ちょっと前に偶然このバンドの事を知って、中古CDを¥980で見つけたので捕獲したので早速チョイス。ザ・フォー・フォースメンのデビューアルバム「NOBODY SAID IT WAS EASY」。発表は1991年。結構前のバンドですね。

ジャケットが如何にもサザンロックっぽい雰囲気なのでこれは何かピンと来る感じが...と思い、YOU TUBEで数曲聴いてみたトコ、ブギーを主体としたハードロックスタイルで一発で気に入ってしまった。そう来るとやはりAC/DCの影がチラつくし、サザンロックっぽい雰囲気は当時売れてたブラック・クロウズのエッセンスも感じられるけど、そこまで土着的ではなくR&Rなノリがジョージア・サテライツっぽい感じかも。

ボーカルがかなりのハイトーンなのでAC/DCのブライアン・ジョンソンやシンデレラのトム・キーファー、デンジャラス・トイズのジェイソン・マクマスターを思い出した。ただ低音で歌ってる曲もあるので声域のレンジの広さが感じられるのが特徴。プロデューサーにはあのデフ・ジャム総帥:リック・ルービンが担当。なるほど、どうりでシンプルでソリッドな雰囲気が感じられる訳だ。

全く知らないバンドなのでちょっとネットで調べてみたら、オリジナルアルバムが2枚出てるみたいでこのアルバムは当時日本盤も発売されたらしい。当時は全く知らなかったし全然話題にもならなかったと記憶してるけど、リック・ルービンが関わってるからそれなりに注目されたのかも知れない。でも当時はこのテのHRは注目される事が殆ど無かったし、鴉団みたいに徹底的に拘ったモノでもなかったので埋もれてしまったんだろうな。

後にドラマーがドラッグの過剰摂取で亡くなって、ボーカルがバイク事故で亡くなったという話なのでバンドとしての活動期間が短かったのだろうけど、数年前に自主レーベルから21周年記念盤(何か中途半端だけど)をリリースしてるみたいで、他にもライブ盤まで売っている事から、そのライブが当時のモノなのか現在のバンドのモノなのかは定かじゃないんで、バンドがまだ存続してるのかは不明ですな。

晴れた日の田舎道を、何も考えないで大音量で聴いてドライブするには最高なBGMになりそう。通勤時が田舎道でホント良かった(夜勤だし、大音量も無理だけど/苦笑)。嬉しい拾い物ですな、これは。


「NOBODY SAID IT WAS EASY」


「TIRED WINGS」




久々にちょっと毛色の違うモノを購入したんで、今回はこれをチョイス。アダム・ヤング個人のプロジェクトであるアウル・シティの3rdアルバム「THE MIDSUMMER STATION」。発表は2012年。

結構前に某音サンがちょこっとお薦めしてくれたのを軽く覚えてて、いずれアルバム聴いてみたいな...と思って中古CDをずっと探してたんだけど、なかなか見つけられなくて買うタイミングが無かったけど、たまたまユニバーサルミュージックのPOPS BEST 1000という三ヶ月間限定で¥1080で売られるカタログの中にこのアウル・シティの2nd~4thが入ってたので、それなら3枚買ってもアルバム1枚分の金額なら...という事で一気に購入。

何時からか、全米・全英チャートの音楽というモノには殆ど興味を失ってしまった私としては、最近のポップシーンがどんなモノなのかというのは全くもって知らなかったりする。これだけ長い間音楽を聴いてれば、自分好みの音楽がどんなモノなのかは把握出来るから敢えて新しいモノを追う必要が無くなったというのもあるのだけど、逆を言えばその知らない音楽の中にも自分の好みが隠れてたりするかも知れない...と思うけど、実際にそこまでお金は回らないしSPOTYFYで聴こうとも、今現在これだけ音源持ってて新たに聴き放題に入るのも何だかなあ~となってしまうのだ。そこまでの時間もないしね。
ってな訳で、こうしてお薦めしてもらって気になったらCD買えば良いだけの話なんで、今回はホントにラッキーだったな。

