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やっと新作ラッシュから一段落付いたのでちょっと昔のアルバム引っ張り出して聴いてます。
せっかくだから普段余り聴かないCDを聴いてるんですが、このバンドも分裂してしまったお陰で再評価どころかすっかり過去のバンドになってしまった感が...まあ好きなバンドだからたまに聴いて悦に入ってるんですけどね。
そんな訳で、私自身も久しぶりに聴いた(笑)白鮫ことグレイト・ホワイトの通算7作目にあたる「SAIL AWAY」を今回はチョイス。発表は1994年。

まずジャケットが全然らしくない。どういう意図でこのジャケなのかよく分からないけど、LAメタルの括りからブルーズ系HRスタイルに移行したお陰で更に別のタイルに移行したいからなのか、これがあの白鮫の新作!?と当時ちょっと首を傾げてしまったくらい全く合ってないと思う。

で、そのジャケと呼応する様にこのアルバムでは音楽性も更に変化。今度はアコースティック路線で最早ブルーズ系HRと呼ぶにはソフト過ぎる音楽性で勝負を仕掛けてきた。爽やかなピアノの調べで静かに始まって、しっとりとジャック・ラッセルの歌声を聴かせる「MOTHER'S EYES」を最初に聴いた時は、これはHRというよりは普通のロックじゃないのか?と。今までと全然違うじゃん!と驚いたくらいだ。
それは全曲聴いても感想は全く変わらず。軽快な楽曲もあるけど、根本的にあるのは当時流行ったアンプラグド路線を追求したモノでギターがギャンギャン鳴ってる様な楽曲は一切なし。これを白鮫と言われても全然納得しなかったなあ。

良い部分を挙げるとすれば、やはりジャック・ラッセルの歌唱力。こういうスタイルでも存在感は抜群で歌の上手さを十分堪能出来る...けど、これならジャックのソロアルバムでも良いじゃんかとなる訳で(苦笑)もっとバンドとしての存在感を出して欲しかったというのが本音。
でも好きな楽曲もあってタイトル曲なんかはバンドのイメージに一番近い雰囲気の楽曲だし、「GONE IS THE WIND」はお得意のブルーズスタイルだけどサックスがアクセントとなって良い雰囲気が感じられる。このアルバムは楽曲単位というよりもアルバム全体で一通り聴く方が穏やかな雰囲気も感じられて心地良いのかも。嫌いではないけどなかなか手に取りづらいのはこの辺が理由かも。

因みにこの初回盤にはボーナスCDが付いていて、前年に行われたアナハイムでのライブが9曲収められている。前作「PSYCHO CITY」から「LOVE IS A LIE」「OLD ROSE MOTEL」が聴けるのが嬉しいのだけど、私的には「MISTA BONE」のライブが聴けるのが良かった。ここでもZEPの「BABE I'M GONNA LEAVE YOU」がプレイされている事から暫くこの曲はライブでのプレイリストに入ってたんだろうなあ。

何でも後から暴露された話だと、当時のマネージャー兼プロデューサーのアラン・ニーヴンが彼等をHR路線からイーグルスの様なアメリカンロック路線に変えたかったとの事でこのスタイルになったみたいで、残念ながらそれは完全に失敗と化してしまい、ついでにバンドとの折り合いも悪くなって袂を割ってしまい、その後のバンドも徐々に失速してしまうという散々な結果になってしまう。

バンドは今現在も活動してるけどボーカルの色が全然違うので別バンドと化してるし、ジャックも別の白鮫として活動してる割りには全然状況が掴めない。このまま両バンドとも終了の雰囲気が漂っているけど、最後くらい仲直りして全員集まってライブくらいやってほしいモノだけど無理なんだろうか...


「SAIL AWAY」


「GONE IS THE WIND」
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グラハムボネ太郎

これはこれで

ワクワクはしないけど、しっとりするアルバムです。
嫌いじゃありません。私はグレイトホワイトが好きなんですよねぇ。

2020年03月03日 22:43

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K.A.E.

リリース当時は良い曲があってもがっかり感は拭えなかったですね。彼等らしさは少し残ってるものの、当時聴きたかったのはブルージーなHRスタイルでしたから。今の歳では素直に聴けますけど、こうしてたまに手に取る感じなので聴きなおして再評価...という繰り返しになってる感じです。

2020年03月07日 04:24

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某音楽馬鹿

このバンドはハードロックしてるよりじっくりと聴かせる渋いアルバムの方が好きですね。
で、このアルバムもかなり好きです、この時期にグランジ化しなかっただけでも偉いと思うし(笑)、この頃メジャーからクビになったんでしたっけ?。
この時期のライヴ盤がこの間アナログ盤化して買おうかどうしようか迷ってますが、このアルバムもアナログ盤で聴いたら染みるでしょうね〜。
今はジャックさんはまだライヴでちょくちょく名前聞くし、バンドの方は・・・多分活動されてるかな?
この前ドン・ドッケンさん復帰後の最新ライヴYouTubeでみてショック受けたんですが(歌えてない!)この人たちはまだ大丈夫なんじゃないかな〜。

2020年04月07日 23:37

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K.A.E.

そうですね、このアルバムの次にリリースされた「STAGE」がレーベルとの契約破棄の為に作られたアルバムというのは有名な話で、それ以降はインディレーベルになってリリースしてたという経緯がありました。
それと同じくしてバンドも下降線を辿っていく訳ですが、後のライブハウス火災事故が完全にバンドを迷わせましたね。良いバンドだったのにホントに勿体なかったと今でも思います。
この路線ももう少し歳食ってからでも良かったと思いますけど、今聴くと意外としっくりくる感じですね。私も歳食ったからでしょうけど(笑)。

私はジャック版白鮫にドン・ドッケンがゲスト出演した時のライブをYOUTUBEで観たら、ドンが歌うどころかタンバリン叩いてマイクに向かってボソボソ言ってるだけの衝撃映像を観ましたね。おじいちゃんヤバすぎ!

https://www.youtube.com/watch?v=iUW8sL1SGpU

2020年04月10日 02:59

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