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The Tall ShipsThe Tall Ships
(2008/09/30)
It Bites

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ホントは月末にマリリオンの新譜と一緒に届く予定だったのだけど、某密林が勝手に送ってきやがったのでいきなり聴く事になった、色んな意味で興味深々だった私が大好きなバンド、イット・バイツの復活作「THE TALL SHIPS」。解散前のオリジナルアルバム「EAT ME IN ST.LOUIS」が1989年発表だったので、約19年振り(!)の新作となった訳だ。

数年前に復活した時にはちゃんとオリジナルメンバーが揃っていたのにも関わらず、結局フランシス・ダナリーは不参加、レコーディングには参加していたリチャード・ディック・ノーランも完成後に脱退。結局ベースパートはフランシスの後任ジョン・ミッチェルとジョン・ベックが弾き直したみたいで新作アルバムが完成した、と。

先に書いておくと、私はこのアルバムを聴く前はかなりこの再結成には懐疑的な印象を持っていた。それはメインライターでバンドの顔でもあったフランシス不在のお陰で、1990年に彼が脱退した後に別のVo&Gを入れて、バンド名も変えて再出発すると言っておきながらも全くカタチにならなかった”前科”があったからだ。
「やっぱフランシスがいないとダメかあ...」と落胆したのは言うまでもなく、後にジョン・ベックとボブ・ダルトンはジョン・ウェットンのバックバンドで来日したり、フランシスはソロで地味ながらも定期的にアルバム発表していた事もあって再結成は絶望的だと思っていたし。

それが、フランシス不在でもイット・バイツ名義でアルバムを発表したという事はジョン・ミッチェルならイット・バイツでも十分やれると踏んだからなのだろうけど、今度はあの独特の世界観を維持で出来るのか?という疑問も付いた。あの世界観はやはりフランシス独自のモノだと思っていたから、幾ら過去の楽曲をプレイ出来ても新作ではどーなのか?と。

で、聴いてみた感想は...正しく良い意味で裏切られた。全体的には1stアルバムの世界観が円熟味を増すとこんなアルバムになるのだろう、という印象を得た。ま、イット・バイツのポップな感覚はジョン・ベックが担ってた部分でもあるので(「ONCE AROUND THE WORLD」の曲展開は彼のアイディアによるモノだし)彼が主導権を持つとこういう感じなのだろう。
ジョン・ミッチェルの歌唱もフランシスを明らかに意識している部分もあるけど、それを嫌味と感じさせないのは良い印象を受けた。またギターの腕も確かなモノで「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」での後半は素晴らしい。

一回聴いて耳を惹いたのは「OH MY GOD」「MEMORY OF WATER」「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」「FAHRENHEIT」で、他の楽曲についてもまだ聴き込みが足りないので印象が変わるだろうけど、全体的には及第点どころがかなりの名盤ではなかろうか。

大袈裟だけど、今の時代にこんなアルバムが聴けた事をジョン・ベック、ボブ・ダルトン、ジョン・ミッチェルに感謝したい。復活はもう無いと思っていた大好きなバンドがこんなに素晴らしいアルバムを引っ提げて来たのだから...来日公演がもしあるのなら絶対にライブ行くぞ!

「OH MY GOD」ライブ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=SPIpg0z-sec&feature=related
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