で、何故最初に3rdアルバムをチョイスしたのかというと、某音サンに薦められたのは確か2ndアルバムからの曲だったけど、その後YOU TUBEで数曲チェックした時に気に入ったのが「SHOOTING STAR」という曲だったので、その曲が入ってるこのアルバムにした訳。
ジャケットがちょっとラナ・レーンみたいな雰囲気だけど、音楽性は全く違う(笑)。ドリーミー・エレクトロ・ポップと呼ばれてる通り、ポップでキャッチーなメロディにちょっとデジタル系の音を塗してみました的な音。ボーカルの声も澄んだ伸びのあるトーンで凄く綺麗。インナースリーヴを読むと、デビューアルバムからシングルカットした曲が2週連続No.1を記録してるとの事で、こりゃ確かに売れる音だわと納得。

全体的な雰囲気がキラキラしてるので、「GOOD TIME」みたいなノリノリの曲なんか如何にも若者向けの音楽だな...と中年がボヤいてみるけど(笑)私みたいな年齢でも惹きつけるには十分な音なので、洋楽を知らない一般人とドライブに行く時のお供にはピッタリの音楽だと思う。お気に入りは「SHOOTING STAR」「GOLD」「EMBERS」「SILHOUETTE」あたりかな。

今の季節にぴったりのアップテンポの弾けた音なので、これから何度もお世話になるだろうな。まだ2ndと4thは未聴だから、もうちょいこのアルバムを楽しんでからのお楽しみにしようと思う。今更ながら気に入りましたよ!


「SHOOTING STAR」


「GOLD」




このブログで、初の同じアルバムを2度取り上げてみようかと思います。
この辺に関しては、最初は既にレビューしてあるモノにまた追加で記述しようか...とか色々考えたんですが、近年の傾向としてCDの再発に伴い、オリジナル版に比べて収録される曲数やマテリアルがケタ違いになったりして、これはもう新たな新作扱いでも良いんじゃないか?という結論に達しました。まあ、なるべく前回のレビューと内容が被らない様にしようとは考えてますんでご了承を。
ちなみに、既にレビューされてるモノに関しての場合のみなので、新たに2度取り上げるモノに関してはリマスター盤やデラエディ盤なので、それはその都度表記するつもりです。

さて、最初に取り上げるモノは以前から噂のあったプリンスの「PURPLE RAIN」のリマスター盤。殿下が急逝したお陰で当初の予定よりも発表にちょっと時間が掛かったけど、これは生前から殿下が公言していたモノなので、こうして無事世に出てくれてホントに良かったな。
内容も、本編の最新リマスター盤+当時の未発表曲集+12インチverやシングルB面曲集というCD3枚に、当時のツアーの様子を収めたシラキュース公演のライブのDVD1枚という大判振る舞いの内容。値段も¥5800+税と結構なお値段だけど、DVDが入ってるお陰で値下げ率があって、たまたまアマゾンにて¥4500台の時に予約出来たのはラッキーでした(その後は¥500値上がりしてた)。

ジャケットのオリジナル版が白だった部分がシルバーに変わって(また全体的にメタリックっぽい仕様で)ゴージャス感が増してるのはカッコイイんだけど、ディスクの取り出しが紙ジャケのそれと同じなので取リ出すのが凄く不便。コレはちょっと考えて欲しかったなあ。

肝心のリマスターに関しては、当時の録音技術のお陰かマスターテープに起因するモノなのか分からないけど、それほど音の分離が良いという訳でもなくて、若干音が良くなった程度のモノ。殿下がリマスターに関しては余り積極的でないのはこうした諸事情があったからなのかな?

で、個人的に凄く興味のあった未発表曲集は全11曲収録。当時は映画のサウンドトラックの意味合いがあったのでオリジナル盤の曲数だったのは理解出来るけど、その他にもこれほどマテリアルがあって(発表されたモノ以外、他にもまだ残ってるのかも知れないけど)更に同時期に次作にあたる「AROUND THE WORLD IN A DAY」の収録がほぼ終わってたという話なのだから、当時の殿下がどれだけクリエイティヴな時期だったのかと考えると、ホントに恐ろしいくらいの才能だったと思う。

中のインナースリーヴに当時のレヴォリューションのメンバーやエンジニアの証言が載ってるのだけど、そこには殿下は歯を磨くのと同じくらいの感覚で曲を書いて仕上げてしまう様なニュアンスで書かれていて、また別な本にはいつでも録音出来る様に自宅はあらゆる場所に録音機材が置かれてたという話も何だか頷ける話かと。
勿論、この未発表曲も1枚のアルバムとして出せるモノで、よくこういうモノを今の今まで残しておいたモノだと感心した。100年間に1年1枚のペースで新作をリリース出来るという話も強ち嘘ではなさそうな感じだ(まあ、遺族が絶対にリリースしないんだろうけど)。お気に入りは「DANCE ELECTRIC」「ELECTRIC INTERCOUSE」「OUR DESTINY / ROADHOUSE GARDEN」「WONDERFUL ASS」(この歌詞は当時の殿下らしい/笑)「WE CAN F**K」「FATHER'S SONG」あたりかな。

