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最近、AORの事をヨットロックという言葉で呼んでいるみたいだけど、このヨットロックって言葉はいつ頃から出てきたのだろうか?私自身は今年に入ってから初めて聞いた言葉だけど、それ以前から使われてたとか??
正直AORという言葉の方が馴染み深いんでヨットロックという言葉自体ダサいイメージがあるし、そもそも何を指して”ヨット”なんだろうか?AORじゃイメージが付いちゃっているから別称で呼んで新たなジャンルとして扱おうとしているのか...う~ん、どうもしっくり来ないんだよなあ。

そんなAOR系で最近何か無いかな?と探りを入れたら、久々のオーレ・ブールドの新作が発売されたばかりではないか。前作買う前に新作来ちゃった...と思いつつ、前作は後回しにして今作を購入。

この人はタワレコの視聴コーナーで初めて知って以来、1stを2nd購入して結構お気に入りでちょこちょこ聴いてたんだけど、久しぶりにこの新作聴いたら相変わらずブレの無いスタイルで、しかも完成度が増してるのには驚いた。CD帯にも書かれている通り最高傑作と呼んでも良いレベルかも。最近はこういうAORの王道的なアルバムを聴いてなかったからかも知れないけど、それにしてもこの時代にこういう音楽がまだ存在している事に驚かされる。だってどう考えたってターゲットは今の若者より70~80年代に当時スティーリー・ダンとかクリストファー・クロスを好んで聴いてた人達に向けて作られているとしか思えない感じだし。まあ、こういう音楽が大好きだから文句なんか出ないんですけどね。

1stや2ndみたいにファンク色が強い印象はなく、その分ブラスが印象に残る様な音作りになっており、そこに北欧(この人はノルウェー出身)ならではの透明感溢れる洗練された雰囲気が非常に心地良い。以前苦言を呈した2ndアルバムに収録された「FOOTLOOSE」の類似品みたいな楽曲なんか存在しないし、新しくも何処か懐かしい気分にさせてくれるのは正に私好みですわ。捨て曲などは見当たらず、日本盤ボートラの「DRIVING」のライブverがまたライブとは思えないくらいの素晴らしい完成度でお得感増してるし。個人的にはアップテンポのナンバーよりも「TALK TO MY LAWYER」「CAN'T PRETEND」みたいなしっとりと聴かせるナンバーの方が今の季節にピッタリでハマりましたね。

もっと注目を浴びてもいいミュージシャンだと思うけど、知名度はそれほどないのかな?過去に来日公演もあったみたいでかなり盛況だったと聞くので知る人ぞ知る存在なんだろうけど、その枠に収まってるのは非常に勿体ないよなあ。CMにでも使われればブレイクのチャンスもありそうだけど。

そんなお方が、もう片方ではエクストルというバンドでデスメタル演ってる(一度脱退したらしいけど、再結成されてギタリストとして加入したとの事)のも意外な経歴(芸歴?)だけど、さすがにデスメタルの影響は全く感じないのでご安心を(笑)。これからの季節ドライブにピッタリの音なので、暫く車のお供になりそうな予感ですな...こりゃ3rdアルバムも早く手に入れねば!


「ALWAYS LOVE YOU」


「CAN'T PRETEND」



PCを新調したお陰でCD買うのも躊躇してたんだけど、ここに来て欲しいモノが増えてきたので注文と予約で5枚ほど頼んでその中の1枚、プリティ・メイズの通算16作目になる新作「UNDRESS YOUR MADNESS」が一足先に届いたんで早速聴いてみた。

前作「KINGMAKER」から3年、前々作「MOTHERLAND」も3年という事からこのくらいの周期でアルバムリリースしてくれるのは個人的にはちょうど良いと思ってる。アルバムの間隔が短くてもその最新作に馴染む前に「もう新作?」という感じになってしまうのも考えモノなんで「もうそろそろ新作かな?」と思ってリリースされるのが一番理想的かと。ジョン・サイクスみたいに今年リリースするぜ!って言ってからもう何年経ってんだよ...ってのは一番やっちゃイカン事だし。

さて、今回の新作もプロデューサーは相性の良いヤコブ・ハンセンが担当しているので期待は全く裏切らない、ここ数作と同様のクオリティを持ったHRアルバムとなっているのでファンの方達には安心して手を出せる内容となっている。開店休業状態があったにせよ、35年も活動してきて未だに魅力ある作品を作り続けるバンドにはホント凄い事だよなあ~と感心してしまうけど、今の時代ロックバンドの需要が余りない状況で、こういった素晴らしいアルバムが聴けるのは稀な事なんじゃないかと思う。タイプは全然違うけどAC/DCと同じく「自分達にはこれしか出来ない」というアイデンティティすら感じる。

このアルバムのリリース前にボーカルのロニー・アトキンスが肺癌を患っているという情報が入って驚いたけど、そんな事はアルバムを聴く限り全く感じさせない堂々とした歌いっぷりは相変わらず素晴らしい。、前作同様このバンドに求めるモノ全てが詰め込まれたアルバムなので長い付き合いになりそうですな。お気に入りは「SERPENTINE」「UNDRESS YOUR MADNESS」「RUNAWAY WORLD」「SHADOWLANDS」あたりかな。

