メタル・ジャスティスメタル・ジャスティス
(2009/03/04)
メタリカ

商品詳細を見る


先日のメガデスを久々に聴いたら、このアルバムも久々に聴きたくなって出勤時に聴いてたら、改めて良いアルバムだと再認識した、メタリカの4thアルバム「...AND JUSTICE FOR ALL」。
一般的には3rdアルバム「MASTER OF PUPPETS」が出世作であり最高傑作なのだろうけど、私にとってはこのアルバムから本格的にメタリカに染まって、後追いで以前のアルバムを購入していったという思い入れの強いアルバムだったりする。

クリフ・バートンの急逝を経て、新たにジェイソン・ニューステッドを加えたのは良いけど、このアルバムのミキシングが原因なのか殆どベースパートが聴こえないというのが何より驚きだった。
そりゃ確かにクリフの存在はメタリカにとっては重要な部分を占めていたのは間違いないけど、それにしたってジェイソンの存在を蔑ろにしているのは当時は理解出来なかった。余計な推測だとは思うけど、ジェイムズのジェイソン虐めはこの時から既にあったのではなかろうか?
お陰で、メタリカのアルバムにしてはやけに淡白な印象を残す結果となってしまったのが非常に残念。今更な話だけど、もう一度ミキシングしてベースパートを強調したモノを聴いてみたい。絶対に迫力のある音になるのは間違いないのに...

そうはいっても、楽曲の方はかなり緊張感漂う雰囲気で、2ndアルバムでの「死」、3rdアルバムでの「支配」、そしてこのアルバムでは「正義」。続けてコンセプトを掲げてきたのも当時のメタリカならではのスタイルでかなり興味深かった。
全体的にそれまでの音楽性に変拍子を持たせ5分以上の楽曲で占めるのも意外だったけど、演奏の複雑化はそれ以上に驚きだった。「BLACKEND」や「THE SHORTEST STRAW」の疾走感や「HARVESTER OF SORROW」のミドルでグイグイ攻めるスタイルは以前も見られたモノだけど、タイトル曲や「THE FRAYED ENDS OF SANITY」、「DYERS EVE」などに見られる複雑化した構成は新機軸だと思う。

それまでビデオクリップを作らなかった彼等が遂に製作した「ONE」の重苦しいイメージは、本当に完成度が高いと思う。音楽界での成功の為の十戒を破った数少ないバンド...と当時のBURRN!に書かれていたのを思い出したけど、当時のメタリカの異常な躍進振りは本当に凄かったし、またバンドの思想や姿勢に高潔な部分を感じられたと思う。ビルボード初登場第6位はダテじゃないな、と。

その勢いで、アメリカ版モンスターズ・オブ・ロックにてセカンドアクトに登場、他のバンド達(キングダム・カム/ドッケン/スコーピオンズ/ヴァン・ヘイレン)を完全に喰ってしまうパフォーマンスで更に巨大化していくサマは正に圧巻。その後の日本公演で、同時期に「AFTER THE WAR」ツアーで日本ツアーが被ったゲイリー・ムーアをも話題性で完全に奪ってしまい、本当にメタリカ一色に染まっていった。

このアルバムでメタリカをリアルタイムで知る事が出来たのは本当に幸せだったと思う。次作での巨大化したバンドのスタイルで1つの完成系を作り挙げてしまう前に、このアルバムを最後に純粋な意味でのHMは彼等から消えてしまったのは残念だったけど、当時のメタリカの勢いを感じる事が出来たのはこのアルバムを聴けば今でも思い出す事が出来る。

「ONE」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=MTnWTr513LU

「DYERS EVE」DEMO.VER↓(オリジナルよりもかなり強烈!)
http://jp.youtube.com/watch?v=Lmnj7y_WMHI&feature=related
スポンサーサイト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SOUND OF WHITE NOISE / ANTHRAX (1993)

RUST IN PEACE / MEGADETH (1990)

comment iconコメント

コメントの投稿