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ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)
(2006/09/13)
ザ・スミス

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今、タイトルの年代をチェックして思ったのだけど、このアルバムが発表された年はヴァン・ヘイレンの「JUMP」が大ヒットした年だったのか...と今更ながら驚いてしまった。
この前年くらいからラジオのエアチェックを始めたので、この頃は何を聴いても新鮮だったのだけど、当時このアルバムを聴いていたらどー感じたのだろう?と、ふと考えてしまった。

そう、私はこのアルバムはリアルタイムで聴いておらず、このアルバムはジャケットが何かインディーズっぽくて、素直に「どんな曲が入ってるのだろう?」と興味を持って中古レコードを買ったのだ。そして、このアルバムが私のザ・スミス初体験だったのである。そして、聴いて感じた事は「思春期」。高校生の頃に聴いた頃と同じく、今現在聴いても「思春期」を感じさせる事は変わらない。

当時は80’sのバブリーな時代、前述のヴァン・ヘイレンみたいにHM/HR系のアルバムがこれからチャートで大暴れする時代に、こんなに内省的な歌詞をなよなよとした情けないボーカルが乗る楽曲でアルバムを出すバンドも珍しい...と対訳を読んで思ったモノだけど、本国イギリスではこれが絶大な支持を経て、「80年代最も重要なバンド」とザ・スミスを崇めていくのであるから面白い。

まあ、歌詞に関しては元々自閉症だったモリッシー(Vo)が独自の視点で書いたシニカルなモノが多く、よくもまあこんな歌詞が書けるモノだ...と逆に関心してしまう。小説を読み漁っただけあって、歌詞の中にストーリーがあって共感しようがしまいが人々を惹き付けるモノはある。私に関しては、歌詞に共感出来るのは半分くらいかな?

そしてザ・スミスのもう一つの要、ジョニー・マー(G)の存在。モリッシーがバンドの頭脳なら、マーは身体。彼が奏でる音がザ・スミスというバンドを面白くしていたモノだと思う。歌詞は結構悲惨なのに、楽曲が妙に爽やかで「何なんだ?」と思わせたり。
また、マーの音は物凄く綺麗なのだ。当時、アズティック・カメラというネオアコ系のバンドがいたのだけど(奇遇にも前述のヴァン・ヘイレンの「JUMP」をカヴァーしていた)ザ・スミスには到底及ばないと思った。それほどまでに彼らは刺激的で、衝撃的だった。
視覚で訴える刺激ではなく、何かこう内面からじわじわ来る感じで、QUEENみたいにマッチョなロックのイメージではなく、それとは正反対の逆説的なイメージといえば判るだろうか?

一般的な最高傑作は「THE QUEEN IS DEAD」なのだけど、私は敢えてこのアルバムがお薦め。しかもこのアルバムは従来のスタジオアルバムではなく、初期のコンピ。BBCラジオのライブ、TVショーの音源、シングルのB面曲などを寄せ集めにしただけのモノなのだけど、これが意外に統一感があって面白い。楽曲を活かしきれなかったオリジナルの1stアルバムよりも完成度は高いと思う。
因みに、あのT.A.T.U.がカヴァーした「HOW SOON IS NOW?」もこのアルバムに収録。
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