レイヴンは歌わないレイヴンは歌わない
(2013/02/27)
スティーヴン・ウイルソン

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しっかし前回の台風といい、今日の大雨といい、秋の長雨とはよく言ったモノで...昨日が出勤日だったので、洗濯を昨夜のウチに終わりにして部屋干しで乾かすのがホント面倒で。一人暮らしに乾燥機なんぞ絶対に入らないモノだし、かといってその為だけにコインランドリーに行くのも何だかなあ...ま、その代わり今日は十分ダラダラ過ごせるから良しとしないと(そう思わないとやってられません)。

平日は仕事疲れが溜まってしまうので、ここ最近の更新が遅れてしまうのが難点なんだけど、それ以外にも結構聴くモノも大分偏ってしまい、過去作ばっか聴いてるお陰で以前レビューしたモノばかりだったりするのでレビューが書けないのだ。まあ、逆を言えばそれだけ新作をガンガン聴き倒すという事がないという事でもあるけど(最近じゃドリーム・シアターとサウンド・オブ・コンタクトくらいか?)。

しかし、それらも凌駕する凄いモノが出て来てしまった。それが今回のお題であるポーキュパイン・トゥリーの総裁:スティーヴン・ウィルソンのソロ3作目「THE RAVEN THAT REFUSED TO SING」(邦題:レイヴンは歌わない)。

いつの間にかポキュパが活動停止となっていてソロに重点を置いてる活動となり、また色んなプロジェクトに参加して、他にもキンクリやジェスロ・タルなんかのリマスター作業にも力を入れており、精力的というより単にワーカホリックじゃねーの?と思わせる活動を行なってる人だけど、正直いってポキュパから外れたらよりマニアックな方向へ向かって行くのでは?と思っていたので、そんなに注目はしていなかった。

このアルバムも今年の2月に発売されたモノだけど、ジャケットは何だか”ムンクの叫び”みたいだし(苦笑)何処となくインディーっぽい雰囲気が漂っていて興味は余り惹かれなかったのだけど、最近久しぶりにポキュパの「IN ABSENTIA」を聴いてこのソロ作も思い出し、そーいやソロ作の音は一度も聴いてないな...とYOU TUBEでこのアルバムに入ってる「DRIVE HOME」のPVをチェックしたのがマズかった(笑)。

もう一発で心持って行かれましたよ。PVがクレイアニメってだけでかなりポイント高かったのだけど、ピングーみたいに雑ではなくもっと丁寧に作られてて(もしかしてCG?)またこの話の内容が泣かせる!曲は最初物寂しいメロを淡々となぞっていく感じで、中間部からエンディングにかけてのギターソロがまた凄い。

CDがどーしても聴きたくなったので、チェックしてたらちょうどアマゾンで国内盤が約¥600引きで売られていたので即ポチったという訳。ついでにこの「DRIVE HOME」のPVが収められたブルーレイも発売されるとの事なので、こっちはHMVでポチってみた。早く届かないかな?

で、昨夜CDが届いたんで早速聴いてみると、これまたアルバム全編に渡って素晴らしい楽曲の数々。全体的にはやはりキンクリの影響が強く感じたけど、内省的な雰囲気はピンク・フロイドそのものだし、過去のプログレバンドの良いトコ取りをして、尚且つ自分の個性を打ち出しているという正に理想的な作品に仕上がっている。
またこのアルバムは非常に音が良く、プロデューサーにはあのアラン・パーソンズを起用している。セルフプロデュースもこの人なら十分可能だろうけど、自分の作品を客観的に見られないとなるとやはり他人の意見も聞いておきたいんだろうなあ。

私的なベストチューンは「THE WATCHMAKER」(邦題:時計職人)。自身のリマスター作業を振り返っての言葉らしいけど、こういう緻密な音世界を作り出すだけでも十分凄いのに、さらに拘りを見せて集中し新たな音像を作り出し続けるのは本当に根気の入る作業ではなかろうか。現代のプログレシーンを牽引しているのは間違いなくこの人でしょう。

いやはや、ホントに恐れ入りました。暫くはこの音から抜け出せそうもない感じ(またレビューが遅れる.../苦笑)。昨年のアナシマもそうだったけどいきなり自分の耳に飛び込んできて、それが耳から離れないのはホントに衝撃を受けてる証拠なんで、これは間違いなく今年一番の衝撃作かも。...ヤバい、過去作揃えてみたくなったぞ。


「DRIVE HOME」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=ycYewhiaVBk


「THE WATCHMAKER」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2Hp6lYx4Fvw

「THE RAVEN THAT REFUSED TO SING」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=n8sLcvWG1M4
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めそ子

No title

ほんとっすよーーー
マジでこのアルバムはイイ!!私も、とてもお気に入りです。曲がもう、なんつうか美しいんですよーー><
大変音質のよろしい70年代のプログレって感じですよね。下品にならないサイケデリックさと、物悲しい雰囲気がまたとてもそそります。こういうの大好きなのでw
どうでもいい事なんですが、こういったちょっと小難しい作りの曲ってのは、まず最初にどこから思いつくんでしょうね?リフなのかメロディなのか…作る側の頭の中を覗いてみれたらなぁ(^w^)

2013年10月23日 01:02

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K.A.E.

No title

偶然にも同じ日に届いたのは驚いたけど(笑)めそ子サンの語ってる通り”音質の良い70年代プログレ”って表現が一番しっくり来るかも。毎日、欠かさず聴いてますよ。
各メンバーの力量も勿論良いんだけど、アルバム全体に流れる物悲しさがこの時期にぴったりでグッと来るんだよね。「DRIVE HOME」なんかその典型的かも。SW恐るべし!!

コレはSWだけの話じゃないけど、プログレやってる人の作曲は確かに気になるねえ。だって”危機”なんて、一体どーやったらあんな曲作れちゃうわけ?

2013年10月23日 21:25

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某音楽馬鹿

買い忘れ

コレは買い忘れてました、自分のレーベル持って忙しいんでしょうか、ポキュパは活動再開して欲しいですね。
この人のアルバムはジャケも印象的です、ジャケ見て好みっぽいなぁって思ってたらこの人だったり。
類友を契約してレーベルから出してますがどれも良いんですよね。
昔の4ADレーベルのアイヴォさんみたいな立場に将来なりそうですね。
レーベル・カラーって大事ですから

2013年10月27日 19:04

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K.A.E.

No title

ポキュパがあって、ソロのバンドがあって、過去のプログレの名作のリマスター作業も抱えて、レーベルも運営している...って、大丈夫なんでしょうか?(って、その弊害でポキュパは休業してる訳ですが)

今回のソロ聴いて、やはりポキュパとは別モノですね。メインは同じ人なのに、バンドとソロでの住み分けはきっちり成されてるって事ですか。ともあれ、ポキュパでピンと来なかった人でもこっちは良いという人も絶対にいると思います。ともあれ、ホントに浸れる作品ですよ!

2013年10月28日 21:59

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