがに違うと思いましたけどねえ。あの頃はもっとメタルっぽいイメージでしたし、引退とか言っても今回みたいに寂しさや枯れたイメージは感じられなかったですし。今回のは引退というよりも人生の終盤に差し掛かった人が作った作品のイメージに近い感じがしました。

「OZZMOSIS」の頃から派手さよりも重さに拘ってきた感じがしますけど、今回のアプローチが一番しっくり来る感じですね。もっと早くこのスタイルで聴きたかったというのが私の本音です。

2020年04月10日 02:44

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