ロンリー・ハート(紙ジャケ SHM-CD)ロンリー・ハート(紙ジャケ SHM-CD)
(2009/07/22)
イエス

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もう、ある程度出尽くした感のある紙ジャケCD。
私は先月末に発売されたTOTOを待ちわびてたので、暫く買うモノは無いかなあ...と思ってるけど、もし再発があるならピンク・フロイドとシン・リジィくらいかな、今の思い付くトコは。今年中にリマスター盤が発売されるらしいので、出来れば紙で出て欲しいとは思うけど、さてどーなる事やら。

さて、久々に紙ジャケ盤引っ張り出したのはイエス。しかもバンド史上最も商業的に成功したとされている「90125」。
純粋なバンドの作品かと言われるとちょっと異論を唱える事になる作品だけど、それでも当時のバンドの状況を考えると名義がイエスとなっている以上、これも立派な彼等の作品という事でしょう。私はこの作品でイエスの名を知ったくらいだし。

知っての通り、ここで聴ける音楽性はプログレッシヴではなく普通のテクニカルなロックアルバム。それに一時期の彼等の低迷期から一気に成功に導いた要因として、2人の関係者が関わってるのは周知の事実。元バグルズでプロデューサーのトレヴァー・ホーンと、トレヴァー・ラビンの2人だ。

トレヴァー・ホーンは、前作ではボーカルを務めていたのにも関わらず、このアルバムではプロデューサーとして支え、他にもフランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッドやアート・オブ・ノイズを成功させて一躍時の人となったし、トレヴァー・ラビンは彼自身がバンドの再生を促したと言っていいほど、彼の貢献度は高かった。他のメンバーがオリジナルメンバーなクセして彼に一任させたのは、他のメンバー達の創作意欲が足りなかったんだろうなあ。

まあでも元々はイエスを名乗るつもりはなく、シネマという名で活動してたという事からもイエスとは別モノとして考えていたんでしょう。それくらい、過去のバンドのスタイルとは似ても似つかない音楽性で、ジョン・アンダーソンが歌ってるからイエス...的みたいなノリもあると思う。

そして「OWNER OF A LONELY HEART」がシングルとして発売されて全米No.1となった訳だけど、一応リアルタイムで経験しておりシングル盤も持っている(笑)。だけど、ずっと彼等を追ってたファンからすると物凄く複雑な心境だったんだろうなあ...だって彼等にとっては「CLOSE TO THE EDGE」や「FRAGILE」こそがイエスなんだから。

アルバム全体としては80年代当時のスタイルが色濃く繁栄されていて、今までのイエスに興味が無い人達も受け入れられやすくなっていると思うし、特別なコンセプトもなく聴き易いのが特徴かと。
私的には、このボーナストラックに収録されている「MAKE IT EASY」が入ってるのが嬉しかった。BOXセットにしか収録されてなかった楽曲だけど、何でお蔵入りなのか不思議なくらいキャッチーで良い曲だと思う。

次作で更にこの路線を推し進めたけど、やはりというか恒例というか(笑)メンバー間で揉めに揉めて、完成度は高いものの何処かギクシャクした感じが残ってしまった事を思えば、このアルバムの製作初期の様に心機一転で取り組んだ方が上手く行ったのでは?とすら思ったなあ。


「OWNER OF A LONELY HEART」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=ELpmmeT69cE

「MAKE IT EASY」(曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=5-PIui68n0E
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comment avater

ume

このアルバムも良いんですが、個人的にはやっぱり次のビッグ・ジェネレイターですね。
あとABWHのアルバムは超最高!!
この2枚が80年代以降のYESの個人的な名盤ですね。

2011年05月24日 22:07

comment avater

K.A.E.

衝撃度でいったら「90125」、透明感でいったら「BIG GENERATOR」ですよね。...うーん、どっちも甲乙付けがたいですが、リアルタイムでの印象で「90125」ですかね。
ABWHは、これらと比べるにはちょっと格が違いすぎるというか、別モノですよね。確かに本気度が凄過ぎますよ。実はテープでしか持ってないので、CD買わなきゃイカン1枚なんですけどね(汗)

2011年05月25日 12:43

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某音楽馬鹿

いえす

今、ジョン・アンダーソンさんの新譜が届くのを待ってるところです、相変わらずこのバンドの今の状況は誰が居て誰が居ないのかさっぱり分からん事になってますがとりあえずハイトーンVoが健在なのを祈ってわくわくしながら待ってます・・と言った直後に発売日延期のお知らせとは何事!。

この時期のYESは私が洋楽を聴き始めた時期と重なるんで嫌いじゃないです、古い作品は後になって買ったんでどちらかというとYESらしいというとPOPになってからの楽曲が頭に浮かぶんですが(RUSHとかと同じですね)、リアルタイムで「危機」とか聴いてた人にとっては許し難かったんでしょうかね。
売れる=正義、みたいな風潮は当時からありましたから。
今、私はどっちのYESも笑って楽しめる境地に達してます(それ末期症状ぢゃん)。

2011年06月05日 18:39

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K.A.E.

私は”ヒットチャートでNo.1取ったイエス”も印象が強いので(またそれで知ったバンドなので)プログレバンドとしての印象は完全に後追いという事もあって、イエスといったら「OWNER OF A LONELY HEART」なんですよ。今では「ROUNDABOUT」も同様に普通にバンドのモノと認識してますけどね。

確かに某音さんの言うとおり”売れる=正義”の風潮は、今の時代でも余り変わってませんが、これだけ長い間音楽聴いてるともうそんな事どーでもよくなるんですよね。
この前のヨーロッパもそうですが、売れなかったアルバムでも良いモノは幾らでもあるし、そういうモノを発掘していく楽しみも洋楽聴く楽しみの一つなんですよね。
レディ・ガガがあれだけ売れてても、興味がなければ、また聴いて面白くなければ縁は無いですし。

2011年06月08日 12:45

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