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(1993/10/19)
Rush

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新譜「SNAKES & ARROWS」の発表が近いラッシュの、スタジオ盤としては通算15作目となるアルバム「COUNTERPARTS」。私の中では、数あるラッシュのアルバム群の中ではかなり上位に食い込むアルバムでもある。

このアルバムが発表されたのが1993年。ラッシュはその時代を反映したアルバムを作る事が多々あったけど、このアルバムもその事例に洩れず、音質はかなり時代に沿ったモノとなった。つまり、音がかなりへヴィでダークなのだ。
このアルバムのプロデューサーは、80年代にも「POWER WINDOWS」と「HOLD YOUR FIRE」を手掛けたピーター・コリンズで、私はこの前述の2作も大好きな作品なのだけど、音質の面からいうと印象が全然違う。
前2作が80年代に作られて、当時のバンドのアプローチもキーボードを多用した音作りだったのに対し、このアルバムではキーボードは極力抑えられてリフ主体のグルーヴを強調した音作りとなっていて、前作「ROLL THE BONE」のソフトで柔らかいタッチは何処へやら、いきなり「ANIMATE」での骨太な音を聴いた時は驚いたと同時に「やってくれるな!」と思ったモノだった。

よく色んなトコで言われる「アルバム4枚周期の音楽的変化」は、この時点で終わったと思っていると思う。スタジオ盤4枚作った後にライブアルバムで一区切りして、また新たな音楽性を追求するというモノなのだけど、「PRESTO」「ROLL THE BONES」は関連性があるにせよ、このアルバムは前2作には繋がらない。強いて言うなら、歌詞くらいなモノだろう。
しかし、その歌詞のコンセプトも面白くて、ジャケットに描かれているボルトとナット、男と女、昼と夜、炎と氷、陰と陽などの「相対的なモノ」を対象にしているのだけど、実は一双なモノを指していたりもするという、如何にもニール・パートが考えそうな事で、コレだけでラッシュの面白みが分かるというものだ。

このアルバムでのお気に入りは、ほぼ全曲(笑)。中でも「ALIEN SHORE」「THE SPEED OF LOVE」「DOUBLE AGENT」の流れは秀逸。それと「COLD FIRE」「CUT TO THE CHASE」も大好きだ。

このアルバムは、当時の全米チャートで初登場2位というとんでもない事をやってくれたけど、今回の新曲「FAR CRY」を指して、某音さんいわく「COUNTERPARTS」に近いかな?というコメントがあったけど、実は私もそれを密かに期待していたりする...(笑)


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