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ザ・ミラクルザ・ミラクル
(2005/05/25)
クイーン

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今年の11月24日はちゃんとクイーンを聴いてフレディをトリビュートしましたよ。
私は、いつも何か聴くモノに困った時にはクイーンを聴く様にしている。答えは簡単、何度聴いても飽きないからだ。オリジナルアルバム全15作、どれをチョイスしても新たな発見があるのはホントに驚異的だと思う。
で、今回チョイスしたのは80年代最後のアルバム「THE MIRACLE」。

このアルバムは数あるアルバムの中でも比較的地味な部類に入るモノかと思われるけど、リリースされて今年で20年経った(!)のにも関わらず、今でも余り色褪せていないのは久々に聴いてちょっと驚いた。
実はこの時期はクイーンを聴いておらず、当時隆盛の極みだったHR/HM関係のアルバムばかり聴き漁っていたので、フレディ没後に聴いたのだけど相変わらず完成度が高くてさすがだな、と。

私にとって80年代のクイーンはアルバム単位で聴くよりも楽曲単位で聴く事が多かったのだけど、このアルバムだけは例外で、アルバム単位で聴くべきだと思っている。
畳み掛ける様に進んで行く「THE PARTY」~「KHASHOGGI'S SHIP」のポップ感、続くタイトル曲の綺麗なメロディから一転ヘヴィなHRスタイルの「I WANT IT ALL」、モダンでダンサブルな「THE INVISIBLE MAN」。この前半の構成はホントに完璧じゃないか、と。
後半にも「BREAKTHRU」やヘヴィなスタイルの「WAS IT ALL WORTH IT」などの良曲があってバランスの良さが光る。「RAIN MUST FALL」なんか、偶然にも後にフレディ・マーキュリー・トリビュートの時にボーカルを務める事になるジョージ・マイケルの歌い方にそっくりでビックリした。
「THE MIRACLE」のビデオクリップでは、オーディションで選ばれた子供ヴァージョンのクイーンが演奏するシーンがほぼ使われているのだけど、コレにはホントに脱帽。パフォーマンスが本家そっくりで何度見ても笑ってしまう。

この時に、クイーン史上初めてアルバムの作曲クレジットがクイーン名義になってるいるのだけど、これは印税がきちんと4等分される事を狙った事らしい。以前からジョン・ディーコンはこの事が不満だったらしいし。
だけど、どの曲を聴けば誰が主導権を持っているかは明確なのがこのバンドの面白いトコで「THE MIRACLE」はフレディ、「I WANT IT ALL」はブライアン...ってな感じで一”聴”瞭然(笑)。

しかし、この時点で次作がフレディ在命最後のアルバムになるとは全く思ってもいなかったな。「INNUENDO」が遺作という事でクローズされる事が多いので、どーしてもこのアルバムが希薄になってしまいがちだけど、だからこそ先入観を持たずに気楽に聴けるという意味で本作の価値があると思う。

「I WANT IT ALL」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=hFDcoX7s6rE&feature=fvw

「THE MIRACLE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=2DaY8-Mui0I

「BREAKTHRU」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=CEjU9KVABao&feature=channel

Made in HeavenMade in Heaven
(1995/11/07)
Queen

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年末の大忙しでロクに更新出来なくて、しかも書きたい題材は結構あるのに書く時間がない...という、何とももどかしい気分...しかも今日は休日出勤のオマケ付きで、洗濯するヒマすらないのもツライ...因みに今、洗濯機回して書いてる最中(爆)。
と、いう訳で早速本題に。

このアルバムを聴くと、フレディ・マーキュリーが亡くなった時を思い出す。ちょうどその時も仕事が激務で、深夜に家に帰ってきて超遅い夕飯食いながらニュース見てたら、フレディの悲報を知って、その時私はクイーンには思い入れは無かったのでそんなに感慨深いモノもなく、ただ聞き流してたのだけど、ところがその後クイーンの功績を知って音楽を耳にする度、あの時の平常心は何なんだ?と自問したくなる思いに駆られるのだ。

だから、このアルバムのリリースの知った時はホントに嬉しかったのと、ホントにコレでクイーンは終わるんだな...という複雑な気分になったのを覚えている。

残されたフレディのVoパートに他の3人が音を入れていく手法だったらしいけど、コレが思いのほか自然に聴こえるのはさすが長年のキャリアの賜物なのだろう。例えば「I WAS BORN TO LOVE YOU」の最後に聴こえる笑い声と「MAGIC!」の節は明らかに「A KIND OF MAGIC」からの引用だけど、ホントにそう発してる様に聴こえるのだ。

前作「INNUENDO」が暗いトーンで覆われ、しかも歌詞は死を意識したものが多かったのに対し、このアルバムでは全体的に明るい雰囲気で希望や愛に満ちた歌詞が多いのが印象深い。
なので、バラードが多くてロック調の楽曲が少ないのがクイーンらしくない...という批評もあるけど、もはやこのアルバムにはそういったモノは求めていないし、フレディが在命中に残したテイクを聴きたいが為のモノと認識してるので、それがカタチになっただけでも嬉しいのだ。

前述の「I WAS BORN TO LOVE YOU」はキムタクのドラマに使われ(しかし、幾らクイーンが日本で人気あったからといって、ドラマの主題歌で大々的に取り上げられるとは思っても見なかったが)最近では「IT'S BEAUTIFUL DAY」がCMで使われたりしたけど、私は「HEAVEN FOR EVERYONE」や「A WINTER'S TALE」の幻想的な雰囲気の楽曲が好きだ。
特に「A WINTER'S TALE」は、最初聴いた時はホントに号泣しましたよ。コレは反則と言っても良いでしょう(笑)。「泣け!」と言わんばかりの曲構成にしたたかさも感じたりしますが...それでも今聴いても涙腺がちょっとヤバイし。

中途半端に「フレディの未発表テイクが残されてる」という情報や噂だけで引っ張られるよりも、このアルバムが世に出たお陰で私の好きなクイーンにケジメが付けられたのが何よりも良かったかな?


