ブルー・タートルの夢ブルー・タートルの夢
(2008/08/02)
スティング

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今日は歯医者に行って親知らずの抜歯をしてきたのだけど、抜歯後に妙な頭痛に悩まされ、痛み止めを飲んでそのまま仮眠したら治まったのだけど、そんな中「痛みを鎮める時にイライラを抑えてくれる音楽ってないモノか?」とツマラン事を考えていたのだけど、普通に考えたら痛みで苦しんでいる時に音楽聴いてる余裕なんてないわな...と(爆)。

でもまあ、気分を落ち着かせてくれる音楽というものは確かにあって、私がそれに当てはまるのはスティングかな、と。で、今早速聴いていると(笑)。
以前某音さんが「...NOTHING LIKE THE SUN」が神盤というコメントをしていたけど、私も全くそれに同感で異論はないのだけど、スティングのソロ覚醒第一弾だった本作「THE DREAM OF THE BLUE TURTLES」(邦題:ブルー・タートルの夢)は衝撃度はかなりのモノだった。


当時高校生だった私は、学校に行く前の朝の番組で当時の洋楽のヒット曲をBGMに天気予報を観ていたのだけど、そこに「IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE」がかかった時はホントに興奮したモノだ。ただの天気予報なのに(笑)。
それまでのポリスの音とは一線を画すジャズ寄りのアプローチで、キャッチーなメロディでありながらもかなりクールな雰囲気のシングルは一発で気に入ったけど、もっと驚いたのはその歌詞。何とポリスの大ヒット曲である「EVERY BREATH YOU TAKE」(邦題:見つめていたい)の対極を成す曲だったのだ。
「EVERY BREATH YOU TAKE」では、相手を監視しながら束縛するといった感覚なのだけど(と書くとストーカーみたいな感じだけど、本人に言わせると「その通り」とうそぶいていたりする/笑)「IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE」では、相手の気持ちを思うなら自由にしろという感覚で歌われている。ソロ第一弾で大ヒット曲のアンサーソングとは、やる事がホントにクールだ。さすがにスティングといったトコだろうか。

他にもレゲエ調の「LOVE IS THE SEVENTH WAVE」、当時の米ソ関係を扱った「RUSSIANS」、ポリス時代のセルフリメイク「SHADOWS IN THE RAIN」など聴き所満載だけど、私が好きなのは落ち着いた雰囲気で歌われる「CHILDREN'S CRUSADE」と、スティングが当時の奥さんとの離婚の際の関係を書いた「FORTRESS AROUND YOUR HEART」。この2曲は絶対に外せない!

またこのジャケットも最高で、当時私が買っていたFM雑誌「FMファン」の表紙で初めて観た時はコレだけで痺れたモノだった(笑)。ホントに渋くて良い写真だと思う。この頃はまだ30代半ばだったと思うけど、その歳を超えてしまった私にこの渋さは絶対に出せないだろう(爆)。

しかし、ホントに久しぶりに聴いたけど、音がこんなに心地良かったっけ?と再認識。それにブランフォード・マルサリスを筆頭にバックのジャズ・フュージョン系のミュージシャン達の演奏はホントに凄い。改めてこの路線が聴きたいんだけどなあ~。

「IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=fGb9H1kn6cI

「FORTRESS AROUND YOUR HEART」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=7Gd0cvOHTHE

「CHILDREN'S CRUSADE」(ドキュメンタリー「ブルー・タートルの夢」から)↓
http://jp.youtube.com/watch?v=R6pQ8qKg-Ag
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WAKING UP THE NEIGHBOURS / BRYAN ADAMS (1991)

THE END OF EVANGELION / O.S.T. (1997)

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地味JAM尊

最近のライヴが凄くよかったこの人の・・・

ロックに回帰?した新譜も大好きなんですけど、やっぱ高校ん時に聴いたこのアルバムは強烈に「才能」を感じましたね。K.A.E.さんの仰る通り、ジャズ、レゲエ、交響曲・・・ポリス時代にスパイスで使ってたカードを惜しげもなく切ってきて、やっぱ凄い人だと思いました。歌詞だと「子供十字軍」とかで「聖地を取り戻しに行くって言って人買いが子供たちを誘拐する」とか、深すぎてたまんね~でした。(「バーボンSt.の月」とかも好きでした・・・)「こんなスゲー盤を作れる大人」っているんだと馬鹿高校生に知らしめてくれた点では、こっちが自分にとっての神盤ですね。(当然、当時のスティングと同じだけ年齢重ねても「才能」も「渋さ」も何にもありゃしませんでしたね)

2017年06月25日 00:34

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K.A.E.

ソロの方向性を決定付けた作品

新作は未だに購入してないんですが(いつもの金欠です)先日の来日公演もネットでチェックした限り良かったらしいですね。

ポリス以前にジャズバンドでプレイしていた御大だからこそ作り得た作品だと思います。ポリスでは完全に主導権は取れなかったからソロで勝負したい...という結果がこれですから、ポリスの解散は必然的だったんでしょうね。
歌詞の深さも然る事ながら、敷居は決して高くない聴きやすさがこのアルバムの成功した理由だと思いますけど、作品を追う毎に精神的や音楽性の深層にハマっていった事を思うと、自分は次作くらいがちょうど良かったと今でも思いますね。

2017年06月25日 04:03

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