アフター・ザ・ウォー(紙ジャケット仕様)アフター・ザ・ウォー(紙ジャケット仕様)
(2008/10/29)
ゲイリー・ムーア

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いやあ~、やはり良いなあ~!!
暫く聴いていなかったけど、久々に全曲聴いて何だか忘れていたモノを思い出させてくれた感じで。
ふと思い出した様にこのアルバム引っ張り出して大音量で聴いたら、気分がスカッとした。やっぱ、こういのは自分の血として残ってるんだろうなあ。

このアルバムが発表された当時、ちょうどメタリカなどのスラッシュ勢が幅を利かせていた時代で、ハードロック時代最後の来日公演も偶然メタリカと被り、動員数も少し食われた挙句、来日中は原因不明の腹痛に襲われコンディションも最悪でほとほと日本に嫌気が差した...なんて言われていたけど、あの時代にこのテのHRは些か食傷気味だったとは思う。
まあ、ゲイリーみたいな哀愁を帯びたHRは他には余り無かったのでまだ良かったけど、メタル全盛期というが幾分問題だったんだろうなあ。

なので、相変わらずのクオリティで安心して聴けるモノではあるけど、前作がHRアルバムとしてはほぼ完璧だったので、幾分盛り上がりに欠けたのも事実(まあ、この辺は好みによる部分があるけど)。

タイトル曲や「READY FOR LOVE」なんかは、キャッチーなHRなので一般リスナーの受けを狙ったんじゃないか?と勘繰ってしまったけど、「SPEAK FOR YOURSELF」や「RUNNING FROM THE STORM」みたいな従来のHRスタイルを聴かせてくれるのは忘れない。
次作での布石を感じさせるロイ・ブキャナンのカヴァー「THE MESSIAH WILL COME AGAIN(邦題:メシアが再び)」(絶品!)や、オジー・オズボーンをゲストに迎えて当時のZEPパクリバンド(といっても、明らかにキングダム・カムの事だけど/苦笑)弾圧ソング「LED CLONES」、シン・リジィ(というよりはフィル・ライノット?)への傾倒を顕した「BLOOD OF EMERALDS」などバラエティに富んだ作風になっている。

この時期のゲイリーはアメリカ成功を狙っていて、こんな素晴らしいHRアルバムを発表しても肝心のアメリカではクラブツアーに明け暮れる毎日...となれば、このスタイルでの成功に疑問を持つのも無理はないかも。ゲイリーのスタイルに近いジョン・サイクスも同じ問題を抱えているし、アメリカ人には余り馴染まない音楽性なのかなあ?

噂では、前回の来日公演で上機嫌だった御大が「次はHRスタイルでライブをやりたい」と言ったとか...もしホントなら嬉しいけど、それよりもHRスタイルのアルバム出してくれた方が嬉しさ倍増なんだけどなあ。このアルバムに次に来るモノが一体何なのか?という答えを是非聞きたいし。


「AFTER THE WAR」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=JdZ2Iz1CuMc&feature=related

「READY FOR LOVE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=pKILtIiTMW4&feature=related

「THE MESSIAH WILL COME AGAIN」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=lWp-Mazmf88
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ume

タイトル

本当に良いアルバムですよね。
ワイルド・フロンティアも最高ですが、同じくらいこのアルバムも好きです。
むしろよく聴くのは本作の方ですね。
私的には捨て曲なしです。
昔は「BLOOD OF EMERALDS」などの良さは分からなかったけど、今では涙ものの名曲だと思います。
こういう素晴らしいHRアルバムって意外とないよなぁ~

2010年09月12日 20:34

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K.A.E.

「ワイルド・フロンティア」よりもよく聴きますか。まあ、このアルバムはドラマーがちゃんと叩いてますからね(しかも、よりによってコージー・パウエルだし!)。
来日公演の時には既にコージーは抜けていて、代わりに後にAC/DCに加入するクリス・スレイドが入ってたんですよね。このドラマーもなかなかパワフルで良いドラマーなんですけど、如何せん知名度が低いせいか過小評価ですね。
「BLOOD OF EMERALDS」はホントに素晴らしいですよね。コレでゲイリーのHRスタイルを締めるという意味でも名曲だと思いますよ。リマスター盤買っちゃおうかな?

2010年09月16日 11:36

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某音楽馬鹿

タイトル

前にも書きましたが何故かこのアルバムには縁が無くて買ったのはこの間の紙ジャケ化の時でした。
改めて全曲通して聴いてみると結構イイんですよね~、何で今まで買わなかったんだろ。
タイトル・トラックのかっこよさはTVで観て知ってましたが、他の曲も軒並みいいです。
こういう作品、まだ沢山あるからCD買うの辞められないんですよ~。
ちなみに私は僅差でワイルド・フロンティアです(笑)。

2010年09月22日 19:19

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K.A.E.

ホント、意外でしたねー。一応、今現在ゲイリーのHRスタイルアルバムの最後の作品なんで、某音さんが手に入れてなかったのが不思議でしたよ。単に買いそびれていただけでは?

さすがに、この人が演るHRは響くんですよね。まあ、これだけの作品作ってアメリカでは不発だったから、諦めてブルース路線に行くのも何となく理解は出来るし、当時ZEPのパクリと言われたキングダム・カムが全米で当たってしまった事も、嫉妬してたんじゃないかと(苦笑)。

私も某音さん同様に「WILD FRONTIER」の方に軍配が上がりますね。思い入れが強いのもありますし、この当時ゲイリーは何か背負ってるモノが普通じゃない雰囲気もありましたしね。
あの内容で生ドラマー使ってればもっと凄い事になっていたのでは?そこが唯一惜しまれる点ですね。

2010年09月23日 16:32

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