12インチver&シングルB面集は、シングルverの中途半端な構成(「PURPLE RAIN」や「WHEN DOVES CRY」(邦題:ビートに抱かれて)での、後半のギターソロが削られてるモノを敢えてわざわざ聴くのは疑問だし)はともかく、12インチverの当時にしては大胆な構成は初めて聴いたのでこれは普通に面白かった。「ELOTIC CITY」は「LET'S GO CRAZY」のシングル盤持ってたし、「GOD」と「ANOTHER LONELY CHRISTMAS」は3枚組ベスト盤に収録されているから既に聴いてたけど、こうして改めて聴くと趣きも若干違う気がする。

シラキュースでのライブDVDは、当時ビデオテープでもリリースされていたモノで私も当時持ってたけど、何時の間にか手元に無かった(苦笑)。多分売ったんだと思うけど...この映像は色々とエフェクト処理とかされてて観ていてちょっと疲れるんだよねえ。
ライブ自体は当時の殿下をパフォーマンスを観るだけでも十分価値はあるんだけど、如何せん映像自体が古いので画質のクオリティ自体は良くはない。HDリマスターとかやればまた違うんだろうけど、あくまでも参考資料程度のモノになってしまったのは残念。

しかし、知れば知るほどホントによく分からない御人だ。このアルバムで殿下は世界的にも確固たる名声を得た訳だけど、何で自分のキャリアが今までマニア層にしか知られてない時期でこれから...って時に、自身の半自伝的な映画を撮ろうと思ったのかよく分からないし、そんなアルバムがここまで売れたという理由もよく分からない。私がリアルタイムで経験したのは前作「1999」ではアルバムチャートには顔出してたのは知ってたけど、いきなり「WHEN DOVES CRY」がシングルチャートで1位を獲得し、次々とシングルで大ヒットを飛ばして、勿論アルバムチャートでも1位を獲得、いきなり時代の窮児になったのはよく覚えている。

勿論、楽曲の良さが際立っていたのは事実だけど、それ以外にも殿下自身の時代にマッチした感覚がピタリと当て嵌まったんだろうなあ。そんな事を思いながら聴いていると、懐かしい気分と同時に不世出の天才と言われた彼をリアルタイムで知る事が出来たのは幸運だったと思う。


「WHEN DOVES CRY」


「LET'S GO CRAZY」




久々にハードロックが聴きたい、しかも最近のモノではなく古めのHRを...と思って手に取ったのがグレン・ヒューズのオリジナル作としては通産9作目にあたる「SONGS IN THE KEY OF ROCK」をチョイス。発表は2003年。

グレン・ヒューズは「FROM NOW ON...」をリアルタイムで聴いた時からのファンなんだけど、これだけ長い間ソロアルバムや自身のバンドであるブラック・カントリー・コミュニオンやカルフォルニア・ブリード、ジョー・リン・ターナーとのヒューズ・ターナー・プロジェクト、トニー・アイオミとのコラボ、それ以外にもヴードゥー・ヒルなどのプロジェクトに参加して精力的に活動しているのにも関わらず、何故か余り大した成果が上げられないのはファンとしても少し歯痒い思いを感じてた。

まあ御大はどんなスタイルでも歌えてしまうのが却って足枷せになってる部分もあるとは思うんだけど、ソロ作になるとその多種なスタイルが時折顔を出すのがオールドスクールなHRを好きな人でも眉をひそめる原因になってるみたいだ。地元のHR好きな友人に彼のソロを聴かせると「曲がつまらない」という評価になるし。

私は以前からR&Bスタイルの歌唱もファンキーな楽曲も、勿論HRスタイルの歌唱も大好きなので全部ひっくるめて彼のファンなんだけど、そんな御大がソロ作で色々とスタイルを模索した後、前作あたりからオールドスクールなHRスタイルに回帰して、このアルバムでは更にHRに焦点を絞った作風となったのはホントに嬉しかった。

毎度おなじみのディープ・パープルのカヴァーはこのアルバムには入ってないのも高評価だし、「ADDICTION」からずっと彼の右腕を務めてきたJJ・マーシュのギターが過去最高に良い仕事をしている。彼のプレイは地味だという評価が一般的だけど、「ADDICTION」の時期の来日公演で彼のプレイを観たけど、様々なスタイルに適応出来るツボを心得てる職人系の上手いギタリストだと思った。彼の評価も低いのが何か悲しい...