来年2月まではロニーの治療の為にバンド活動は白紙の状態らしいけど、まずは万全の体調に戻してから無理のない活動をしてほしいかと。前作の来日公演は3rdアルバム完全再現だったのでスルーしてしまったのだけど(「KINGMAKER」が素晴らしかったんで、普通の新作ツアーで良かったのに...)もし今回も来日公演が実現したら是非ライブに足を運びたいと思うくらい、今回のアルバムは素晴らしい出来で大満足でした。


「SERPENTINE」


「WILL YOU STILL KISS ME (IF I SEE YOU IN HEAVEN)」




いやあ、しかし参りました。増税プラスwin7のサポート終了との事で、PCも8年くらい使ってボロボロだったからこれを機に新しいPCに買い替えて、先日設定したのはいいけど何でウィンドウズってこんなに面倒な設定になっちゃったんだ?と首を傾げる事しきり。まずメール設定でつまづいてプロバイダーに連絡して何とか繋がった後に、今度はライセンス認証しろだの催促されるはでいつになったらまともに使えるんだよ?と。会社の人に聞いたらライセンスはちゃんとやっておいた方が良いとの事なんでそのうち入れるけど、余計な事が多すぎてすでにウンザリですわ。

そんな感じで時間ばかり過ぎてなかなか更新出来なかったんですが、今回のお題は今年一番ハマったバンド:打首獄門同好会のバンド結成15周年記念ベスト「獄至十五」をチョイス。タワレコで予約したら、予約特典でメンバー全員による全曲解説動画のパスワードと「あの日あの時あの映像」のパスワードが入ってて、耳に目に楽しめる粋な内容となっている。
元々YOU TUBEにて自身の動画サイト持っててそこでメンバーの素顔が観られるんだけど、こうした楽曲がどんな感じで作られたのかとかMVの時のエピソードとか中々興味深い話が聞けて面白い。

内容は、以前チョイスした最初のベスト盤「10獄」からの5年間の間に作られた楽曲を中心に収められていて、全18曲のうち新曲は3曲収録(うち1曲は慌てて作られたらしいけど/笑)。先に先行で発表された「なつのうた」ではいきなりボサノヴァ調の雰囲気から始まる楽曲で「布団の中から出たくない」のアンサーソングみたいな相変わらずのノリで一安心(笑)。

まあ、私自身がハマる切っ掛けになった「日本の米は世界一」や「猫の惑星」が収録されているだけでも買いなんだけど、他にも後からYOU TUBEで散々聴く羽目となった「島国DNA」「きのこたけのこ戦争」「はたらきたくない」「歯痛くて」などがこれでもか収録されているので、ダブる楽曲があっても購入するつもりでいたし、何よりジャケットがカッコイイじゃないですか。このデザインでTシャツ作ってほしいなあ。

しかし、たった5年でこれだけハマる楽曲を作った大澤会長はマジで凄い!イロモノなバンドと思いきや演奏の実力は相当なモノだし、歌詞の内容とのギャップでリスナーを魅了するサマはマジで最高ですわ。
本人も予約特典の動画で語っていたけど、これから先が正念場じゃないかと。メディアへの知名度も露出も最近増えてきて、ホントにこれからどんな内容のモノを作ってくれるのか今から楽しみなんだけど、まずはその5年間の軌跡(笑)をこのアルバムで堪能したいと思う。実際、仕事前に聴いてテンション上げてるくらいなんでこれからもお世話になる作品は間違いないですね。今回のお薦めは4曲入れておきます(どの曲も好きなんでチョイス出来ない/笑)。これからこのバンドを聴いてみようと思ってる人達にも十分お薦めな作品ですよ。


「島国DNA」


「きのこたけのこ戦争」


「はたらきたくない」


「歯痛くて」




久々に古臭くてヘヴィなHRが聴きたくなったので、そう思って手を伸ばしてしまうのはやっぱブラック・サバス...って事で、今回は通産6作目のオリジナルアルバム「SABOTAGE」をチョイス。発表は1975年。

個人的にはオリジナルサバスの中では結構好きなアルバムだったりする。大体は2nd辺りが代表作扱いになっているけど、インパクト重視の1stやストーナー/ドゥーム系の起源とされる3rdも評価が高いし、従来のヘヴィ路線から新機軸を打ち出した4thや5thなんかも人気作だし。
で、この6thアルバムから少しメンバー間の雲行きが怪しくなってくるのだけど、アルバムを聴く限りそんな事は微塵も感じさせない内容に大満足だったりする。ジャケは死ぬ程ダサいんだけど(苦笑)。

