ハット・フル・オブ・スターズハット・フル・オブ・スターズ
(2008/09/03)
シンディ・ローパー

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最近、よく見かけるミュージシャンの旧譜CDをBOXセットにして安く売っているモノがあるけど、実際どのくらいの売り上げがあるのだろうか?
名盤と言われているモノでも出し惜しみしないでそのセットに組み込まれているモノもあるし、中にはバンドの歴史そのものがパックされているものもあるので、リスナーにとってはとっても有り難い商品であるのは間違いない。何せ国内盤の新作1枚分で5枚も聴ける訳だし。

私はマイケル・ジャクソンと今回のお題であるシンディ・ローパーを購入したのだけど、両方共大ヒットアルバムが入ってこの金額は正直お買い得だった。また2人共オリジナルアルバムのCDを1枚も持ってなかったので、一気に揃えるには好都合だったし。

さて、シンディのアルバムの中でも地味な1枚として数えられる通産4作目にあたる「HAT FULL OF STARS」。この頃になると強烈だったデビューの勢いも殆ど無くなってしまい、本来なら起死回生を図るべき作品になるハズだったのに、意外にもシンディの取った方向性はイメージよりも楽曲の重視だった。
デビュー当時にあった派手なイメージで明るくポップなノリになるのかと思ってたら、ジャケを見ての通り非常に地味で、歌を聴かせる楽曲を揃えて勝負してきた。元々歌唱力はある人なんで、ファンとしてはそれでも良いけど、一般的なイメージを考えた場合、やはり明るく元気なシンディが見たかったんだと思う。それはセールスにも表れてしまった。

しかしシンディ自身はそんな事お構いなしで、このアルバムの作成前に音楽界に嫌気がさして引退を考えていたらしく、それを反映してかデビューしてから初めて全て自分自身でコントロールしたのがこのアルバムだったと。
セールスとか方向性とかイメージとかどーでも良かったんだろうなあ。デビュー当時が作られたイメージだったから、本来の自分を反映したというのなら自身がやりたかったのがこのスタイルという事で、本当の意味でのデビュー作だったと。

楽曲は決して悪くない、というより従来のシンディのイメージを全く無視して聴くとよく作られた良いアルバムだと思う。デビュー時からの付き合いであるフーターズのロブ・ハイマン&エリック・バジリアンも参加、オノ・ヨーコとの出会いによってインスパイアされた楽曲があったりと、楽曲のテーマにはちょっとした刺激もあってバラエティに富んだアルバムかと。お気に入りは「LIES」「BROKEN GLASS」「DEAR JOHN」「SALLY'S PIGEONS」あたりかな。

最近はブルーズアルバムも発表したりと、常に変化を恐れない姿勢でミュージシャンとしてはかなり意欲的な活動をしているその姿はホントにカッコイイと思う。このアルバムから暫く離れていたけど、また改めて聴くには良いタイミングなのかな?


「WHO LET IN THE RAIN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=KG7o3pL38iM

「SALLY'S PIGEONS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=j1z_5iyvbdc
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QUEEN OF THE OCEAN / LANA LANE (1999)

SEVENTH STAR / BLACK SABBATH (1986)

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comment avater

某音楽馬鹿

しんでぃー☆ろーぱー

私は先の紙ジャケになった時に初期3枚買っただけでコレは外してました、視聴したら相当良かったし、入手を検討ですね。

2010年12月12日 12:05

comment avater

K.A.E.

本編でも書きましたが、シンディはホントに歌が上手いので、地味な作品でも十分色を付けられるという事を証明した様な作品ですね。先日発売されたブルーズアルバムでも意外にハマってましたし。

続く次作の「SISTERS OF AVALON」の方は、幾らかポップさが戻ってきて音処理も凝った作りになっているので、なかなか面白いです。
この2枚はよく中古屋で¥250くらいで置いてありますよ~。

2010年12月12日 18:20

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