ジャケットがちょっとサイケっぽい雰囲気で、これじゃ何のアルバムか分からない様な感じだけど(苦笑)クラシックなハードロックが好きな人達には是非試して欲しいアルバムだと思う。
今年は早くも復活したと言われるBCCのアルバムが発売予定だけど、歳取っても未だに活動ペースを下げない御大にはまだまだ期待したいと思ってる。


「IN MY BLOOD」


「WRITTEN ALL OVER YOUR FACE」



何か久々に聴きたくなったんで、ポリスのデビューアルバムから5thアルバムの最終作まで毎日1枚ずつ聴いている。
今でこそ、私が今まで聴いてきたアルバムの中でのNo.1はイット・バイツの「ONCE AROUND THE WORLD」なんだけど、このアルバムを聴く前まではポリスの3rdアルバムである「ZENYATTA MONDATTA」だった。それくらいこのバンドが大好きだったのだけど、音楽は勿論の事、ポリスが打ち出したコンセプトが凄くクールでカッコ良かったのも一因だった。
という訳で、もう既に2nd~5thまでレビューしてあるので、今回はデビューアルバムである「OUTLANDOS D'AMOUR」をチョイス。発表は1978年。

このアルバムのリリース当時はパンクムーブメントの最中、髪をブロンドに染めてパンクっぽいアティチュードでシーンに登場したのは良いけど、実際のトコはパンクムーブメントとは全く関係無いジャズ畑やプログレ界隈でプレイしていたメンバーが集まって、パンクよりも演奏が上手いロックとレゲエを融合した偽パンク(笑)で音楽シーンに現れたというのだから、リアルタイムで知ってたらさぞかし面白かっただろうなあ。メタルの恰好したバンドが全然違う音楽プレイしてる様なモノだろうし。

ロックとレゲエの融合という基本コンセプトはこの時点で既に出来上がってたのだろうけど、レコードを売る為の戦略でパンクを利用するというのはパンクのアティチュードに共感出来たから...と後にスティングが語ってたけど、それがいきなり「ROXANNE」をシングルに持ってくる辺りがまたニクイじゃないですか(笑)。私自身はそれほどこの曲は好きじゃないんだけど、曲の内容も売春婦の話だったりするし、話題性で言ったら相当エグいやり方なんじゃないかと。これがアメリカのラジオでバンバン掛かってたというのだから何とも...
で、次のシングルが「CAN'T STAND LOSING YOU」で、曲の内容が失恋でシングルのジャケットが首吊りというやり過ぎの域に達したモノで(苦笑)パンクの攻撃性や反社会的なモノなんて全然関係無いし。当時のパンク好きの人達にとってこのバンドには相当イラつかされたんじゃないかと(笑)。

疾走感のある「NEXT TO YOU」や「PEANUTS」、「TRUTH HITS EVERYBODY」なんかはパンクのそれと近い雰囲気を感じさせるし(どちらかというとモッズ系だけど)「SO LONELY」「HOLE IN MY LIFE」はレゲエの影響大といった感じで、デビューアルバムにしては意外とバラエティに富んだ内容となっている。
このアルバムの前にシングル数枚発表していて、アルバムには収録されてない「FALL OUT」や「DEAD END JOB」なんかはかなり攻撃的で今のスティングからは想像出来ないくらい荒々しい音でカッコ良かったりする。やっぱあの当時のシーンの影響が強かったんだろうなあ。

後に段々とワールドミュージックに傾倒していって、最後に金字塔となった「SYNCHRONICITY」まで行き着いた訳だけど、デビュー当時のインタビューで「俺達は3年後にビートルズの記録を全て塗り替える」と豪語したのは有名な話だけど、3年とはいわずとも「SYNCHRONICITY」という時代の傑作を作り上げた事実を考えると、全てはこのアルバムから始まったのが実に感慨深い。


「NEXT TO YOU」


「SO LONELY」