Sheer Heart AttackSheer Heart Attack
(1991/02/22)
Queen

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先日umeさんがLIVE AIDでクイーンを観て感動、そして某音さんも先日のプリンスの項でのコメントで「プリンスとフレディ・マーキュリーは昔からダメ」の発言で、私の中でまた何度目かのクイーン再評価の兆しが...

そう、こういう何かの拍子があれば直ぐにでもクイーンの音楽を聴く事が多い。キムタクの月9ドラマの挿入歌で使われ、「JEWELS」なんてベスト盤まで発表した時も周りから「クイーン好きなら「JEWELS」持ってるだろ?」なんて言われた時も、「あんなベスト聴くなら、他にも良い曲があるからオリジナルで作ってやるよ!」なんて応えて、選曲に思いっきり悩んだ事もあったっけな(苦笑)。
ま、今回もクイーンの名を聞いただけで久しぶりに聴きたくなるのだから不思議なモノだ。

で、以前このブログで「INNUENDO」を紹介し、私自身クイーン後期の傑作アルバムと信じて疑わないのだが、なら前期では何だろう?との問いには、この「SHEER HEART ATTACK」を挙げたい。一般的には「A NIGHT AT THE OPERA」か「QUEEN Ⅱ」が評価高いのだろうけど、私はこのアルバムが一番だ。
前作のエンディングのリフレインを口笛で再現しながら始まる「BRIGHTON ROCK」の派手で攻撃的、しかもフレディの高音と低音の使い分けボーカルも面白い、また間奏部分のブライアンによる津軽三味線を想起させるギターも聴き所。これがアルバム1曲目で、見事に掴みはOK!
「KILLER QUEEN」や「BRING BACK THAT LEROY BROWN」の様なポップを突き詰めた楽曲と(ジェリーフィッシュの原点は間違いなくココに)メタリカがカヴァーした「STONE COLD CRAZY」のへヴィで疾走感ある楽曲が、同じアルバムに入ってる事からバリエーションの豊富さを物語ってる。(この「STONE COLD CRAZY」のライブがエラくカッコイイ!!)

http://www.youtube.com/watch?v=VHQk6HFn4rE

そして私がアルバム中で気に入ってるのは、最後の曲「IN THE LAP OF THE GODS...REVISITED」。「LIVE AT WENBLY」にも収録されているけど、あのクイーン最後のライブ時期に暫く演奏されてなかったこの曲が何故選ばれているのか?という疑問が、後のフレディの運命を示してる様で、なかなか興味深い。勿論、楽曲自体は壮大でアルバムをエンディングを締め括るに相応しい。

「QUEEN Ⅱ」や「A NIGHT AT THE OPERA」はアルバム全体で評価する節があるけど(まあ「BOHEMIAN RHAPSODY」や「LOVE OF MY LIFE」などの代表曲に関しては別だけど)個別の楽曲の充実度といったら、このアルバムだと思う。

InnuendoInnuendo
(1991/12/16)
Queen

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これまで散々色んなアルバムレビューを書いてきたのに、何故か今まで書かなかったバンド、クイーン。私が、何を聴こうか迷った時には必ずクイーンをチョイスする様にしてるのに...

でも、今久々にこのアルバムを聴いてるのだけど、ホントにクイーンをまともに聴くのが久しぶりな気がする。理由は何故か?...それは例のキムタク主演のドラマに使われたからである(大笑)。
アレのお陰で日本におけるクイーンの評価は更に上がったのだろうけど、あのドラマが放送されている間に聴くと、いわゆる「にわかファン」に思われたくなかったから聴かなかっただけの話で、本当のリアルタイムなクイーンのファンはアレについてどう思ってるのだろうか?気になるなあ...
ドラマは観てなかったので、どの曲が使われたかもよくは知らないのだけど(「JUWEL」の曲目を見るとベタな選曲で固められているけど)どうせやるなら「OGRE BATTLE」とか「MUSTAPHA」とかのコアな曲でやってくれたら神ドラマなんだけどなあ...(使えないって/笑)

で、この「イニュエンドウ」が私にとって彼等のベストアルバム。普通の人なら「オペラ座の夜」とか「クイーンⅡ」あたりが人気高いのだろうけど、私は間違いなくコレ。
初期の重厚な音が戻った雰囲気にまずやられる訳で、クイーンのオープニングにしてはやたらとシリアスなタイトル曲から、続く「I'M GOING SLIGHTLY MAD」もモノトーンな雰囲気でそれまでのカラフルなイメージがまるでなく、明らかに今までと違うノリで、3曲目の「HEADLONG」でやっと従来のイメージになってくる。
久々の大作「ALL GOD'S PEOPLE」や、地味だけど心打つ「THESE ARE THE DAYS OF OUR LIVES」、そして何と言ってもエンディングを飾る壮絶な「THE SHOW MUST GO ON」。バラエティに富んだコレだけのものを1枚のアルバムに詰め込む事が出来るのは『さすがクイーン!』だと思わせる。
それに、やはりフレディの晩年に作られた作品という事もあって、気合いの入り方が全く違う感じがするのもこのアルバムの特徴かな。

あ、そうそう、「INNUENDO」の中間部のスパニッシュギターはあのスティーブ・ハウが弾いてるのがポイント。何故ブライアンが弾かなかったのか謎なんだけど...

ホント、クイーンについては書きたい事が幾らでもあるので、それはまた別のアルバムの時にでも取っておこう。