もう冒頭のヘヴィなブギー調の「HOLE IN THE SKY」からオジーの狂気なボーカルが炸裂して、それが最後までキープしてる意味では一番ブッ飛んでるんじゃないだろうか?この頃はオジーのドラッグ癖が相当酷くなったと言われてるという事もあって絶対シラフでレコーディングしてるとは思えない。余談だけど、オジーのバンドにザックが加入した時、ザックがサバスの楽曲でリクエストしたのがこの「HOLE IN THE SKY」だったというけど、当時のオジーでもこのキーの高さはかなりキツかったからカヴァーしなかったんだと思うし。

アコギのインスト「DON'T START (TOO LATE)」を挟んで、ヘヴィで疾走感のある「SYMPTOM OF THE UNIVERSE」(邦題:悪魔のしるし)はスラッシュメタルの基盤を作ったなんて言われているけど、当時こういう音を出してるバンドは他にもいなかったしスラッシュ四天王のメンバー達もこぞってサバスをリスペクトしている事から実に納得出来る話かと。
前作の路線を踏襲した「MEGALOMANIA」(邦題:誇大妄想狂)は前半と後半のパートのノリが全く違うのが面白いし、混声合唱団による「SUPERTZAR」(邦題:帝王序曲)なんかはシンフォニックな作りで実にオカルト的、最後の「THE WRIT」なんかヘヴィでありながらもメルヘンちっくな雰囲気すら漂うノリは意外も意外な構成かと。こういう突飛なアイディアを全てアルバムに収めるというトニー・アイオミのセンスは実に素晴らしい。

以前書いた、この時期のブートのライブ盤では更にラフでヘヴィな音となってカッコ良いし、メンバー全員クスリでボロボロな割りにはよくここまで作れたものだと感心する事しきり。その環境の影響かメンバーの確執が表面化して次作ではアルバムにも表れてしまったのはホントに残念だけど、オリジナルサバスの最後の傑作と言われるに相応しい内容だと思っている。


「HOLE IN THE SKY」


「SYMPTOM OF THE UNIVERSE」




今回のお題は、たまたまディスク・ユニオンの中古サイトにて未開封品が半額で売られていたので思わずポチった(笑)レヴォリューション・セインツの1stアルバムをチョイス。発表は2015年。

リリースされた当時はまだジャーニーのメンバーだったディーン・カストロノヴァ、ナイトレンジャーのジャック・ブレイズ、元ホワイトスネイクのダグ・アルドリッジというちょっとしたスーパーバンドの様相を示したメンツによるデビュー作なんだけど、このアルバムのリリース後にディーンが奥さんだかガールフレンドだかにDVを加えてしまったお陰で逮捕されてしまい、その影響でジャーニーから解雇されてしまった。今ではヨリを戻したらしいけど、このバンドもそうなると自然消滅か?と思いきや、無事2ndアルバムもリリ-スされて未だバンドは継続中だったので一安心。

そもそも、どういう経緯でこの3人が組むという事になったのかというと、レーベルがフロンティアーズ・レコードという事でディーンのボーカリストとしての実力に目を付けて彼を中心としたプロジェクトが数年間進められて、ダグとジャックを会わせる事でメンバーに迎える事が出来たという事らしい。まあ、普通に考えればお互いの存在は知っていてもバンド結成までは余程仲が良くなければ作ろうとは思わないだろうと思うけど、こういうメンバー達を引き合わせる事にフロンティアーズ・レコードはホントに長けていると思う。このアルバムが影響してるのか、ダグがメンバーに入っているデッド・ディシーズにもディーンが後に加入しているので当人同士の相性は良いんだろうなあ。

ディーンのボーカリストとしての資質は、ジャーニーのライブでも実力を発揮してるので不安要素は全くないけど、ことライブに関しては1時間以上もドラム叩きながらボーカル担当するのは正直どうなんだろうか?ライブは観た事ないんで分からないけど、アルバムでは実に素晴らしい出来で問題なし。音楽性はやはりジャーニーの路線を踏襲したアメリカン・ハード・ロックなので、このテの音が好きな方には諸手を挙げて歓迎出来る内容となっている。

ダグのギターも、以前在籍してたホワイトスネイクの路線よりも実に伸び伸びとしたプレイでこっちの音楽性の方が合っているんじゃないかと思うし、ジャックに関しては自身のナイトレンジャーと同路線だからこれまた違和感を感じさせない。ただ、ジャックが参加した楽曲が2曲のみなので(他はフロンティアーズ・レコード関連でお馴染みのアレッサンドロ・デル・ヴェッキオが中心となって曲を書いている)もっとジャックが絡んでいれば良いモノが出来たんじゃないかと思うとその辺がちょっと惜しいかな?

ゲストミュージシャンとしてジャーニーのアーネル・ピネダ、ニール・ショーンが参加してそれぞれ個性のあるプレイを披露しているけど、あくまでもゲスト参加として華を添えている程度で、主役はあくまでもディーンのボーカルというところにこのバンドのポテンシャルが発揮されているのが面白い。単なるプロジェクトとしては余りにも勿体無いと思うので、この先もずっと継続していく事を願っています。


「BACK ON MY TRAIL」


「TURN BACK TIME」