先日、久しぶりにワイルドハーツのライブに行って来ました。ライブ自体は約1年ちょい前のサンダー以来で、ワイハのライブはチケットの半券見ると2007年2月の代官山UNIT以来約10年振り!ホントに久しぶりだ。
この10年の間にワイハそしてジンジャーも色んな形で日本でライブやってるんだけど、何故か全然行くタイミングがなかった。金欠だったり、サンダーのライブの1週間前で被ったりとかそういうタイミングじゃ行きたくてもなかなか行けないし、こういうのが地方者のキツい部分だから、東京に住んでる人達がホントに羨ましい...と毎度の事思う。
まあ、今はライブ行くのも仕事の休日がちょうど公演と重なれば当日券で行くというのが主流になってしまったので、今後もタイミングがあればライブに行くという形になると思う。今回、偶然に重なったので行く事が出来てホントラッキーだったな。

で、今回のライブは「FISHING FOR MORE LUCKIES」のアルバム再現ライブという事だったんだけど、実際に”どの”「FISHING FOR MORE LUCKIES」なのかがよく分からなかった。ってのも、このアルバムがリリースされた時はちょっとした混乱があったからだ。
元々ジンジャーの考えでは、2ndアルバムを実際にリリースされた「P.H.U.Q.」とこのアルバムの曲を入れてリリースするつもりだったけど、レコード会社から「長過ぎる」との理由でカットせざる得なかったので、それならファンクラブ限定として6曲入りの「FISHING FOR LUCKIES」(MOREが抜けてるけど、ジャケットは同じ)を1994年に自主制作でリリース。

それが英国の音楽雑誌で高評価されて、レコード会社が改めて再リリースしようと未発表曲やデモを入れた9曲入りの「FISHING FOR MORE LUCKIES」(ジャケットには赤文字でMOREが入ってる。私が所持してるのはコレ。)が正式にリリースされたのだけど、これにはジンジャーが大激怒。「デモとか2~3曲オマケで入れたこんなクズみたいなアルバム、絶対買うんじゃねーぞ」とライブで観客に訴えたのだけど、これでしか聴けない曲があるとなるとどーしても欲しくなるのがファン心理な訳で、当時私は西新宿のディスクヘヴンにてカット盤を購入した。

で、その翌年に新曲6曲収録して(日本盤は更に「WEEKEND」と「29×THE PAIN」のリレコverと、「BEAUTIFUL ME...BEAUTIFUL YOU」「CAFFEINE BOMB」をボートラ収録)ジャケットも変えて再々リリースされたという経緯があるので、結果的に似た様なアルバムが3枚リリースされたという何とも変なスタイル(笑)。

今思うと、バンドとレコード会社の意志の疎通が無い事がはっきり分かる話だけど、ファンクラブ限定は本国でしか手に入らないから致し方ないとしても、その後の売り方は全く頂けないと。新曲6曲ってのもリリースを急かされたお陰で、1週間の間に書かれたモノばかりなので曲の短いモノばかりだし。まあ「SICK OF DRUGS」や「RED LIGHT-GREEN LIGHT」は後にライブの定番曲になるくらいのキャッチーな曲だったのが救いだったけど、今思うとかなりポップな甘いメロディで作られた感じでジンジャーにしてはシンプル過ぎるかな?

まあ、3枚目のモノは以前レビューしてるので今回は2枚目のモノなのだけど、やはり「INGLORIOUS」「SCHITZOPHONIC」「DO THE CHANNEL BOP」「SKY BABIES」は秀逸だと思う。今回のライブ観ても感じたけど、捻くれたメロディに重いリフを入れた如何にもジンジャーにしか作れない楽曲こそがワイハ最大の魅力な訳で、それはこの後の作品で徐々に後退してシンプルでストレートなスタイルに移行したお陰で魅力を失ったのはホントに残念だった。まあ、こういう曲構成が完全に失った訳じゃないのがせめてもの救いだけど。
で、このCDでしか聴けないのは「SADDENED」という1分半の短い悲観的な曲と「P.H.U.Q.」に収録された「I WANNA GO WHERE THE PEOPLE GO」のアーリーver(要はデモ)。オリジナルよりもテンポが遅めで、中間部が長めなのでちょっと印象が違う程度。「UNDERKILL」と「GEORDIE IN WONDERLAND」はシングルB面曲だけど、この時期のB面曲はホントに出来の良いモノばかりなので(後に2枚組ベストや4枚組ボックスセットに収録)当時聴いた時はライブで演れば良いのにと思ったくらい(まあ「GEORDIE IN WONDERLAND」はよくライブで演ってるけど)。
因みにこのアルバムからは「IF LIFE IS A LOVE BANK I WANT AN OVERDRAFT」がシングルカットされてるけど、当時レコード会社とのいざこざに怒り心頭のジンジャーは、レコード会社との契約を切る為にわざと勝手にハードコアポルノスタイルのPVを製作(笑)。曲自体も反コマーシャルソングをシングルにするという発想も面白い。

ワイハやサンダーのライブでいつもよく思う事なんだけど、ホントに良い曲の多いバンドは定番曲のライブよりも知られざる曲のみだけのライブというモノを演ってほしいなあと。そういった点では今回のライブは滅多に演らない「INGLORIOUS」や「SKY BABIES」や「SOUL SEACHING ON THE PLANET EARTH」(この曲は今後演奏される事はないと思うし)がライブで観られたのは素直に感動した。
今年はワイハの新作を作るとジンジャーが公言してる事から、またワイハに対する興味が湧いてきた感じ。結構ムラがあるけど(苦笑)ホントに良いバンドだとつくづく思った次第だ。


「INGLORIOUS」


「SKY BABIES」
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某音楽馬鹿

ワイハ来てたんですか!、とりあえずライヴ参戦お疲れ様です。

確かにこの辺のアルバムの発売状況って未だによくわかんなくて、とりあえずベスト盤で済ませてるという(笑)。

おまけにVer違いも多くて、これは余程熱心なファンの人以外は同じ曲が何枚も被って持ってる状態になるんじゃないでしょうか?。

それに、ジンジャーさんって多作なんでソロも入れると全部追いきれません・・。

2017年02月12日 15:37

comment avater

K.A.E.

ライブは久々に楽しかったですよ。やっぱ好きなアルバム全曲だとテンションも上がりますし、次はこれが来る!と分かる訳ですからノリも良くなるし。でも、20年前に観たライブと今のライブでは客のノリも大分変わったと思いますね。まあ、皆歳を取る訳だし(苦笑)。

アルバムの曲被りに関しては、国内盤だけ買ってるリスナーには無縁の話ですよ。輸入盤も集めてるファンにとっては悪夢ですけどね(笑)。新しいアルバムか?と思って調べてみると過去のライブと丸被りだったり、ベスト盤だったりとがっかりするモノもあるんで、情報はしっかり調べておけばまず大丈夫かと。

何かライブの後にアコースティックライブが予定されてたんですが、ジンジャーが”何かに”激怒したお陰で日にち変更(告知では”本人が演奏出来る状態ではない”と説明されてた)、後にツイッターで「音楽止める」宣言したりと、何だか相変わらずな状態で大丈夫なんかな?と。本人はずっと鬱状態らしいからそういうのが影響してるんだろうけど、ファンでもちょっと引くんだよなあ...まあ、また何事も無かった様にひょっこり現れるんだろうけど。

2017年02月17日 01:23

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