Welcome to the Wild CountryWelcome to the Wild Country
(2003/02/25)
Francis Dunnery

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と言う訳で、イット・バイツの新作を聴きまくっている毎日ですが、そーなると今回の再結成でつま弾きを喰らってしまったフランシス・ダナリーは何をしているのだろうか?と。
彼の新作はまだちょっと先の話になりそうなので、本来イット・バイツ幻の4thアルバム(フランシス在籍による...という意味で)になる予定だったフランシス・ダナリーの、脱退した翌年1991年に発表された初ソロ作品「WELCOME TO THE WILD COUNTRY」を今回はチョイス。

このアルバム、初めて聴いた時は思いっきり複雑な心境になったのをよく覚えている。何せイット・バイツの面影は幾らか残されているのだろう...とタカ括っていたら、そんなイメージは全く皆無で思いっきりドライで乾いたサウンドに驚かされた。ホントにフランシスが作ったのか?と耳を疑いたくなる様な180度方向転換したアルバムだった。
本人曰く「どーやって作ったのか覚えていない」とまで言っているが(...)、ポジティヴで開放感な雰囲気を感じさせるイット・バイツのサウンドを「演じているのは辛かった」とまで言い放ち、イット・バイツの3rdアルバム「EAT ME IN ST.LOUIS」での「THE ICE MELTS INTO WATER」の様な、全体的に何処か閉じた雰囲気を感じさせる作風は当時の彼の心境をそのまま反映している様な気がしてならない。

思えば「EAT ME IN ST.LOUIS」製作時は、他のメンバーが日中に録音して夜中ににフランシスが一人で作業していたという。それじゃバンドとしての意味なんてある訳がなく(とはいえ、そんな状況下でもあれだけの作品を作ってしまうのは凄い!)ソロでやりたい気持ちも分からない訳ではないけど、それがこの変化とは納得しようにも出来ないですって。

とはいえ、真っ白な状態で聴いてみると楽曲の出来は素晴らしいと思う。タイトル通り、ブルージーでアーシーなサウンドにアルバム全体が支配されているけど、レコーディング中に亡くなった父親に捧げた「JUST LIKE MY FATHER SAID IT WOULD BE!」あたりに見られる繊細さは如何にも彼らしいし、イット・バイツのメンバーが作曲に関わってる「DRIVING IN THE RAIN」や「ALL I EVER WANTED WAS YOU」はプロデュースやアレンジを変えるとイット・バイツの楽曲に聴こえなくもない...かな?
でも、このアルバムでのハイライトは間違いなく「JACKAL IN YOUR MIND」。これはホントに名曲。ラストの泣きのギターが美しくも儚い。

ただ、この曲を聴いてしまったお陰でもう二度とイット・バイツの復活は無いな...と思ったのも事実。彼はこの先ソロとしての方向性を見極めたんだな...と納得しなければならなかった訳だけど、未遂とはいえ一時的にあの4人が揃ったは運命の悪戯だったのだろうか?

「JACKAL IN YOUR MIND」楽曲のみ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=YTytslasG-I
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