ヨシュア・トゥリーヨシュア・トゥリー
(2007/12/12)
U2

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最近、久々に新作を発表したボノ率いるU2。
まだ購入していないけど、視聴したみたトコ地味ながらも相変わらずのクオリティで如何にも彼等にしか出来ない音楽を演っているな、と感じた。
しかし、前作は最初のインパクトこそあれど、聴き込みが足りないとそのまま流れていってしまう感覚があったので、新作もその辺はどーなんだろう?とちょっと思ったりして。

そもそも、U2がじわじわと頭角を現した「WAR(闘)」頃の強烈なメッセージこそ聞えなくなってしまったけど、代わりに円熟味を増してきたのがこの「THE JOSHUA TREE」の頃からではなかろうか?実際、このアルバムでアメリカで人気に火が点いた訳だし。

私は「WAR(闘)」からリアルタイムで聴いていたけど、このアルバムからの最初のシングル「WITH OR WITHOUT YOU」を初めて聴いた時は物凄く地味になったな...と感じたモノだった。「PRIDE」や「SUNDAY BLOODY SUNDAY」の様な強烈な”主張”は感じられず、単に男女間の煮え切らない感覚だけを表現したモノだけだったし。
それはアルバムを聴いてもさほど変わらず、主張を感じられるのは「BULLET THE BLUE SKY」や「EXIT」くらいのモノだった。

別にそれが期待に沿わなかったという訳ではなく、それでもこのアルバムが耳を捉えて話さなかったのは、ボノの表現力が以前よりも更に増したからだと思う。
確かに「WAR(闘)」から着実に成長の跡は見えていたけど、「RUNNING TO STAND STILL」の囁く様な歌唱でも何故だか耳が聞き入ってしまうのはホントに不思議な感じだと思う。
単に表現力の視点が幾分変わっただけの事で、それまでの主張だけの表現力を内省的な視点から見つめて、それを世界に向けて見事に昇華したのが、このアルバムから初めてだったと思う。

「WHERE THE STREETS HAVE NO NAME」(邦題:約束の地)では、以前のビートルズみたいにビルの屋上からのライブで人々の関心を惹き、「I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR」(邦題:終わりなき旅)ではラスベガスの道端で流し同然にパフォーマンスしたりと、タイトル通り「旅」をしている様な感覚を受けた。

次作では、このアルバムに伴うツアーを通して自身のルーツに立ち返る様な旅を再度見せてくれたけど、ホントに彼等にとっても自身を探し出す探求の旅が、このアルバムでの”主張”だったのではなかろうか?

「WITH OR WITHOUT YOU」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=yEfSnjL0pd8

「WHERE THE STREETS HAVE NO NAME」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=QQxl9EI9YBg&feature=related

「I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2fBj2wsimvQ&feature=related
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