イニシエイトイニシエイト
(1995/08/23)
オライアン

商品詳細を見る


今回はかなりマイナーどころをご紹介。

1985年に発売された「PHENOMENA」というプロジェクトのアルバムをご存知だろうか?グレン・ヒューズ、コージー・パウエル、ニール・マーレイ、スコット・ゴーハム、ジョン・ウェットン、ブライアン・メイ、山本恭司などのミュージシャン達が集結して作られたアルバムなのだけど、全部で3枚のアルバムを作り、このテのプロジェクトは単発が多い中では長く続いたプロジェクトだった。
しかも音楽的にもなかなか優れていて、各ミュージシャンの個性が失われる事なく活かされていたのもこのテのプロジェクトには稀だったと思う。

そのアルバムに収められていた楽曲をカヴァーして、自分の楽曲も数曲プラスして作られたのがこのオライアンの2ndアルバム「INITIATE」。

そもそも、何でこの無名のオライアンがフェノメナの楽曲の権利を持っているのかが不明なのだけど、このオライアンという人物は、グレン・ヒューズがディープ・パープルに加入する以前にやっていたバンド・トラピーズにグレンの後任として加入し、後にウィッシュボーン・アッシュにも加入、そしてソロに転向...という経歴を持っている。
このフェノメナにもグレン・ヒューズが関わっている事で、彼に付きまとう「グレンの影武者」(笑)のイメージは拭えないけど、それは彼のヴォーカルスタイルがグレンのそれと近い事からそう言われても仕方のない事なのかも。それ故に、彼の歌は巧すぎる。
グレンのヴォーカルでは、彼のルーツでもあるソウルやファンクの影響で絶叫する事が多々あるけど、このオライアンはルーツにケルト音楽を持つらしく、もっと英国的というか欧州系の雰囲気を持つので、こっちのスタイルの方が好きな人が多いかも知れない。

で、肝心の楽曲は3枚のアルバムからのチョイスなので、いわゆる「良いトコ取り」だから安心して聴けるし、またアレンジも変えてより魅力的になってるトコも良い。
オライアン自身の楽曲も、当時深夜の宝石店のCMソングにもなった「EMAR MAY」はホントに泣ける。ただ、他の曲はポップ過ぎてフェノメナのHM/HR系とは合わず普通のAORなので、その点だけが残念なトコだ。

今では普通に中古CD屋で¥1000前後で売られているので、歌の巧いメロディアス系に興味があれば損はないので、是非御一聴を。
スポンサーサイト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

STAGE STRUCK / RORY GALLAGHER (1980)

ONE SECOND / PARADISE LOST (1997)

comment iconコメント

コメントの投稿