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前回のブラック・サバスと同時に頼んだのが、今は亡きゲイリー・ムーアの「WILD FRONTIER」ツアーでの、1987年4月25日のスウェーデン・ストックホルム公演模様を収めたブート「SWEDISH FRONTIER」。
この時の模様は、当時のオフィシャルでリリースされたビデオと同じ公演で、そのビデオがDVD化されると数年前からアナウンスがあってからというものずっと待ってたのだけど、結局怪しいレーベルがビデオから起こした映像的にも音質的にもクオリティの低いブツだった事もあって非常にがっかりしたのだけど、結局オフィシャルからきちんとしたカタチでリリースされないのだろうか?
あのビデオテープ、未だに持ってるけど(残念ながら観る環境が無いので観られないけど)リアルタイムで観られなかった私としては、当時のHR路線を突っ走るゲイリー御大の熱いライブを記録した、歴史的にも非常に価値のあるモノなので一刻も早くリリースして欲しいモノなんだけど...

「WILD FRONTIER」という作品自体が彼の最高傑作だと信じて疑わない私にとって、リマスター盤も納得のいく代物ではなかった。マスター自体が劣化してるのかよく分からないけど、楽曲によっては音圧がバラバラで「THUNDER RISING」なんかかなり低い音圧で正直びっくりしたくらい。アルバムが素晴らしいだけに、こういう聴いててストレスを感じるモノを正規でリリースしてしまうのもどーなんだろう?と疑問を感じるけど。

ともかく、この時期のライブはビデオで観てた記憶もあって御大の激しくも荒々しいプレイが堪能出来るので、この時期のライブは正直オフィシャルリリースがなかなか期待出来ない状況なので、ブートでも探してみようと思い、このCDを買った訳だ。CD-Rなのが気に入らないけど。

CD3枚組で、うち2枚はオーディエンス録音のライブ丸ごと収めた音源で、オーディエンス録音にしてはまあまあ...ってな程度のモノ。曲の途中でぶっつり音が切れるトコも生々しく収録されてるので、如何にもブートだなと(苦笑)。ビデオには収録されてなかった「SHAPES OF THINGS」「MURDER IN THE SKY」「VICTIMS OF THE FUTURE」「WISHING WELL」が聴けるのは嬉しい。

で、3枚目にビデオと全く同じ曲順で収録されたステレオライン音源のモノ。ビデオと同じ音ではないみたいで、この音が非常にクリアで、これだけの為に買って損はないクオリティだった。丁寧に編集しなおせば普通にオフィシャルで発売されてもおかしくないブツかと。
ただ、オーディエンス録音の方のライブ冒頭での「JOHNNY BOY」のインストから「OVER THE HILLS AND FAR AWAY」に雪崩れ込む部分が非常にカッコイイので、ステレオライン録音にはこれが入ってないのが残念。

ライブに関してはもう文句無しですね~。御大の貫禄あるプレイがクリアな音で聴けるだけホントに十分です。「EMPTY ROOMS」の前にプレイされるインストの「SO FAR AWAY」が、幻想的な雰囲気で「EMPTY ROOMS」を盛り上げるのに一役買ってる感じで素晴らしく、またスタジオ版よりもスピード感が増した「OUT IN THE FIELDS」も非常にカッコイイ。
だけど、一番の聴き所はやはり「THE LONER」でしょう。イントロや中盤の一部がエディットされてるみたいだけど、それでも15分近くあるプレイは聴き応え満点。

叶わぬ夢と化してしまったゲイリー御大のHR回帰路線だけど、こうして全盛期のライブがブートでありながらも聴けるのはホントに嬉しい限り。ブートに理解のない方にはお薦め出来ないけど、前回も書いた様にオフィシャルリリースが期待出来ないモノに関しては、ブートでも必要悪だと感じてる私は十分堪能出来ました。

「WILD FRONTIER」


「THE LONER」
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